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2011年12月17日

保存版・偉大なる“UP! DOWN! 野郎たち”!!!カローラⅡ/ターセル/コルサ編③

保存版・偉大なる“UP! DOWN! 野郎たち”!!!カローラⅡ/ターセル/コルサ編③ 偉大なる“UP! DOWN! 野郎たち”!!!
今回も前回から引き続き『ターセル/コルサ及びカローラⅡ』、3代目(カロⅡは2代目)となる86/5発売のEL/NL30型を取り上げます!

L30系となって最大の変化はこれまで専用設計だったシャーシを今回から立位置的にはアンダーとなるEP70系スターレットに置きこの部分では開発費をコストダウンしています。
これによりデビュー以来(AL10)このモデルの最大の特徴であり他ライバルにはない“縦置きFF方式”を遂に止めFFとしては一般的なエンジン横置き方式のFFモデルとなってた事です!

AL10デビューの78年とは変わりこの時代では既に軽/コンパクトの世界では横置きFF方式が定着、FFの悪癖を嫌ったトヨタはAL10で極力FRのドライバビリティを得るため生産性の悪い特殊なドライブトレーン+縦置きFF方式を採用、先代までこれを通してきましたが既に一般化した横置きFF、トヨタも82yのSV10カムリ/ビスタ、83yのE80系カローラ、84yのEP70系スターレットと続々と横置きFFを発売しており生産性が悪い縦置きをあえてこれ以上継続する意味もなくここでお役御免、既に存在する下級スターレットとシャシは共有となった訳ですね…
ただ、変わりモノ?のワタクシはやはりFFアレルギーがあり当たり前FFのL30系よりAL20の走りに魅力を感じますが(;^_^A

↓86/5にHBモデルのみFMCにてカロⅡ2代目、ターセル/コルサは3代目となるL30系がデビュー
(㊤コルサ3ドア1500EX㊥ターセル3ドア1500VX㊦カローラⅡ3ドア1500ZX)


尚、スプリンターカリブとターセル/コルサの4ドアセダンは前回ブログで触れました通りMC、車種編成を行いAL20系を継続販売していますのでFMCは3/5ドアHBモデルのみとなります。(ここではカリブ及び4ドアは前回で取り上げていますので詳細は割愛します。)

↓ターセル/コルサ4ドアはMCしてAL20系を継続
(㊤ターセル4ドア4WD 1500VEサルーン/㊦コルサ4ドアFF1500EX)



↓ターセル4ドア(4WD VEサルーン)のインパネ



3兄弟、前後の意匠違いと販売店違いは従来通りでターセルをベーシック、コルサをやや高級イメージ、カロⅡを若々しく仕立てたのも先代をキャリーオーバーしています。
実際、シャーシ面で弟分スターレットと共有となっていますので広い意味で言えばグレードダウンしスターレットと並ぶ4兄弟ともとれますがシャーシとエンジン以外にスターレットととの共通性は殆どなくイメージは全く異なるモノ、この代に於いても依然スターレットよりはやや上の位置とされスターレット~カローラ間を埋める役割、イメージには変更ありません。

シャーシ(エンジン)部分ではコストダウンした訳ですが世はバブル突入期!これを安く抑えた分、30系は歴代モデルでも最もワイドバリェーション化されておりその仕上がりもコンパクトカーとしては驚くもの、“さすがトヨタ”と思わせる造りの丁寧さ?仕上がりの良さは同時期のやはり歴代最高に贅を尽くされた90系カロスプに通じるものがありトヨタのうまい部分をいかんなく発揮!!カロスプを絶対に上回らないながらも確実にスターレットよりは貧しさを感じさせず先代からの代替及びスターレットからの代替ユーザーを満足させていました。
内装ではセミトリムが殆どだったAL10、フルトリムながら質感薄い硬質プラ丸出しのAL20に較べソフトパッドを随所に用いた質感高い一体成型のトリムや成形天井は上級車と遜色ないものでした!
先代では今一歩王者BDファミリアに届かなかった売上UPを目指しBDが特にインテリアにクラスを超えた品質間が好評であった事、そしてスポーティかつお洒落であった事を徹底的に研究、BD駆墜の為シャーシを落とした分見かけは去る事ながら歴代最も華やかなるワイドバリェーションや充実のスポーツグレード等、バブルのイケイケどんどん調子と持てる知恵と経験を最大限に生かしたL30系は20系以上の成功を収めました!

