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ダブルウィッシュボーンのブログ一覧

2020年08月10日 イイね!

FIT4(ハイブリッド) 試乗記



私は昨日から一週間の夏季休暇に入りました。この休み中にちょっとした外仕事やDIY、それに家の中の掃除関係をしておきたいと思っているのですが、日曜日こそ晴れたものの台風の影響で週の中頃まで天気が悪い模様・・・。思ったほど捗らないかもしれません。




そういえば、先週木曜日に息子が下宿先から戻ってきたのですが、どうやら山口での就職先も探していて、リモートで行われた一次面接は早々に受かり先週金曜日に二次面接が採用地である山口で行われたそうです。そして土曜日にはその二次面接の合格の知らせがあり、来週のどこかで最後の三次面接が行われるとのことですが、三次面接が本社のある東京だそうで・・・。さすがにこのコロナの状況で東京は勘弁してほしいと思ってしまいますが、ここまで来て辞退もないでしょうから、とにかく感染せずに戻ってきてほしいと願うばかりです。
当然戻ったら二週間の自宅(下宿先)待機だそうで・・・・








息子は現在卒業研究を進めている途中なので盆前に大学に戻らないといけないらしく、今日私が下宿先まで連れていきました。
















さて、先週アコードのラジエーターアッパーの再交換をしてもらった際、代車としてFIT4を借りたので、その試乗記を残しておきたいと思います。








最近のホンダ車についてはそれほど詳しくないのですが、FIT4については「ベーシック」「ホーム」「ネス」「リュクス」「クロスター」の5種類があることくらいは何とか知っております(笑)。

で、今回代車で借りたのはホーム。実はベーシックとの違いが分からず、幼馴染に聞いて知ったという・・・。








第一印象は可もなく不可もなく・・・という感じかな。出た当初も今もそれは変わらずです。








ボンネットの先端形状はフリードっぽい?いかついメッキ仕様にしなかったのは好印象ですが、もう少しだけ表情に華やかさがあると良かった気がします。








最近はこれでもかというほど細目で怒ったような顔つきの車が多いですが、このフィットはかなり緩く穏やかな表情をしていますね。パッと見子犬のようにも見えまます。

ライトユニット自体はとても大きいのですが、その中に各点灯物をギュウギュウに詰め込むことはせず、逆に恐ろしいほど余裕を持たせているところが特徴かもしれませんね。

この緩い表情が好きという人も多いかと思いますが、私としてはこの表情のグレードは残しつつ、レンズカバーの屈曲部分を境に上下二段式とした少しだけ精悍な顔つきのグレードを用意しても良かったのでは?と思いました。









真横は先代の面影を残しつつ、シンプルなプレスラインになってスッキリした印象でしょうか。まさに可もなく不可もなく・・・という印章です。











後ろ側に回り込むと先代よりも高級感があるなぁという印象。先代の縦型ライトはかなり特徴的で私はあまり好きではなかったのですが、このリヤは恐らく万人受けするデザインですね。








というか、リヤコンビランプの表情はかっこいいと思いました。


このリヤをホンダで見た時、私は

「後ろはかっこいいんだけど、前がちょっとねぇ・・・・。前と後ろが吊りあってないよね。」

と工場長である幼馴染に言ったのですが、幼馴染は苦笑いしながら

「フィット見たお客はみんなそう言うんよねぇ。」

と言っていました。


個人的には、このあたりトヨタはちゃんと統一感があって違和感がない車が多いですが、最近のホンダ車ってフロントとリヤで車の印章や方向性に疑問を感じる事が多いんですよね。フィットもこのフロントであればリヤはもう少し柔らかな印象にするか、逆にこのリヤであればフロントはもう少し高級感のある顔つきにするか、という風に前後で統一感を持たせる方がいいと思いました。シャトルなんかもそうですが、あの精悍な顔つきのフロントに対しリヤが全然見合ってないと感じています。








因みにライトの点灯状態はこんな感じ。デイライトの明るさは夕方見ると残念なほど爆光レベルだし正直形状も好みではありませんが、何となく可もなく不可もなくという印象の顔でありながらこのデイライトのおかげですぐにフィットだと分かるのが何とも皮肉な・・・(笑)。








リヤはこんな感じ。点灯させると更にファニーな印象になるフロントとは打って変わり、リヤは点灯させても欧州車のような高級な雰囲気です。








インパネは水平基調でシンプルなデザインですね。上面はかなり奥行きがあって真っ平らなのでやや退屈な印象を持ちましたが、その分前方視界は良好で爽快な印象も持ちました。

ダンシュパネルは部分的にソフトなフローティングパッドがあしらわれていますが、今回の代車はこのパッドがツルンとしたグレー色でインパネ全体が単調に見てえ魅力半減という印章でした。ボディカラーとの関係なのかは分かりませんが、ここのパッドはもう一色ホワイトも選択できるようなので、ならばもう一色を無難なグレーにするのであればこんなツルンとした表皮ではなくざっくりとしたツィード調の生地にするとか、インパネ全体に色や材質感の変化を持たせた方がより魅力が伝わるのにと思ってしまいました。








メーターはシンプルでありながら実に洗練された印象を持ちました。バックライトも上部と下部とではグラデーションでトーンの変化がつけてあり、色キチガイによる華やかさではなく、落ち着いた華やかさというものを感じました。可能であれば左右の燃料計と水温系の部分も液晶にして画面を広げた方がより未来感があってよかった気がしますが、一方で直感的な視認性という面ではこの方がメリハリ感があって見やすいのかもしれませんね。








左右にあるステアリングスイッチは、左がオーディオとメーター表示切り替えで、右側は運転支援系。Nシリーズなどと違って右側をセンシングのみとしたのは大正解だと思いますし、左のメーター表示切り替えのボタンがジョグダイヤル風になったので操作性がかなり向上していると感じました。








そのメーター画面ですが、フィットに乗られている方って通常どの画面にされているのでしょうか。多分この瞬間燃費計なのかなと推測していますが、私はエネルギーフローが気になってその画面にしていたのですが、それだとついつい凝視してしまい前方不注意になって危険かも・・・。








ライトスイッチは新型N-WGN同様オートがデフォルト位置で、停車中にスモールやOFFに回すと強制的にスモールや消灯にはなるけどスイッチ自体はバネ機構でオートに戻るというもの。そして走り出すと即オートによる制御になります(つまりそれなりに暗かったら勝手に前照灯が点く)。オートライト付きの車に乗りながら暗くなっても全然ライトを点けない人は今だに見かけますが、これならそういう事もなくなるので非常に良い機構ですね。








インパネの一等地に鎮座している純正ナビ。最近の流行りなのでしょう、このフィットのナビもタブレット風のものが立て掛けられた設置になっており、個人的にはなぜこの手のデザインが流行りなのかが理解できません。まるでエアコン吹き出し口を覆い隠すかのような見栄えで収まりとしてとてもバランス悪い・・・。フィットはまだインパネの高さよりも低く設置されていますが、インパネよりも遥かに飛び出ている車もあり、その中途半端感が正直私には気持ち悪くてたまりません。ナビ、エアコン吹き出し口、その周りのSW類が整然と並んでいる事がむしろ古いと思われる時代になったのでしょうか・・・。








空調ボタンは操作性の良いダイヤル式。直感的な操作感という意味でこれに勝るものはないと思いますが、毎回書いておりますが最近のホンダのダイヤル式の操作音とノッチ感は本当にチープ・・・。カチカチカチカチと安っぽい音がどうしても苦手なのですが、百歩譲ってもこの音は1500ccクラスまでだと思うし、この音がアコードでもしているのだとしたら、もはやドン引きです。








シフトレバーは使いやすいストレートのレバー式。見た目は未来的じゃないけど直感的な操作感という意味では絶対にこの方が使いやすいですね。そしてパーキングブレーキは電動式ですが、位置が従来のサイドブレーキの位置にあるので私としては何の違和感もなく操作できてGOODな印象でした。

ここの装飾パネルが白かったので、やはりダッシュボードのパッドも白を標準にしてくれれば良かったのに。








運転席と助手席のシート間にはこの様なトレーが設置してありますが、ここはやっぱりひじ掛けがあるべきでしょう。このトレー自体は安っぽさを感じませんが、それでもシートと似た表皮のひじ掛けが合った方が見た目もいいし実際助かりますよね。









