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2022年05月26日

珍車PART934

珍車PART934
不動ながらも今回も大物釣り上げましたゼ(*^^)v

もう半世紀以上も前の2代目クラウン、不動とは言えまだ残ってた(驚)

セダン市場の衰退により各社の由緒あるセダンが次々に消える中、その行く末が色々取り沙汰されながらも現在15代目を数えるクラウンっすよねー…。

個人的には日本を代表する生粋の高級車、高級車と言えば端正なセダンという固定概念が離れない古いオッサンとしては噂されるようなクラウンのSUV化なんてあり得えん!って感じなんで何とか1955(昭和30年)発売以来延々と築いた”日本の高級車”の姿を維持して欲しいモンだ!と思うけど如何なもんでしょうか!?

と、言う訳で今回のお題はコレ

⇒『年式不明(推定昭和41~42年)2代目MS41型クラウン2000スーパーDX』!!

初期型のテールの形状から”涙目”クラウンの愛称があるS40系、最終型でも1967年なんでもう半世紀前に生産終了、街中でも子供の頃(70年代)ではパトカーやTAXIでそこらじゅうで見かけたながら80年代になる頃にはもう皆無だった…

このクラウンを見ると個人的な思い入れで恐縮ながらあの刑事ドラマをどうしても思い起こすw

リアルで見ていて当時かなりの衝撃を受けた1973年の太陽にほえろ!でショーケンが衝撃の死を遂げる「13日金曜日、マカロニ死す!」でMS41クラウンがカーアクションで活躍、普段冷静沈着で”命を粗末にするヤツはバカだ!”と若きマカロニに説教していた山さんがマカロニのピンチをMS41で命懸けで激走、最後は悪役のクルマに突っ込んで大ジャンプ、ドラム缶群に突進して火の海になりながらマカロニを救出するという内容、子供ながらにそれまで説教臭くウザい?イメージの山さんの一気にファンになったと言う(;^_^A

悪役車に激突→大ジャンプするMS41、この時代は130セドリックやHA30グロリアの破壊が多かった中でのクラウンのカーアクションは珍しかった!
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当時でまだ7~8年落ち位のMS41、しかも最高グレードのスーパーDX(グリルから判別…後述)なんでリアルタイムで見ていても”勿体無い”!と感じたモンですw

この後記憶が確かなら激突炎上したMS41、勿論山さんは炎上する前にクルマから抜け出しマカロニを救う…
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と、ワタシのカビ臭い思いはどうでもえぇんで現車っすネ(汗)

年式、グレードは出品票に記載なく推測、不動だし恐らく書類がない?って感じなんで仮に起こしても公道復帰は絶望的ながらそれでもこした流通の場に出るんだから需要はあるんだろうね~、まっ、確かに不動とは言えなかなかこのレベルのS40系なんて残ってないだろうから希少なのは間違いないしで。

不動、現状渡しなので評価等はナシ、しかし画像で解る範囲では50年前の個体としてはかなりイイ状態を保っている様子
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40系は2度のMCが施され現車は最終型、最上級のスーパーDXはこの3期モデルの時(1966)に追加され他のクラウンとは違う高級意匠のグリルが与えられ当時、クラウンを上回るクラウン?のイメージ、1964年にセンチュリーの前身になる『クラウン8(エイト)』が登場しているので8と通常のクラウンの中間的な立場のスーパーDX、当時”スーデラ”なんて言われ親しまれたが8がVIPやハイヤー等のや需要がほぼだったのでオーナーカーとして最上級という立場、後年のクラウン4LのV8→マジェスタやセルシオの登場にに似てるかも…!?

スーデラの搭載エンジンは40系になって初めて搭載されたストレート6の名機M型(スーデラ以下のDXやSにも設定)、この後の20系ソアラや70スープラの7M-Gの原型となるエンジンで90年代までトヨタ6発の主流を務めたって訳で…

ただ腑に落ちないのはワタシの記憶が確かならばスーデラは当時でもP/Wが標準だった筈、現車はレギュレーター(手巻き)ハンドルが見えるので下級グレードのグリルのみスーデラ仕様にしたものなのか当時P/Wレスのスーデラが存在したのか?はさすがに解りませしぇん、しかし出品票に~コーション云々~の記述があるのでこれと関係ありそう(*_*;

室内のドアハンドル、左の見える3本のレバー、右がレギュレーター、左はドア開閉とロック、上が三角窓の開閉ハンドル!尚CATとなりながらもセレクターがないのでこれも?
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インパネは上部が長年の紫外線で?めくれ上がった状態ながらも比較的綺麗な状況、不動になってからも屋内保管だった感じ!
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シート等は非常に綺麗、部品取りとしても40系オーナーさんには羨望の1台でしょう!
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外装もサビによる穴、崩れ?があってもおかしくない年式ながらそういった類は確認できずALLペンで綺麗になるレベルではないかと…
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またしても個人の思いながらS40系は初代の有名な観音開き(RS10~30)と較べ大幅にアメリカンナイズされ大きく、広く、伸びやかな端正なセダンスタイルが当時の国産車としては目を見張るモノ、その後のクラウンの原型となるような気品あるスタイリングは子供ながらに惹かれたモンです、1967年に次期RS/MS50型も基本40系のデザインを踏襲、その次のクラウンが最大失敗作”クジラ”ことRS/MS60、70系を除き8代目130系のセダンモデルまではその伝統を引き継いでましたネ。

この特別あつらいのスーデラ専用グリルというアイディンテティ、後の最高峰「スーパーサルーン」や「ロイヤルサルーン」にも活かされる…
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↓S40系下級モデル
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↓MS41スーパーDX
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さて、気になる?落札は無事なされるも部品取りらしい金額、それでも20万以上にはなってるんで見るヒトが見れば失礼ながら”クズ鉄”な訳で確かに部品皆無な訳なんで現S40系オーナーさんには涎モノには違いなナイですわな!

(^^)/
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Posted at 2022/05/26 17:38:01

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この記事へのコメント

2022年5月26日 18:13
写真の奥に写っているグリーンのクルマはもしかしてミニカF4ではないですか?
コメントへの返答
2022年5月26日 18:23
さすが目のつけどころが違いますね(笑)
ただF4ではなく黄色ナンバー&テールランプが大きくなっているのでアミ55ですね!
2022年5月31日 14:52
こんにちは。

おっしゃる通り、スーパーデラックスではないようで、おそらくその一つ下のデラックスです。フロントグリルはデラックスも確かこのグリルのはずです。よく見るとシートはおそらく50系クラウンのものではないでしょうか。
貴重な高額OPのトランククーラー装着の6気筒車ですから、デラックスとはいえ当時は庶民の車ではなかったんでしょうね。
コメントへの返答
2022年5月31日 18:22
こんにちは。

この年式になると色々と混ざっているケースも多いですしなかなかグレード限定は困難ですね。
70年代も終わりの頃になるとDX、下から数えた方が早い廉価版になっていましたがクラウンの場合はスーデラ→スーパーサルーン→ロイヤルサルーンと続々と高グレードが君臨、DXが最上位時代と変わらずに庶民には縁遠い存在でしたね。

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