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2018年11月17日

私が惚れた!ネーミング“ザ・ベストテン”

私が惚れた!ネーミング“ザ・ベストテン” 何と!!2年半ぶりのこの企画w 過去記事”保存版”ではないですヨー、新作っす(^_-)-☆
久々の長編ですので読む方はご覚悟をw

突然思いついちゃいましたわ、クルマやバイクのネーミングなんて星の数程ありますが今回はワタクシ元Gureがこれまで市場に存在した各社・各車のネーミング=ペットネームの中で心惹かれたモノをベストテン形式で語ってみたいと(^_^)v



例によってここに挙げるお約束ですが…

①対象はこれまで市販された国産車、国産バイク
②ネーミング定義はメイン、サブに限定しグレード名は対象外(但しグレード名が発展して車種名に昇格したモノは対象)
③あくまで個人的にネーミング痺れた、これはカッコいい名前だ!耳障りがいいよね!という主観でランク付け、その個体の中身は重要視せず。
④所謂一般的な人気不人気、クルマ自体の出来不出来は無視、あくまで単に名前が好みという感覚。
⑤輸入車は除くも日本メーカーであれば逆車、海外専売車も含める。

と致します!

クルマの名前、これって結構重要に思いませんか?そのネーミングによってクルマのイメージ、印象が決まると言っても大袈裟ではないし…

逆に名付けが失敗するとそのクルマそのものも商業的に失敗したりもある、言いにくい、耳に入りにくいといったケースが多いですよね。

反面エレガント、格調、スポーティ、可愛い、ワイルド等メーカーが狙った通りのイメージ戦略が成功すれば人気も高く売れまくり大成功を収める事も数々、人間は勿論の事、犬や猫等のペットや工業製品、食べ物や生活用品等世に名無しなんてモノはない訳ですし日本人の場合、クルマやバイクを人間やペットと同様に愛し慈しむ民族には特に名前って重要に感じます。

それでは前置きはこの辺にして(汗)題して『私が惚れた!ネーミング“ザ・ベストテン” 』!!やってみたいと思います!



さぁ、今週の!?第10位!

【プリメーラ(日産 1990〜2005)】

車名の意味:primera=女性系形容詞、英語で言うファースト(first)、スペイン語の女性系形容詞、男性形はprimero。

初代プリメーラP10型(1990~1995)

日産の中級ファミリーカーであったプリメーラ、バイオレット→オースター/スタンザを経て90年からこのネーミングの新型がデビュー、先代、先々代が泣かず飛ばずの稀代の不人気車でバイオレットの1973年~オースター/スタンザ最終の90年まで、実に17年も不調に敢えて喘ぐこのカテゴリーのモデルネームを見切り新たにプリメーラとした訳ですがクルマそのものの完成度、思想も名前だけではなく一新、見違えるようなプリメーラ、初めてその名を耳にし姿を見た時はハッとする程名前と姿が一致、当時の日本車でこのクラス、これほど耳に残りかつ実車に於いても惹かれたモノはない、見かけも名前もまんまファミリーセダンって感じの没個性なクルマばかりでしたのでワタシにとっては非常に衝撃を受けましたね~。


2代目プリメーラP11型(1995~2001)

「プリメーラ」という名前、軽快だし個性的、一度聴いたらすぐ耳に馴染み忘れない感覚、オシャレでスポーティでもありこの時期、大きな変革期を迎えていた日産、なかなか素敵な名前を付けるもんだなぁ…と感心したモノでした(^_^)


3代目プリメーラP12型(2001~2008)

ワタシ的に評価が高いのは初代P10、かつてはBigネームの上級ブルーバードの影武者下級扱いだった立場を逆転、ブルを喰う程の人気を得ましたが他車と比較しても例外なく代を追う事に肥大化し軽快さを失い没個性化したのはプリメーラファンとしては残念でした…。

続いて第9位!!

