今回取り上げるのは『A121・131/122・132/123・133/135A型ギャランΣ/ギャランΛ及び同ギャランΣエテルナ/ギャランΛエテルナ』となります。
センセーショナルにデビュー、三菱始まって以来の高人気と高い販売台数を記録した初代A50系ギャラン(UP!)から一転、大きく豪華にをテーマに取った戦略が裏目に出て不人気車の代表のようになってしまった2代目ギャラン(NG)は完全なるDOWN!!でありこれの後を受けたΣ/Λはさていかなる事に…
てかあまりにも有名なので結果は先に述べます(汗)
Σ/Λはそりゃもう大成功でUP中のUP!!でした~。
その人気は発売と共にウナギ登りで終わってみれば初代ギャランを上回る販売量を誇った程で現在までその記録は生きているとか!
確かにΣ/Λデビュー以降はかなりの数を見かけそれまでどちらかと言うと“マイナー”“マニアック”イメージだった三菱車を瞬く間にメジャーにし同社を国内No3メーカーに持ちあげたのもこのΣ/Λの人気がモノを言っていました。
尚ΣとΛは新型ギャランのセダンとHTという関係で基本は同じクルマですが登場時期、改歴やランナップに異なる点も多い為別枠でご紹介してゆきます(エテルナ系につきましては最後にまとめます)
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【A121・131/122・132/123・133A型ギャランΣ】
まず発売されたのは前回でもご紹介したように『Σ』、76/5にNGのFMC版としてデビューします。
Σはテーマに“初代ギャランへの回帰”を挙げボディはNGより大きくなりながらもスタイリングは徹底してシェイプアップ! ダイナウェッジラインでエアロダイナミックスを取り入れ人気だった初代ギャランに倣い直線基調の空力を計算した鋭いくさび型のスタイイングを取り入れておりこれにギャランらしい逆スラントノーズにセダンながらも低い全高とセミファストバックの流麗なデザインが注目され高い人気の最大の要因でした。
セダンでここまでスタイリッシュなスタイルはΣ以前には見当たらなく新鮮でその出で立ちは見事なプロポーションでした!
↓新型ギャランセダンのサブネームは『Σ』が与えらました!
(前期型2000GSL)
Σの概要は下記の通りとなります。
(サイズ)
:全長4300全幅1655高1360ホイールベース2515(以上mm)
(車重)
1070kg =GSR
(エンジン)
1600シリーズ:サターン4G32型 水冷 直4OHCシングルキャブ92ps/ツインキャブ100ps
1850シリーズ:アストロン80 451型 水冷 直4OHCシングルキャブ97ps
2000シリーズ:アストロン80 4G52型水冷 直4OHCシングルキャブ 105ps/ツインキャブ115ps
(以上全てMCAシステムにより51年規制適合エンジン)
(駆動)
FR
(ミッション)
4速・5速MT/3速AT
(脚回り)
Fr:ストラット/Rr:4リンクコイル
(グレード)
1600(A121A):カスタム/GL//SL/GS
1850(A122A):GL/SL
2000(A123A):GLX/GSL/GSR/スーパーサルーン
上記を見て解る通り旧NGと比較して「広く、長く、低く」を実現していました。
この初代ΣはオヤジがA50ギャランを2台乗り継いだ後に発売と同時に購入、GSRとスーパーサルーンを悩んだ末、後者を買いました。
スーパ^サルーンはΣの最高グレードでこれは車種の少ない三菱がNGまでのライバル=コロナ/ブルに加え上級のマークⅡ/ローレルをもターゲットに据えたモデルでありそれらよりは小さいサイズながら装備はマークⅡのグランデ、ローレルのSGL~メダリストという上級車の最高グレードとほぼ同等の装備を誇りながらエンジンが4発の為比較的装備の割には安価で一定の人気を得ていました。
この当時では珍しいパワー装備(パワステ/パワーウィンドゥ等)を始め上級デボネアと同一のカーペットやファブリック地のシート等非常に豪華な内装でオヤジも倅もウットリでした(笑)
グリルもスーパーサルーンだけはリ・デザインされており気取った顔付でこの部分は標準グレードのΣのスポーティな顔が精悍で好きでしたが高級感は高かったです。
↓Σの最高グレード「スーパーサルーン」はデボネア並の装備!
