
先週は二日連続で日帰りの熊本出張があったり、家でちょっとしたドタバタがあったりととても疲れた一週間でした。そんな日がありながらも、天気の良い日が続いた事は気分的にとても救われました。
そういえば一週間前の土曜日はまた奥様を連れてドライブに行きました。私の通勤路に広大な麦畑があってこの時期とても綺麗で眺めが良いので奥様も喜んでくれると思い見に行ったのですが、残念な事にこの日から一部刈り始めていて見渡す限りフサフサの黄金色の畑・・・、という感じではなくなっていました・・・

それでもその麦畑の中を突っ切って走ると気持ちが良いんですよね。

一部田植えも始まっているので、緑と黄金色のコントラストがとても綺麗で奥様はとても喜んでいました。

そのまま近くの海にも行って爽やかな潮風に当たり、帰りは奥様の知らない道を通って帰ったので、何だか探検した気分で凄く新鮮だったと喜んでいました。
良かった良かった・・・(嬉)

さて、そろそろアコードの戻って来る日が近づいていたので、翌日の日曜日はかなり汚れていたフリードを洗う事にしました。なんせ4月4日から2ヶ月間も私の通勤の足や家族とのドライブなどで大活躍してくれましたから。

黒いホイールは汚れが目立たないから洗車し甲斐がないと思っていたのですが、洗えば結構な違いがあるものなんですね(笑)

室内もしっかり掃除機かけて拭き掃除もして、借りた時以上にピカピカにしておきました。

会社では、私に似合っていないとか、随分とずんぐりむっくりしてる車に買い替えたと思ってたとか、なかなかの言われ様でしたが、なんだかんだで2ヶ月間も乗っていると(実際はダンクと半々で乗っていたけど)結構愛着が湧いてきて、お別れすると思うと寂しく感じました。
ドライビングプレジャーという観点で見れば楽しいとか感じる事はほぼありませんでしたが、家族を快適に運ぶ車と言う意味では本当に素晴らしい車でした。ドッシリとしたハンドリングで安心感があり、大きさ的にも私にはベストでした。

借りた時の走行距離は2,495Kmで平均燃費は18.4Km/Lでしたが、それからほぼ1,500Km走らせて平均燃費は19.1Km/Lまで押し上げました。1モーターのハイブリッドではありますが燃費も充分素晴らしいですね。

洗車したフリードを翌日からの通勤で汚したくなかったので、先週の通勤はほぼダンクで。息子にN-WGNを譲って以降ダンクを走らせる頻度が激減したため少し調子を落としましたが(特に足の異音など)、その後私がアコードと交互に乗るようになり、また代車のフリードになってもダンクに乗る事が多かったので今はかなり調子が戻りました。エンジンは本当に軽々と回ってスムーズだし、足の異音もフロントはほぼ消え、後ろの異音もかなり軽減されました。やはり車は走らせなくなると調子を崩すと言うのは本当ですね。特に古い車はそれが顕著です。
とはいえ、ダンクは足の異音がほぼ消えてくれるようこれから進めて行く予定です。なんせ娘が乗る気満々ですから(笑)

そんなダンクは先週末15万Kmに到達しました。今年の2月で23年経過したので経過年月の割には走っていないですね。

ご老体ではありますが、ダンクの顔が大好きな娘のためにもまだまだ頑張ってほしいものです。
さて、4月4日に車検のためホンダカーズに預けたアコードですが、
昨日2か月ぶりに戻ってきました!!
本当に長い長い入院でした。
勿論それには理由があります。

