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2020年11月24日

あのクルマの系譜・その29~マツダミレーニア編~

あのクルマの系譜・その29~マツダミレーニア編~ お久の系譜シリーズ、全30弾で一応最終回としたいのでやっつけておきましょー!
最近加齢のせいか?忘れ易いので覚えているうちに…って事で備忘録代わりです(汗)

今回のお題は2003年に製廃となったかつてのマツダフラッグシップのミレーニアを取り上げます、このミレーニア自身1993~2003年の10年のモデルライフの間に名称変更されており前身も後続も直系には充らずマツダ社内事情的に翻弄されたモデルでした…。

現在、ミレーニアの立ち位置は『MAZDA 6』が勤めますがかつてのライバルであってたトヨタマークⅡ(マークX)、日産ローレル(ティアナ)、三菱ディアマンテ等昔で言うハイオーナーカー、現在ですとプレミアムセダンモデルがセダン不況の煽りから軒並み製廃となった中、MAZDA 6は孤軍奮闘状態、しかし今後は直6搭載の噂もあり細々ながらセダンの火を消さないマツダの姿勢にはセダン好きとしては頭の下がる思いがします。

それではセダン文化健在の時代のマツダの”フラッグシップ”ミレーニア、やってみましょう!


【ミレーニア(ユーノス800)】
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(1993~1997 ユーノス800)

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(1997~2003 ミレーニア)

・93年、マツダ5チャンネル政策の下で従来の上級セダン『ルーチェ』とミディアムクラスの『カペラ/クロノス』間を埋めるモデルとしてユーノスブランドで登場。
・マツダ店のルーチェ→『センティア』、アンフィニ店の『MS-9』と比較してクルマとしては下級クラスながらユーノス店では最上級モデルでありユーノスのフラッグシップに位置付く(一部マツダ店でも扱い)。
・ボディは4ドアサッシュレスピラードHTのみ、エンジンはV6 2L DOHC(~02迄)/同2.3LミラーサイクルDOHC(~97迄)/同2.5L DOHC。
・駆動はFF、ミッションは4ATのみ.
・96年のMC時に名称を『ユーノス800』→『マツダ・ユーノス800』と改め更に97年にはユーノス店統廃合により『ミレーニア』に名称変更しMC、尚ミレーニアはマツダユーノス800のグレード名より昇格。
・ミレーニアとなり2000年に廃盤となった『センティア』の後継も背負う。1クラス上級だったセンティアに準ずる味付けがなされるもバブル期のユーノス時代に較べると大幅にコストダウン化が施される。(例:アルミボンネット→スチール化等)
・03年、ユーノス800発売時のコンセプトであった「10年基準」の期間をまっとうしかつてのカペラ→『アテンザ(現在のMAZDA 6)』に後を託して廃盤となる。


【2代目センティア】
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(1995~2000)

・源流をルーチェに置くマツダ上級セダン、センティアの2代目モデル。
・先代(初代)がクラウン/セドグロクラスまで対象にした高級モデルであったのに対しそれらの下級、マークⅡ/ローレルも対応する中級クラスも意識、重ねてバブル崩壊、マツダの経営危機もあり大幅なコストダウンが図られスタイリングや仕上がりにもその影響がはっきりと見て取れた。
・ボディは4ドアサッシュレスピラードHTのみ、エンジンはV6 3L DOHC。
・駆動はFR、ミッションは4ATのみ。
・危機的な売り上げ低下により2000年に格下のミレーニアに立ち位置をバトンタッチして製廃となる。


【初代センティア】
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(1991~1995)

・長年マツダのフラッグシップセダンを務めたルーチェの名称変更モデルでルーチェから数えると6代目となる。
先代ルーチェよりサイズ拡大が図られ3ダッシュ専用ボディ化、従来のクラウン/セドグロクラスに加え更に上級であるセルシオ/クラウンマジェスタ/アリスト/インフィニティQ45迄対象に広げバブル期デビューもあり大幅な高級化が図られた。
・車速感応型4WSシステム、太陽電池を組み込み停車中でも車内をファンにより換気するソーラーサンルーフ等の先進装備が与えられた。
・ボディは4ドアサッシュレスピラードHTのみ、エンジンはV6 2.5L/3L DOHCとされルーチェ迄のマツダシンボルであったRE(ロータローエンジン)は廃盤となる。
・駆動はFR、ミッションは4ATのみ。
・バッジエンジニアリング(双子モデル)のアンフィニMS-9も存在するが94年にセンティアに統合。


【5代目ルーチェ】
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(1986~1995)