↓スーパーサルーンのインパネ&室内
後年自らハンドルを握るようになり初代Σは結構乗りましたがスタイル重視のデザインだった為の弊害は室内の狭さでしょうか…。
幅と長さは充分でしたが頭上はやはり窮屈感があり後席に関してはセダンとしては失格かもしれません、もっともスタイル重視でしたからそんな事は気になりませんでしたが(^_^;)
走りですがエンジンはNGを継承していますが1600にA51ギャラン16L GS以来のサターンツインキャブの4G32が復活しています。
Σは上記の通りNGよりヘビーになってはいますが差は殆ど感じませんでした、MCA51年対策ですから2Lに関してもパワフルとは残念ながらいかずツインキャブ付(GSR)でようやく及第点かな?と言う感じ、この時代のモデルはどれもそうでしたが実際の排気量より4~500ccは下のエンジン位の実力、ただ三菱の場合表示ps→現実的なフィーリングでトヨタや日産では表示psが信じられないドライバビリティでした。
↓スポーツグレードの「GSR」にはNGのGSⅡ/GTO-GSRから移植の4G52アストロン80ツインキャブ
1850と2000のアストロン80はNGの項でも記載したようにメーカーが言うほどの直6同等の振動、フィーリングというのは個人的にはかなり無理がある感じ、1600サターンは下級ランサー/セレステではさほどの失力を感じなかったのですがΣではやはりヘビー感もろ出しでツインキャブGSであっても軽快なかつてのサターンエンジンの面影はなかったですネ~。
↓2000シングルキャブ4G52アストロン80
インテリア/インパネもスタイル同様セダンとは思えないカッコ良さでギャランGTOで好評だった連メーター&フライトコクピットを現代風に進化させたデザインでセダンでこれ程スポーティな印象のインパネは珍しいと思います!
↓GSRのインパネ
調整機構が充実したシートや可動式ステアリング等の快適装備はNGから継承、更にΣではRrシートに国産初のセダンながらのリクライン機構を採用、当時ではショーファーのセンチュリーたプレジですらない装備でしたのでワタクシもやたら後席に乗ってこのリクライン、意味もなく倒したり起こしたりしていたのが懐かしい想い出です。
↓セダン初装備のRrリクライニングシート
足回りはようやく長く続いたリーフをやめRrは4リンク式を採用、ブルSSSのセミトレには及びませんでしたがスポーツグレード以外の普及型/高級グレードでもほどほどに堅く設定され所謂ふわふわ感はなくしっかりしていました、少なくともコロナやブルの普及型よりはしっかりした印象でした。
Σの改歴は次の通りになります。
(77/2)
一部変更、1600の4G32型をサイレントシャフト内臓の80エンジン化、“サターン80”搭載となります。スペックに変更なし。
他に上級2000GSR/スーパーサルーンを13→14インチホイール化、同時に4輪ディスクを装備します。
尚、53年適合により1600は型式をA131Aに変更。
(77/6)
1600のみ51年のMCAシステムを改良・進化版であるMCA-JETシステムにて53年規制適合化、エンジン呼称をサターン80 G32B型と変更します。
ドライブフィーリング的には安定した排ガス対策で51年晩よりはかえってパワー感はありながらもスペックは92ps→86psにダウン、また残念ながらツインキャブモデル=1600GSはカタログ落ち、これに変わりエクステリア/インテリアにGSの味付けを残しながらエンジンをシングルG32Bとした「1600SLスーパー」を設定しています。
(77/8)
1850/2000シングルキャブも1600に次いでMCA-JETにより53年規制適合、1850=A132A 2000=A133Aとなります。エンジン型式も1850=アストロン80 G51B型、2000=同G52B型となり両シリーズ共スペックに変更はありませんがこちらも明らかに51年よりはドライバビリティは向上しており排ガス規制=完結を思わせてくれました。
尚、GSRは51年規制のまま、エンジン&車輛型式に変更なくそのまま継続しています。
またバンに関してはここまで旧NGのエステートバンを継続販売していましたがこの時ΣエステートバンにFMCし追加登場しています。
エステートバンもΣのおじゃれな部分は損なわずに商用化、エクステリア/インテリアも現代の商用イメージは皆無で特に最高グレードとなる「スーパーエステート」はセダンのスーパーサルーンと同一グリルを持ちインテリアもGLXに比例する豪華さで荷室までもカーペット張りでした。スーパーエステートにはopながらアメリカのステーションワゴンで流行った外装ウッドパネルも用意され結構この仕様は見かけましたがその存在感はバンではなくまさにワゴンでした!
