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2017年08月13日

珍車PART715

珍車PART715 珍715弾のこのスターレット、今の30代~40代前半には多分思い入れあるクルマではないなかな?と…

それ以上の世代ですとこれの先代、先々代に郷愁を馳せるんですがFF世代の走り好きの入門者としてこれで腕を磨いた御仁も多い事でしょう(^^)/

⇒『平成元年(1989)EP71型3代目スターレットターボS』!!


ワタシ世代ですと前任のKP61、つまりFR時代にこれで峠、サーキット等の入門者として親しまれましたし更に上の世代ですとKP61の前任である初代KP47型が教科書でした!

サニー(B110~310)と共に70~80年代、TSレースで活躍し元々は今でいうエントリカー、廉価な大衆コンパクトカーの役割が大だった両者でしたがモータースポーツ盛んなこの時期での活躍は本来の訴求はもちろんながら走り好きの若い世代にも大いに人気、現代のように走りを愉しむにはそれ相応の支出が求められるのとは異なり手軽に、リーズナブルに、型落ちの中古であれば一桁で求め改造パーツを組んで自分なりの好みのマシンにする、そんな愉しみを叶えられるのも人気の大きな要因せした。

スターレット(KP47/61)はサニーもそうでしたが素直なFR駆動、OHVながら軽量でよく回るエンジンが大きな魅力、さすがに現在では少なくなりましたが未だに改造パーツやスワップエンジンも豊富で人気は色褪せませんよね~…

しかし出品車の3代目EP71は84年、時代の変革から従来型とはガラッと変わるFFモデルに刷新され我々古い世代にはブーイング、しかし軽量でシャープなハンドリング、廉価、新開発E型エンジンは従来のK型とは較べられない程の元気とパワフルさでイメージはKP時代そのままに継承、新たにFFライトウェイトスポーツ的な支持を得、この頃に免許取得した世代はむしろFFが常識でしたので変な抵抗もなく受け入れられ人気も不変でした!

折からのHOTハッチブームもありスポーツモデルのターボ系は上級になるカローラFXやライバルのシビック、ミラージュ、ファミリアと共に街角でも飽きる程見られましたしEPが中古で出回った80年代後半~90年代初頭は価格もかなりこなれやたら多かった!

当時FF否定派のワタシでしたが乗ってみれば確かにKP時代の軽快さ、俊敏さは健在、ターボ系はシャーシがパワーに負け飛ばすと危険さを覚えるサマも垣間見えましたし造りは所詮エントリーカー、決して上質ではないも愉しい乗り味であったのは間違いナイ!
ターボ加給圧をLo/Hiで切り替えできるオモチャ仕掛けなんかもあったなぁw

“カッ飛び”をコピーとしたEPデビュー時のCM、その乗り味はコピーに嘘ありませんでした!


EP71は84~89年の5年の在任、次期80系~90系、そして現代のヴィッツにもスターレットの側面“手軽に走りを愉しめる”という精神は受け継がれモータースポーツの入門編としての役割も不変なのは大したモノ、ライバル達が名を変えたり消滅したりかつてのイメージが皆無になる中、さすがトヨタさんのモデル、最新ではHVもラインナップしアクアとの棲み分けはどうなん!?って気もしますが…

さて現車に行ってみましょー!

出品車は87年にMCを受けた後期モデルのターボS、この上にターボS-LTDとかあったのでターボモデルの基礎グレードですがスターレットとしては上級でしたね。

↓総合3内外Cは年式以上状態で前オーナーさんの愛情が感じられます!


出品票によれば大きな不具合は排気漏れ&AC不良で13万㎞程度なら耐久性には定評あったE系エンジンですからその部分でに不安はまだ神経質にならんでも大丈夫な感じ、下回り錆は当然あるでしょうがまだまだ現状でも愉しめるレベルの様子ですネ。

80や90に較べそれ程カリカリに弄られたモノは少なかったイメージがありますが最早これも弄る程の個体残りはなくネオヒスとして貴重な存在になってきましたよね、70系の時代はトヨタ、防錆技術がイマイチでエンジンや機関よりもまずボディがもたなくなる個体が殆どだったように思います、そんな状況で維持はなかなかご苦労でしょうし往時の数多さに較べ現代ではほぼ残っていないのが大きなその要因でしょう。。。

↓経年劣化と汚れもそこそこですが念入りな清掃では見違えるレベルになりそうでベースとしては上質!


ほぼオリジナルに保たれた外装もポイント高し!サンルーフ装着という点も注目ですね、HOTハッチブーム最中でしたので各社HBモデルに力を入れておりバブルの背景もあり今のように単なるエントリーカーとしてのコストダウン感満載って訳ではなく各メーカーの力の入れようが感じられるのがこの時期のHBモデル、王者トヨタのスターレットもまだ変な妥協も少なく好感の持てるモデルだったと思います、現車はそのイメージを立派に今に伝えるレベルを維持していると思います!

↓大傷、大凹もなく事故歴もないのでボディもまだまだ再生の必要はなさそうです!


↓約30年の経年で痛みは感じるも歴代オーナーさんの維持努力の賜物もあり年式以上の状態をキープ!


出品地域は西、落札額は結構イイ値段で落ちており整備、加修で店頭並ぶ時は6~70万位にはなるかな!?!?

サニー程ではないながらもマニアには人気のスターレット、FRのKPは既に神的価格ですがFFとういう事から近年までそれ程高評価を得ていなかったEP71もいよいよ手の届かない世界に行きそうですナ(^^;)
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Posted at 2017/08/13 19:03:16

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この記事へのコメント

2017年8月20日 11:53
お邪魔します。
1点だけ情報補正を。
EP71ターボにはモータースポーツベースのRグレードも存在します。

EP71ターボ、私も乗ってましたが良い車でした。
90年代あれだけ走ってたEP71スターレットですが、ここ数年で見かけたのはEFI1台のみ。
寂しい限りです。(T . T)
コメントへの返答
2017年8月20日 15:30
こんにちは。
ターボR、VR-4RSやエボRS、この年代だとランタボGSRに対するGTのようにSiやターボSから、無塗装バンパーや快適装備類廃絶、バン並みのショボイ内装の漢グレードでしたが競技ベースでKPのDXやDX-Aを直に継承するグレードでした。
走り屋や競技参加者にはこれがスタンダードでした!

元が廉価コンパクトですからせいぜい1度か2度のオーナーチェンジで葬られた個体がほぼ、残っているのは価値を認める人は認めるターボ系のみではないか?って感じです。

プロフィール

「旧車とキャラクター…VOL.49 http://cvw.jp/b/2682511/48591447/
何シテル?   08/10 13:36
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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