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2018年05月20日

珍車PART763

珍車PART763
ご無沙汰の珍車シリーズ、日曜午後のひと時に中古頼まれ探索時、元Gure的「おぉー!」と唸る個体を発見したのでUPです(^_^)v

このクルマも実働は何台も残ってないじゃないかな?産まれながらの超マイナーモデル、本流は当時(過去~後年)、三菱の屋台骨を支えた重要戦略車でしたが当時順風満帆の三菱が満を辞して立ち上げた第二の販売ディーラー『三菱カープラザ』店用にデビューしたリ・デザインモデル、つまりは生まれながらにして超メジャー車の影武者でしたのでかなりの少数派、同じクルマでも他社で言えばスプリンターよりはカローラ、ローレルスピリットよりはサニーが何倍、何十倍も売れるのが世の常でしたんでね、三菱初の双子兄弟モデルが今回のお題!

⇒『昭和53年(1978)A131A型ギャランΣエテルナ1600SLスーパー』!!

そう、菱ファンにはいにしえのマイナーモデルのΣエテルナ、無事生息確認ですw

初代ギャラン(コルトギャランA50系)、2代目ギャラン(ニューギャランA110系)に続く3代目ギャラン(A120/130系)は76年、新たに『Σ』(セダン)『Λ』(HT)のサブネームが与えられて登場、それまでにないスタイリッシュさと幅広いバリェーションで爆発的人気を博し現在迄三菱製乗用車のNo1販売実績を誇るモデルでした!

特にΣは4ドアセダンとしては類を見ないエレガントかつスポーティな出で立ち、やはり過去好評だった初代ギャランやギャランGTOの流れを含むスタイリッシュさが大きく話題となり発売直後は両横綱であるコロナ、ブルーバードを抑えクラスTOPの販売記録も打ち立てた程で当時第三メーカーをマツダと競っていた三菱をダントツのNo3に決定付けたクルマであった訳です!

そしてΣエテルナ(Λエテルナも同時発売)は好評Σの販売店違いの兄弟モデル、当時三菱は新大衆車『ミラージュ』の発売を機に立ち上げた販売店=カープラザ専売のミラージュをメインに大々的アピールを行うもさすがこれだけのラインナップでは苦しかろうとメーカーがカープラ向けに用意したギャラン系のバッジチェンジ、次世代からは『ギャラン』の名を取り『エテルナΣ・Λ』となり以後4代、1996年まで常にギャランの影武者的に控えるカープラ専売モデルとしてラインナップしておりました。(エテルナ系については こちら にて詳細記述)

78年、好評ギャランΣの兄弟車として三菱初の双子政策車であったギャランΣエテルナ!
alt

このような事情がありましたし双子車というのはあくまで控え的な存在、既に世に出て一定の評価を得ているBIGネームのベースモデルを買うのが人情、よほどの変わり者かありふれたクルマでは嫌、他になかなかいないモデルがいい、それを扱うディーラーに知人縁者がいる 等の特殊な?理由を持つユーザー以外にはなかなか支持されないのが常でΣエテルナも最終型、E50~80系エテルナまでごく少数販売された極レアモデルであった事は否めない事実、なので現生に当時、ただでさえ少なかったΣエテルナの実働現役が確認できるとは思わなんだ(笑)

いやいや、驚き桃ノ木ですわ~、全くw

さて現車!

出品票にグレード表記はありませんがA131Aの型式から判断して1600SLスーパーとなります、当時エテルナ系はギャラン系のバリェーションを絞って設定、Σエテルナ1600はGLとSLスーパーのみ(Σはこれ以外に1600はカスタム、L、SL、GS等を設定)でしたので内外の意匠からSLスーパーと断定します!

R点ながら内外はC.Dという高評価、実走57000㎞というのも奇跡の1台です!


事故落ちはこのクルマのレベルになると論外、外装は40年レベルですから当然ながら色落ちもある様子ですが画像の限りは奇跡的状態、恐らくは未再生でしょうから屋根下保管の厳重?管理車だったのでしょう。

内装Cというのも凄い、ほぼ手入れなしでしたら初度登録3年位でもCになるのでね、40年ならば相応の経年劣化があって当然の中でC獲得は年式からしたら奇跡的状態って事ですからね~。

評価が証明するように往時、人気高かったムーディなインパネも輝きを失っていません!