まずは車検。メニューは画像内容の通りです。
これまで4回もダンパーの交換をしている私のアコードですが、33万Kmも走っていると足のブッシュの劣化のせいでダンパーを交換した時の感動レベルが以前ほどなく、昨年6月に4回目のダンパー交換を行った時は右フロントのロアアームブッシュが裂けていたためダンパーと一緒に右ロアアームを交換したのですがその効果もイマイチ分かりにくく、やはりこういうブッシュ類は左右一緒に交換しないとダメなんだなと痛感しまして、今回の車検で左フロントロアアームも交換し、更に前後左右のスタビリンク、フロントのナックル上下のブッシュも交換しました。フロントのブッシュ類はほぼ全部ですね・・・
そして更には、2回目となるエンジン&ミッションマウントの交換も行いました。ただ、こちらは残念なことにリアのマウントだけが欠品でここだけが無交換・・・。ユーロR用だと手に入るのですが、K20AとK24Aではエンジン重量が異なり案の定部品番号も違う・・・。でも取付ピッチは同じなのでいざとなればユーロR用も可能。とりあえず今回は様子見でいく事にしましたけどね。

フロントロアアームのブッシュ類は各々品番がありながらも交換時は丸っと6番(又は7番)のセット交換となります。スタビリンクは4番と5番で左右で品番が異なります。

ナックル上下のブッシュはここ。

リアはスタビリンクのみ交換。交換したいブッシュ類は山ほどありますが、異音の原因箇所を特定するには部品が多すぎるので今回はとりあえずスタビリンクのみで。

取り外したフロントスタビリンク。左右で品番が異なります。
※この品番は右用。

こちらはリアスタビリンクで左右兼用品です。
なんと片側はボルトのボール部が破損していました。

参考までに、PRELUDE SiR-Tさんがリアスタビリンクのピッチを知りたいと仰っていたので測ってみましたが、約125~126mmといったところでした。必要でしたらお送りますよ!

というわけで、車検費用は合計で279,000円なり。
もし足回りとエンジンマウント類の交換をしなければ結構お安い車検だったと思われます。
さて、ではこの程度の車検でなぜ2か月間も入院したのか。
お気づきの方もおられると思いますが
全塗装しました。
クリア内部の劣化がボンネットや天井を中心に酷くなり、最近はボディ両サイドも劣化してきて、これ以上このままの状態で乗るのは自分としてはもう無理と判断しました。

実は全塗装がどれほど大変かを正直あまり知らなかった私は、金額こそこのくらいかかるだろうと思っていたものの戻ってくるのは一週間後くらいかなと思っていたので、相談当初1ヶ月くらいかかると聞かされびっくり。更にその後概算見積もりの内容を見てもっとびっくり。
そりゃここまで部品の着脱を行うんだから、時間もお金もかかって当然だわと納得しました・・・
実は今回全塗装をしようと決断するまでにはそれほど時間は要しませんでした。強いて言えば、33万Kmという走行距離が唯一判断を難しくしていましたが、初心に戻って頭の中を整理するとやはり買い替えではなく全塗装に行きつきました。
一般的には18年間以上乗って30万Kmも走っていれば、車を買い替えるのが普通でしょうし、それが通勤車両であれば尚更だと思います。なのにこれほどの金額を出して全塗装だなんて、まぁ普通に考えれば「なんて無駄な出費を・・・」と思われますよね。実際、何人もの人からそう言われました。でも今回の私は買い替えという事に行きつきませんでした。
それには大小いくつかの理由が重なっての判断だったのですが、一番大きかったのは
ホンダ車で乗りたい車が1台もなかった
これが最大の理由でした。これは流行りどうこうではなく単純に今のホンダ車のテイストが自分に全く合わない、というか生理的に受け付けないレベルの車もある。勿論乗れば素晴しい車なのは分かってますが、スタイルやテイストは好みなのでどうしようもないんです。
実はホンダDの工場長が全塗装をしたいと言った私に、総合的に考えるとやめた方がいいんじゃないかと言っていたので、言いづらかったのですがこの事を正直に伝えたら、頭を抱えて申し訳なさそうに
「・・・・、分かります・・・。
乗りたいホンダ車がない・・・
いや、そうですね・・・
そこは・・、はい・・・、すごく分かります・・・・」
と言っていたのが物凄く印象的で、そういう意見をお店で耳にする事が多いのだろうかと思ったりもしましたが、事実好きでもない車に300万円とか出すなら、いつまで乗れるかは分からないけど100万円出して大好きな愛車をリフレッシュさせて乗り続ける方が私は後悔しない、強くそう思いました。勿論そこには愛車の事が今でも大好きで飽きていないという気持ちがあっての事ですけどね。あとは100万円の出費額を損得で考えないことも・・・。
あとは、小さい様で私にとっては大きな理由ですが、
ガラスサンルーフ車に乗り続けたかったこと。
これも割と大きな理由でした。
勿論ガラスサンルーフを選べるホンダ車は今でもあるのだろうと思いますが、あってもそれは高額ででっかい車ばかりではないかと。でも私には今以上幅広な車はもう必要ないし、やっぱり買えそうで欲しい車にサンルーフが付けられないと・・・。
因みに、あまりにも長い期間フリードで通勤していたので、会社で色々な方に買い替えたのかと聞かれましたが、全塗装している事を伝えると聞いてきた全員が
「何色にしたのですか?!」
と言うんです。
そうかぁ、全塗装って聞くと、劣化したから同じ色に塗り替えるなんて事は思いもせず、違う色に塗り替えるとみんな思ってしまうんだとよく分かりました。