シートはこんな感じ。着座感や背中と腰の収まりはとてもいいと思いましたし見た目の安っぽさもありませんでした。きっと本皮などは使用されていないと思いますが、ステッチを効果的に使用しているおかげで安っぽさは感じられませんでした。








マップランプがある部分は何やらマイクやら非常時の電話ボタンなど、いつもの雰囲気とは違ったものでした。これ、ホンダコネクトって言うんでしたっけ?サングラスポケットなど隠された機能でもあるのだろうかと思うほど無駄に大きなスペースが設けてありますが、まぁ何か理由があるのでしょう。









タイヤは185/60R15にスチールホイールの組み合わせ。銘柄はエコピアEP150ですが、最近のホンダ車はエコピアが多い気がします。
















さて、実際に走らせてみての印象です。








まず売りの一つである極細Aピラーからくる視界の良さについてですが、普段から三角窓のあるミニバンやコンパクトカーに乗っていないため、この視界が特別見やすいとは思いませんでした。手前側のピラーはガッツリ太いので交差点などでは頭を傾けて死角部分を確認することになりましたし、やはりキャビンフォワードの副作用を強く感じる事がそこそこあったのも事実です。先代フィットのこの部分の視界はもっと悪いということでしょうか・・。








もう一つ視界という意味で気になったことを・・・。

フロントガラスセンター上部にあるカメラ部分ですが、これが思いのほか下まで伸ばされていて、まるでベロのようにダラ~ンと垂れ下がって前方視界に入り込んできて私はすごく気になりました。まぁ慣れなんでしょうけど、古典的な視界?の車に乗りなれていると、最新の車ってどんどん視界が悪くなっているんだなぁと改めて思いましたね・・・。ドラレコだってこの横につくわけで、何だかなぁという印象です。








では、ここからは印象をある程度箇条書きで。






◆走行フィーリング◆

・充電状態にもよるが、街中での加速は巡航速度までモーターのみで到達することが多く、仮にエンジンが始動したとしてもある程度の速度に到達してからかかるので、ロードノイズのレベルによってはいつエンジン始動したのか分からない。2モーターのメリットを最大限に感じる素晴らしいフィーリングだと思った。



参考までにスタートから70Km弱まで普通に加速した時のエネルギーフロー。全てバッテリーのみで加速し続けてくれました。
※充電状況にもよる



・街中での加速中に発電が始まった場合、エンジン回転数は分からないけど結構高めで、感覚的には暖機運転中並みの高さに感じる。しかも毎回一定の回転数。少し強めの加速をすると回転数は多少上がっていくが、街乗りだと基本いつも同じ様な一定の回転数なので、エンジンが回っているというよりもいかにも「発電機が回ってます」という印象。


・印象が悪く感じるのは、長い信号停車などで充電が足りずエンジン始動したままスタートする場合。エンジン音がよく聞こえ、しかも音質がガラガラで悪過ぎ。これは先代アコードや現行インサイトでも同様の印象で、とにかくホンダの2モーターハイブリッドのエンジンは回転フィールそのものは悪くないけど音が安っぽすぎる。この点、トヨタはプリウスでも悪い印象がないし、それこそクラウンなんて4気筒の音とは思えないほど重圧な感じがする(あくまでも室内から聞こえる音の印象)。


・車のどっしり感、重量感はコンパクトカーの域を超えている。まぁよくよく考えればこの車の重量はほぼ1.2トンもあるのだが、それでもこのどっしり感は素晴らしい。


・かつてのベーシックグレードにありがちな、凸凹道を走ると途端にダンパーがドタバタしはじめるというボロが出ることもなく、終始路面に対するアタリが爽やかでショックのいなし方が素晴らしい。


・車が停止した時のショックアブソーバーの収まりの速度がやや緩やかで、重量感というか高級感を感じる一方で車酔いを起こしそうなレベルの一歩手前という印象もある。特にリヤの収まりが穏やかすぎて街中のストップ&ゴーでは酔いそうだった。もしかして後ろのモーター重量のせい?ガソリンモデルでは違う印象かもしれない。


・停止直前までブレーキのフィーリングは自然だが、初期タッチはやや微妙。


・川沿いなどの割と狭い道を普通に走っていると、対向車とすれ違う時などで「ハンドル操作アシスト中」とか「車線逸脱注意」という警告が割と頻繁に出て、ハンドルにゴクゴクという振動がくる。予期しない場面で余計な制御が介入されるので気持ち悪くて仕方がない。


・駐車場で待っている時にエンジンがかかったため、回転数を上げて空ぶかししてみようとアクセルを踏んだけど、全く反応なしだった(笑)。このエンジンが発電機であるということを再確認させられた・・・・


・アダプティブクルーズコントロールは素晴らしい技術だが、それでもこの機能は前を走る車を捉えて速度制御するため、人間の様に数台先のブレーキランプを見てアクセルコントロールするのと違ってコントロールがかなり雑。自分には逆に運転ストレスを感じさせる装備だと感じた。
特に気になったのは、信号待ちからの発進で前の車に追従する時、それが交差点のカーブの最中でもグググっと勝手に急加速するので怖い。ハンドルを切っている時などは加速をゆっくり制御してくれないと危険だと思った。





◆その他◆

・オートハイビームは邪魔。自分なら車輌設定でカットする。


・E-CONは通常の車のように始動するたびにONがデフォルトというわけではない。


・このフィットのオートエアコンは、オートを押すと内気循環モードがデフォルト。外気導入はボタンを意図的に押さないと切り替わらない。エネルギーの節約、効率という意味では良いが、換気という意味では微妙に思えた。特に長時間だと眠気とか誘発されないかとか・・。






ざっとこんな感じでしょうか。個人的な好みや細かい事を抜きにして、このフィットは素晴らしい車だと思いました。自分はハイブリッドだから嫌いというわけではなく、むしろ電気自動車の走行フィーリングに近づけているi-MMD(e-HEV)は以前から好印象を持っていました。私がハイブリッドを買うなら、いや買えるなら間違いなく1モーターではなく2モーター式ですね。ガソリンエンジン車の魅力とはまた違う新しい魅力を持った車だと思います。その魅力を高額なアコードクラスではなくフィットで味わう事ができるようになったのですから本当に素晴らしいことですね。




ただ、フィットクラスといいながら結構高いけどね・・・(~-~;)








フィットとアコードをそれぞれ前輪を同じ位置にして車庫に止めた時の長さの違い。

長さはダントツにアコードが長いけど室内長はフィットの方が明らかに余裕がある・・・。まぁアコードは荷室に寸法を使い過ぎてますけど、その恩恵も大きいわけで・・・。

それにしてもフィットは長さが凄く短いくせに存在感はアコードよりも大きい気がしました。というか大きく感じた・・・(汗)。背丈があるせいでしょうね。













さて、山口の天気予報は水曜日まで雨マーク・・・。その後が天気予報によってかなり違うので何とも言えませんが






とにかく壁や土間のコケ取りのためにコレ買ったんだから、頼むから早めに晴れてくれ!!!!
Posted at 2020/08/10 21:44:30 | コメント(5) | トラックバック(0) | 新車情報・試乗記 | 日記
2020年02月11日 イイね!

