
昨日は会社を定時で終えてすぐに帰り、家族みんなで焼肉を食べに行きました。私が今月の9日が誕生日、そして娘が31日が誕生日という事で、娘のテストやらクラブ活動の都合を考慮して昨日二人まとめてお祝いをということで、昨日娘の大好きな焼肉を食べに行くことに決めていました。
因みに51歳になったわたくしですが、現在左肩が上がらない・・・
いわゆる五十肩?
痛くなって既に半年近く経ちますが、全然治る気配がありません。いつになったら治るのやら・・・・(;-;)

今日も色々と家の用事をしておりましたが、洗濯機の底面の掃除を久しぶりしておきました。
パルセーターを外してみると、パルセーター裏面はもちろん、洗濯槽の底面や更にその下の水槽の底面もドベドベの垢だらけでした。

これまで何度か洗濯槽クリーナーを使ってきましたが、正直クリーナーの性能は信用していないのでこうやってパルセーターを外してスポンジやブラシで垢を取り除いています。
本当は今回クリーナーを先に使って底面の汚れ具合を確認してみようかと思ったのですが、状況的に何となく推測がつくのでクリーナー批判みたいな検証にもなるし、そもそも水道代は勿体ないわ、時間も勿体ないわでやめておきました。
洗濯槽を取り外すとなるとさすがに時間がかかりますが、パルセーターを外しての掃除であれば30分あれば終えることができるので(ケルヒャーのような高圧洗浄機があればパルセーター裏面の掃除は圧倒的に早いと思う)、それほど苦ではありません。
さて、今日は我が家の一階のトイレを夏休みにリフォームを行ったネタを今更ながらですがアップしておきます。完全にネタ消化です。
既に過去のブログでサラっと触れているので、画像多めですがコメントは短めです。

以前も書いた事がありますが、うちの親父は随分前に体が思う様に動かなくなる難病にかかりまして、なんとか自分一人で用を足せる様にと苦労しながらもかなり強引で雑な改造が行われていて、その後大動脈解離で緊急入院。自宅介護に限界を感じていたためそのまま医療介護施設へと入所し現在に至るわけですが、酷い状態のトイレをこのままお袋が我慢して使い続けるのも可哀想すぎると思い、今年の夏季休暇中にリフォームを済ませるつもりでいました。
※一階のトイレは親父とお袋だけが使っていた。
体が不自由な故に、一度トイレに入ると長い・・・。そいういうわけで扇風機やヒーターを自分で取り付けたようですが、さすがにヒーターは火事の恐れがあるのでこれが付いていたのを見た時はびっくりしました。

介護施設に入ったあと、とりあえずこれらをすぐに外しました。

ヒーターを取り外したおかげで扉が普通に90度近く開くようになり、お袋はそれだけでも喜んで満足していましたが、もちろん私としてはここから先が大変なのです。

扇風機を付けていた壁上部は、どうやらそのままで壁を塗った模様・・・。ヒーターの取り付けてあった部分はカビで黒くなっていました。

我が家が建った当時はまだ下水道が通っていなかったためトイレは簡易水洗式でしたが、その後随分経ってから下水道が通り、そのついでに今のウォッシュレットに切り替えたため電源がトイレ内になく、苦肉の策で親父は壁に穴をあけて隣の洗面所から電源を持ってきていました。

このあたりの工事は難病にかかり始めだったので作業そのものは苦じゃなかったと思いますが、それでも電源を持ってくる事に苦労していたことは伺えます。

このトイレを酷くみすぼらしくしていた要因の一つに、このペンキ塗りのいい加減さがありました。マスキングも何もなしで塗っている上に塗り方が超いい加減。しかも薄紫っぽい妙な色だし。

窓枠も床面の巾木も扉内側の縁なども全部薄紫色・・・・。

便座から立ち上がる時に力が入らなかったようで、この手すりも自分で取りつけていました。これを見た瞬間取り外せるのだろうか・・・、取り外すと壁に致命的な損傷を与えるのではないだろうか・・・、などとかなり心配になりました。

ウォッシュレットのリモコンスイッチの上には扇風機のリモコンが壁に両面テープで貼り付けてありましたが、カッターでテープを切断して外しました。

昭和59年に建った我が家ですので、照明の傘もさすがに錆びていました。

何から手を付けていいのやら分からない状態でしたが、まずはネジ穴だらけの木材をパテで埋めていく事から始めました。

埋めて乾かしたら400番のペーパーである程度平滑に。

天井穴から走っているウォッシュレットの電源は両面テープ付きのフックで廻り縁に固定されていたので、これも取り外します。

コーキングも打たれていたのでこれも取り除きます。水性塗料を塗るつもりだったのでコーキングが残っていると塗料が弾くもので・・・・

薄紫色に塗られていた部分は全てマスキングし、ミルキーホワイト色の水性塗料でハケ塗りしました。これだけでも室内が明るくなりました。

さて、自分の中では最大の難関と思っていた手すりの取り外しです。

手すりにかかる力を考えたら確かに直角方向にもネジを打たないと外れてしまうでしょうからこの工事は分かりますが、そもそもボードにそれだけの締め付け力がよくあったなと思いました。

部分的に貼ってあったアルミテープを剥がすと、固定状況というか工法が何となく見えてきました。
なんと、手すりの木材とボードを針金を使って回して固定していた・・・
しかし、どうやって上から下の穴に通せたのだろう・・・

ネジと針金を緩めてどうにか取っ手を取り外すと・・・・

びっくり仰天、針金にネジを固定し、それを穴に突っ込み抜け止めとする
自作ブラインドハンガーボルトじゃん!!!

