代車のキャプチャーZen
おかげさまで楽しく有益で便利な1週間となりました。
思うところあって試乗も控えてお楽しみをお取り置き、
この機会にがっつり乗っておこうと思った次第。
そしたらあんな素敵なカラーの限定車とか…
遠出の希望は叶わず、でもかなりこまめに頑張って稼いで
日々の小間使い+αで200kmほど乗りました。
日常の足としてはこれ以上ない仕上がり。とても満足でした。
必要十分に速くて、引っかかるところもなくて、とても優秀なパートナーです。
そういった立ち位置からの見方ですので、
かなり厳しく、細かい目ですが、この一週間のキャプチャーの○と×
素人さんが○と×つけるなんておこがましいと思ってはいますが、
きっとその辺のちょい乗りやお店の方の売り文句では気付かない何かがあるでしょう(^^)
以下長文となります。
《インテリア》
日々触れる部分なので重要ですよね。
○地味なダークカーボン/グレーインテリアは意外と落ち着く
Zenなので、オレンジの挿し色もなくグレーの面積も少なく、
クロームもピアノブラックも減っていますが、
これはこれで落ち着きがあって長く乗るには飽きなくていいかも。
ただ、やはりこれ系のインテリアはちょっと陰気くさい…(笑)
ぜひサンルーフが欲しい。
○居心地のよいシート
メッシュは好きです。
クッションも固くなく、柔らかすぎず。好みです。
INTENSの外して洗えるジップシートクロスには興味あります。
何度も洗えるものではないようですが。
×グローブボックス小さい
恐らく左はヒューズボックスとは思いますが、入るのは二つ折りの車検証までです。
×カップホルダー冷遇
伝統です。相変わらずです(笑)
後ろ側の細いのは250ml缶か缶コーヒーサイズ、ボトル缶は前の穴ぼこに入りますが、
四角いペットボトルは絶望的。ドアポケットも留め具もなくて入れた物は倒れます。
ただ、シフト前のスペースは、いろいろ小物を放り込めて便利でした。
×ハンドル滑る
ルーテシア、キャプチャー共通の困ったところ。
ステアリングにピアノブラックのプラ素材が。
ワタクシは9時15分ポジションが好きなので、固いし滑ります。触った跡もちょっと見た目ががが。
見た目はいいんですが、日々使いにはちょっと微妙。
《異音系》
×助手席シートベルトの金具(ラッチプレート)が
Cピラー内装に当たって異音
メガーヌさんもフェルト貼るとか対策しましたが、
金具がトリムに当たって常にカタカタ言っている状態。
些細なんですが、とても気になる。
もう勝手に対策しちゃおうかと思ったくらい。
というか、これが全体の印象をとても下げていた
というのがホントのところ。
×屋根から異音
屋根からのように聞こえるのですが、
メガーヌの事例を踏まえると、
ハッチゲートのズレなのかもしれません。
この辺の話は、お店の方に伝えときました。
代車なので出っ放しでお店の方も気付かないでしょうからね。
《オーディオ》
○実はキャプチャー、オーディオレスが標準。
ルーテシアはR-Linkが殺された7インチタッチディスプレイが標準でしたが、
キャプチャーはカタログにはこうあります。
「センタークラスター 日本専用のナビゲーションシステムやオーディオを
ディーラーオプションから選択し、装着できる仕様。」
言葉の綾ですね(笑)
でも確かにルーテシアでは7インチディスプレイを捨てて取付キット使ってインダッシュにするか、
PNDナビをオンダッシュするかの選択肢になっていました。
R-LinkがTomTom地図なので日本ではどうにもならない以上、ナビやCD使いたいとなれば、
好きなものを埋め込めた方がよっぽど親切です。
頑張ってローカライズしたのに微妙…とか割に合わない評価受けてしまうくらいなら、
見た目車両価格も下がりますし、売る側としても合理的な選択でしょう。
きちんとナビにも起動時にルノーロゴが表示されるような小細工も埋め込んでありました(^^)
×音は微妙…
ルーテシアは「ルノー バスリフレックスシステム付スピーカー」という
頑張った仕掛けが付いていましたが、キャプチャーは普通のスピーカー…
《走行感覚》
○ECOモードで十分速い
ECOボタンを押すと、明らかにスロットルレスポンスがダルになり進まなくなりますが、
唐突に前に出ていく感じがなくて、ワタクシ的にはこの状態で必要十分でした。
×渋滞が気になる…
EDCは基本優秀なんですが、やはり微低速は気になります。
