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2018年04月04日

珍車PART762

珍車PART762 暇潰しに業者オークション見ていたら…

おぉ、まだ出ていました!コイツもバブルの申し子でデビュー、当時は大きく注目されましたが出た時期は既に企画時のバブル全盛ではなくもう末期でしたし出た途端、音をたてるかのの如くバブル崩壊、かつてのトヨタソアラや日産レパードのようなメジャーな高級パーソナルの位置には立てずマツダが予算も気合も全力に注ぎこみ開発→発売した割には鳴かず飛ばずの悲運のモデルでした(+o+)

『平成8年(1996)JC3S型ユーノスコスモ TYPE-E CCS』!!

出ましたユーノスコスモ!ユーノスなんてもう死語ですわな(笑)

お若いナウなヤングのために余計な事書けばユーノスとはよく語られるバブル期のマツダ無謀多チャンネル時代の販売店名の一つ、マツダ/マツダアンフィニ店・オートラマ店・オートザム店・ユーノス店とありマツダ車のバッジチェンジやユーノス店には専用モデルを配置、ユーノス系はスポーティモデルが多くその代表がロードスター、ユーノスコスモはユーノス店兼マツダのフラッグシップモデルであり80年代初頭にソアラやレパードが行ったように高額高級パーソナルクーペを訴求、当時のマツダが持てる技術をふんだんに取り入れ贅を尽くしたモデルでした。

↓バブル末期の1990年にデビューしたユーノスコスモ


世界及び国産は当然、マツダでも初めてとなる量産車初の3ローターターボ搭載!!というマツダファンのみならずカーマニアには大きな話題を持ってデビューしたユーノスコスモ、コスモとしては初代コスモスポーツ、2代目コスモAP、3代目コスモに次ぐ4代目になる訳ですがこのクルマ、代ごとに内容も性格も大きく変えており名前に伝統のコスモを受け継ぐも中身は殆ど関連性のないモデル変更という感じ、共通しているのはREエンジン搭載という部分であり初代スポーツとユーノスはレシプロモデルを持たないRE専用車でした!

スポーツの10A型(491cc×2)を皮切りに12A,13Bとマツダのプライドとも云える最上のREエンジンを搭載してきたコスモ、ユーノスではそれまでの常識(2ローター)を打ち破る654cc×3、つまりは3ローターにて当時の自主規制枠280psを誇る20B型REエンジンはマツダエンジニアの夢であるV12並みのフィーリングを達成したと言われる夢のエンジンでありこれも過去に経験しましたが今のEVの如く音もなく驚く速度域に達するサマは当時としては驚愕、元々REは10A~13Bに至るまでそうした特性のエンジンながら低速トルクがスカなのが玉にキズ、その点20Bはその部分も補い常用速度域、回転域でも扱いやすくフラットな特性が歴代REとは異なりその気になればツインターボだろうがV8だろうが負けないロケット加速も味わえる当時としてはREの頂点だったと言って遜色ないでしょう、相変わらずそんな走りをすれば燃料計、目に見えて急激に下がるのはお約束でしたが(笑)

↓20B搭載のTYPE-S 4本左右出しマフラーの後ろ姿はタダ物でない事を主張!


そんなユーノスコスモ、マツダの気合とは裏腹に世はバブル崩壊の所謂“失われた20年”に突入、好景気の時代にあれほど街を賑わせたBigセダンや高級クーペの人気は崩壊、ユーザーの志向変化もあり人気は速い、豪華以外取り柄のない?ユーノスコスモのようなモデルは敬遠されRVやミニバン、軽トールワゴンに人気は移りユーノスコスモの落日は相当早く訪れデビュー当時、20Bが少し話題になった程度で人気・販売は失敗と言わざるを得なかったでしょう。
同じユーノスブランドでもオープン、テンロク軽量安価スポーツであるロードスターとは対照的な運命となってしまいました、時代が良ければ、バブルがもう2~3年続けば今ではこのクルマも立派に名車扱いになったでしょうが間が悪いとしかいいようがない、弱小メーカーが好景気にあやかり開発したはいいが発売した頃には嘘のように時代が変わりフラッグシップもクソもなくなった、全く同じ状況はスバルのアルシオーネSVXにも言えますがトヨタや日産のように資本力があるところですと“これがダメならハイ次ぃー”とRVだろうがミニバンだろうが用意できてもマツダやスバルはそうはいかない、悲運ながら出遅れたユーノスコスモやSVXはほぼ駄作扱いされ現在の旧車市場でも評価は低くプレミア価格に程遠い解体価格に近い?金額でもなかなか引き取り手がない状況ですんでね、まぁこれらのマニアにはそんな事はお構いなしでしょうがコストを膨大にかけメーカーの気合と情熱の注ぎ込みに全く報われないこの2モデルを思うと悲壮感しかないのはワタシだけでしょうか…!?

この辺でいい加減に現車を(^^;)

ユーノスコスモのモデルライフは売れん割に意外に長く90~96年の6年、現車はその最終モデルとなる96年型、エンジンは残念ながら?普及型である13B搭載の型式から判断してTYPE-E CCSグレードと推察。

↓R点、外装Dと評価はイマイチながら実走2万㎞台というのはREマニアには見過ごせない!?


出品票によればワンオーナーのようですが20年少し、少走行の割にあまり程度は良くないかな?この時代のマツダにありがちなP/W不良もあるし外装Dはこの年式位ですと青天井保管でWAX掛けもそう熱心にやっていないレベル、内装はCですので年式並み、まぁ外観はいくらでも再生修正可能ですからネ、エンジンや内装がワンオナレベルを維持しているんでマツダマニア、コスモマニアにはお薦め個体だと思います。

↓内装はそこそこ綺麗な様子で往時の高級パーソナルを充分堪能できそうです!


13Bはともかく20B搭載のユーノスコスモ、相変わらずオークション会場では現車コーナーとか不動コーナーに草ヒロのように置かれている姿の印象が強いですが歴史的価値はあるモデルだと思いますしいずれはプレミアもついたりするか否か!プレミアなるんじゃね?と思いながら10余年、一向にその気配はないですが絶滅させるには惜しいクルマですよね~。

↓色褪せがところどこ見受けられるもALLペンで見違える美しさを取り戻すでしょう!



出品地は西、落札価格はそれでも一時期の解体値よりは確実に上がり二桁到達ですw
この距離ですし20Bよりは燃費もマシ、程度もそこそこなのでボーナス価値かもしれんですが貿易になる術もなく金額的に部品取りとも考えにくい、祝現役続行の様子に一安心って感じですナ(^^)/
ブログ一覧 | マツダ | クルマ
Posted at 2018/04/04 20:14:12

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