6度目のN-ONE


前々回のブログで少しだけ触れましたが、先日アコードのラジエーター故障により二泊三日の入院となり、土曜日の夜無事交換されて戻ってきました。その際の代車はこれ。前々回のブログで載せたこの画像ですぐに分かった方が多いでしょうね。

答えはN-ONEですが、私は借りた時に実は意外に思えました。というのは、N-ONEは登場して7年も経っていて久しく借りておらず、もう代車として用意されることはないだろうと思っていたからです。








そのまさかのN-ONE。しかもRS。降ろしたての車のようで新車の匂いがプンプンしました。

今回三日間、それも休日を入れての三日間だったのでそこそこ運転する時間がとれ色々と思う事もあったので、過去に試乗記を書いてはおりますが今回再び記しておこうかと思います。









実はN-ONEを借りて乗るのは今回で6度目という何かと縁のある車なのですが、一番最初に乗ったのが2012年の12月のこの試乗車。グレード等は詳しく知らないのですが、ノーマル仕様のNAエンジン車でした。その時の試乗記を振り返ると、エンジンのことをかなりボロクソに書いておりました・・・









内装は当初こんな感じだったんですね~。ナビではなくオーディオを選ぶと今でもこういうのになるのでしょうか、湾曲したインパネに嵌めこんである専用オーディオ・・・。凄いですね。エアコンパネルの下に操作スイッチがあるようです。








メーターは至ってシンプル。白文字基調で見やすいと思いました。燃費走行を知らせるコーチング機能は速度計の周囲が緑色に変色するタイプだったと記憶しています。








翌月である2013年1月にはノーマル仕様のターボに試乗。ターボ車はプレミアムで乗ってみたかったけど、なぜかターボもノーマル仕様で用意されていたという理解し難い選択。普通2台試乗車を用意するならノーマルとプレミアムのそれぞれを置くでしょ・・・と思ったのでした。

こちらもエンジンのホンダとは思えないフィーリングの悪さにがっかりしすぎて、またもや試乗記でボロクソに書いてしまいました・・・。








内装はナビ付きだからか、最初に乗ったNAの試乗車とは形状が違っていました。こちらの方がデザインとしては整ってるかな・・・








メーターは、デザイン、色調ともにNAモデルと同じでした。










2013年12月と2014年3月には車検や点検でプレミアムのNAモデルが代車となりました。プレミアムはメッキの使い方が上品で顔つきに高級感がありますね。濃色のプレミアムは私は結構好きですが、うちの奥様は丸目の顔がかなり苦手らしくN-ONE自体苦手なようですが・・・








プレミアムのメーターは色調が紫でとてもクールな印象。コーチング機能は速度計指針の中心部が変色したと思います。








2016年4月、アコードの車検で5度目のN-ONE。グレード構成がよく分かりませんが、プレミアムの顔ではないのは確かな様ですね。でも赤黒ツートンのローダウンでかなりスポーティな印象・・・。エンジンはNAでしたけど。








メーターはノーマル仕様だからか、色調は白。アイスト&エコ走行時は速度計周囲がグリーンになってますね。


こちらも試乗記を箇条書きではありますが残しているので、興味のある方はこちらを覗いてみてくださいね。








そして約4年弱ぶりで6度目となる久しぶりのN-ONEは、50歳オーバーのオッチャンにはちと厳しいと思ったオレンジ色のRSです(笑)。Nシリーズについては若干無知だったのでよく良く知らなかったのですが、RSってターボのみなんですね。








知らないうちにN-ONEも随分と質感が高くなってたんですね。リヤコンビランプも初期の物と比べて高級感があります。








どうやら背丈はローダウン仕様と同じようで、うちのダンクよりも少しだけ低いですが、並べてみるとパッと見同じ程度に感じました。まぁもともと低くめに見えるノーマルN-ONEとうちのダンクを比べてもダンクの方が低いって、それも意外ですけどね・・・








ターボということでアルミは15インチ。色が真っ黒ということで昭和仕込みなオッチャンにはこれが洒落てるのかどうか全く分からないという悲しいセンス・・・・。奥様は「ホイールはかっこいいけど色が嫌じゃね」と言っていましたが、私はこの色だとデザインさえどうなのかがよく分かりませんでした(悲)。








シートは皮?とダブルラッセルのコンビシート。色が白いので年月が経つと汚れは目立つかもしれませんね。センターアームレストのサイズは大きめで運転中は快適でした。








センタータンクレイアウトということで前席の座席下は結構盛り上がってますね。私は時々靴を脱いで運転する事があるので、靴を置く場合は邪魔かな・・・。フロマットの掃除もフックやボタンだと外す物が多くてちょっと面倒そうです。








身長171センチの私のドラポジで後席の足元はこんな感じ。充分過ぎるほど広いですね。








荷室は広いようで狭い。使い勝手も今一つというレベルかな。








借りていた最終日がたまたま休日だったので灯油のポリタンク4缶を積んで走らせたのですが、荷室には収まりませんでした。これは幅方向だけではく、奥行きもダメでした。








N-ONEは意外とテールゲートの傾斜がある事に加え、後席シートが前側にリクライニングしないので灯油ポリタンクが収まらないのでしょう(受け皿を除けば入るかも?)。ダンクはテールゲートが垂直である上に後席シートが何段階かリクライニングするのでこの点においては助かってます。








その代わり、N-ONEはチップアップするので後席足元に4缶積めましたけど・・・。







さて、今回借りたN-ONEのRS。

私が最も気に入った点が内装です。特に色使い。


なので、内装についてはちょっとそれらしくデジイチで撮った画像を載せて印象を添えてみようと思います。









RSの内装色は黒を基調にアクセントとして赤が効果的に使われています。やたらレーシーということもなく、非常にセンスの良い色使いだと思いました。車のコンセプトがコンセプトだけに小物入れは少な目ですが、それ故に道具感は少な目で上品な印象です。

そういえば初めて乗ったジェイドRSには、確か赤ステッチが使われながらも艶消しの明るい木目の装飾パネルもふんだんに使われていて愕然とした記憶がありますが、都会的でちょっとスポーティなイメージのジェイドこそこういう色使いなら良かったのに・・・。デジタルメーターも生きていたと思うんですけどね。








ナビ周辺の装飾パネルは黒の光沢で、メーターフードは深い赤色で縁取り。その奥には自発光のシンプルなアナログメーターがあります。










本来私はメーター周りに樹脂のゴチャゴチャした凹凸仕切りがあるのは好きではないのですが、このRSに関しては非常に良い印象を持ちました。








キーを捻って目の前に表示される情報は、見やすく、そして分かりやすくあってほしいものですが、乗り慣れていない試乗車等のメーターでこれほどスーっと一体感を覚えたのは、もしかしたらこの車が初めてかもしれません。








深い赤色の装飾照明と純白の文字。その上を走る真っ赤な細い指針がとても見やすく表示内容も必要最低限に抑えられています。ややもすると単調になりがちなこのメーターの横に青い液晶表示がある事で、意外と計器盤全体が艶やかに感じる、そんな印象を持ちました。赤でありながら不思議とクールな印象なんですよね・・・。








因みに新型N-WGNカスタムのメーターがこれ。我が家はいずれこれを買う事になると思うのであまり比較に出したくはないのですが、先日代車として新型N-WGNカスタムターボに乗り、更に今回N-ONE(RS)にも乗ってみて、正直悔しいけどデザイン、色調ともにN-WGNが負けてると思いました。


現行シビックもそうでしたけど、ただでさえ狭い計器スペースなのにこのように樹脂で仕切ってしまえば当然レイアウト的に物凄く窮屈に感じる・・・。確かに立体感というものは出ますが、それだったらメーター内で段差を付けてメッキ装飾物でクロノグラフ風にするとか、もうちょっと別の手法を取った方がプラスチッキー感が減って良かったような気がします。


更に、最近はセンシングが標準になってきているのでその表示物が右1/3を完全に陣取ってしまう始末・・・。おかげで追いやられた燃料計は速度計の間隣に置かれ何ともゴチャゴチャして見にくい印象に。

今回のN-ONEの様に、乗りこんだ瞬間、メーターを見た瞬間の心地良さみたいなものは正直N-WGNには皆無に近いと私は感しました。


完全に個人的な印象ですけど・・・









話しをN-ONEに戻して、RSの空調操作パネル。装飾パネルがシルバーではなく光沢ブラックなのでシックで上品に感じましたが、もともとホンダ車の空調操作ボタンはシンプルに整然と並べられていて昔から好みでした。タッチ感もしっとりした節度感があって安っぽさがないんですよね。