↓質感大幅UPのインパネ&インテリア(ターセル3ドア・リトラVSスポーツパッケージ)



それではEL/NL30系ターセル/コルサ/カローラⅡのモデル概要です。

(サイズ)
全長3865全幅1625高1385(mm)
(車重)
810~870kg
(定員)
5名
(エンジン)
2E型水冷直4 OHC12バルブ 1300cc 可変ベンチュリーシングルキャブ73ps (希薄燃焼システムは67ps)
3E型水冷直4 OHC12バルブ 1500cc 可変ベンチュリーシングルキャブ79ps
1N-T型水冷直4 OHC1500ccディーゼルターボ 67ps
※psは全てネット表示
※型式:2E搭載車=EL30型 3E搭載=EL31型 1N-T搭載=NL30型
(駆動)
エンジン横置き式FF
(ミッション)
4速MT/5速MT/3速AT/2W・OD付4速AT
(脚回り)
Frストラット式/Rrトレーリングツイストビーム式
(ボディ)
3HB/5HB
(バリェーション)
ターセル :VC/VL/キューティ/リトラVS/リトラVSスポーツパッケージ/VX
コルサ  :TX/GX/ソフィア/リトラSX/リトラSXスポーツパッケージ/EX
カローラⅡ:CD/TX/GL/ライム/リトラSR/リトラSRスポーツパッケージ/ZX
※各車ボディ、排気量により未設定あり

上記の通りサイズは全長がスターレットベースになった事からややダウン、これに伴いホイールベースも50mm縮少され初代ではロングホイールベースを最大の売りにしたのも今は昔、初代比-120mmとなっています。

幅は先代よりもやや広がり全体的スタイルは台形そのものの2BOXらしい安定感のあるもの、スタイリングはペキペキ直線だった20系に柔らかいラインをプラスしスポーティ度合いの強かった先代と比較すると重厚感が与えられています。
人気モデルのFMCで大体の失敗パターンは人気高かった先代のイメージを残しながらもゴテゴテと盛り付け肥大化し無意味な贅肉が付いてしまい先代の評判を落とす、というのが多く実際あれほど強力だったライバルのBDファミリアが85/1のBD→BF型へのFMCでこのパターンの失敗を犯しまた、かつてのこのクラス王者だった初代シビックも2代目FMCにてこのドツボにはまっていましたorz…
人気モデルの後続は非常に難しくキープコンセプトは“両刃の剣”でありこれで失敗するモデルは多いですがL30系は先代のシンプルで軽量感のある好印象をうまく残しながら豪華さ、重厚感をも得てバブル期という時代にもマッチし相変わらずの好評でした!

デザインは直線美を生かしスッキリした3ドアと高級感を醸し出す先代同様の6ライト式の5ドアが基本ながら3ドアスポーツグレード(ターセルのVS、コルサのSX、カロⅡのSR)には当時流行したスポーツカー並のリトラクタブルヘッドライトを採用、2階建てドライブトレーンをやめ鼻先が低く抑えられるようになった横置きFFがスタイリングにも自由度を与え基本デザイン=普及グレードのスッキリしたスタイリングを崩す事無く非常にスポーティな顔が与えられベーシックカーらしかぬその出で立ちは当時話題になりました!
リトラクタブルからこの顔を持つモデルにはサブネーム『3ドア・リトラ』(3車共通)が与えられています。
ベルトラインは普及型と同一、ボンネット先端もほぼ同じ高さながら大型バンパーとエアロを使用しスタイリングバランスを崩さず見事にリトラクタブル顔にしたリトラのデザインは見事!!と言うしかなくこの辺がトヨタならではのうまさだと思います。これが日産になるとかつてのパルサーEXAやサニーRZ-1のようにいかににも“取って付けた”ような顔付になってしまいセンスの違いを個人的には感じますネ~。
コンパクトカーらしくこのリトラは大袈裟過ぎずにスポーティ、全体のバランスもしっかりしておりトヨタの数ある車種の中でも隠れた名デザインだと独断ですが感じます!
リトラにはスポーツパッケージと呼ばれたフルエアロバージョンも存在しこれは先代AL20のスポーツグレードからの発展継承でありより迫力を増していました。

↓顔だけ見たらまるで“スーパーカー”だったリトラのFrマスク(カローラⅡ3ドア・リトラSRスポーツパッケージ)


↓同じく“リトラクタブル顔”のターセル3ドア・リトラVSスポーツパッケージ)


リトラ=3車ともスポーツグレードには先代で高評価(見かけのみ)だったスポーツシートも引き続き発展改良されて採用していますがこのシート、と言うかトヨタのスポーツシート(A60系XXのGT系やT140コロナ、A60系カリーナ/セリカのGT系、86レビン/トレノにEP72スターレットターボ)はどれも見かけ倒しでホールド性や長時間ドライブにも耐えられる程良い堅さはイマイチ、20系~この30でも残念ながら見かけほど高性能なシートではなかったですがまだ他社が見かけに気を配ったスポーツシートが少なかった事もあり結構注目度は高かったですね!

