アハハ、怒涛の如く取り貯め珍車出しております(^^;)
第811弾はバイク、ダンプの後の単車というこの節操のなさがいいでしょ!?www
ってこんで今回はバイク編です、2輪興味ない方はスルーしちゃっておくなさいませ!
さぁ、今回のお題、4輪で言えんばブタケツとかLBって感じ?王道中の王道であるハコスカケンメリには及ばないながらその脇を固めるスター級の旧マシン!
⇒『平成23年←輸入新規、国内年式(製造)は推定で昭和54年(1979年)スズキGS400E』!
我々世代にはこれも若き日、青春の1ページに輝いたバイク、今も昔も夜な夜な元気なニィちゃんに大人気!カタチも音もそういった層を痺れさせるモノがあるんですよねー、コレ!
GS人気は今も衰えずスズキ車としては先代に位置するGT380と並ぶ名車、現代水準では勿論の事、当時でもそれほど驚くような性能も特徴がある訳でもないながら物凄い人気、このためわざわざ海外からボロボロになってしまった個体を逆輸入しても商売になる程の人気車で旧車市場でも比較的タマの多いモデルですね!
しかしGS、スズキにとっても歴史的価値のある1台、60~70年代、ホンダの4st推しに対しヤマハと共に2st推しだったスズキが海外の排ガスや騒音問題、そして二輪シュアNo1のホンダが4stで大成功しているのを見て2stの将来性に疑問を持ちだしたスズキ初の4stモデルがこのGS400(てか550/750もラインナップしていたのでGSシリーズ)、少ないながら既に4stを持っていたヤマハ、カワサキに遅れる最後発の4stミドルですのでスズキにとっては大冒険?今後の社運を預けたモデルだった訳です。
1976年、スズキ初の4サイクルマシーンとしてデビューしたGS400!
75年の免許改正により自動二輪の400cc以上免許取得が極難関となり事実上75年以降の新規自動二輪免取得層のメインとなった400ccクラス、これまでホンダCB750Fourのヒットにより各社利益率が大きく内外で売れる750cc(海外向けは750ベース、或いはそれを超えるモデルのスケールダウン)を主としてきましたが免許改革によりミドル級のガラパコス=400ccを主力にせざるを得ず各社このクラスに注力、ホンダはCB400Fourからより採算性のの高いホークⅡCB400Tに切り替えカワサキは2stのSS/KH400とは別に4stの400RS(Z400)、ヤマハも2stのRD350→400にした上で4stのGX400を取り揃え激戦区の様相、スズキは長い間ミドルの座を守る2st3気筒のGT380に加えこのGS400にてこの激戦に加わりました!
400クラスの当時のベストセラー、ホンダHAWKⅡと並ぶGS400
スズキ車と言えばそれまで大柄でどこか田舎臭いながらワイルドというイメージ、しかしGSはスマートでオシャレな都会的スタイルでデビュー、どことなくカワサキKHシリーズの後追いにも見えるティユアドロップ形状のタンク/テールカウルのスタイルにGT380の3気筒に較べツインとした事による細身のボディがスズキのイメージを一新、550/750は4気筒ながら旧GT550/GT750と較べるとやはり都会的スマートを醸し出し大きな話題となりました。
スズキが偉かった?のはGS400、せっかく後出しするからには他にないものを!!って感じで何と当時は高級メカだったDOHC機構を採用、他3社がこのクラス、全てSOHCだったところに唯一のDOHCは大きな注目を集めましたねー、いや、乗ってみればDOHCとは思えないマイルドさ、出力も他SOHCと変わらない36ps(後半は37ps)でしたしジェントルな佇まいを裏切らない誰でも扱える素直さがGT380の野性味溢れる味とは真逆でスズキの新境地を見た!って感じでした。
クラス初のDOHCツイン!