すみません、また新型N-WGNとの比較です・・・。

最近のホンダ車の空調操作パネルはこの手のデザインが増えてきましたね。確か新型インサイトもこんな感じだったかな・・・。

個人的にはボタンの質感、押した時の操作感、レイアウト感においては、一歩も二歩も後退したかなという印象です・・。
好みの問題ですけど・・・。








さて、走らせてみての印象はある程度箇条書きで。




◆初期型で感じたフロアを揺するほどのアイドリング振動は皆無。空調が回っていればエンジンがかかっているか分からないほど静かだった。

◆初期型のターボ仕様と比べたら随分と静かだったが、それでも加速時の透過音は大き目でS07A独特のゴロゴロした嫌な音質も変わらず。このあたりは新型N-WGNの方が随分と改善されていて静か(N-WGNもゴロゴロ音である事には変わりないが)。

◆ターボ故にゼロ発進時のアクセルレスポンスが悪い。そのくせターボがきくとグワッと急激に加速するので慣れるまで下手くそな運転だと思われるかも(特にE-CONカットだと顕著)。E-CONをONにすると滑らかな発進をするのでさほど問題はないが、当然アイドリングストップするのでそれはそれで嫌。E-CONカットで慣れるしかないか。



◆まだ350Kmしか走っていない車という事もあってダンパーの動きが渋すぎるが、それを差し引いても足が硬すぎて揺すられ感が強い。ダンパーフリクションの微振動も大き目。この点新型N-WGNカスタムターボの方が硬さの中に丸さがあってまだ乗り心地は良い。因みに今回N-ONEに灯油4缶(約60Kg相当)を後席足元に積んで走ったが乗り心地が劇的に良くなった(笑)。

◆ハンドルが遠い。総じてNシリーズを借りるとハンドルが遠く感じるが、新型N-WGNの場合テレスコピックが標準となっているので、先日借りた時これが非常に有難かった。

◆ステアリングから感じるドッシリ感は相変わらず素晴らしい。ボディの剛性感も新型N-WGNと比較して優劣をさほど感じない。ただし、ステアリングから伝わってくる微振動がN-ONEは大き目。

◆オートライト任せでは、朝方まだ多くの車がヘッドライトやフォグで走っている薄暗さなのに消灯してしまった。手動でフォグを点灯させたほど。

◆HIDでありながらN-WGNのLEDよりも明るく感じた。色が少し茶系である事とプロジェクターだからか、幅・距離共にLEDよりも明るい印象。ハイビームでは更に明るく感じる。






以上、登場から7年以上経ったこの時点での試乗記を書くというのも今更感があってどうかなとも思いましたが、軽自動車とは思えないしっかりした作りだなという印章は登場当時から変わらぬものでした。加えて、今回RSならではの魅力、特に内装やメーター周りの色使いにはちょっとばかり感動したので、ブログとして残しておきたいと思ったのでした。







実はWEBカタログで久しぶりに現在のN-ONEがどうなってるのかを見てみたのですが、室内の樹脂感は減っているしシートやドアトリムの柄など質感がかなり上がっていてびっくりしました。7年前の車とは思えないほど上質で居心地の良さそうな室内空間は最新のN-WGNでも負けている部分があると感じますし、このあたりはさすが箱型実用車とは若干異なるコンセプトで登場したN-ONEだなとも思いました。

スイッチや表示物をゴチャゴチャ詰め込み、便利な物置き場所も至る所に用意し始めると、せっかくの居心地の良い空間が道具感丸出しで台無しになる可能性があります。そう思うとセンシングが標準になるであろう次期N-ONEがどんなメーターデザインになるのか、そして利便性と空間の心地よさをどのようにバランスさせて登場してくるのか、とても気になるところですよね。








戻ってきたアコード君。N-ONEと比較するのもどうかとは思いますが、乗り換えてみるとやはり長いホイールベースと広いトレッド、それに1.5tもある重量のおかげでどっしり感、フラット感が全く違うと言う感じ。踏んで即座に反応するスロットルレスポンスも、さすが高圧縮NAならではのものでしょう。27万Kmも走っているエンジンでありながら物凄く遠くに積んであるようなエンジン音に聞こえ、どんなに素晴らしい最新の軽自動車であってもこんなご老体の普通車を超える事が出来ない大きな壁がやっぱりあるものなんだなぁと、当たり前の様で当たり前じゃない事を改めて感じたのでした。




まだまだ頑張ってくれよ、相棒君!!
Posted at 2020/02/11 22:59:34 | コメント(5) | トラックバック(0) | 新車情報・試乗記 | 日記
2019年01月21日 イイね!

オイル交換ついでに新型インサイト試乗



今日の山口は朝方は雨でしたが徐々に晴れてきました。午前中アコードで休日のルーティーンワークをこなしたので少し下回りが汚れましたが洗車はしませんでした。








今日は灯油とガソリンを注ぎましたが、有難いことに先週よりも更に価格が下がっていました。カード値引きでハイオクが143円/L。160円/L間近だった頃からすれば随分と下がりましたが、どんどん下がってほしいものです。









さて、随分前からネタにしてきた草ヒロシリーズ。我が家から割りと近いところにある爺ちゃん婆ちゃん夫婦の家の車で、車庫の奥の方に謎の放置車が置いてることを何度か書いてきました。

ここから分かる事は、バンパーにナンバープレートがあること。そしてシングルタイプのマフラーが左側にあること。あとは何となく背が低そうな4ドアかなぁという事くらいでした。









そして昨年末、この家の荒れ果てた庭の垣根が刈ってある事に気づき、そこから謎の車のフロント部分が僅かに見えた事を先週のブログで書きました。

写真ではよく写っていませんが、バンパーサイド部分にはフロントから回り込んだコーナーリングランプの様なウィンカーの様なものが見えまして、





初めて見たその瞬間私は








この6代目カリーナか、2代目プレセアのどちらかだと思いました。

早速家でこの2台のリヤをネットで確認してみたのですが








どちらもマフラーが右から出ていて、あれれ??と思い、再度ネットでこの2台の横顔に似たセダンを調べまくったところ・・・








4代目ミラージュが凄く似ていることが分かりました。





そこでリアをよ~~く確認したところ










ナンバーがバンパーに収まり、シングルマフラー左出しを確認。そして決定的だったのがナンバープレート周囲の特徴的なバンパープレスライン形状、つまり楕円形状をしたラインがあることで確信が持てました。

あまりに車高が低く見えたのでカリーナEDとかプレセアあたりかと思っていましたが、いやぁ、まさかのミラージュセダン・・・・。



因みに、前回のブログのあの画像で車種を当てられたのは、初めてコメを頂いたtteeさん。コメントありがとうございました。










さて、先週金曜日は会社の帰りにアコードのオイル交換をしてもらうために幼馴染のいるホンダカーズに寄ってきました。オイルはいつものMILD指定で。








そして、交換の待ち時間で新型インサイトの試乗が出来そうだったので乗ってきました。








試乗車のボディカラーが黒だったので、夜の撮影では全然表情とか分かりませんね・・・・。
暗すぎて手振れが随分とあって写真はほとんど使えず・・・







ってことで、明るいボディカラーの画像をネットで拝借。


第一印象は、「インサイト」というこれまで感じてきたやや大衆っぽい車名が全くついていっていないと思えるほど高級な印象を受けました。もはやここまで大きくなったのであれば別の名前で登場した方がよかったかも。しかし、斜め前から見るとラウンドしたルーフのせいでしょうか、特に後ろ半分からが意外と短く見える・・・。シビックのセダンよりも短いのかと思いましたが、どうやらシビックの方が僅かに短い模様・・・。








個人的な印象ですが、最近のホンダ車の中では結構好きな顔です。もともとこの手の鋭い目つきのライト形状は好きですが、やや眠そうでクッキリ二重っぽい目元に見えるシビックと比べると、シビックよりもグリルが大きくて本来好きになりそうにない顔ですが、インサイトの方が精悍な顔つきに感じ、シャトルのようなワルな雰囲気も感じで好みです。

最近の車はグリルが大きくて幅広であるため、その上端からフロントガラスまで走るボンネットのプレスラインも両脇に追いやられ、結果的に平面的でノペっとした顔つきに感じる事が多いのですが、インサイトは珍しく中間部分にもう一段プレスラインを走らせているので、これが顔つきをより精悍に見せているのかなと感じました。