スタートでほんのわずか一瞬、コクッと1速に入るタイミングの遅れが気になります。
素のMTならば、自分の操作を伴うのでそういったものは気になりませんが、
シフト操作を伴わない足だけの操作なので、引っかかりました。
×微低速のコントロールが難しい
クリープというか半クラのスピードが状況によってまちまちなように感じました。
スピードというか出足の出方が道や冷えによってばらつくように感じます。
アクセル操作のない半クラだけなので、しゃーないのでしょうが…
かと言ってアクセルを踏み足すと、低速からモリモリトルクが湧くので、
2000回転を超えると、どーんと前に行ってしまいます。加減にちょっと気を使いました。
○とにかく力強い
120馬力19.4kgmというと、メガーヌさんより1割弱数字が低いですが、
キャプチャーの方が全然力強いです。とにかく出足の力強さが印象的。
速いは速いんですが、まず力強い。これを感じます。
×ブレーキがカックン気味
ちょっと踏むとガツっと制動力が立ち上がってしまう感じがします。
走っているところから踏むといい感じに効くのですが、
低速でパッとブレーキを踏むとカクッと効いてしまいます。
ペダルストロークやパッドの調整交換ではどうにもならないようにも感じられます。
×雑な走りになってしまう
そんなこんななんで、バーンと踏んでガーンと加速して、ギューッと止まる
どうもそんな運転になってしまいがちです。
ただこの運転が実にはまって気持ちよく走れる点でもあるのですが。
メガーヌさんで身に着けた、労り運転をしようとすると、むしろギクシャク。
運転感覚・肌感覚大事です…
《運転感覚》
○グラッとしない
背が高いのに安定感高いです。高すぎず低すぎず見渡しが良くて気分はいいです。
×ハンドル軽い
パワステちょっと効きすぎですかね。軽いです。据え切りも走行中も。
走行中ハンドル切っても意外と過敏に反応します。
×車庫入れ難しい
どうやらワタクシ、今回初めて意識することになったのですが、
車庫入れの際、周囲のクルマだけでなく、インパネのどこかを見て、
枠内にバックでまっすぐクルマを収めているようです。
で、このクルマ、ダッシュボードのすべてが湾曲していて、曲がっているか広がっているかです。
どこにも正面と平行もしくは直角なラインがありません。
必ず曲がって駐車していました。
身に付いた運転感覚というのは案外簡単には補正できず、恐るべし。
《サイズ感》
○立体の車庫に入れる
これはポイント高いです。1565mmなので、ウチの1.7m弱車庫なら問題なしです。
×ルーフアンテナ…
車庫に入れる前提として、ルーフアンテナを外すことになりますが、
背が高くてアンテナが遠いので、ハッチゲートに寄りかかってアンテナを外す必要があります。
雨降ったとか、汚れた状態ではちょっとこれは無理ですね。
今回はラジオも聴かないし、面倒なので常に外して過ごしていました。
ショートアンテナ、曲がるジョイントも用意されているようですが、どうなんでしょう。
そんなある日、駐車場での並び。おぉ発見。
そっくりでした。ボンネットの厚みだったり。
ミニクロスオーバー
ライバルとして比べられることはないでしょうが、とても近いサイズです。
MINI CROSSOVER cooper 4105x1790x1550 1600 122/6000 160/4250 1360kg 308万AT
MINI CROSSOVER ONE 4105x1790x1550 1600 98/6000 153/3000 1350kg 288万AT
captur 4125x1780x1568 1200turbo 120/4900 19.4/2000 1270kg 267.2万EDC
圧倒的に安いです。軽くて馬力もある(^^)
《エクステリア》
○基本好き
柔らかい感じがするのに、どこかでシュッとしてる。
結構好きですね。ただ、ツートンのボディを見てしまうと、一色だとちょっと物足りない。
やっぱりこちらの色は何度見ても素敵です。色によって印象が随分変わるクルマです。
この色には惚れています。
×ただ、走っている姿がどこかに映った時、わざわざそれを見てみたくなるか
というと、ちょっとそうでもないのです。
乗っているときにそういった気持ちはイチイチ湧き上がってこない。
長くなってきましたので、ま、こんなところでしょうか。
とても引っかかっているクルマ。ということで希望して1週間お借りしましたが、
んー悩みますね。実に難しい。