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イイね!
2017年03月28日

珍車PART681

珍車PART681 681弾は今となってはレア扱いされても当然なこのクルマ!

そう、今は無きスズキフロンテですね~。

お若い世代は知らんクルマ、かつてのスズキ代表的車種、国産本格的軽自動車をデビューさせたスズキ、当初は“スズライト”の名前でデビュー、その後スズライトフロンテ→フロンテになり80年代までスズキの屋台骨を支えるモデルでした。

⇒『昭和59年(1984)5代目SS40型フロンテFS-G』!!(グレードは推察)

フロンテは89年の7代目まで存在しましたが現車である5代目の時に加えた姉妹車『アルト』が爆発的ヒット、これは軽パイオニアのスズキが当時大きく、豪華に、高価になり軽自動車の本来の役割を忘れていた各社に警鐘を鳴らすようにデビュー、セダンのフロンテをベースにテールゲートを設けた2ドアバン(商用4ナンバー)とし徹底したコストダウンで47万円という低価格で市場を席巻、セカンドカー、サードカー需要も呼び名声を高めました!

アルトの成功は逆にこれまでスズキの看板であったフロンテの存在感を弱めまた、時代の推移で4ナンバーと5ナンバーの税制的な違いがそれほどなくなってきた事もあり本来4ナンバー専用だったアルトがセダン(5ナンバー)に移行、知名度的にもアルトが上回っていたのもありフロンテ名は消滅した訳ですね…しかしフロンテの精神はそのままアルトが引き継ぎ現在に至っています。

↓47万円、発想の転換で税制の盲点をつく4ナンバーでデビュー、大ヒットした初代アルト(フロンテ兄弟車)


スバルレックス、三菱ミニカ、ダイハツミラクオーレ/クオーレと並び80年代までのメジャーミニ、当時軽No1のスズキでしたから往時は圧倒的にアルトの方を見かけましたがフロンテもそれなりに多かった…

この代のフロンテはスズライト以来久々に駆動をFFとしたのが注目、今でこそ軽どころかミディアムクラス、ミニバンまでFFが常識ですがこの時代はFRが当たり前、但しサイズの小さい軽ではかなり古くからFFも提唱されておりスズライトや後発のホンダはFFでデビュー、三菱/ダイハツはFR、スバル/マツダ/スズキ(スズライトフロンテ以降)がRRをが採用、それぞれの利点をメーカーそれぞれが訴求してきましたが70年代からはスペース効率がモノをいう軽自動車の中ではFFが有利という思いが一般的になりダイハツ、三菱やスバル、そして一時RRと転換していたスズキも順次FF化、スズキの転換第一弾が現車の5代目フロンテだった訳ですね!

しかし出品車、よく残っていましたよねー、30年超えの軽、なかなか残らんですよ、ハイ(^^;

↓内外E評価は年式並み、総合RA(事故落ちのA評価)は古代年式としては上等!


かつてこれも何度か転がしましたが旧規格550cc時代ですので広いとは絶対言えないながらもスクエアなボディとアルトにはないRrドアやRrハッチで使い勝手はかなり高く当時としてはこれ1台で賄う家庭も多かった訳ですがファミリー使用としては遠出しなければ及第点、FFの恩恵もあり贅沢言わなければ大人4人充分に乗れるスペースがありました。
360時代のようにギアチェンジする度にインパネに足が当たるとか絶えずトルクだすのに高回転を意識して維持なんて面倒な事せず普通に乗れましたしね、また、360cc時代や姉妹車アルトの後席なんて赤ん坊以外は乗れる代物ではなく550でも“乗用車”としての役割は果たしていたと思います。

パワー的にはたかが知れてるレベルですがまだまだMTが常識な時代、スペック以上にMTでキビキビ走れる実力はあり特にこの世代では2stと4stがラインアップ、この時期排ガス規制に不利な2stを頑なに揃えていたのはスズキだけで当然、4stモデルよりは独特なスズキサウンド(2st3発)は爽快かつ独特なドライブフィールが愉しかったです(^^)v 尚、現車は4stモデル、2stが型式SS30、4stがSS40でした…


現車、内外E評価ながら不快レベルにはなくまだまだ乗れそうでワンオーナーの可能性もありそうですね、何せ造りも安い軽ですから30年を超える維持には頭下がる位の程度の良さはあるように感じます。

↓内装、経年劣化はあるも醜い切れ、割れ、汚れはなく不快感はなさそう!