リヤも真っ暗画像でほとんど使えない代物・・・。すみません。








こちらも明るいボディーカラーのネット画像を拝借しまして・・・


残念ながら、リヤエンドまでなだらかに傾斜するリフトバック風のデザインはシビックセダン同様に好きになれず。これが今風で流行であることは充分承知していますが、好きか嫌いかでいえば大がつくほど嫌い。こればかりは好みなのでどうしようもないのですが、それでもシビックセダンほど攻めまくったテールエンドじゃないのが救いと言えるかも。








テールライトのデザインは欧州車の様で結構カッコイイと思いました。そしてこのスポイラーが意外とリヤのデザインを引き締めてくれていたようにも思えました。








ただね、やっぱりセダンというノッチバック車であるからには短くてもいいからトランクを持っている事がわかるデザインであってほしかった・・・。そもそも6ライトキャビンはリヤに重さを感じるデザインになりがちだと思っていますが、だからこそ例えば最後端のサイドウィンドウはインサイトやシビックのようにダラダラ~っと最後まで延ばすんじゃなくて一旦逆向きにしてグラスエリアの流れを殺すとか、クォーターピラーもテールエンドまでなだらかに延ばすんじゃなくて短い水平基調のトランクを持たせて一旦ラインを切るとかすればよかったのにと思いました。








新型インサイトのサイドビューは一見アテンザに似ている気もしましたが、クォーターピラーの処理が断然アテンザの方がスポーティに見えるし、今風の丸っこいスポーティなセダンでありながら4ドアならではの端正な一面も感じるのは、やっぱりサイドガラスの最後端の処理が上手いからだと感じます。そして短いながらも水平のトランクデッキを持たせ、その上にキャビンが乗っているように見せていることも関係していると思います。








アコードハイブリッドは6ライトではありませんが、重そうに見えるリヤクォーター部を短くも水平ラインを持たせたトランクとサイドガラス後端の逆カットデザインによってギリギリ4ドアらしいノッチバックデザインを残しています。ただ、次期アコードもインサイトやシビックのようなリフトバック風のデザインになるのは必至・・・。クラウンもあのデザインがウケてとても売れているようですが、4ドアのみならず2ドアでも端正なノッチバックデザインが好みな自分としては、この流れは本当に残念でなりません。








さて、それほど長い時間ではありませんが走らせてみての感想。

走りの質感は、シビックセダンとは比べ物にならないほど上質で、アコードハイブリッドと同等か、もしかしたら僅かですが超えているかもと思ったほどです。それは特に静かさ、滑らかさ、しっとり感という意味で。昔のホンダ車は小さな車ほど足のしっかり感を感じ、逆に大きな車(重い車)はダンパーが少しドタドタする印象を持ってましたが、もはやそれは遠い昔の話で、大きく重たい車でもドッシリ、カッチリした足であることを感じます。もちろん街乗りレベルでの事しか分かりませんけど。








シフト操作はアコードハイブリッド後期型の試乗の時にも自分の頭の回転の遅さを痛感させられたボタン式。

そして、その横には「ECON」「SPORT」「EV」の3つのボタンがありました。確かアコードには「SPORT」と「EV」なんてなかった気が・・・。









メーターのデザインはアコードよりもこっちの方が好みかな。アコードは中央にデン!と速度計だけが配置されて両脇に他の色々な表示がされていますが、これはホンダのハイブリッド車に共通していることで、個人的にはどうも好きになれません。しかし、インサイトのメーターはタコメーターはないものの見慣れたレイアウトで違和感を感じませんでした。


因みに、通常スタート時点ではECONはONがデフォルトだと思うのですが、あえてONにすればこんな絵が表示され、中央部にあるDレンジ表示の上にクローバーマークが表示されます。

この状態での加速はかなり緩慢で、正直こんにゃくでも踏んでいるかの様な反応・・・。燃費を最大限よくする制御故の反応なのでしょうけどかったるいです。反面、発電のために回り始めるエンジン音はかなり静かで意識することは少ないです。








ECONボタンを押すことでONとOFFが切り替えられ、これはOFFの状態。Dレンジ表示の上のクローバーマークも消えています。

もちろんOFFにした状態の方が加速がよくなり、アクセルレスポンスも自然になるのは他のホンダ車同様です。







これは「SPORT」ボタンを押した状態。メーター内の上部両端のイルミが赤くなり、Dレンジ表示の上には赤い「SPORT」の文字が表示されます。

加速は格段によくなり、加速感は私のアコードと同等か、むしろ変速にもたつくこともなく即座に加速できるモーターのおかげでインサイトの方が素早くダッシュできる場面が多いという印象を持ちました。その代り、エンジン回転数も跳ね上がるためそれなりのエンジン音が入り込んできます。その音質もアコードと似ていて、やや安っぽい音質かな。








最後は「EV」ボタンを押した強制EVモード。つまりモーターのみの走行。こちらは残念なことに暖房使用時は使えないようで、仕方がないので暖房をOFFにして試してみました。


結果、これこそi-MMDの醍醐味と言った感じで、無音でグイッと加速していくそのフィーリングは爽快の一言です。

ただし、相当充電されていないとあっという間に充電切れを起こし、早々にEVモードがカットされエンジンがかかります。







アコードハイブリッドとの比較をするのは少しナンセンスかもしれませんが、少しだけそのあたりを含めた印象も記しておきます。







インサイトのエンジンは1500ccで、その出力&トルクは80kW(109PS)、134N・m(13.7kgf・m)。基本発電用のエンジンなので街乗りでは馬力とトルクの数値を意識することはないと思いますが、i-MMDは高速クルージング状態でエンジンのみで走るので、高速走行時などではこの数値を意識する事になりそうです。

むしろエンジンよりも重要な性能となる走行用のモーターの出力は、96kW(131PS)、267N・m(27.2kgf・m)。試乗した印象では、必要にして充分だし、アクセルを踏めば即座に加速態勢に移せるためパワー不足というものは感じません。







対するアコードハイブリッド(後期型)はというと、排気量2000ccで馬力は107kW(145PS)、トルクが175N・m(17.8kgf・m)。 インサイトよりも約35馬力、4Kgf・m大きい数値です。

そして走行用モーターは、135kW(184PS)と315N・m(32.1kgf・m)という数値。インサイトよりも50馬力以上、4.9Kgf・m大きな数値となっています。




この走行用モーターの出力差は結構大きく、実際アコードの加速の方がかなり速いと感じましたが、インサイトはパワーモードなるものがあり、これを使えばかなりアコードの加速感に近付きます。

ただ、それ以上に大きな差を感じたのがバッテリーの容量差です。アコードはモーターのみで加速する時間が長く、それは加速中でも同様ですが、インサイトは加速を始めると意外とすぐにエンジンがかかってしまう印象。もちろん走行中に何度かEV表示が出ていたのでモーターのみで走行している事は確認できますが、インサイトのエンジンはあまりにも静かで滑らかなため、正直走行中はi-MMDの有難味を感じにくいかなと思いました。
要は、ゼロ発進からの加速中にこそ長い時間モーターのみで加速してほしいのですが、そこがアコードほど粘らない・・・、そんな印象でした。



とはいえ、アコードに勝るとも劣らないNVHの低さは素晴らしく、未だにレシプロエンジン好きな私ですが、ハイブリッドに乗ることになればi-DCDではなくi-MMDだなと確信しました。というか、ホンダは早々にi-DCDを捨てるともいわれていて、次期フィットもこの1500ccのi-MMDになるらしいです。バッテリー容量さえもっと上がれば、インサイトの131PSのモーターでもそれはそれは素晴しいダッシュをするので(もちろんエンジンとは桁違いのダッシュ力がある)、今後が楽しみです。








そして毎度のことですが、新車の良い匂いを嗅いでどっしりと座ったハンドルを握ったあとでありながらも自分の車を運転すると何とも言えない安心感があるという・・・。最新の車と比べたら新しさや面白さなど皆無に近いインパネですが、真面目で機能的なデザインは今でも飽きず、古臭いと思ったこともありません。

何よりも25万Kmを超えているとは思えないほどエンジンは唸る事もなく綺麗に回ってくれ、本当にタフなエンジンだと今さらながら感動しております。
ダンパーもまだ新しいので足はカッチリしています







まだまだ頑張ってもらわねばならないのですが、少しでも昔の様に静かで滑らかな走りをしてくれればと思い、オイル交換時に大物パーツの部品番号と金額を確認。


さすがに新品は買えないので中古の良品を探してもらっているところです。
Posted at 2019/01/21 00:37:52 | コメント(10) | トラックバック(0) | 新車情報・試乗記 | 日記
2018年06月17日 イイね!