【ギャランGTO/GTO(三菱1970〜1977/1990~2001)】

車名の意味:GTO=グランツーリスモオモロガート(gran turismo omologato)=正式に認められたグランドツーリングカー、フェラーリ(伊)、ポンティアック(米)に次いで日本では三菱が命名。

ギャランGTO A53/55/57C型(1970~1977)

当時の三菱量販メインモデルであったコルトギャランをベースにハイパワーエンジン、スポーティなHTクーペボディを着せたスペシャリティカーとしてデビュー、トヨタセリカと並びこのカテゴリーの先駆でした。
そうそうたる名車に名付けられた「GTO」を名乗るにはベースがファミリーカーという部分から疑問視された向きもあるようでしたが当時は希少なDOHCモデルの存在、空力特性を追及したスタイリング、当時の水準を超えるドライバビリティ等からそのネーミングに相応しい三菱No1の名車として今では認知されていますねー。

最初の愛車にした位のGTOマニア、これは自他ともに認めるワタクシですが“正式に認知されたGTカー”なんてスゲェ!とまず最初に喰いついたのがその勇ましいネーミングであった事は50年近く前の事ながら鮮明に記憶に残っています!


GTO Z15/16A型(1990~2001)

ギャランGTOは7年の在任を終えギャランΛに後を託し「GTO」のネームは一旦退場、その後Λ→スタリオンを経て1990年のバブル期に三菱の持てる技術を惜しむ事なく盛り込んだ新開発スポーツカーで復帰、ギャランのメインネームが外れ「GTO」単独となりながらも復活時は心躍りましたね、三菱スポーツ=GTO、やっぱコレだと(笑)

クルマそのもは好景気の時代、他社ライバル群も強豪揃いで大きな評価は得られませんでしたが現況の三菱が置かれた立場を見るとこのネーム復活はかなりの難易度と思われ三菱好調時代の証人としてでも忘れられない名前です…。

さぁ、8位行ってみましょー!

【ロードペーサー (マツダ1975〜1979)】

車名の意味:Roadpacer=造語であり単純に訳せば“道路の王様”ながら当時の旧東洋工業社長の意である「このクラスのベースを造りたい」「クラスをリードしたい」という願いも込められていました。

ロードペーサーRA1S型(1975~1979)

センチュリー(世紀)、プレジデント(大統領)に対抗するマツダのショーファーとしてデビューしたロードペーサー、大型高級車として既に認知度が高くクルマもネームも威風堂々とするライバルに対し「道路の王様」と来ましたからマツダ、喧嘩売ったなぁとも思いましたが単純にカッコイイ響きで好きなんですよね、実車はGMからの借り物で純国産ではないながらも唯一パワーユニットが当時のマツダの矜持であるロータリー(RE13B)を搭載、排ガス規制の暗黒期にそれをモノともしないREパワーは確かに”王様”になり得たとも思います。

しかし米国では大衆車扱いのホールデンがベース、そしてせっかくのREも車格に釣り合わない、70~80年代に訪れたOILショックが災いし極悪燃費でイメージが悪く日本のショーファー界に受け入れられず僅か4年で退場、王様にはなり得なかった弱小メーカー高級車の哀しい性をロードペーサーを思うとどうしても感じます。


77年~の後期型

しかし「ロードペーサー」って…今でもこの響き、カッコいいなぁと素直に思います!(^^)!

盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【エクリプス/エクリプスクロス(三菱1989~2012/2018~現在】
車名の意味;eclipse=英語で日食、ギリシャ語で力を失うという意。
訳すと英語にせよギリシャ語にせよ?的ですが単純に“エクリプス”という響きにカッコ良さを感じます(笑)
現在ラインナップ中のエクリプス・クロスの「CROSS」はクロスオーバーからのネーミング。

初代エクリプスD21/22/27A型(1989~1995)

E30ギャランをベースにしたスポーツクーペとして開発されるも国内ではラインナップされず逆輸入のみ、海外専売モデルで米国では高い人気と支持を得て20年超、全4代の長寿車でした。