出品票から鑑みても重大な不具合は見受けられずそれなりの点検、修正を受ければまだ現役続行が可能なレベルに感じます、希少性も高くアホみたいな金額出さずともリーズナブルに旧車が愉しめると思います。

↓塗装の褪せはありますが30年超えとは思えないシャキッとした印象!


全体的にまだまだシッカリした印象の出品車、年数経過しているのでやつれは当然ありますが中古車の場合、いかにこれまでの維持が大切になされてきたかを見抜くのがカギ、当然店に並ぶ時はどれも綺麗に誤魔化されて?いますがオークション出品では手が加えられる前のモノが殆ど、実車を見なければ最終判断はできないもこれまでの経験からして画像でピンとくるものに大体外れはないのでこのフロンテ、まだまだ現役続行を叶えられる逸品に思えます!

↓全体的にとても年式を感じさないシッカリ感漂う希少フロンテ!



出品は九州地方から、『鹿児島50』当時ナンバーがいい味出てますね。

落札は無事なされ二桁を少し超えた程度、こんなの落としてコツコツ直して遊びたい、ナシヤマベース無き後は夢物語ですがまたいつかやりたいお遊びですwww
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Posted at 2017/03/28 19:46:05

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この記事へのコメント

2017年3月28日 21:09
こんばんは。
お疲れさまです。
コレの素のグレードのエアコン付きを下取りしたことあります。距離浅だったので個人的に1諭吉で。
確か2ATではなかったかと。さすがにエアコンをかけると全然ですがオフにすると軽量と相まってそこそこ走りました。
馴染みの鈑金屋さんに置いといて3年ほど共同で代車で頑張ってもらいました。
コメントへの返答
2017年3月28日 23:11
お疲れです。

この時代ですからATは2速でしたね、これが誠に2stとの相性が悪くスムーズさもなく煩いしまだまだ軽でATには無理な時代だったと思います。
三菱やスバルに較べると軽らしい軽でしたが3発エンジンには魅力ありました!
2017年3月28日 21:25
懐かしいですねー。
板金屋さんの代車で乗りました。
コメントへの返答
2017年3月28日 23:12
おぉ、鈑金屋代車では重宝されてたんですね(笑)
2017年3月29日 0:13
な 懐かしい~(笑)

私の初愛車がこれ・・・っても前期の丸目だったんすよ(笑)
当時 貧乏大学生でしたが 燃費を気にせず年中全開で走ってました~
まぁ全開ってもグロス27psですから普段走りのギャランAMGの方が速いくらいでした(爆)

もし今 目の前にあったならMAXくんから乗り換えちゃうかも(大笑)
コメントへの返答
2017年3月29日 22:39
そうでしたね、前に聞いたような気がします。

当時はどれもグロス30ps前後でしたが軽かったのもありそうパワー不足は感じずかえってサブロクと乗り較べる事も多かった時代なのでトルクが出ていて扱い易いという利点を享受していました。
2017年3月30日 21:11
いつも楽しく拝見しています。

見覚えのあるフロンテだな~、と思っていたら鹿児島50ナンバーで確信しました!
私の住む田舎街にずっと居たフロンテです。

近頃見ないと思っていたら、こうして再会出来て驚きました!
コメントへの返答
2017年3月30日 22:15
コメント有難うございます。

驚きですね、長い事このシリーズやっていますので時々「この車知ってます!」というレスを頂きます。

こうした場で再会するのも奇妙ですがフロンテに愛ある眼差しを向けていた方にはこうして再会できるモノなのですねー。

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「 ”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第46弾!! http://cvw.jp/b/2682511/48615637/
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