↓見かけだけはかなり高性能をイメージするスポーツシート(画像はカロⅡ)


エンジンはこの代から従来のガソリンエンジンに加え新開発の1.5Lディーゼルエンジンもラインナップ!
ガソリンはEP70スターレットやEE80カローラ1300で既に搭載されていた横置用に開発されたE型エンジンに換装、旧A型が縦置きベースの設計であった為、これにに較べコンパクト、軽量化されたものでもちろん『LASER』を名乗っています。
E型はスターレット、カローラから換装の2E型1.3Lとこれのスケールアップである3E型1.5Lの2種のチューン、1.5は先記2モデルには積まれておらず専用エンジンです。
3バルブ×4の12バルブが大きな特徴のE型エンジン、新型可変ベンチュリーのキャブによりこの代からネット表示された出力は2Eで73ps、3Eで78psとなっていますが1300ベースグレード(ターセルVC/コルサTX/カロⅡTX)に設定されたパーシャルリーンシステム=希薄燃焼エンジンでは同じ2Eながら燃費/環境重視の触れ込みのため67psにデチューンされていました。

※L30デビュー時はまだ他モデルにはエンジン型式に横置きエンジンを示す社内呼称(L)が添付されていましたがAL20を最後に縦置きFFは消滅、トヨタFFは全て横置きになった為、他モデル(コロナ、カリーナ、セリカ、カロスプ等)を含め87~90年までにこの(L)は表記がなくなります。これは当初AL10の時のようにトヨタは横置きFFに消極的でこれを“特殊”としていたため表記していました。尚、排ガス対策を示す(U)もこれとほぼ相前後して表記削除、30系はデビュー時は80カローラやEP70スターレットでは『2E-LU』と表記していたものを同じエンジン、搭載ながら単なる『2E』(『3E』)と改められています。

↓新搭載された『E型』エンジン


そして注目のディーゼルは新開発のトヨタDエンジン最少となる1.5L+ターボチャジャーの1N-T型となります!
1N-Tは70年代後半から始まったディーゼル乗用車人気の高まりもあり既に86y当時は以前のDブームは沈静化していたもののその低燃費性能、Dエンジンならではの頑強設計による耐久力から主に距離を走る地方都市などのユーザーには高い支持を受けておりかつてはクラウン、マークⅡクラスの特別なユーザー向けだったモノがこの時期はカローラやサニーなど大衆車クラスにも広まりダイハツでは世界最少1Lディーゼル(83yG11系シャレード)も存在、これに刺激された?トヨタの最少版ディーゼルをラインナップに加えた訳です。

↓トヨタ最少の1.5Lディーゼルエンジン『1N-T型』


脚廻りは当然ベースのEP70系スターレットと共通Frストラット式/Rrトレーリングツイストビーム式を採用されています。
これは先代同様に『PEGASUS』を名乗りますが味付け、乗り味は当然ですがスターレットそのもの、もちろんAL20のALLストラットと比較しても設計が新しい分快適なサスでありしなやかさは30が上だった印象でハードな走りもスターレットで定評があっただけあり踏ん張りも先代を上回っていました。
ややストローク不足を感じるも軽快感を維持しながらしっかり地に足を付けた安心感があったように記憶しています。

↓シャーシ共有のスターレットと脚廻りも共通。


脚廻り同様、30系の乗り味は先にデビューしているEP70スターレットそのもの(EP70普及/NA版)でしたがスターレットには1300のみながらもハードなターボモデルがラインナップされておりこれは明らかにシャーシがパワーに負け気味、見かけはリトラクタブルでイケイケながらも1500ながらパワーとシャーシバランスにL30系は安心感がありました。
EPターボではFFのハイパワーで扱いにくいハンドリングと頼りなかったRrサスも30系では安定感があり絶対パワーは不満ながらもスターレット以上にファミリーユース層の多いターセル/コルサ/カロⅡにはベストな感じでした。(EPでも普及/NA版はもちろん問題ないレベル)
ただ30系ほど3ドアと5ドアのボディ剛性の差を感じるモデルもなく3ドアなら峠を少々羽目外した走りをしても気にならないものが5ドアですとボディの歪みが手に取るように解る、そんな感じでした。
2(3)ドアと4(5)ドアモデルやHTとピラー付きではどれでもこれに差はありますが30系はこの度合を強く感じたのを憶えています。

A型に較べ明らかに回転、吹け上がりは軽々しくてMTであれば1300でも必要充分、ATですと変則比の関係でどうしても1500は欲しい感じではありますが1300ATでも街中ユースであれば無問題!ただ高速はコイツは禁物で一度この1300AT(1300では3速ATのみ)で長距離走行する羽目になり100km程度でもやたら唸り燃費も極悪で参った事があります。まっ、これはL30系だけではなく未だ3ATの宿命ですから街中専用として割り切れば問題ないのですが…
逆に1500はMTならばキビキビとストレスないドライバビリティが得られており1500上級グレードの4ATなら快適イージードライブが街中~高速に於いて楽しめました!