エンジンは排ガス規制が緩い商用の為セダン(Σ)やΛよりもパワフル、ラインナップされた2L(4G52)が115ps、1.6L(4G32)で92psとスペックも上回っており事実これの1600はドライブした事がありますがセダンよりも軽量という部分もありますがパワフルな味はかつてのサターンを引き継いでおり商用が羨ましかったりします(^^;)
エステートには3グレードが用意され最上級が2000スーパーエステート、普及版に1600GL、廉価版に1600カスタムとなり1600はGLにサターン80(2000はアストロン80)、カスタムは非80エンジン。
↓バンモデルの「エステートバン」最上級スーパーエステート、内外装ともにワゴン並の豪華さ!
↓エステートバンの廉価版1600カスタム、廉価版であってもお洒落な商用車!
(78/4)
GSRが53年規制不適合により廃止、残念ながらΣからスポーツエンジンがこの時点で消えてしまいます。尚、1600SLスーパーと同趣向のGSR代用版である2000GSLスーパーが翌5月に追加。
(78/11)
MCが施され後期型となります。
Fr&Rrの意匠変更とインパネの一部、グレードの一部変更が行われますが個人的にはギャランらしさが際立つ逆スラントの顔が直立になってしまい丸目4灯→流行の角目4灯に変更、Σにはやはり丸目が似合っていた感じでより新しさは感じながらも前期型の魅力が半減してしまった感じが未だあります。
また例の“かっこイイ”インパネは形状は同一ながらメーターは最小限に減らされその空いたスペースには空調表示が入ります、エンジンの状態を示す計器類を失くし下らない(?)空調表示なんてナンセンス!!と当時思いましたが今や水温計ですら無くなった時代ですからこれがあるだけまだいいのかな と。。。
↓78/11~ 後期型2000スーパーサルーン
↓“空調絵表示”が装備された後期型のインパネ
グレード一部変更は1600カスタム→1600L、2000GLX→2000GLとなり遂にあの“変な排気量”である1850がカタログ落ちとなっています。
このMCでは全体的にそれまでスポーティなイメージを売りにしていたΣですが高級イメージ化にチェンジ、スーパーサルーンには新色追加と本革仕様も設定されています。
↓後期型は格段に豪華さをUP!(2000スーパーサルーン非本革)
(80/5)
好評初代Σは4年にてA161~164A/167A型4代目ギャラン=2代目ギャランΣにFMC。
以上初代ギャランΣでした。
引き続き初代ギャランΛを取り上げます。
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【A121・131/123・133/135A型ギャランΛ】
発売はセダンのΣに遅れる事半年の76/12となります。
Λは旧NGのHTとこの時はまだ継続していたスペシャリティカーのギャランGTOを統合(GTOは77yいっぱいで製廃)した性格が与えられ旧NGのHTと言えども居住性を意識したモノとGTOのスペシャリティな性格を兼ね備える新時代の2ドアパーソナルクーペ、Σをベースにしながらトレッド/全長を広げより長く、低く、幅広くをデザインにも反映させイタリアン調のΣに対しバタ臭いアメリカンな出で立ちで事実輸出先の米国でも『プリマス・サッポロ』として高い支持を得ていました。
スタイル上ではこれまでにない斬新な意匠が各部に取り入れられ国産初採用の角目4灯、鋭いスラントノーズ、ロールバーRrルーフにRrアップラウンドウィンドゥ、ステアリングも国産初の1本バー式が採用され数々の話題と注目を呼びました!