国内ではギャランVR-4やGTO/FTOが80年代後半~90年代三菱スポーツを担当、車格がこれらと被るエクリプスは主要マーケットである米国人好みに特化しますが日本でもマニアは少なからずおり特に初代は逆輸入で多く入っていましたね。

スマートなネーム同様に日本車離れした出で立ちがグッドマッチングって気がしませんか?特に女性が乗ると異常に美人に見え左ハンドルマジックもあり値段の割に高級エレガントに見えたのも懐かしい(笑)


2代目エクリプス(1994~1999)

米国で廃盤になってから6年ぶりにその名前が今度は国内販売モデルでも復活、流行りのSUVに生まれ変わりそれを表す「クロス」がサブネームに入りました。
かつてのエクリプスとは殆ど関連性のないモデルとなりましたが「クロス」付加によりワイルドさとクルマの性格が一度聞けばズバリ解るのはいいかなと…?


エクリプスクロスGK1W型

ただ、日本で売っておらず三菱マニア以外には知名度が低い「エクリプス」を何で今頃?という疑問は残りますナw

どんどん行きます、第6位!!

【プレリュード(ホンダ1978~2001)】

車名の意味:prelud=前奏曲という意。
4輪界に名乗りを上げた頃のホンダはローマ字と排気量といったバイク的ネーミングで他社とは一線を画すも70年代に入るとペットネームを付すようになりその頃、非常にセンスあるネーミングをするなぁと感心したモノでした。

初代プレリュードSN型(1978~1987)

60年代は日本はファミリーカーが急速に普及、このためファミリー訴求の可愛らしい名前やほのぼのとした名前、また、これらをも捩った造語が多い中、ホンダは他社が注目しなかった音楽分野に目を向けこのプレリュードと名付けた時には見事!と思いました。

ホンダ初のプライベートクーペ、その名に恥じない心地良い音楽を使ってイメージ戦略で訴えるCMの造りもそれまでにないセンスを感じ今は亡きプレリュード、曲を聴くようにウットリしますナw

プレリュードは全5代、特に2代目ではオシャレで背の低い流麗ボディにリトラクタブルライトのパーソナル性が受け“デートカー”としての文化を確立、初代~2代目前半はアコードの大人しいエンジンでエレガントなクーペスタイルという体がデートカーの異名を得た理由。


2代目プレリュードAB/BA1型(1982~1987)

2代目後半からはハイパワーなDOHCモデルも追加、3代目では先進技術の4WSを採用しデートカー以上の実力を備えましたが4代目~最終5代目ではクーペモデルの需要衰退により販売人気も激減、2001年に惜しくも廃盤となっています。


3代目BA4/5/7型(1987~1991)


☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかった私が惚れた!?ネーミングはこちら…

【ゼファー(カワサキ1989~2009)】

車名の意味:ZEPHYR=西風、川崎重工から二輪界に新風をという意を込めて命名。

ゼファー400(1989~2009)

バイクです、バイクのネーミングは例えればCB750とかGT380とかZ750、SR400等のようにローマ字+排気量というのが一般的、4輪のようにペットネームが付くというのは特に昔は稀、近年になりペットネーム付加も珍しい事ではありませんがかつてはこれが一般的、しかし国産バイク創世記にはドリームやベンリィ、カブ等4輪ではペットネームを付さなかったホンダが積極的に名付けておりました。

そんな中、4輪程ではないにせよ二輪でも頭で数えても幾つも思い浮かびますがバイクという性格上、ローマ字+排気量がズバリ解り易く個人的には今も昔もこっち派ですがね、そんな中でも刺さるネーミングの一つがこの「ゼファー」…

当初400のみでデビュー、メーカーの想像を超える好評さで750、1100を追加、80年代後半は何もかもレプリカ一辺倒という時代に大人の乗れるバイクがないといった声が高まりそこでタイミング良く現れたゼファーはかつてのオートバイらしいスタイルと程よいパワー、重厚感溢れる出で立ちはアダルト世代を中心に支持を得て二輪としては長寿であり4バルブ化されたゼファーχに継承しながらシリーズ20年前後を誇るHITとなりました。


ゼファー750(1990~2008)

「ゼファー」はフォードが命名権を持っていたとの事、しかし前述の通りこの新開発バイクにかけるメカワサキの執念でフォードよりネーミング権を得て発売されたゼファー、製廃後10年になるも現在もファンは多く古典的なネイキッドスタイル=ゼファーというイメージを浸透させた2輪界では偉大なネーミングに思います!