一方の1N-Tディーゼルエンジン(以下Dで記載)はロングストロークタイプであり非常にトルクフル、出だしを含め低速域はこのロングストロークのお陰にて、また中高速域はターボチャジャーのお陰でDとはいえ音以外は全くガソリンエンジンと遜色ない、いや、かえって1300ガソリンよりはパワフルだった気がします!
騒音/振動も全く気にならずトルクでは2Eの10.3kgm、3Eの12kgmを上回る13.3kgmを発生、Dですから当然高い回転まで引っ張る楽しみはないながらも街中では俊敏そのものでレアモデルながら結構都会でも燃費節約で当時社用車として使われるケースも多くこれの下取りなど10万kmオーバー車を時々転がしましたがD故の頑強さでガソリンモデルよりしっかりしたものが多かった気がします。
例のD特有の~ガラガラ~音だけは消しようはなかったですがこれほどDを意識しないDエンジンは同じ1.5Lでいすゞの名機と言われたJT600型ジェミニ搭載の4EC1/4EC1-Tとこの1N-Tだったと思います!

尚、3車とも呼び名違えど同仕様グレードを設定するのは伝統でターセルキューティ/コルサソフィア/カロⅡライムなる女性専用モデルも健在、カロⅡのみにSTDに当たるCDがラインナップされているのも先代同様ですが30系ではスポーツグレードは3ドア・リトラのみの設定とし5ドアは未設定となっています。

↓EL30/31及びNL30ファミリー(バリェーションの一部 全て前期型)
(ターセル3ドア・リトラ/3ドア)



(コルサ3ドア・リトラ/3ドア/5ドア)





(カローラⅡ3ドア・リトラ/3ドア/5ドア)




それではモデル改歴に移ります。(特別/限定モデルなどは全てを網羅していません!)

(86/9)
3車ともスポーツグレード最高峰となる『リトラ1500GP(グランプリ)ターボ』を追加設定します。
GPターボは3E型エンジンに空冷式ICターボを装着、燃料供給はEFIとした3E-TE型ネット110ps/17.2kgmを搭載、ようやくリトラのスポーティな出で立ちに相応しい心臓が備わりました!
3E-TEは既存スターレット1300ターボ(EP72)の2E-TE同様のHi/Lowの2ウェイ切り替え式ターボであり一般走行時はその性能をいかんなく楽しむHiモードを、雨天/降雪時や燃費優先ではLowモードを推奨、GPターボで870kgを切るウェイトのため110psという高出力はパワーウェイトレシオ7kg台を達成、例えLowモード(Lowモード時は97ps)であってもその俊敏さは胸のすく加速と圧倒的トルクは正に“ボーイズレサー”でありこれまでの見かけだけのリトラを大幅にイメチェン、IC用パワーバルジをこれ見よがしにボンネットに配置した出で立ちは“HOTハッチ”“過激ハッチ”として2BOX好きの若者に熱い視線で迎えられました!

↓EP72同様の“2way"ターボを装着した強心臓の3E-TE型エンジン


↓3兄弟全てにラインナップされたGPターボシリーズ(ターセルリトラGPターボスポーツパッケージ)


(㊤コルサリトラGPターボスポーツパッケージ㊦同GPターボ)


(カローラⅡリトラGPターボスポーツパッケージ)


GPターボは5速MTのみの設定、グレードはベースグレードとこれまでの最高スポーツグレードであったVS/SX/SRのスポーツパッケージと同様な派手なエアロパーツをまとったGPターボスポーツパッケージをラインナップ、人気の中心はやはりスポーツパッケージで当時これは数多く見たもののベースグレードは殆ど見た記憶がない!そんな感じでした。

(86/10)
特別仕様枠でターセルに『ジョイナス』、コルサに『MOA=モア』、カロⅡに『ウィンディ』を追加設定します。
カロⅡのみ先代のグレード名が復活、これらが示すようにベースグレードに+αの装備を施す買い得モデルでした!

