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2020年11月16日

珍車PART881

珍車PART881

珍車881弾、巷のクルマ好きには何かと話題?のクラウンを取り上げまひょ(^^;

ねー、しかし驚きですよね、現在のトヨタフラッグシップ、由緒ある歴史を持つクラウン(とカローラ)だけは同社を代表するセダンとして未来永劫残る、この2車だけは消えないと信じていたのでクラウン終了(セダンとしての)のニュースには素直に驚きましたわ、えぇ。

って実は数年前、まだ先代S210系の時代にクラウンの方向性についてその筋からの情報で製廃の可能性もある なーんて聞いてはいたんですが”まさか”ってのが本音、確かに先代S210系は変なピンク出してみたり妙に輩向け?ってか200系までの伝統をおざなりにして保守的オーナー車の代表的なクラウンを若者受けに媚びるような部分も多数ありトヨタさん、だいぶクラウンの方向性に迷いがあるな!とは感じていました、セダン不況がより顕著になってきたのも先代の頃でしたしね~。

90年代までの最大のライバルであったセドリック(グロリア)は既に消滅しフーガと名を変えますがもう10年放置状態、レジェンドで頑張るホンダも国内でのシュアはクラウンの足元にも及ばず、かつてクラウンの向こうを張る気概を見せた三菱、マツダ、いすゞは言うに及ばずで高級車=セダンと言う図式がもう成り立たない時代になったと言えばそれまでですが古くからのクルマ好きには驚愕と淋しさを隠しきれませんよね…。

まっ、ここまでもこれ以下もあくまでもワタクシの個人的見解ですし独りよがりの評論家気取りのオッサンの意見ですから右から左に受け流して欲しいですがトヨタさん自身もクラウンだけは正統派セダンとして残したかったと思います、その証拠が方向性の正誤は別として先代のハッチャけた展開と現行の6ライトクーペ風スタイルに垣間見れると思うんです。

長い歴史で初めてフォーマルなセダンを止め6ライトクーペスタイルとなった現行15代目クラウン、スポーツセダン的な変貌に戸惑うクラウンファン、かなり多かったようです。
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1955年のRS10から2012年の先々代200系まで、当然時代時代のUPデートを行いながらフォーマルなセダンスタイルでトヨタの、いや、日本の高級車の代名詞として君臨したさすがのクラウンもセダン不況の煽りは例外ではなく先代S210辺りから売り上げも下降、そこでそれまでの重要顧客であった保守層を無視?諦め?て若返りに舵を切る、しかしそれでも以前のクラウン神話は取り戻せなくセダンに代わり需要の多くなってきた6ライトクーペ風味に欧州車に倣って現行で採用、2018年のFMC時こそこのクラスとしては高い売り上を誇るも需要が一段落するとじり貧、そして今回のMCを機に製廃のニュース…

つまりはもうどういじくっても売れなくなったから止めるという営利企業なら当然の判断をしたんだと思います、この決断により多くのクルマファン、クラウン好きからのブーイングはあるでしょう(実際寂しい、驚きの声ばかり!)、しかしその彼らがかつてのイメージの?クラウンを造ったところで買ってくれる筈もない、夢とロマン、郷愁だけで商売になる時代でもないしトヨタとしては当然の判断、喰い付き強面グリルにしようが6ライトクーペにしようがセダンである限りもうクラウンは終わったという事に他ならない、身内のアルファード=高級ミニバンの急激な需要拡大も要因の一つでしょうし端正な4ライトセダンから流行に簡単に乗ってクラウンらしくない?現行型を受け入れられない保守的ユーザーが多いのも一因、「どうせどうやったってセダンである限り買わないんでしょ、なら止めた!」ってふてくされたくなるのも解る気がするwww

しかし一部の噂にあるような”SUVになってクラウン継続”ってヤツ、クラウンクロス?これだけは止めて欲しい、セダンでないクラウンなんて信じられんし存在価値や存在意義ないでしょ、ハリアーやRAV4あるんだしいかにもSUVとクラウンってイメージに合わないし売れんでしょ、ワタシに言わせればこれ以上クラウンの名声を失墜させんで欲しいってとこですが如何でしょうか…!? SUV=クラウンに非ずだと思いませんか?

