
まもなく4代目ルーテシアが登場ですね。
各地のお店にも続々と展示車が届いているようです。
発売前ですが、週末くらいには見られるでしょうか…
そして、先日プジョーから一通のメルマガが。
in LOVE with 208
- 毎日が、ときめきに変わる -
http://love208.peugeot.co.jp/
ちょっとメール見て、『おぉ…』と思っちゃいましたね。
『LOVE』というテーマが丸かぶりです。
ルーテシアも『LOVE』を表現(デザイン)したクルマ、208も毎日が『LOVE』ですよ。
偶然なのか、当てつけなのか、同じセグメント、同じフランスのクルマが
同じ日本で同じテーマを掲げて同じような時期に売り出す。ちょっと面白いなと思いました。
なにげない毎日が、ときめきに変わる。
魔法のようなプジョー208の魅力を、ご一緒に。
Episode1 A Heart-driven Experience
Episode2 Drive and Touch
Episode3 Desirable and Elegant Style
Episode4 A Smooth and Easy Drive
208はボディがピンク系のブロッサムグレーを前面に出し、女性を登場させていて、
とても女性的タッチでアピールしています。
ただ、アピールの中身は、どちらかというとパーツにスコープを当てることが多く、
ボディーパーツであったり、未来的なインテリア、機能部品へのこだわりであったり
男性のクルマ好きはともかく、女性に響くのかな?
(あんま感性鋭くないんで、分からない…(笑))
そしてEpisode4のトドメの言葉は…
プジョーが選んだのは、ダウンサイジングという進化のカタチ。
ボディは前モデルよりも全長、全幅とも引き締めています。
飛躍的な軽量化によって、しなやかで路面に吸い付くようなプジョーの足回りは、
新しい次元の軽快さ、ダイナミックさへと進化しています。
わお、急に男目線だ(笑)
女性もこういうの好きな方もいらっしゃるとは思いますがね(^^;
一方のルーテシアのお話。
おさらいをしておきますと、今回のルーテシア(Clio4)は
2010年パリショーで発表されたコンセプトカー『DeZir・デジール』に由来しています。
コンセプトカーのデザインチームが生産車のデザインを手掛けるという、
ルノーでは今までなかったスキームで作られており、
コンセプトカーと同じ色、顔料を使って塗装された、デザインにかなり力を入れたモデルです。
そしてパワートレインも、新開発のダウンサイジングエンジンである1.2Lターボに
ゲトラグ製6速デュアルクラッチ(EDC)を組み合わせたものが日本仕様に用意されます。
そうなんです。とにかく何から何まで新しい。
(恐らく基本骨格は先代を引き継いでいるものと思いますが…)
そして本題の『LOVE』に入る前に、もう少しコンセプトの話を…
ま、この辺のお話は、先日のスペシャル発表会で
ルノージャポンのブレンさんが熱く語って下さいましたね(^^)

チーフデザイナー ローレンス・ヴァン・デン・アッカーさん指揮のもと、
ルノーのアイデンティティである、「人間中心」であることを
デザインコンセプト「The Cycle of Life」として、このような「ライフフラワー」が示されました。
一枚一枚の花びらはデザインテーマであり、いわゆる「ライフステージ」と言ったところでしょうか。
これらの花びら、ライフステージを具現化したのが近年のルノーのコンセプトカーになっています。
・『LOVE』:
躍動的なシルエットと情熱的な赤で「恋に落ちる」様が描かれた「DeZir(2010年)」
・『EXPLORE』:
恋に落ちたふたりが冒険に出かける瞬間をテーマにしたクロスオーバー「CAPTUR(2011年)」
・『FAMILY』:
家族が揃って楽しみ、かつスポ−ティさを備えたミニバン「R-SPACE(2011年)」
・『WORK』:
仕事に求められる機能と現代的なスタイルを高次に融合させた「FRENDZY(2011年)」
残りの花びらはto be continued…
ここで『LOVE』が出てきました。
NEW RENAULT DESIGN Story
2 「DeZir」to「LUTECIA」
http://www.renault.jp/about/nrd_story/new_renault_design_story02.html
NEW RENAULT DESIGN #01LUTECIAはローレンス・ヴァン・デン・アッカーがルノーで初めて
ゼロから手がけたコンセプトカー「DeZir」と同じ精神を持ったモデルである。
滑らかな曲線によって構成された躍動的なラインに、燃えるよな情熱的なカラーをまとった
「DeZir」と「LUTECIA」に描かれているのは、心躍るような“LOVE”だ。
“恋に落ちる瞬間”
“LOVE”というテーマは、ルノー デザイン戦略の核となる「The Cycle of Life」で描かれた、
人の生涯における最初のステップであり、NEW RENAULT DESIGNの第一歩でもある。
官能的なスタイリングを追求する、ルノーブランドのコミットメントが込められたこのクルマの、
躍動的なラインと情熱的な赤いボディは「Passion」を表し、
見た瞬間に受けるインパクトは、まさに“恋に落ちる瞬間”を想起させる。
「自然界には純粋な直線は存在しない」
「DeZir」はまるで艶やかな彫刻のように、なめらかな曲線で構成されている。
それは「自然界には純粋な直線は存在しない」という彼の言葉で表されているように、
ルノーのデザインが、人とクルマとの自然な調和と融合を目指した結果である。
ウンチク長かったですね(笑)
一方で、“恋に落ちる瞬間”だなんて、なんて刹那的な!(ちょっとステキ(笑))
ウンチクの長さがちょっと男性目線、
パーツに拘るよりは、デザイン、技術の背景にスポットを当てて
クルマ全体のイメージを受け手の頭の中に作らせるのが、
ルノージャポンが言っている「フレンチタッチ」と言ったところでしょうか。
女性にLUTECIAが響くのか、ちょっと引っかかります…(^^;
宣伝より、モノを見れば、気に入ってくれる方は多くいらっしゃると思いますがね。
一方、208は仕様が豊富なんで、その辺は売り分けできるんでしょうね。
走りたいならGTi、オサレしたいならXY、他にも3モデルも。
同じ『LOVE』という言葉を使いながらも、両者全く違う表現になりました。
あまり英語はできないですが、きっとこういう違いなんでしょうね。
・208 → be in love (愛着がある、ほれる)
・LUTECIA → fall in love (恋に落ちる)
今回はルノーのが先出しじゃないの?と思いましたが、
ちょっと歴史を振り返ればそうでもないんですよね。
206、206CCのコンセプトモデルは、1998年登場のPeugeot20♥
307CCのコンセプトモデルは、2002年登場のPeugeot3♥7CC
しかも、CCとはクーペ・カブリオの頭文字を取ったものでありながら、
フランス語で"Coup de Coeur/ハートの一撃=一目惚れ"という言葉の頭文字でもあるらしい。
どっちがいい悪いなんてここで無粋なことは言わず、どっちも頑張ってほしいですね。