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2015年03月03日

保存版・珍車PART517

保存版・珍車PART517  今回のご紹介はド級の珍車、いやー、こんな博物館級のクルマがまだ普通に街に残っているとは驚きですわ(*_*;

⇒『昭和44~45年(1969~1970)H1300E型ホンダ1300 77(セブンティセブン)DX』!!

ねー、驚きでしよ。。。

一体式2重空冷、これによりクソ重いエンジンで曲げるのを苦労したというホンダ1300、ホンダの4輪進出創世記の在野精神旺盛の時代の作品です!
これのクーペならば現役時代、人気車ではありませんでしたがそれなりに数は出ており往時は少ないながら見かけたモノです、今でも博物館~草ヒロ含めたら見れる可能性もまだありますがことセダンに関してはまさか当時でも少なく当然?2015年の街中でお目にかかれるとは思いませんでしたねー。

↓見よ!、見事な逆スラント2分割を!!


↓経年変化の痛みは当然ありますが40年超の車輌としては驚く美品!


因みにナンバーはありませんがこれだけ状態がいいと草ヒロなんて絶対呼べない!
多分この固体はある屋根付きヤードに置いてあるモノですのでこれからレストアにかかるモノだと思います、内面は解りませんが外観は大きな腐りや穴もない様子、室内もかなりの程度でシート破れやダッシュ割れもなくこの時代のクルマによくあったインパネ内エンブレム=『DELUXE』すら非常に綺麗な状態でよほどのマニアが長年大事に隠し持っていた?オーラが溢れており正に奇跡の77!!少し外観手入れすればすぐ博物館に飾れると思いますネ~(*^^)v

↓ガラスが汚れているので見難いですが室内も非常にイイ状態!



まだFFが異端児の時代、スバル1000(~ff-1)とこのホンダ1300が普通車のFFとしては2大看板、スバルはあのロングロングホイールベースと異様な程のFrオーバーハングがまるでダックスフンドの猪木のようで大の苦手でしたがホンダは冒頭で述べた通りワタシ好みで三菱のお株を奪う程の思いっきりの逆スラント&2分割の顔がまずはイイ!

スタイリングもやや小さすぎるキライはあるもセダンは正統な箱型でスクエアデザインがバランスも良くテールの処理もなかなか迫力あって好きでしたね!
1300 77は現車のように角目2灯、1300 99(4キャブ)は丸目2灯、クーペは丸目4灯とそれぞれ顔付きに個性があり一番精悍なのはクーペで一番大人しいのが77、しかし当時はまだそう角目2灯なんてない時代でしたので子供心には結構77の顔も精悍にかつエレガントに感じたモノです。

↓遠目ではよく510ブルと間違えましたが三角窓の存在で「ホンダ1300だ!」とガキの頃は叫んだモノです(笑)


↓テールの意匠は77も99も同一ですがトランクリッド右端の『99』エンブレムを見るとテンション上がったものです(現車は77ですが…)


当時、普通のファミリーカーは1キャブ、ちょいスポーティなのがツインキャブ、かなり?スポーツなのがDOHCソレックスという時代、空冷OHCの1300ccというあまり萌えない仕様ながらもこれにバイクの如く4キャブを搭載し1300ながら115psという当時の2Lモデル並の出力を備えた99及びクーペ9はスポーツ好き/スペックマニアだった亡オヤジもかなり注目、親戚のクルマ道楽の叔父がこの高出力に魅せられクーペ9Sを購入、よくオヤジとこの叔父と3人でドライブした懐かしい思い出があるんですよね、空冷+FF機構からなる独特の排気音は今も耳に残ります。
結局FR好きのオヤジは1300のあまりにもFFしてる部分がダメで愛車にする事はなく叔父のクーペをたまに借りては「速いけど乗りにくい」を連発していたような…

↓ファミリーモデルとしてはかなりイケイケな印象、これも一つの要因で人気は盛り上がりませんでした…


しかしこの77ですら1キャブでも100psですからねー、当時ですとファミリアREとほぼ同性能、100psと言えば2Lクラスの馬力でライバルとしたカローラやサニーがどんなスポーツバージョン(カローラはSLやSR、サニーはGX)でも60ps後半~70ps台、DOHCのレビントレノの出るまだ3年も前ですしね、ファミリーユースが使命の77でこれはやはり当時、ホンダがまだファミリーカーというものを良く解っていなかったとしか思えません…。

このホンダ1300は本田宗一郎氏と開発陣の軋轢があったりしましたが宗一郎さんの最後の?入魂の作品、モデル自体はパッとせず僅か3年程度で水冷の145にバトンタッチされそれも新開発シビックの好調の裏で2年程度で静かに消えたモデルでした。
昔のホンダらしいといえばNコロと並び最右翼かな!? とにかく今の時代にこんな有難い固体をよく観察できて幸でしたわwww

(^O^)/
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Posted at 2017/11/23 15:14:26

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