ゼファー1100(1992~2008)

さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【マキシマ(日産1984~1994)】

車名の意味:maxima=元々は最大、最上を表す英語(maximum)でありそれを変形させたモノ。
海外専売モデルであった1981年の910型ブルーバードの6気筒エンジン(L20)搭載モデルで「ブルーバード」の最上級モデルに車名としては初お目見えながら77年デビューのA10型スタンザの最高グレード名「マキシマGT-E」にて初めて名付けられました。


最初にグレード名で「マキシマ」を名乗った初代スタンザ(1977~1981)

日産はこのマキシマという名前、よほど気に入っているらしく国内では使用を終えているも世界各国で販売される車種では今でも現役、豪州のティアナ、サウジやUAEでのローレルやセフィーロが「マキシマ」名でした。

確かに日産がこだわるように響きも意味もなかなかいい感じ?プレミアとかグランドと高級度合いを表現するケースで車名やグレードで使われがちですがマキシマム=マキシマは日産オリジナルであり純粋にカッチョいい響きと思い好きなんですよねー。

しかし国内に於いてはスタンザの77~81、U11ブルーバードの84~88、そしてU12ブルの派生型独立のJ30型88~94年と都合14年間に渡りこのネームが存在するもどれもHIT作には恵まれずU11ブルの時代に初のFF大排気量車として若干話題になった程度、このため日本での使用は94年を持って打ち切られ以後は海外専用の名前となりました、何か惜しいですが日産も懲りた?


グレード名からサブネームに昇格!ブルーバードマキシマ(84~87、87年以後は単独のマキシマ名)

87年にベースのブルーバードがU12型にFMCしたのを機会に旧U11マキシマは継続ながらもブルーバード名を廃止「日産マキシマ」として独立、88年にJ30型マキシマとなり94年まで現役、これのFMCはセフィーロと統合されマキシマ名は国内消滅となりました。


J30型マキシマ(88~94)

日産お気に入りのネーミングながら日本では陽の目がなかった「マキシマ」、響きがいいだけに勿体ないと思うのはワタシだけでしょうか…!?

いよいよ上位に行きます、第4位!!

【マッハ(カワサキ1969~1976)】

車名の意味:Mach=超音速の速さ(速度)を表す単位。
ベストテン圏内唯一の2輪名になりますネ、担当直入でいい名前、バイクの性格をズバリ表ししかも響きもカッコもいい、何せ実車は“殺人バイク”とまで言われた2st3気筒のビックシリンダー、制動技術がエンジンパワーに追いつかないある意味未完成ながらもその危険性が内外のバイクマニアを虜にしましたからねぇ、バイク=速い=マッハ!これを超えるバイク名は後にも先にもないと思います(笑)

当初米国で発売されたマッハH1型(国内発売1969)、2サイクル3気筒500ccで60psというとんでもないスペックでより排気量の大きい大型バイクをカモる実力、2速までウィリーすると言われた大トルクと350~400㏄並み174㎏という軽い車体、その割には止まらない前後ドラムブレーキという点が先記の異名を取る由来。


マッハ500及びマッハⅢ(1969~1976)

あまりのスパルタンさからマッハは内外で大人気、カワサキ=トリプル3気筒がイメージとなりシリーズ化、同じ69年に日本初のナナハンとしてデビューしたホンダCB750fourに対抗してマッハも排気量を上げたマッハⅣ750SS(H2型)、マッハの弟分であるマッハⅡ350SS(SⅡ)/マッハ1 250SS(S1)とマッハファミリーを形成、これを機に従来の500はマッハⅢ500SSとなっています。