因みにブラインドハンガーボルトって、これです。私もこれを使った組み立て品を設計したことがありますが、人が入れない、指が入らないところに使えるアンカーボルトなので便利です。

なかなか頭のいい事してるじゃんと妙に感心しながら取り外したあとの壁を見て、これならダメージは最小だと思いホッとしました。

さて、ここからは勢いで。壁紙をバリバリ剥がしていきます。

ボード面はボードの薄紙が残ったり剥がれたりで完全な平滑化は無理でしたが、スクレーパーやザラザラのスポンジを使って可能な範囲で滑らかにしました。

全部剥がすと幽霊屋敷の様になり夜は怖い雰囲気でしたが、剥がしたあとにまた壁紙を貼る時間など到底なく、お袋にはこの日の夜この状態で我慢してもらいました。

地震の影響もあり、壁紙を剥がすと窓の縁板とボードの継ぎ目に5mm程度の隙間がありました。

とりあえずここの隙間を埋める木を作り、木工ボンドを塗って軽く叩いて嵌めこんでおきました。

壁紙は92cm幅のものを買う予定だったので、それを念頭に効率よい歩留まりを考えて必要な長さを出しました。

生のり付きの壁紙。結局15m程度買った気がします。

入り口の角からシワが入らない様に気を付けて貼っていきます。

継ぎ足す壁紙同士は約2cm程度重ねて貼り、中間部分をカッターで切って剥がすという恐らく王道な手法だと思いますが、その方法で貼っていきました。

便器の背面が超ギリギリでここは大変でした・・・

残るは扉のある面のみ。
重ね貼り方式の場合、糊が乾かないうちに重ねた部分を剥がす必要があるため作業を翌日に回すことができず、結局夜までかかって終わらせましたが、暑さと疲れでヘトヘトになり扉面だけは翌日に回しました。

ドアノブもこのような状態だったので、取り外したついでにシンナーで綺麗に落としておきました。

壁紙貼りはこれで完了。
幽霊屋敷のようだった状態から清潔で明るい室内になりました。

あとはクッションフロア材選び。
お袋に好みを聞いたけど私のセンスに任せると言われ、ならば思いきって明るい色にしてみようと思い、白木目風にしてみました。

これまでの状態。
昭和59年の建築以来フロア材は変わっていませんが、背が小さく足の短いお袋のために便座に座った時のフロア段差をなくす足台が置いてありました。

カッターナイフでフロア材に切れ目を入れ剥がしていきます。
段差をなくすための足台はお袋にとって必要なので、そのまま使うことに。そして入り口付近の床板が少し腐りかけているような凹みを感じるので、ここを補強することに。

5mm厚のベニアを買ってきて、入り口にぴったり合う様にカットして敷く事にしました。

敷いて歩いてみると、全く凹みがなくなりガッチリ感が出ました。
因みにベニアの周囲や足台との接触面から異音がしないよう、懸念される場所には緩衝シートを貼り付けておきました。足台は新しいフロア材で覆ってしまう予定です。

新しいクッションフロアの貼り付け。
全体の長さを考慮して便器付け根の位置から寸法を決めていきましたが、なかなか大変でした・・・・(┬┬_┬┬)。
便器を中心に後ろ側が決まったら

最後は入り口側で調整。フロア用の両面テープを貼っているので、左右の微調整がかなり難しかった・・・

あとは白のジョイントコークで壁紙の継ぎ目を、そしてアイボリーのジョイントコークで床と巾木の継ぎ目や便器との隙間を埋めていきました。

はみ出して塗られていた入り口の塗料もちゃんと落とし、綺麗に塗り直したので清潔感が上がりました。

5mmほど隙間があった窓枠付近ですが、素人レベルの仕上がりではありますが目立たなくなったので良しとします。

扉の蝶番も錆でみすぼらしかったので、シルバーで筆塗りして多少なりともマシな状態にしておきました。

あとは、このゴム底脚を買ってきまして

戸当たりがなくなっていたのでこれで代用しておきました。ステーの色もシルバーで塗っておきました。

あとは、隣の洗面所から引っ張ってきた電源線の処理。これまでの様に配線丸見えで、しかも廻縁に両面テープ貼りも嫌だったので・・・

配線カバーで隠して、固定は両面テープではなく木ネジで止めました。両面テープはとにかく剥がした時の処理が面倒ですしね・・・

トイレットペーパーホルダーもこの際交換することに。なぜかトイレットペーパーホルダーはこの木材を打ちこんでその上に固定されていたのですが、今更この木材は外せないのでこれを再利用する事に。

更にタオルハンガーも交換。例の手すりの木材に打ち込んであって塗料も付いてたし汚れも酷かったもので・・・

タオルハンガーの固定はボード用のプラグを打ち込んでタッピングネジ止め。

トイレットペーパーホルダーは物置のあるタイプのものを。手すりのあった部分が全体的にすっきりしました。

照明の傘は取り外して錆を落としスプレー塗装するつもりでしたが、二か所の器具固定ナットのうちの一か所を外していたら、天井から出ているボルトが予圧がかえられているかの様にどんどん奥に引っ込んでいき、二度とナットが掛けられない状態になってきたので取り外しは中止。器具を外さないこのままの状態でペーパーで錆を落として筆塗りしました。

ということで、リフォーム完了!

格段に明るく清潔になりました。

便座に座った時の眺めもこれまでとは比較にならない程明るく綺麗に。匂いも新築の時の様な匂いでお袋は感激しておりました。
以上、今更ながらですが夏休みに行ったトイレリフォームネタでした~!