久しぶりのMT運転は (^ー^)v



いやぁ、相変わらずガソリンが高いですね~。給油中にどんどん跳ね上がる金額を見ていると、思わず給油ガンのトリガーから手を放したくなります(笑)。





それにしても、梅雨入りして半月以上経つというのに梅雨らしい雨がほとんど降りませんね。相変わらず晴れの日が多く、雨予報だった日も晴れに変わったりで何だか梅雨という感じがしません。まぁ、降ったら降ったで憂鬱だし、「これまでに経験したことのないような大雨」という表現の雨が近年各地で増えているので降らない方が助かるのですが、水不足は困るのでそこそこの雨が降ってくれれば助かるんですけどね。

因みに我が家に関係しそうないくつかのダムの貯水率を確認したところ今のところ100%でした。









そんなジメジメしたこの季節になると、茨城県にあるうちの出資会社に出向で行っている先輩から新鮮なトウモロコシが届きます。そして最近はその出資会社の別の方からもジャガイモを頂けたり。いつも無理難題を聞いてもらっているからとのことで若干賄賂的なものにも感じますが、本当に有難い話です。








ジャガイモの方は早速今日の昼食前にこんな姿になって食卓に並びました。カ○ビーさんやコイ○ヤさんのポテチにも負けないパリパリの塩味で、あっという間にみんなで食べてしまいました。









午後からは、これまでずっとしなければと思いながら放置していた二階の換気扇の掃除を。









レンジクリーナーを吹きかけて軽くこすり、水で洗い流して綺麗すっきり。吸い込み抵抗が少なくなったおかげでモーター音がすごく静かになりました。









話しは前後ますが、昨日は山口市のお隣にある宇部市で娘のテニスの試合があるとのことで、場所とか時間の関係で私が仕事を遅らせて連れていきました。

中学時代から同じテニス部だったお友達も一緒に乗せて走らせていたのですが、なんと途中でZ10ソアラ2.0GT(TWINCAM 24)と並走。
約1分間程度ですが・・・




大好きな'80カーという事でいつもであれば即盗撮しちゃう私ですが、さすがに娘の友達が一緒に乗っていたのでそんな事したらドン引き間違いなし・・・。

ドアノブの横には全く劣化していない純正の「TWINCAM24」のステッカーが貼ってあり、見れば見るほど撮りたくてたまらなくなったのですが、今回は我慢して24バルブサウンドだけを堪能しました。
ドライバーは若い方でした。










そして、この日は残業なしで仕事を終え、17時過ぎにあるものを受け取るため

みん友さんであるトト○さん

と会社の駐車場で待ち合わせをしていました。








それは、その前日の金曜日の昼やすみ中に届いたLINEがきっかけでした。








以前、私が行なった洗濯機の分解掃除で洗濯槽を固定している対辺38mmのナットを緩める工具を持っておらず洗濯槽の取り外しを諦めて掃除をしたところ、レーザー加工でSUS304製の手作り六角メガネレンチを作ってくれ、わざわざ会社まで持ってきてくれることになったのです。






因みにトト○さんはうちの会社の元社員さんで、当時の駐車場所が私の隣。そして私と同じ昔からのホンダ党でサーキットもバリバリ走っていた大の走り好き。以前はEF8のCR-X(SiR)やDC2インテR(96スペック)にも乗られてまして、現在の自分専用車はというと・・・

























ここまでくると、さすがに分かりましたかね・・・









エンジンはリヤにぎゅうぎゅう詰めで搭載されてます。












そう

















S660!









以前自分が止めていた場所に駐車して、ここに止めたの何年ぶりだろうかと懐かしんでおられましたが、私としても懐かしい(笑)。









なんと、曲がりくねって排気抵抗が大きそうな純正マフラーを外し、自作の直管マフラーを装着。更に少しでも抵抗を抑えようと、排気の出口位置は純正のセンター下部からではなくナンバー真横に穴をあけてほぼストレートに排出・・・。



妥協を許さない拘りです!








実を言うと、S660はこれまでそれほどじっくりと見たことがなく、今回初めてよ~く見させてもらったのですが、個人的にはフロントよりもリヤが凄くかっこいいと思いました。特にリヤコンビライトは表情がかっこよく、どことなくトヨタのハリアーにも似てるかなと思いました。

例えがイマイチかもしれませんが、何となく人間がサングラスをかけた表情というか、最近のホンダ車のリヤに見受けられるイマイチな表情ではなく、しっかりとした精悍な目つきを持っていると思いました。








ジェイドやヴェゼル、あとはシャトルなんかもフロントは結構精悍な顔つきなのにリヤコンビの表情がね・・・。こういう連続感のあるものにすると前後の雰囲気に統一感が出てかっこいいのに・・・と個人的には思いました。






そして、シートに座っていたらトト○さんからこんなお言葉を頂けました。







「運転してみます??」









自分 「したい!!!!」











助手席に乗ってもらおうかと思いましたが、チャイルドシートが載せてありましたし、やはりいくらターボとはいえ軽自動車で大人二人乗車だとこの車の魅力を引き出せないでしょうから、短い時間でしたが一人で楽しませてもらうことになりました。



乗った瞬間、着座位置の余りの低さに驚き・・・。
これまで乗らせてもらった数々の車の中で着座位置は一番低かったです。どうやら純正よりも更に低くしてるらしく・・・。





スタートはいたって滑らか。もっと神経質なクラッチミートを要求されるかと思いましたが、エンジンストールする事もなくスルスルと簡単に発進。加速感もCVTとは雲泥の差で、ダイレクトでスカーンと加速していきます。そして何よりも6速MTのシフトフィールがいいですね。ストロークが短くカチッとしてフィーリングなので、手首のスナップだけポンポン変速でき、走らせていてとにかく楽しくてガンガン回させてもらいました。


私はMTであれば何でもOKというタイプじゃなく、やっぱりそれなりのシフトフィールが欲しいし手足を投げ出す運転スタイルの方が好み。シフトノブだって手首で操作できる適切な位置にあってほしい。それらの相関関係が大きく崩れたMT車なら、いっそAT車の方がまだいいと思ってしまうタイプ・・・我がままですね。この点、S660は全てが気持ちよく感じました。やはりMT車は背の低い車の方が魅力を引き出しやすいですね。

一点だけ気になったのはやっぱりS07Aらしいワサワサした音質だったこと。ただ、トト○号は直管マフラーなので限りなくこの音がかき消されてましたけどね(笑)。



因みにこのS660、約80ps程度まで上がっているそうで、私はドノーマルを運転したことがないのでその差がどれほどのものかは当然分かりませんでしたが、結構速いし吹けも軽いと思いました。

ただ、負け惜しみじゃありませんが、うちのダンク君も吹け上がっていく時のエンジンの滑らかさでは負けてないですよ(笑)。
トクル感は段違いですが・・・









思えば後輪駆動車の試乗は12年前に運転させてもらった後輩君のS2000以来でしたが、さすがに横Gに対する慣れも当時ほどはなく、道も以前のような見通しのよい道じゃなかったのでほぼ直線でしか楽しめませんでしたが、きっと峠道では素晴らしいコーナーリングをする車なんでしょうね。
ちょっとグリップの落ちるタイヤを履かせて限界点を感じながら楽しむというのもアリかな(笑)


トト○さんとは入社した年が随分と離れているので、同じ走り好きでありながらMINEサーキットを一緒に走ることはできませんでしたが、今や社内で車好きはいても走りについて一緒に談笑できる後輩君はおらず、それだけに今回久しぶりにMT車を運転させてもらい楽しく話すことができました。






S660の運転という貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!