マッハⅣ750SS(1971~1975)


マッハ1 250SS(1972~1976)

750~250まで全て共通の2st3気筒、3本マフラーで統一したマッハシリーズは内外でも大人気を誇りその名に恥じないロケットのような加速音、どの排気量でもクラスを超える危険ですらあるワイルドさは今も語り継がれますが事故率の高さ、そして主要マーケットのアメリカでの環境問題もあり意外なほど短命、750は75年、新開発の4st4気筒DOHCのZ1(900c、国内はZ2 750cc)に切り替えられて廃盤、500もマイルド化が推し進められ76年に新たに「KH500」となるも直後に廃盤、以後350→400ccとなりKH400、そして250SSもKH250と名を変え存続、免許制度改正により中型二輪が国内では主となったため需要が拡大したのもありマッハ時代から大幅にマイルド、そして安全性も高め(一例としてps抑制やFrディスクブレーキの装備)400/250に関してはKHとなって80年まで現役を通しました、500マッハがデビューして10年、2輪としてはかなりの長寿を誇りKHになって以降、マイルドになりながらも最後まで環境問題に反抗する2stトリプルというカワサキの矜持を持ち続けたのはカワサキマニアの一つの誇りかもしれません!

いよいよベスト3に入ります!

【サバンナ/サバンナRX-7(マツダ1971~1992)】

車名の意味:savanna=アフリカ及び南米などの亜熱帯地域を差す、RX-7は社内開発呼称。
これも響きがいいですなぁ、単に地域名なんですがライオンや虎、像他の野生動物、幻想的夕陽、広大な草原の光景が思い浮かびます(行った事は勿論ないですが…笑)
マツダがバブルに浮かれ無謀5チャンネルなんてやった時にいとも簡単にこの名を棄てた日にゃは何て勿体ない!何てバカな!とマジ凹みました、20年に渡りその名に恥じないワイルドな高性能スポーツ、唯一無二なREスポーツのイメージを確立しながら「アンフィニ」名に換えた時はガックリですよ、いや、アンフニィニもいいネームではありますがサバンナを棄てる程ではないだろうと…(この辺は個人的感覚ですので賛否両論と思います)

サバンナ、この名前は初代RX-3の通称で知られるS102系(1971)から始まり2代目SA22C(1978)、3代目FC3S(1985~1992)までのモデルを差し後続のFD3S(アンフィニRX-7及びマツダRX-7)、SE3P(マツダRX-8)は継承モデルながら含まれません。


初代サバンナ(1971~1978)

全3代のモデルがあるサバンナですがその名を聴き真っ先に思い浮かぶのはやはり初代でしょう、まだOILショック前の1971年、夢のエンジンとしてマツダが社運を掛けて開発したREエンジン搭載モデルの実質的な完成&普及モデル、初搭載のコスモスポーツが超高額なイメージリーダー的存在でしたし続くファミリアREやカペラREはシャーシやブレーキに問題アリ、初のFF+REとしたルーチェREクーペは試作車的極少量生産でしたのでね、しかしこれらの失敗、問題点を克服してデビューしたサバンナはREの特性からなる走行性能を最大限に生かしレース界でも革命を起こす程、スポーツカーマニアには垂涎の的にもなりました!

しかし不幸は案外早く訪れ73年に日本をパニックに陥れたOILショックが到来、パワーの代償になる極悪燃費のREは内外で忌み嫌われ一気に支持を失う結果にorz…

不幸はまだ続き日本では暴走族問題も深刻化、その獰猛なスタイルから彼らに持て囃されたサバンナはこいう部分でもマイナス要因になり73年以降は売れ行き不振に喘ぎます。

そんな四面楚歌状態ながらマツダのREに~賭ける意地は凄く78年までの7年も継続、75年以降は排ガス規制により各社のスポーツモデルが軒並み牙を抜かれる中で“族車”と揶揄されながらも国産最速、国産スポーツの火を消さない姿勢には感動したモノであります、サバンナの名を聴くとあの暗黒時代でも一人気を吐いたRX-3、拍手贈りたい!