ただ、乗り味どうの、性能どうのの前にGS400、そのDOHC2気筒の音が素晴らしくツインらしい♪ドコドコ~というサウンドはノーマルでも迫力あるしマフラーを変えたり輩になると直管にしたりするとその音は下品な程の大迫力、爆音好きにはタマらない魅力的?エキゾーストを奏でる事から暴走族の必須バイク化し大人気になるもこの層に持て囃されると悲運ながら今も昔もGSでのノーマルなんてまずおらず現存の8割位?9割か?は所謂”族仕様”ばかり、まぁ、これもGS400の文化と言えばそうなのでしょうがノーマルの美しいボディラインが好きなワタクシとしては族単(暴走族の単車)として名を馳せたGS400、気の毒な思いは拭えません、クルマで言えばサバンナRX-3やS13シルビアみたいなモンかな(*_*;
とまたまた前置きが長ぇしw 思い入れあるモデルはこの傾向が顕著、このGS400は16の頃友達が中古で買ったのはいいがすぐに事情により?免取り喰らい再取得する1年位、ワタシが調子維持で頻繁に乗っていたので愛車に限りなく近い想い出があるんでね~…
さて現車、逆輸入車で新規扱い、実際は意匠から推測するに星形キャストを履いたGS400EⅡモデルと思います。GS400は76~のⅠ型、78~のⅡ型、78~のキャスト付EのⅠ型、79年~の同Ⅱ、80年~の同Ⅲ型が存在、出品車はメーターの形態、タンクグラフィックの意匠からしてこれがオリジナルなら間違いないでしょう!
出た当初はグラフィックすらない単色、スポークホイールで地味目だったGS400も改良の度豪華に変貌、タンク&テールカウルにピンストライプ入れたり星形キャスト、段付きシート、グラフバー採用と進化しました。
メーターは減算歴アリ、E/Gもイマイチの様子ですが車体、足、外装は高評価!
実はこの出品車、実物確認済ですw
ウチの近所にカスタム系バイク専門店がありあまり趣味じゃないんで滅多に入らないですが先日店先にGSが並んでいるのを発見!何とこの個体でした、すさまじい値段で並べているのは言うまでもないですが。
旧車會の不良オヤジで慣れてるせいか?「ちょっとエンジン回させて」と言ったら難なくOKできっちり整備されステン集合の♪ドコドコ~ではなく♪バゴバゴ~ とけたたましいながらイイ音出してましたっけ、サイレンサーで車検通るらしいですがそれにしても久々のGSサウンド、こりゃヤンチャなお方にはタマらんだろうなぁ。
お約束ながら軽めの!?族仕様
タックロールの段シート、絞ったUPハン、BEETのサイドカバー、ステン爆音集合とやる事はやってるGS400E、オリジナルに魅力を感じる元Gureとしては何であの美しいラインを崩すかぁと泣きたいですがGSやカワサキZ系は弄ってナンボというマニアが多いのも確か、オリジナルのGS400を見つけるなんて川底で砂金見つけるようなものですしねorz…
一番人気の出たⅡ型E、このグラフィックが特徴的でした!
キャストホイール創世記時代、スズキはこの特徴的な星形キャストが売りでした!
ミラーからエンジンに渡りハブ掛けならぬメッキ掛け?相当気合と金掛けてます!
GSの人気でもあったペンタゴンテールもしっかりクリア化
国産唯一だったギアポジインジケーターを備える高級メーター、子供騙しながらこれもスズキの大きな特徴でGT380から継承
GS400の人気ピークは現車の79年のGS400EⅡ型、段シートやグラフバー、サイドカバーまで入る派手なストライプを纏う高級感溢れるモデル、これを最後に80年、次期GSX400E(通称ザリ)に道を譲り一旦廃盤となるもそのGSXがスタイル面で不評だった事もあり再デビュー、ストライプを細いピンストライプに戻したⅢ型として復活するも時代は400もマルチ化、カワサキZ400FXのデビューもあり復活したものの人気はFXに取られ数か月で販売終了となってしまいました…。
79年型GS400EⅡ型
しかしその後の衰えないGS人気は現在も続行中なのは冒頭申し上げた通り!バイク旧車を代表する立ち位置を得るとは当時考えもしなかったですがそれに相応しい何かがあるバイクだと納得です!
あっ、落札額は想像より安いんですが前述のカスタム屋ではその倍のプライスでしたわ、せいぜいキャブの分解掃除程度しかしてないと思いますが3桁近くのプライスにまたまたタイムマシーンで80年代に戻り10万位で中古で売ってたのを買い漁りたい心境になりましたわwww
(^^)/
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Posted at
2019/02/09 18:37:51