特にロールバー~ は2HTでセンターピラーがないながらCピラー部を補強しボディ剛性を高めながらスタイリッシュも実現しそれまで「HTはボディが弱い」とされていた欠点を解消した画期的なモノでした。
Σの主なターゲットであるファミリー層から決別、若い世代と同時にコスモや117と言った高級パーソナルクーペをもターゲットにした上級グレードは富裕層にも人気を集めていました、セダンのΣには設定されていないダイアトーンの高級オーディオも上級には装備され“遊び”の要素でも高い魅力を備えていました~。
↓NG HT/GTOの統合モデルとして登場したΛ初期スーパーツーリング)
↓スーパーツーリングに装備されたダイアトーン製3WAYスピーカ
Λの概要は下記の通りとなります。
(サイズ)
:全長4430全幅1675高1330ホイールベース2515(以上mm)
(車重)
1120kg =GSR
(エンジン)
2000:アストロン80 4G52型水冷 直4OHCシングルキャブ 105ps/ツインキャブ105ps
(MCA51年規制適合エンジン)
(駆動)
FR
(ミッション)
5速MT/3速AT
(脚回り)
Fr:ストラット/Rr:4リンクコイル
(グレード)
(A123A):GSL//GSR/スーパーツーリング
シャーシは勿論、機構やメカニズムはΣと同一ながらΛはよりパーソナル性を強調し当初から全車14インチホイール、4輪ディスク(GSL除く)を装備、最上級のスーパーツーリングはΣスーパーサルーンに準じた高級装備が与えられながらもパーソナルクーペとして若々しいお洒落な味付けがなされています。
インテリアもギャザード地のシートやチェックが使われ2ドアとしては後席の居住性も良くGTOで頭を下げ顎を引いた姿勢で座っていたのが嘘のように改善されています。
インパネはこちらもGTOの発展形で6連メーターのスポーティなデザインです。
Λの改歴は下記の通りです。
(77/6)
1600シリーズ(A121A型)が追加されます。
Σの1600シリーズからG32B(53年規制)と4G32(ツインキャブ51年規制)を移植、廉価版1600SLとGSRに次ぐスポーツグレード1600GSの2ラインナップ。
尚、1600系は13インチホイールで2000と差別化されています。
(77/8)
一部変更、GSRを51年適合のまま残し2000も53年規制適合、型式をA133Aに変更。
最上級スーパーツーリングにはロールバーガーニッシュを装着、前後北米用5マイル大型バンパーが装着(5マイルバンパーはGSRにも装着)され出で立ちを他グレードと大きく差別化し高級感を増しています。GSR/GSは新デザインのストライプを設定。
スーパーツーリングはメッキのロールバーガーニッシュにターンシグナルを組み込む非常に派手な演出がなされ5マイルバンパーとともに良く言えば迫力を増し悪く言えば重々しく鈍重な印象になりましたが押し出しが強く個性的になりました、インテリアにも本革仕様が設定され豪華さを増しました!
↓77/8~のスーパーツリングはより豪華なイメージが与えられました!
↓スーパーツーリング本革仕様のインテリア
(78/4)
GSRがΣ同様53年規制不適合により廃止、1600GSもココにてカタログ落ちとなりΛからもスポーツエンジンが消えてしまいます。
Σ以上にスポーティさが訴求される2ドアのΛでのこの廃番はより残念感、強かったです~。
尚翌5月にGS/GSRに代わるΣの「スーパー」に準じる1600SLと2000GSLにそれぞれスーパーインテリア仕様(旧GS/GSRのインテリアを持つ)が設定されています。
(79/5)
最上級2600スーパーツーリング(A135A)が追加されます。
ギャランシリーズ初の3ナンバー普通車登録のモデルでこの2600は前年登場したトヨタセリカXX2600(MA46)をターゲットにしたモノ、XXはコスモとスポーツカー(S30)からツーリングカーに変化した当時のS130フェアレディZがオーバー2L(コスモはREエンジンによりそれと同等性能)の2ドアの贅沢なロングツアラーを2分していた市場にトヨタが既存セリカのボディを使いロングノーズ化してクラウンやマークⅡの直6を押し込みこの市場に切り込んだモノでΛもこれに続きました。
しかしやはりこのクラスでは直6が命!!でデボネア用アストロン80 G54B型エンジンは120ps/21.3kgというパワーを持ってはいましたがライバルのL28、13B、4M-EUの静粛性とスムーズさ、馬力は劣り評価は得られかったです、トルクではほぼ互角でしたのでワタシも後年一度運転経験ありますがトルクフルで三菱得意のロングストロークのエンジンは排ガス対策で重々しかった~2LまでのΛの走りを一変させる力強さが感じられました。
しかしライバルのスムーズさには勝ち目はなくより富裕層が求めるこのクラスで4発は相当無理があったと思いますが三菱、冒険しましたねー…
2600スーパーツーリングは2000スーパーツーリングをベースに2トーン新色ボディカラー、ボディ同色フェンダーミラーが装着され5マイルバンパーも専用デザインとなっていました。
↓2600スーパーツーリング
(80/5)
Σと同時にΛとしては2代目になるA161~A167A型にFMC。
以上が初代ギャランΛとなります。
初代Σ/Λには78/3に三菱としては初めての兄弟モデルである「ギャランΣエテルナ・ギャランΛエテルナ」(以下エテルナ)が存在していました、ここからはこのエテルナをご紹介します!