・現行MAZDA 6←ミレーニア←センティアの元祖となるのがルーチェとなり当該モデルでルーチェとしては最終型となる。
・先代迄のREメインをより高級サルーンとして訴求するためV6エンジンメインに変更。
・ボディは4ドアサッシュレスピラードHTと4ドアセダン、先々代からキャリーオーバーした商用バンを88年迄ラインナップ。
・エンジンは直4 2L/V6 2L EGI/同2L EGIターボ/654cc×2ロータリーターボ(4HTのみ)/V6 3L(87~)。
・駆動はFR、ミッションは5MT/4AT。
・91年にオーナー向けモデルはセンティアに継承して廃盤、4ドアセダンの営業用(タクシー、ハイヤー、教習車等)のみ95年まで継続しした。


【4代目ルーチェ】
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(1981~1986)

・先代のフォーマルなセダンからコスモと兄弟化した事によりスポーティなイメージとなるも仕上がりはコスモより高級路線、しかし先鋭化したスタイリングはコスモ同様賛否が大きく別れた。
・82年迄先代ボディだった営業用(ハイタク)モデルが遅れてFMC、尚営業用は後続5代目までキャリーオーバーの末、89年には『カスタムキャブ』と名称変更しタクシー専用として95年迄ラインナップ、約15年の長寿となった。
・ボディは4ドアサッシュレスピラードHTと4ドアセダン(この代のみサルーンと呼称)、先代からキャリーオーバーした商用バン(~88年迄)。
・エンジンは直4 2L/同2L EGI/654cc×2ロータリー/同ロータリーターボ(82~)/2.2L De。
・駆動はFR、ミッションは5MT/3AT/4AT。


【3代目ルーチェ(ルーチェレガート)】
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(ルーチェレガート及びルーチェ前期 1977~1979)

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(後期 1979~1981)

・先代2代目迄、ライバルをトヨタコロナ、日産ブルーバード、三菱ギャランに焦点を合わせていたがこの代から1クラス上=マークⅡ/ローレルクラスに変更、ボディは5ナンバーフルサイズ化されエクステリアや装備も大幅な高級化がなされる。
・77~78年までサブネームが付記されて『ルーチェレガート』とされる。これはマツダの当時の運輸省への名称届け出不備と当初のみ先代が併売された事も要因。
・国産初の縦配列角型4灯式ヘッドライト、4HTはクラウンに次ぐピラード方式とされ注目を集める。
・ボディは4ドアサッシュレスピラードHTと4ドアセダン、商用バン(~79年迄先代、79年に遅れてFMC)。
・エンジンは直4 1.8L/同2L/同2L EGI(80年~)/594cc×2ロータリー(~78迄)/654cc×2ロータリー/2.2L De(80年~)。
・駆動はFR、ミッションは5MT/3AT。
・79年の大幅MCでベンツ風マスクを採用し『広島ベンツ』の俗称が有名となる。
・昭和53年排ガス規制適合

【2代目ルーチェ】
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(セダン 1972~1978)

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(HT 1972~1978)

・先代で試作的にラインナップされたREを大展開した2代目モデル。
・大鷲をイメージした彫が深くダイナミックなボディラインが特徴。
・ボディは4ドアセダンと2HT、ワゴン/バン。
・エンジンは直4 1.8L/594cc×2ロータリー/654cc×2ロータリー。
・駆動はFR、ミッションは4MT/5MT/3AT。
・75年の大幅MCでボディサイズを拡大、通称「BIGルーチェ」となる。
・77年に後続となるルーチェレガートが発売されるもクラスUPがなされた為78年まで2代目も併売された。
・昭和50→51年排ガス規制適合

【初代ルーチェ】
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(1966~1972)

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(REクーペ 1969~1972)

・カローラ/サニークラスを焦点とする「ファミリア」の上級セダンとしてコロナ/ブルーバードに的を絞って1966年に新型車デビュー。
・1.5Lクラスとしては当時は大柄であり前席3人掛けの6人乗りセダンであった。(商用バンも設定)
・デザインはJ・ジョウジアーロ、ボディは4ドアセダンとセンターピラーレスHT形状のクーペ(REクーペ、69~)
・REクーペはスタイルこそセダン版ルーチェのイメージを採用するも中身は別物で別車種と見れる、セダンがオーソドックスなサス構造、駆動方式(FR)、レシプロエンジンモデルであったのに対し4輪独立、REエンジン、FF方式、P/S採用と当時としては意欲的機構が採用さるも試作的な存在に留まり3年間のモデルライフ時に1000台に満たない生産、少量生産と凝ったメカニズムにより価格もクラウンやセドリックを上回る高額でコスモスポーツ同様にマツダのイメージリーダー的側面が大きかった。
・エンジンは直4 1.5L/同ツインキャブ/同1.8L(69~)以上セダン、REクーペは655cc×2ロータリーのみ。
・駆動はFR(セダン)/FF(REクーペ)、ミッションは4MTコラム、フロア。


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Posted at 2020/11/24 17:28:56

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