おっと、肝心の六角メガネレンチですが、このように曲げ加工までしてくれていて、さすが私の作業を先読みされているなぁと思いました。




因みに対辺38mmのナットの大きさがイマイチ実感できないかもしれませんが











対辺10mmであるM6用メガネとの比較だとこんな違い(笑)。








とりあえずパルセーターを外してナットにあててみましたが、きついかもと思っていたらむしろ少し余裕があるくらいでした。ナットの角に多めの面が取ってあり、そのためちょっと余裕がありすぎな感じがしますが、舐める事は無い気がします。


問題はこれをハンマーでしばいて回るかどうかですね・・・




緩めるには本腰を入れた作業になるので今日はやめておきましたが、梅雨あけにでもチャレンジしてみたいと思っています。



ありがとうございました!








いやぁ、それにしても久しぶりのMT車は楽しかったなぁ~~♪

Posted at 2018/06/17 21:58:31 | コメント(10) | トラックバック(0) | 新車情報・試乗記 | 日記
2017年12月24日 イイね!

FC1シビック4ドア 試乗



先週も寒い日が続きましたね。うちの会社では風邪やインフルエンザが流行っていて休む方が増えているのですが、我が家は娘が来春高校受験ということもあってインフルエンザ感染は厳禁で、会社で移されないかビクビクしております。







今日はアコゴンのタイヤをスタッドレスに交換しようと思っていたのですが、明日大学生の息子を下宿先から連れて帰るのに高速を走るため交換はやめておきました。というのも、アコゴンのスタッドレスタイヤの溝が少なくなってきたためドライ路面でもグリップが少々悪く、しかも明日は雨予報なので溝の少ないスタッドレスで雨の高速は特に走りたくないのでやめることにしたのです。

まぁ、もう年末まで雪が降るような事は言ってなかったので、交換は年末年始の休暇に入ってからにします。









ただ、明日が雨とはいえ、もう一か月以上洗車をしていないのでホイールがブレーキダストでどす黒く汚れていて、これが嫌で嫌でたまらなかったので、タイヤ&ホイールは洗う事にしました。









スポーツパッケージ用の純正ホイールは、明るいシルバーを保たないと冴えないのよね・・・








私の中の「車を綺麗に見せる法則」として、忙しい時はタイヤ&ホイールとガラスだけ綺麗にしておけば何とか騙せる・・・、というのがあるのですが、ちょっと前頃からガンメタや黒いホイールが流行っているので、その場合はこの法則に当てはまらないかも(笑)。









数m離れれば、大丈夫(爆)








当然、ガン見したらアウトですけどね。









明日息子を連れて帰るため、諸々の用事は今日詰め込みました。特に年賀状は絶対に今日仕上げる覚悟で頑張り、家族5人分の約150枚、何とかプリントを終えることができました。












さて、少し前の話になりますが、先々週の土曜日(12/9)にダンクのオイル交換に行きまして、その待ち時間に新型シビック4ドアの試乗をさせてもらいました。当然冷かし試乗ではありますが、私はもともとノッチバック車が好きでして、この先ホンダで候補となるノッチバック車を見渡すと、アコードハイブリッド、シビック、グレイスくらいしかなく、その中でもシビックはクラス的には対象となり得るし、もちろん興味もありますので、是非乗ってみたいと思っていました。


因みに、今回このお店にはセダンしか置いていませんでしたが、仮にセダンと一緒にHBが置いてあったとしても私はセダンの試乗をしようと思っていました。なぜなら、HBは既にType-Rを試乗して外観はそこそこ見ていたし、仮に購入するとしてもトランクを持つ4ドアの方が好きだからです。5ドアのくどいバンパー開口形状が好きではないというのもありますけどね・・・。



ということで、自分が見て運転して感じたことをそのまま直球で書いておりますので、このブログを読まれたシビックのオーナーさんやシビック好きの方で私の感想とはえらい違うわ!という方がいらっしゃってもそこはご了承くださいね。










まず今回の新型シビック4ドアを目の前にした時の第一印象は、やはり大きくて立派になったという感じですかね。正直、この車を目の前にした瞬間からこの車がシビックである、これからシビックに乗るんだという意識が完全に消えてしまいました。というか、正直日本で売るのであれば、別の車名にした方が私はいいと思いました。









Type-Rはもちろんですが、ノーマルHBと比べても顔つきは随分と優しく感じました。まぁ一番最初にType-Rを見たからというのもありますが、バンパーの開口形状が多少大人しめになっています。それでも、グリルやライト上部を覆う装飾メッキがくどく、こういうものを頼らずにかっこいい顔ができないものかと思ってしまいました。








今回車を降りてまじまじと見て初めて気づいたのですが、このグリルって逆スラント形状をしているのですね。シビックは発売当初からデザインがゴチャゴチャしている印象がありましたが、一つ一つのパーツやデザインをよ~く見てみると、その理由がなんとなく分かるような気がしました。








最近のホンダ車で多く見られるようになったこのライトはかっこいいですね。プロジェクター式の目もそろそろ飽きてきた頃だし、初代アコードインスパイアが持っていたキラキラした知的な雰囲気を感じながらも鋭い目つきをしている。このド派手な装飾メッキをどうにかしてもらえれば、相当好きな顔だったかも。

ただ、以前アコードハイブリッド後期型を夜間試乗した時に思ったのですが、この多連式のLEDって、正直あまり明るく感じませんでした。色が白すぎってのもあるのかもしれませんが、飛距離が足りないんですよね。私のアコゴンのプロジェクター式の方が明るく感じましたし、何よりもハイビームが暗いのには参りました。もしかして今のLED車ってみんなハイビームが暗いんですかね?










横から見た印章ですが、3ドア同様私は相当苦手です。特に苦手なのが、ノッチバックと呼ぶには到底無理があるファストバック風のデザイン。

ルーフからテルエンドまでなだらかに降りてくるこの手のデザインが今風で流行りなのかはよく知りませんが、せっかくドアミラーをAピラー根元に置きある意味正統なフォルムにしたのに、リヤがこれではあまりにもバランスが悪い・・・。これだったら、先代FDのようにキャビンフォアードでモノフォルム風にした方がよほど前後ピラーの傾斜角度のバランスが良かったのではと思いました。新型プリウスがまさにこれとそっくりな状態で、真横から見たら何ともね・・・。



あ、あくまでも私感ですので(笑)









なんと言いますか、短くてもいいからトランクの水平ラインを設けてクォーターピラーの流れを一旦切ってほしいんですよね・・・。流れるようなラインと言われればそうなのかもしれませんが、私には凄くダラダラ~~っとした尻下がりで締まりのないリヤエンドに見えるんですよ。HBのリヤハッチをあれほど寝かせたんだから、セダンはもう少しノチバックらしく端正なリヤエンドにしてほしかったなぁ・・・









共感は得られないと思いますが、私は新型シビックを横から見た時、HBもセダンもハイエナの姿に似てると思ってしまいました。
本当に好き勝手な事書いて申し訳ありません!








横からの姿が美しいのはやっぱりこれ。走ってる姿が美しいのもこれ。ウェッジシェイプはあっても尻下がりはいただけない、と個人的には思ってます。








サイドビューが美しい車といえば私の中ではこれ。未だにこのアコードインスパイアのサイドビューに勝てる車は出てきていないかも・・・。









こちらはいくつかあったアイデアスケッチの中で、先代のイメージを引き継いだデザインモデル。相当クォーターピラーを寝かせていますが、Aピラーもそれに負けない傾斜を持たせてキャビンフォワード・モノフォルムデザインになっていますね。サイドガラス後端はルーフからの流れを一旦断つように逆向きにカットされ短いトランクを持たせている・・・。私は断然こちらの方が好みでシビックらしいと思うし、何よりもスポーティに感じます。





何度も言いますが、完全に自分が思ったままを書いておりますので(笑)










確かに一つ一つのデザインを眺めるとチャレンジグだし躍動感もあるし、そのへんのセダンに埋もれたくない感は充分伝わります。でも、私にはそれらのほとんどがこけているようにしか見えないんです・・・。