↓得意のお買い得モデルも追加!(コルサ3ドアMOA)


(87/2)
Dモデルに最高グレードとなる豪華版、ターセル『デーゼルターボVX』、コルサ『同FX』、カロⅡ『同ZX』を追加設定、GPターボに4ATモデルもラインアップしています。

(88/5)
MCで後期型となります。
3車ともにお約束の前後意匠の変更が行われ彫が深いグリルデザインや大型化されヨーロピアンチックとなったテールランプがより高級感を醸し出すイメージとなっています。
普及型に関してはやどこか安っぽかった前期に較べ高級感を得ていましたがはリトラは個人的意見で恐縮ですが前期のスポーティさをゴテゴテしたFr周りがややスポイルしてしまいオーバーデコレーションの風味になってしまったのが残念です。
人によっては大型化されたターンシグナルやフォグ等が迫力!という意見もありましたがワタクシには豪華に振った分スッキリとした軽快感がなくなりリトラに関しては個人的に前期支持ですねー…

尚、この時に流行のオープンエアモータリングを実現する『キャンバストップ』を一部グレードに設定しより魅力を高めています。

↓遊び心満載で快適オープンエアモータリングを実現した新設の『キャンバストップ』


キャンバストップは新設グレードのターセル『キャンバストップVS-i及びキャンバストップジョイナス』、コルサ『同SX-i/同MOA』カロⅡ『同SR-i/同ウィンディ』に設定、iシリーズは上級のためそれなりのプライスでしたがお買い得廉価版にもこれを設定するのがトヨタらしい商売上手なところで性能や速さは二の次の雰囲気だけを大事にする遊びクルマを求める層にも上手くアピールそしていました。

また、“i”にはこれまでEFIターボかNAキャブの選択のみの3E型にNAのまま燃料供給をEFIに変更した3E-E型ネット88ps/12.2kgmを搭載、NA派のスポーツユーザーに訴求しています。

↓”キャンバストップ”と“EFI”、二つの新たらしい武器?を得た 後期カロⅡ『リトラキャンバストップSR-i』


↓カロⅡSR-i『スポーツパッケージ』㊤/『キャンバストップウィンディ』㊦



↓同ターセル『リトラキャンバストップVS-i』㊤と『キャンバストップジョイナス』㊥㊦




↓同コルサ『リトラキャンバストップSX-i』


↓後期型でのエンジンラインナップ(3E-E追加、3E-TEの出力UP以外は従来型と変わらず)




(88/10~90/5)
怒涛のように特別仕様や限定モデルが3車に追加されてゆきます。
下級のスターレットも同様ですがこのクラスは若者向けロープライス、女性向けグレード、お買い得ファミリー向けグレードと非常に求めるユーザーの好みが幅広くこれに対応した数多い仕様が存在しました。

↓特別仕様、限定グレードの一例 (ターセル10周年記念特別仕様車1300キューティエクストラ㊤3ドア㊦5ドア)



(ターセル10周年記念特別仕様車3ドアジョイナスエクストラ)


(カロⅡ90`s特別仕様車スーパーウィンディ㊤3ドア㊦5ドア)


(カロⅡ特別仕様エアコン付スーパーライム)


(90/9)
希薄燃焼エンジン搭載モデル、ターボモデル、リトラクタブルヘッドライト採用、エアロ武装のホットハッチ、キャンバストップと様々な話題を巻いたL30系は好評の為、モデルライフを上回る4年4カ月で次期型のL40系にFMC、先代AL20のままだったターセル/コルサの4ドアもようやくこの時同時にFMCされました!

↓90/9、FMCした次期L40型ターセル4ドア㊤コルサ4ドア㊥カロⅡ3ドア㊦




L30系はターセルが平均約15,000台、コルサ約43,000台、カロⅡ約60,000台の計約12万台は先方の失敗FMCにも助けられ遂に念願の宿敵ファミリアを抜き86~87yはクラス1位を獲得、L30後年の2年(88/89年)で同時期“ワンダーシビック”でやはり高い人気を得た3代目シビックに抜かれるものの4年トータルでは1位に揺るぎなく日産パルサーファミリーや三菱ミラージュ/ランサーフィオーレ、先記のBFファミリア等並居るライバルには余裕の勝利でした!

バブルも絶頂期に設計されますます質感を赤めた次期L40型、4ドアの1世代ぶりのFMCやクーペモデルの派生車種『サイノス』の追加と話題も豊富で好評L20を更に人気/販売をUP!!!UP!!!させたL30系の勢いは続くのか!!

次回をお楽しみに!

(次回、EL/NL型4代目ターセル/コルサ及び3代目カローラⅡ、初代サイノスに続く)
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Posted at 2017/09/02 22:53:20

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