今日は第49回G7サミットの最終日。各国の首脳が被爆地の広島県で話し合いを進める中、私はCX-7について山形県で苦悩していた。
というのも、走行16万㎞目前にし後輪の足回り周囲から大きな異音が発生した。最初は時速40㎞/h以下では収まっていた音だったが、昨日くらいから低速でも大きな音が鳴り出した。もしハブベアリング交換くらいで済むなら修理代は7万くらいかなぁ等と考えていた。
実際にリフトアップしてみると確かに右後輪のハブベアリングが摩耗しており、私のヨミは間違いじゃ無かった。しかし修理となれば下回りの錆が影響しボルト類やナックル、ハブボルト、更にバックプレート等の交換が必要となり合計して10万円以上は必要なんだと。
そこで私は考えた。このCX-7は今から3年前に現金70万で購入し、それから新品のタイヤや2年後の車検でターボ機構ASSY交換など、税金を除き50万くらい費やしてきた。つまり車両価格とガソリン代を除いた維持費を合わせると3年間で120万。これを1ヶ月で計算すると33,000〜34,000円/月となる。妻が云った。「もう新しいクルマ買おうよ」と。
私は更に悩んだ。同じ金額なら現在でも凄く気に入って乗ってるCX-7を維持し続けたい気持ちと、これからも安心して乗れる新車または認定中古車をローンで購入し、今から13年くらい乗り続けるか二者択一の状況だ。
なにせCX-7は今まで大事に大事に扱ってきたし、フロントシートは革のリペアも行ったし、前述したターボ交換で内燃機関は絶好調だし。
今年に入ってポジション球とフォグランプをLED化した。しかし経年してるのは事実で、多走行により今後も壊れるかも?という心配も便乗してくる。
伊藤かずえシーマみたいに生き延びさせるには私の収入だけでは賄えない。でもCX-7を愛している。こいつは妻と私を安全に旅行させてくれた頼もしい相棒なんだ。
マツダの担当者はコダワリの強い私が少しでも元気づくようにと個性的な中古車物件を紹介してくれた。それはCX-8の認定中古車。
確かにCX-8は魅力度が高い。ちょっと前に妻が試乗した際「なんて乗りやすいクルマんだ!」と感激していたのを思い出す。また高齢になってきた義母や私の両親が後席に乗る場合でもCX-8のセパレートシートタイプなら素晴らしく快適だろう。
だとすると、やはり私はCX-60が欲しい。毎日リアシートに誰かを乗せる訳でも無いし、全長4.7m程度が最も扱い易いサイズだと感じるのだ。もちろんCX-8は日本の道路事情を考慮した乗りやすい一台だが全長が5mに迫り夫婦だけの二人暮らしでは余す。また私はグローバル展開してるマツダ車に絶大な信頼を置いている。それは安全性やシートの大きさ、そして塗装や錆対策など。世界中の使用環境を想定された造り込みのような気がするからだ。そんでもベリーサやビアンテのような国内専用モデルも好きだが、どうせならワールドプレミア車種が良いのかなぁと思う。
そんな事を言えば、このCX-60という魅力的なクルマは数ヶ月前に私の実弟が買ったし、妻の同僚も納車されたばかり。なので妻にしたら「知ってる皆と同じクルマは嫌だ」と言っている。確かに今のCX-7は二泊三日の旅行中に一度も同じ車種に合わないレアな感じが私たち夫婦の気に入ってるポイントでもある。
というか最近のマツダは売れ過ぎなんだよな。こんだけマツダ車を見ない日が無いのは90年代からマツダを愛用している私にとって嬉しくもあり悩ましくもある。現時点で本当にレアなマツダ車に乗るとしたらMX-30なのかな?ただCX-7に乗ってると爆発的な加速と分厚いトルクの恩恵をモロに感じるから、素朴な2LガソリンNAエンジンだと私の事だから感動や面白味に欠くだろう。
あゝ一昔前はレアなマツダの中古車を探したり選んだりするのが凄く楽しかった。だけど今は街に溢れ返ってる。
最近の色んなマツダ車に設定されてる20S・PROACTIVなんて世の中じゃ人気あり過ぎ。そりゃ確かに買い得感は高いけど私の感性には合わない。自動車の購入は家の次に高価な買い物という概念は一般的だろうから、どうせ高い買い物するなら妥協せず納得&満足できるクルマ選びしないとね。
例えばの話だけど、私達の子どもは成人し今は夫婦2人暮らし。なので今後そんなに汚す事も無いだろうから白い内装が良いと思った。
そんで折角だからサンルーフも装着したい。今まで私はロードスターに乗ってきたし、その前に乗ってたアンフィニMS-8やLW型のMPVとCR型プレマシーもサンルーフ装着してた。光と風を浴びるってのは気持ちの良い贅沢なんだ。
あとはマツダ車を買うんだからBOSEサウンドは必須かな。私は今まで「買って反省、買わずに後悔」ってケースは沢山あった。そして私の信念である「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めろ」は今も変わらない。今回CX-7の修理代が明確になった以上、今後の方針が明確になるのかもしれない。ただCX-7の点検中にローンの仮審査すると敢え無くパスしちゃったから更に悩む事になった。
今回のG7と同じくCX-7についても妻や担当者と集い対話する事をは大きな意味を持ち、我が家の未来とカーライフに於いて力強い決断と自信を持てる、またとない機会となるだろう。
マツダDを後にする時、先ほど納車された新車のCX-8が我々の前に居た。純白のCX-8を横目に微笑ましい家族と嬉しそうな店員さんによる納車の様子を観てた妻は、何とも言えぬ難しそうな顔をして私を睨んだ。
Posted at 2023/05/21 13:54:06 | |
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