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2020年04月09日

珍車PART854

珍車PART854 珍車854弾は何ともレアなバイクが出てきたんでご紹介!

早くに2stから撤退したカワサキ、元々2stにはあまりヤル気のなかったホンダを別としてヤマハとスズキは近年まで2stの愉しさを追求し続けその代表がヤマハであれば『RZ』、スズキであれば『RG(γ)』、80年代~90年代では特に中型クラスはその瞬発力から2stが有利でありこの2社が切磋琢磨するように魅力的モデルを発売、それに釣られ?ホンダもカワサキも顔を出すと言った体でしたよね~。

今回取り上げるのはそんなスズキの2st代名詞であるRGシリーズの小排気量バージョンになるこのモデル

⇒『年式不明型スズキRG185』!!

RG以前の70年代に名づけられたGTシリーズは下からGT100→GT125→GT185→GT250→GT380→GT550→GT750という全7種のワイドレンジ、上位3種はスズキ自慢のラムエアシステムを使う2st3気筒エンジンが売りで当時4輪のフロンテやキャリーにも採用、4st6気筒のスムーズさに匹敵すると言われたスズキの2stトリプルは宣伝通りのスムーズさ、振動の少なさ、静粛性が他社2stを上回りまだまだ軽4が2st2気筒全盛の時代に一線を画していましたし2輪にしても同形式を採用したカワサキのマッハ(SS)やKHを凌ぐモノ、ワタシの経験ではGT380とKH250/400の比較程度ですが長時間のツーリング等では正に振動の少なさからスズキ(GT380)が勝っていました、トルクもスズキの味付けは下からモリモリしていましたしねー、音質はカワサキのロケット音に魅力ありましたが2stの醍醐味?欠点?である白煙もスズキはおとなしめだったような…

水冷2st3気筒、スズキ初の750ccという事で今では名車の呼び声高いGTシリーズの最高峰”ウォーターバッファロー”ことGT750!


中免で大型気分を満喫できた4本マフラーがシブいGT380!


さて、出品車のRG185、よくぞ現存していたと感心する個体でその排気量から解るように当時でも極レアな存在。

小型二輪免許で乗れる100・125、中型免許(現在の普通二輪)ながら高速道路も走れ車検不要の250に挟まれたGT~RG185、中途半端なイメージは拭えずまず当時、街で見かけるってのはほぼなかったですねー。

免許や車検制度等法規が異なる発展途上国などではこのような小型二輪の需要が高く当時も今ほどではないにしろどちらかと言えば海外向けっていう立ち位置でしたので国内で見かけるなんてまずないのは当たり前なんですがそれにしてもよく残存していました、画像の限り純国内向けモデルのようですし。

評価ナシのエンジン不始動ですが2stですしちょっとしたO/Hしてやればエンジン掛かりそうな感じ?程度は大古車としてまずまずって感じ!出品票はGTとなっていますが見た目はRG185、外装RG化か出品票の間違いかは不明…


年式不明ですが初めてGTを名乗ったのが380~750デビューの1972年、それ以後に小排気量シリーズがそれまでスズキT〇〇〇(〇は排気量)としていたのをGTに統一、小排気量バージョンがRGとなるのが1978年なのでどんなに新しくてもこの個体、40年前後ですからそれを考えると外装も綺麗なレベルだし書類ナシは痛いながら実働にしてやりたいモデル、このRG185にしてもそうですがカン高のカワサキ、ドロドローンと低音のヤマハ2stに較べその間?を行くスズキ2stの音質は個人的には後のγまであまり好みではなかったですが2stにありがちな振動の少なさには驚きましたっけ。

画像の限りでは未再生でしょうが一定以上の程度の良さを維持している出品車!





上述の通りGT系は380~では比較的人気車種でした小排気量モデルはライバルの後塵を仰ぎました、このため78年に380~は4stDOHCエンジンのGSシリーズに移行(GT380のみ新GS400と併売)に併せGT100~GT250は新名称である『RG』に移行、100~185が単なる名称変更だったのに対しGT250→RG250は大幅に手を入れ直したのが功を奏し当時ライバル他社が400のお下がり的250をラインナップしていた時期に250専用設計であったRG250はその走りが認められ人気を博し79年頃から始まるクオーターブームの火付け役にもなりましたよね、ご同輩!

250専用設計第一弾として大人気を誇ったRG250(E)


その後”250専用設計”であるカワサキZ250FTや、ヤマハRZ250、ホンダVT250F等のデビューにより下剋上となるクオーター界、スズキはRG→γと発展する訳ですが日本ではこれ以下、つまり125やこの185等は永らく地味な存在ながらここ最近、様々な事情から原付が大幅にシュア落とす中、確実に支持を伸ばしている小型二輪、このGT~RG185リアル世代には信じられん感じですナ(^^;

驚愕の?レアバイクRG185登場で余談が多くなりましたが出品車、一桁ながら落札されておりスズキマニアさんによりレストア復活?部品取り?できれば前者を願って止みません(^^)/
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Posted at 2020/04/09 18:46:43

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この記事へのコメント

2020年4月9日 20:45
こんばんは。
いつも懐かしいバイクや車のupありがとうございます。
私もGT380は憧れのバイクでした。
たしかギアポジションインジケータが付いてましたよね。
画像のバイクはRG185ではないでしょうか?。
間違ってたらすいません。
コメントへの返答
2020年4月9日 22:20
こんばんは、ご指摘有難うございます、画像を再度詳細に見ましたら見た目はRGですね、出品票との違いは外装を後からRGにしたのかもしれませんが…

サンパチは国内初のギアポジ付きでギアチェンジミスすると通称インベーターと言われた変な表示が出てきたのも懐かしい思い出です。

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