いやホントね、このテールって難しいデザインしてると思うんですよね。もはや、これが車としてかっこいいデザインなのかカッコ悪いデザインなのか49歳のオッサンにはよく分からない。ただ、モビルスーツで言ったら、これカッコ悪い方のモビルスーツだと思うんですよ。しかもすぐにやられちゃうタイプのモビルスーツ。

バンパーのデザインは好きなんですけどね。









先代のドアミラーはドアパネルからニョキって生えたミニバン風のものでしたが、新型はAピラー付け根に取り付いた一般的なタイプに戻りました。S660風のシュッとした形状でかっこいいとは思いますが、こんな凹凸感はいるのかな・・・。無意味な凹凸感がやたら多いのが新型シビックの特徴にも思えます。








室内からドアミラーを見ると、外から見た時の印象とはまるで違う形状をしていてびっくり。実用性は高そうな形状ですが、正直ダサい・・・・。









セダンのタイヤは本来215/55R16が標準ですが、この試乗車はメーカーオプションの215/50R17を履いていました。銘柄はBSのTURANZA。

正直これほど大きなボディだと、17インチでも小さく見えますね。








インパネのデザインはこんな感じ。私は最近のホンダ車の中では好きなほうのデザインです。特に助手席側のダッシュ上面が寝かせてあり、とても爽快に感じました。









運転席から助手席側を見渡した時の爽快感がなかなか心地よくて・・・。

ただ、前述した通りこの車がシビックであることを全く意識していなくて、室内幅がかなり広くてそれなりに車格の高い車を運転しているという感覚だったので、何となく車格に質感が付いてきていないなと感じました。それは色使いとか材質感とか。ダッシュ上面はソフトなものが使ってありましたけど、全体的に安っぽい・・・。









ダッシュボードからドアへつながる連続感のあるデザインなど悪くはないのですが、例えばドアのひじ掛け部にもステッチを入れるとかPWのスイッチパネルを艶のある黒木目にするとか。このあたりの質感はフィットのノリなんですよね。









インパネの運転側はどちらかというとフィットっぽい。メーター周りがちょっとゴチャゴチャした印象を受けますが、それでも結構かっこいいインパネに思えます。









シフトレバー部はすっきりしていいですね。サイドブレーキは電磁式で、ON-OFFの時にビ~~~~ンといういかにも電気で作動してますって音があまり好きじゃありませんが、この先もうレバー引くやつは消えていくのでしょうね・・・。










メーターはType-RやノーマルHBが採用している赤系に対しブルー系で、中央部は完全に液晶画面。タコメーターの内側には色々な情報が表示され華やかな印象ですが、一方でその表示のせいでタコの指針が先端のみしか表示されず、本来のアナログ指針メーターならではの直感的な見やすさなどほとんど感じませんでした。

そして以前Type-Rを試乗した時は夜間だったので気づきませんでしたが、タコメーターの両サイドにある仕切りが邪魔ってもんじゃない。こんな仕切り、いらないでしょ。メーターベゼル自体はとても広い面積で、3つの各メーターの間隔もとても広くとってあるのですが、この仕切りのせいで凄くぎゅうぎゅうに配置された印象を受けました。










エアコンの操作ボタンも車格に見合っていないと思えたものの一つ。ボタンの表面は光沢感があるのですが、その光沢感が何とも安っぽい。何というか、波打ってるというか綺麗な反射をしない光沢。直球で言うと、まるで安い中○製品の家電商品のスイッチみたいで。むしろ光沢のないいつもの樹脂を使った方が良かったような・・・。









ここの装飾パネルも凄く安っぽさを感じました。何だか水分が抜けてひび割れを起こした壁みたいな感じで。ここは王道な黒木目とかで良かったんじゃないでしょうか。助手側のダッシュボードデザインが好きなだけに勿体ないと思いました。









ドアの内張りも然り。渋い色使いとは思いますが、装飾パネル表面のひび割れたデザインがいただけません・・・。正直運転していてシビックではなくアコードクラスの車を運転している感覚を持つので、こういったPWスイッチ部の装飾パネルなんかも全く車格についてきていない印象を持ちます。









私がこのシビックを運転してもっとも我慢できなかったのが、このシートのヘッドレスト。

後頭部を押し付けられるような位置にあるので、まともな運転姿勢が保てません。



実はこのシビックに乗り込んだ時、運転席側のヘッドレストがやたら上がっていたんですね。ダサいから一番下に下げてスタートしましたけど、でも時々そういう車って見かけるじゃないですか。で、「何であんなにヘッドレスト上げてるんだろ・・・」ってよく思う事があったのですが、ひょっとしたらこのシビックのようにヘッドレストの位置が悪くて運転するのに苦痛だから上げて後頭部に当らない様にしているんじゃないかってこの時思いました。


なぜなら、

私もこの試乗中に苦痛になって、途中でまた上げたから。



これと似た状況は確か代車で借りたN-ONEローダウンでもあったのですが、シートをかなり寝かせれば何とか運転できますが、それじゃまともな運転姿勢はとれませんから、これって本当に大問題だと思いました。









後席のフットスペースは充分。それほど座り心地が良いシートとは思いませんでしたが、頭上空間はリヤガラスをあれほど寝かせていながら全く狭いと感じませんでした。









最後に走らせての感想を。


まずエンジンについて。

1.5LのVTECターボの試乗は、ステップワゴン、ジェイドRS、そしてこのシビックで三度目となりますが、加速については間違いなくシビックが一番速いと思いました。そもそも馬力が20馬力近く高いし車重も軽いのですから、まぁ当然と言えば当然かもしれませんね。とにかくこの位の加速をするのであれば何の不満もありません。


しかしエンジン音に関して言えば、最も悪いですね。エンジン音そのものはいかにも1.5L、いかにもフィットという軽い感じですが、それでもステップとジェイドはもとても滑らかなエンジン音だったのに対し、シビックは終始ゴロゴロした音質がつきまとい、「あれれ??何でー??」と思いました。吸排気の取り回しの違い?20馬力の差がこんな副作用として表れるもの??

そして更に酷いと思ったのがフル加速時の煩さ。本気でドン引きしました。5000rpmとか6000rpmで唸るとかじゃないんです。アクセルをグイッと踏むと初っ端からゴワーーーーーっと物凄く煩い。詳しいメカ解説を読んでいないので知らずに書いてますが、ひょっとしてCR-Zのように何かそういう作られた音の演出でもあるエンジンなのでしょうか。仮にそうだったとしても全く気持ちよくない音だし、この車格感でこの音はないだろって思いました。

もう一つ書けば、この車はアイドルストップ機構が付いていましたが、再始動した時の振動がかなり大きくてそこも興ざめものでした。

とにかく、大きなボディで立派に見えて、運転してても幅を感じてそこそこな高級車を運転している感覚があって、あのシビックを運転しているんだという意識などこれっぽっちもない中で、アイドルストップから再始動でのあの振動、そしてフル加速時に唸るような安っぽいエンジン音・・・。


大きくなったからにはそれに見合うだけの性能を持たせないと、このシビックのように落胆が大きいという事が分かりました・・・・(悲)。







凄く良かった面ももちろんあります。

ロードノイズは極めて静かだと思いました。タイヤがメーカーオプションのBS製17インチだったからでしょうか。それとも標準の16インチには採用されていないノイズリデューシングホイールを履いていたから?とにかく走行音はとても静かに感じました。

ハンドルも重すぎず軽すぎずでセンターもしっかり出て運転しやすかったです。足はしっかり地に着いた印象で、エコタイヤを履いた時のような安っぽい乗り味も一切なし。

CVTの制御も自然で、昔フィットなどで感じた停止直前の不自然な減速感などもありませんでした。






という感じで、正直デザインは好きじゃないし期待していたエンジンも音が興ざめもので少々ガッカリした試乗でしたが、ホンダはNシリーズでもエンジンのリファインを確実に進めていて、当初はガラガラゴロゴロ唸っていたS07Aを相当滑らかなフィールに改善させてきたので、恐らくシビックのL15Bも必ずリファインさせてくると思っています。


その時は、こんな大きなシビックじゃなく、グレイスクラスのセダンを用意して載せてほしいですけどね。
Posted at 2017/12/24 01:58:15 | コメント(14) | トラックバック(0) | 新車情報・試乗記 | 日記

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