そんなサバンナでしたがマツダはOILショックを契機に何でもかんでもRE!!政策を転換、最大の懸案である燃費をそれ程気にしない富裕層向けの高級車やスポーツカーに的を絞り搭載、サバンナはよりピュアスポーツなRX-7へと産まれ替わり当時、国産スーパーカー、プアマンズポルシェの異名を取り唯一のそれだった日産フェアレディZと共に排ガス規制でズタズタになったスポーツカー分野の再建を果たす事になります。


2代目サバンナRX-7(1978~1985)

RX-7になると殆ど“サバンナ”と語られる事はなくなりワタクシとしては淋しい限りでしたが6PI REやREターボとSA22Cは順調に発展、85年RX-7としては初のFMCで3代目FC3Sがデビュー、それまで高級車であるルーチェ、コスモ、ロードペーサーにしか積まれなかったRE最大級の13B+ターボという過激さを背負ってデビュー、この頃日本では第二次ハイパワーブームが到来、ソアラやセリカXX、スカイラインRSターボ、スタリオンやギャラン/エテルナΣシリウスダッシュ等ハイパフォーマンスモデルに立ち向かうマツダREパワーの神髄を見せる訳です!


3代目サバンナRX-7(1985~1992)

これ以後は後続アンフィニRX-7に継承しサバンナ名は消滅する訳でS103時代は獰猛でワイルドなともすれば下品と形容されながらもRX-7となってからスマートなピュアスポーツとしてマニアの心を擽り続ける、サバンナ/RX-7や8はREあってからこそ!ですしね、その元祖の“サバンナ”RE復活の折には是非名前も復活して欲しいモンです(^^;)

とうとう来ました!第2位!!

【コンチェルト(1988~1992)】

車名の意味:concert=イタリア語で協奏曲の意。

前期型(1988~1991)

伏兵?コンチェルト登場www
このクルマ、今や知ってるヒトどれ位いる?って程のレア車、クルマそのものは失敗作、て言うか全く売れず1代限りで消滅しほぼ忘れ去られているでしょう。

しかし“コンチェルト”ってネーミング、素敵に響きませんか?プレリュードの項で述べた通りのホンダ音楽ネーミングの第三弾、プレリーュード(前奏曲)、バラード(感傷曲)に続いてコンチェルト(協奏曲)ですからねー、ホンダのこの頃の名付けセンスは唸るモノがあります、なかなか目の付け所が違いますよね!

シビックのコンポーネンツを流用しながらイギリスのローバーとの共同開発、あちらでは定番の5HBモデルがメイン(4セダンもあり)で日産スタンザや同ローレルスピリット的な“小さな高級車”、但しそれらとは違い本場英国調のセンスいい高級感はクラスレスで目を見張る気品を感じましたっけ。

しかしこのようなカテゴリーは日本人には受け入れられずかつ日本では鬼門の5HBメインという政策から鳴かず飛ばず、どちらも6ライトで上品な出で立ちながらも人気販売は低迷、91年に日本人ウケを狙い質素な外観をオーバークオリティにする改悪をされながらも最後まで受け入れられる事なく92年に廃盤、今度はセダンメインのドマーニに後進を譲り消えて行きました。


後期型(1991~92)

名前はホントにいいんですがねー、2位にする程ですから相当お気に入りです、願わくばもっとホンダらしく革新的なモデルに名付けて欲しかった、前奏曲と感傷曲は成功し今でも語り継がれるネーミング(感傷曲=バラードスポーツCR-Xが有名ですね)ながらコンチェルト、殆ど知らんでしょうねorz…

さっ、そしてオオトリ!今週のTOPを飾るのは…

【チェイサー(トヨタ1977~2001)】

車名の意味:chaser=英語で追跡者の意、それに由来しバー用語で強い酒の後に続いて飲む水、弱い酒を差す事もあり。

初代X30/40型(1977~1980)

