13日(火)朝歯石を除去してもらってすっきりした後出発の準備。
準備といっても3日間の食料の確保ぐらい。
今回わかったことは生ハムが結構食べられるということ。
それだけで食べたらしょっぱくて困るが、パック入りの野菜サラダに混ぜればちょうどよい塩加減になる。
それと、前の日に作っておいた糖質オフの食パン。
チーズと三種のミックスナッツぐらいで3日間を過ごす。
正午ちょうどに出発。
行先は北陸道名立谷浜SA。
予定通り6時過ぎに到着して、もう薄暗かったのですぐ寝る準備。
SAでは駐車場所がなかなか難しい。
乗用車のエリアでも深夜になるとトラックが一杯やってきて周囲に停まりエンジンをかけっぱなしでいるのでうるさくて困る。
今回もできるだけトラックが来ないようにと思って端に停めたがやはり周囲を囲まれてうるさかった。
ただこの季節、暑くも寒くもないのでエンジンを止めているトラックも多く比較的静かだ。
ティグアンは助手席背もたれを前に倒すことができるので、足を延ばしてゆっくり眠ることができる。
明け方でも海に近いせいか涼しいぐらいで寒くはない。
早朝空が少し白んできたころ目覚め、支度を整えてすぐ出発。
車中泊はこういう気軽で身軽な行動ができるところが良い。
ところで使いにくかったナビの使い方がようやく一つ新しく分かった。
画面タッチして地図スクロール目的地をとらえたら、画面の隅っこの訳が分からなかったスイッチを押して見た。
するとそこが目的地に設定できると分かった。
これまで目的地を設定するのに峠名では出なかったので不自由していたが、これで一発で設定できる。
上越高田で高速を出たころはすっかり夜が明けていた。
高田と言えば豪雪地帯で有名。
家のつくりも屋根は瓦葺きがない。
それに傾斜が急。
雪が落ちやすいように工夫されている。
新しい家はスレートとか金属板で葺いているし、古い茅葺の三角屋根は表面を金属板で覆っている。
なぜか赤色が多かった。
ふもとの関田の集落を抜けるとどんどん上りになってくる。
関田集落までは舗装表面が荒れていて道幅も狭くくねくねした印象だったが、そこを過ぎると2車線の広くて比較的きれいな舗装に代わる。
途中のススキ。
上の方ではドリフトの練習をしているためか路面に黒いタイヤの跡が無数についていた。
光が原高原牧場までは2車線道路。
しかし坂は急。
中央に妙高。
朝日に赤く輝いてとてもきれいだ。
右の頂が雲に隠れているのが火打山。
先日BSの百名山で火打登山をやっていた。
牧場は家畜の姿はなくレストランも人の気配はなくて寂しい。
頚城平野から日本海まで見えるはずだが写真は撮り忘れた。
右、霧に隠れてうっすら見えているのが光が丘ロッジ。
左は牧場のセンターの建物。
さらに上ると光が原ロッジがありここからの眺めも良い。
ここから頂上までは1,5車線で少し狭いが走るのに問題は無い。
南側長野側は1,5車線の舗装路で曲がりくねりはあるものの走りやすい。
☆ 関田峠 279峠目 新潟県上越市⇔長野県飯山市 県道95号 標高1120m
道路は1,5~2車線で走りやすい。
光が原牧場やその上のロッジからの見晴らしはとても良い。
これだけでもここに来たかいがある。
ただ、牧場は動物の姿や人の姿がなく営業していない様子だったので寂しい。
ロッジも閉まっていた。
この地方の峠はなぜか明るく気持ちが良い。
なぜかと考えてみたら、広葉樹が中心だから。
スギやヒノキの針葉樹の植林峠は昼でも薄暗くて暗い気持ちになる。
ところがこの近辺は色づき始めた広葉樹がきれいで明るく、気持ちも明るくなる。
頂上の関田峠改修の碑。
朝日が差して
長野側(飯山)が見える。
連合赤軍あさま山荘事件の映画ロケに使われたらしい。
途中の野池で、カモが懸命に水を掻いている様子がかわいい。
B級峠 ☆☆☆☆ ★ おすすめ度4
峠としては結構険しいが道がよく走りやすいし、さほど長くもないのでA級認定はしない。
絶景箇所があっておすすめ。
紅葉の季節がもうすぐで、この時期になったらもっときれいだろう。
地図ではすぐ東に牧峠に上る道がある。
見当をつけて走ったが一度間違い戻ってしばらく行くと案内があって峠にかかる。
一車線の厳しい坂だが舗装されていて走りやすい。
☆ 牧峠 280峠目 新潟県道359号から上牧林道 長野県飯山市⇔新潟県上越市
標高960m
坂はきつくカーブもきついが走りやすい舗装路で落石などもない。
広葉樹の林で明るく、紅葉もきれいになりかけていて気持ちが良い。
峠では簡単な案内標識が立っている。
新潟側の眺めは素晴らしく日本海まで見える。
国定忠治の逸話があるらしい。
牧峠の由来の牧地区。
B級峠 ☆☆☆ ★★ おすすめ度3
やはり。
これが嫌だ。
降りて国道405号を東に。
403号に入り須川峠伏野峠に向かう。
私の道路地図では二つの峠の位置関係がはっきりせず、さらに長野側とはつながっていないように書いてあったのでどうなるか少し不安だったが結論から言うと道は通じており問題なく抜けられた。
須川峠は伏野峠の少し(1,8km)新潟側にあり、、さほど違わないので同じとして扱うことにする。
☆ 須川峠伏野峠 281峠目 国道403号 上越市⇔飯山市 標高1070m、1020m
1~1,5車線で狭く坂も厳しいが走りやすい。
通行量が結構あってブラインドカーブだらけなので注意しないと危ない。
新潟側の菱ケ岳、1129m。
伏野峠は「ふしの」かと思っていたらまさかの「ぶすの」。
見晴らしの良いところはない。
長野側は長くてとても狭く曲がりくねっている。
舗装が新しく、落石落木はない。
A級峠 ☆☆ ★★ おすすめ度4
長野側が結構きびしかたのでA級に認定する。
この後深坂峠、野々海峠に向かうがここでまさかのハプニングが。
つづく