ワタシ世代のクラウンと言えば四隅をピーンと張りアメ車ばりにメッキで着飾る3代目S50、幼少期はこれのタクシー、パトカーが当たり前で70~80年代のアクションドラマでは破壊要因として大活躍w
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バブル前の好景気の時代に「いつかはクラウン」というコピーが今でも有名なクラウンの終焉、時代の流れとして受け止めるしかないですよね~。

って事でだいぶ前置長くななりましたが今回取り上げるのは猫も杓子も富裕層のみならずバブルに浮かれた庶民も買い売れまくった正にバブル期である1987年デビューの8代目、これもかつてもウヨウヨ溢れかえっていましたがさすがに最近は見かけるのも少なくなりました。

⇒『平成3年(1991)8代目JZS131型クラウン4HT2.5ロイヤル仕様スーパーセレクト』!!

8代目クラウンの4HTは87~91年のモデルライフなのでこのモデル最終型、先代120系で件の「いつかはクラウン」で強烈なイメージを植え付けその勢いをバブル期を背景に更に加速、ライバル日産の”シーマ現象”ともリンクし当時とすれば高額な300万以上のクラウンが飛ぶように売れた狂乱の時代真っ只中のクラウンでした。

現車、モデル末期に追加されたグレードで所謂外観を最高峰ロイヤルサルーンと同等にし装備を落としたお買い得グレード、有名なマークⅡGRサルーンやチャイサーXGエクストラと同じようなモンですナw

総評3.5、内外Cという30年モデルとしては高評価の出品車、数多く出た130クラウンでももうここまで程度のいいモノは少なくなりました!
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4HT全盛期のクラウン、純粋なセダングレードが基本ながらこの時代は4HTメインとしておりました、法人需要が鉄壁だったのでセダングレードも堅実で純粋な個人オーナーに支えられ4HTも深く浸透しました、しかし2000年以降の4HT時代の終焉に伴い170系以降セダンモデルをメインに戻し従来型法人向けにはコンフォート系に移管、以後170~210系とフォーマルセダンを通しますが代を追うごとに売り上げは下がり今回の残念な決定となった訳ですね。

C評価の内装、スーパーセレクトなので装備は落ちるもバブル期特有の見た目もこれでもか!の豪華な佇まいは今でも「いつかは」と思わせますネw
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高評価だけあり外装も問題ない様子、不具合で一番酷くてOIL漏れ程度のようですし実走8万に届いていない現車、頑強直6 2.5L 名器1JZエンジンと相まって少しの整備でまだまだ乗れそうです!
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出品地は西日本、輸出が効かないこのクラスですし新車時溢れただけあり希少価値もまだ付かずかなりのリーズナブルな落札額、しかし今後、特にクラウン廃止若しくはSUV化した後はどうでしょう、120や130辺りのクラウンらしいクラウンは値上がりするかもしれませんのでクラウンマニアには今のうちに!!と申し添えたい心境です(^^)/
ブログ一覧 | トヨタ | クルマ
Posted at 2020/11/16 16:04:01

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3歳 祝 い 旅・・・😁ww
髭爺ちゃんさん

この記事へのコメント

2020年11月16日 21:59
懐かしい13クラウン
社長が乗る風格高い車だったな~
コメントへの返答
2020年11月16日 23:10
そう、その風格が薄れたのもこの結果に結びついたと…
2020年11月17日 2:36
誰にでも手が届くようになってしまって、風格が…
コメントへの返答
2020年11月17日 12:07
その通り!

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「続・また壊れた💦 http://cvw.jp/b/2682511/48472767/
何シテル?   06/07 15:11
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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