“チェイサー”文句なくカッコいい名前!響きもCMのイメージも中身もそれにピッtリ符合、人気マークⅡの兄弟としてその人気を追跡する、はたまたライバルと照準にしたスカイラインの完成度、人気を追跡する、そんな意味合いも込められていました。

3代目マークⅡのFrやテール、インテリアを若々しいデザインとしただけではなくマークⅡにはない、足回りには高い評価を受けていた当時のスカイラインGT-ES(ジャパンGC210系)にガチンコさせるハーダーサス搭載のSGSグレードが最大の目玉!若き日の草刈正雄氏がロサンゼルスの街をこのSGSで駆け回る映像はとても印象深くかつチェイサーのイメージを強烈に植え付けました。

80年に初のFMCが施されそれ以降もマークⅡの若向きとしてラインアップ、最量販のマークⅡ、高級パーソナル版クレスタと共にマークⅡ3兄弟の一角を占めバブル期やハイソブームの中では兄弟中ブービーながらも多過ぎるのを嫌う層には支持され続け独自の立ち位置を確立、マークⅡやクレスタを選ぶ層よりクルマ好きに支持される傾向があったように感じます。


2代目X60系(1980~1984)

廃盤まで全6代を数えるチェイサー、悪く言えば常にマークⅡの影武者でもありましたが最終6代目X100系ではそれを逆転、マークⅡが限りなくクラウンに近づき対象年齢も高齢化したのとは裏腹に前後オーバーハングを切り詰めより走りに振った100系は大人気、チェイサー史上初めてマークⅡやクレスタを上回る人気を獲得、FR、縦置き6気筒という今では現存しない中身も高い支持を受け続け特に走り屋層には絶大な人気、製廃から20年近くを経た現在でもその人気は衰えず中古市場ではプレミア値も付くという程の名車になっているのはご承知の通り!


6代目X100系(1996~2001)

ワタシ的に今のところ国産車『チェイサー』を上回る痺れたネーミングはないので輝く第1位とさせて頂きます(^_^)v!


ランキングは以上となりますが他にも心惹かれたネーミングは枚挙に問いません、そこで圏外として以下に記します!

12位:インプレッサ(スバル1992~現在)
13位:インテグラ(ホンダ1985~2006)
14位:クレスタ(トヨタ1980~2001)
15位:レビン/トレノ(トヨタ1972~2000)
16位:ブリザード(トヨタ1980~1990)
17位:エルグランド(日産1997~現在)
18位:スタリオン(三菱1982~1990)
19位:ガゼール(日産1979~1986)
20位:ドリーム(ホンダ2輪1949~2016)

21位以降は下記となります。

21:グロリア(日産)、22:グランディス(三菱)、23:レガシィ(スバル)、24:ランサーエボリューション(三菱)、25:プレジデント(日産)、26:スターレット(トヨタ)、27:スプリンター(トヨタ)、28:コスモ(マツダ)、29:マグナ(三菱)、30:エスクード(スズキ)、31:コンパーノスパイダー(ダイハツ)、32:ギャラン(三菱)、33:インスパイア(ホンダ)、34:ディアマンテ(三菱)、35:スカイライン(日産)、36:ミニカダンガン(三菱)、37:エクサ(日産)、38:ランドクルーザー(トヨタ)、39:エチュード(マツダ)、40:スタンザ(日産)

---------------------------------------------------------------------

如何でしたか?毎回〆では書きますがクドイですがあくまでもこの企画はお遊び、『それは違うだろ?』とか『あれが入ってねーじゃん!!』的な反論もあるでしょうがこれはワタクシの基準、これを読んで皆様も独自なお好きな名前ベストテンを思い浮かべて愉しんで頂けたらと思います。

また独自のベストテン、今は暇こいてるんでまた新ネタ思いついたらUPしますんでお付き合い下さいませませ!

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
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Posted at 2018/11/17 21:19:04

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