さて、全塗装の作業メニューです。
スポイラー、バンパー、グリル、フェンダー、カウルトップ・・・
脱着部品の多さに驚きます。

ガラスは全面、サンルーフも外すなんてびっくりしました。
塗装費用だけだと44万円か・・・
総額で税込み70万円。
当初の見積もりよりも下がったのは、欠品で再利用になった部品がそこそこあったからってのもあるようですが、概算見積もりよりも高くなる可能性があると聞いていたので助かりました。

というわけで、クリアが逝って黒い斑点模様が沢山現れ、シリコン洗車で多少誤魔化せてはいたものの濁ったような艶しか出せなかったボンネットが

シルバーの最大の魅力であるメタルチックなカチッとした輝きになり大満足。

劣化度合いが一番酷かったサンルーフ前方付近も

艶々の輝きになりました。

ドアミラーに至っては塗装が薄くなって地が見え始めていましたが

こちらもツルツルピカピカに。

我が相棒君のトレードマークとも言えるこのi-VTECステッカーは

残念ながら無くなってしまいちょっと自分の車っぽくなくなったなぁと思ったりもしましたが、まぁこれもいずれ慣れてくるでしょう。

リヤのエンブレム類は、「ACCORD」のエンブレムを本来の位置から左にずらしてその横に「i-VTEC」エンブレム貼っていましたが、塗装後もそれはきちんと守ってくれていました。
リヤのHエンブレムはなぜか新品に交換されていたのですが、それはいいとして私はそこにパンチングメタル調のシールを下地に貼っていたのでそれがなくなったのがちょっと残念。個人的には左右のライトの間に何かアクセントが無いと目が離れているように感じるので、ここは夏休みにでも再度パンチングメタル調のシールを貼ろうかと思っています。

左ドアのウィンドウモールは前後ドアとも新品に交換されていますが

右ドアは前後とも欠品で再利用・・・。
それなりにもう少し綺麗になるよう計画を練っています。

細かいところで、運転してすぐに気付いたのが助手席側のワイパーアームの位置が上がりすぎていた事。帰宅してすぐに下げました。アームやブレードも黒塗装してありました。

ということで、ピカピカになって戻って来てくれた相棒君。低くワイドで長い、今じゃ古典的なプロポーションなんだろうけど、自分にはこれが似合ってると思っています。
リフレッシュされた足も、マウント交換で振動が激減したエンジンにも、改めて大満足です。K型の重厚で緻密な回転フィーリングはやっぱり捨てきれない、これも再確認できました。
工業製品ですからいつかは買い替えが必用ですが、好きな車をきちんと整備して満足できる状態で出来るだけ乗り続ける・・・、これも一つの選択肢ですね。

あと1,000Kmで33万Km。
まだまだ大切にしていきます。