ダッシュ割れも見受けられず色褪せや焼けも最低限度で済んでいる感じ、インテリアもシート切れなどもなく距離が示すようにドライバーズシートにもクタビレを感じさせず博物館所蔵でもおかしくない感じ、最早ここまでの状態をキープするΣエテルナは他ににはないんではないかい?って思える状況ですナ。。。

専門業者が入れば新車を再現できる状態になり得るであろう室内!



内装で社外ワンボディカセットデッキが入っている以外はオリジナル、外装も見事なオリジナルな出で立ちで目立たないながらも色落ち程度の劣化で大傷や凹は皆無、うーん欲しい!!と思わせるに充分な状態!




Σの丸目4灯に対し角2の顔、Σの横区切りのコンビネーションに対し縦切がΣエテルナの特徴でした!

いやいや、日本中、いや、世界を探してもココまでの状態であるΣ、並びにΣエテルナももうないであろうと思われる個体、しかしさすがにレア車過ぎて落札額は昨今の異常な旧車相場の中でも驚く金額にはなっておらず相変わらずのマイナー度を発揮、金額はホント、貧乏タレのワタシですらクルマ買うとしては気軽に出せる額で希少車の割に何だかなぁと淋しくなるかもしれんです(笑)

出品は西、マニアの手に渡るのか旧車ショップ落としかは不明ですが辺に弄られて高額で売られるって事がない事を願いたい、そんなギャランΣエテルナでした~(^^)/
ブログ一覧 | 三菱 | クルマ
Posted at 2018/05/20 20:00:56

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この記事へのコメント

2018年5月20日 22:20
こんばんは。
突然の書き込み失礼させていただきます。私はギャランΣ1600SLスーパに乗っているものです。
Σに乗っている割にはあまり知識が完璧ではないのですが、うちの丸目も53年式で型式もEA131Aです。SLスーパはドア周りが黒塗りで後部座席がリクライニングします。座面中央の取っ手とヘッドレストがリクライニングシートの目印です。なのでSLスーパだと思われます。ご存じかもしれませんので書き込んでしまい、申し訳ありません。
後期角目4灯と同じ内装のギャランΣエテルナは見たことあるのですが、前期丸目内装で、色こそ違えど、顔だけが違うギャランΣエテルナの姿を見ることが出来て感激しました。ありがとうございました。

コメントへの返答
2018年5月20日 22:35
こんばんは、いつもブログはこちらも拝見させて頂いておりますので今後もお気軽にレスして下さいませ。
そうですね、クラス初のリアリクライニングはΣの中でもGLXやスーパーサルーン等の高グレードの装備でしたが1600GSから代わるSLスーパーには装備されており当時驚きでした、普及グレードにもこうした寛ぎを提供する三菱自の姿勢に感動した覚えがあります(笑)
圧倒的に少ないΣエテルナ、個人的に丸目にせよ角目にせよオリジナルのΣ派でしたがE30のSAVAにも当てはまるのですがエテルナは少ない分オシャレさを感じたりする今です。
今後もどうぞ宜しくお願いします!
2018年5月28日 21:21
こんばんは。
今さらジローながらコメント失礼します。
私もΣエテルナの実働車がまだ居たとはホント、驚き桃の木です!!

ネットでの目撃情報も一切無いので、ウチに置いて有るので最後かと思っておりました。
尤も、目撃した人が車種を特定できなければ、それまでですけどね。。。

この角目ライト、異形シールドビームなんですよ、球切れしたらAssy交換という。
10年前には既にYカンリだったライト、この車はどうなってるのか非常に気になります。
コメントへの返答
2018年5月28日 23:04
こんばんは。

そうですね、Σエテルナ、ホント新車時から滅多に見れず長年中古車に関わる仕事してますが160系なら何回かはあるも130は記憶にないです。

時代的にシールドですね、ハロゲンなんて80年代でしたし。
ここまで年数経つと球切れせずとも光量とかもどうなんでしょうね、車検とか吹かしまくれば通るのか(笑)

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「続・究極の自己満💦 http://cvw.jp/b/2682511/48492836/
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