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【A121・131/123・123/135A型ギャランΣエテルナ・ギャランΛエテルナ】
初代Σでイケイケ調子の三菱は77年、翌78年に発売予定の新開発のFF小型車=初代ミラージュを別チャンネルで販売する事としいよいよ三菱も2チャンネル時代になる事が決まっていましたが新チャンネル=カープラザ店がミラージュ1本という訳にもいかず好評Σ/Λの意匠を変更した双子兄弟モデルのΣエテルナ/Λエテルナをカープラザ専売モデル(尚、従来の三菱販社はこの時から「ギャラン店」とされています!)として78/3に発売しました。
↓カープラザ店向け双子モデルの「Σエテルナ」(2000GSLスーパー)
三菱初の双子はトヨタ・日産のそれに倣った手法でΣ/ΛのFrとテールをリ・デザイン、ギャラン店より若い世代にアピールするカープラザ店モデルのエテルナは若々しくスポーティなデザインとされています。
ΣエテルナはΣの丸目4灯を角目2灯ヘッドライトに変更、テールをΣの横線基調のデザインを縦線基調にしています。
ΛエテルナはFrはグリルのみの変更でΛの2分割グリルを横1枚モノとしテールは縦2分割のΛに対してサイコロ角型3連テールが採用されています。
↓エテルナは双子モデルでは常のFr/Rr意匠以外は基本(Λ/Σ)を踏襲
(Λエテルナ1600SR/同2000XL)
車輛概要は兄弟車ですのでΣ&Λに準じますがバリェーション展開は狭められ搭載エンジンもΣエテルナの場合、1850が当初からラインナップされず1600と2000の2本立てとなっていました(Λも同様)
バリェーション
Σエテルナ:1600GL/1600SLスーパー/2000GSL/2000GSLスーパー
Λエテルナ:1600SR/2000XL
搭載エンジンはデビュー時がMCA-51 51年規制(A120系)、直後から全て53年規制適合(A130系)のG32BとG52Bとなります。
Λエテルナはグレード名が変更されいますがΛのSL→SR、ΛGSL→XLに相当します。
Σエテルナ/Λエテルナの改歴は下記の通りです。
(78/11)
Σエテルナ、ΣのMCと同時にインパネのみ変更。
(79/3)
ΣエテルナにTOPグレードとなるスーパーサルーンを、ΛエテルナにやはりTOPになるスーパーツーリングを追加、内容はΣスーパーサルーン/Λスーパーツーリングに準じます。
(79/5)
ΛエテルナにΛと同時に2600スーパーツーリングを追加、内容はΛ2600スーパーツーリングに準じます。
(80/5)
Σ/Λと同時にエテルナとしては2代目になるA161~A167A型にFMC、この時、ネーミングから「ギャラン」の名前が取れ正式名称が「エテルナΣ/エテルナΛ」に改称されました。
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このように三菱の看板車種に大きく成長したギャラン(Σ/Λ)、エテルナという双子を追加し好調にファミリーを増やしました!
販売店の力量の差でエテルナはイマイチパッとせず地味めな存在ながら本家Σ/ΛはFMCまで順風満帆の人(車)生でした!!
さー、この次期モデルはそのUP調子を維持できるのか?はたまたNGの悪夢再びのDOWN!!になっしまうのか???
次回をお楽しみにぃ~(^^)v
↓次期型はギャラン4代目=2代目Σ/ΛであるA16♯系
(㊤2代目前期ギャランΣ㊦2代目後期エテルナΛ)
(次回2代目『ギャランΣ/Λ・エテルナΣ/エテルナΛ』に続く)