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2024年12月13日

大化けした往年のNICE MODEL VOL.13~7代目R31型スカイライン4HT編

大化けした往年のNICE MODEL VOL.13~7代目R31型スカイライン4HT編 少年時代~青春期~壮年期~老年期wと常に日本のクルマ達を愛して止まず公私に係わらずに凝視し続けてきた元Gureが送る”大化けした往年のNICE MODEL”VOL.13となります!

尚、この企画では詳しいスペックや改歴などは省きソフト面=当時とその後の市場反応や人気の推移を重点に振り返ってみたいと思います、長文になるんでお暇がある時にお付き合い頂くと幸いです<(_ _)>


※内容についてはあくまで元Gure個人の思い出話です、内容に正確性を欠く部分もあるかもしれない事をご了承願います。

それではVol.13~R31スカイライン4HT、早速やりましょう!
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往時を知る世代にはデビュー時”史上最低のスカイライン”とさんざん揶揄されていたのが鮮明に記憶にある御仁も多いのではないでしょうか…?

先代6代目R30がケンメリGT-R以来の4バルブDOHCのRSや当時2L最高psのRSターボC等を矢継ぎ早にラインナップし絶大な人気を誇り今後スカイラインはどこまで過激になる?と多くのクルママニアが注目する中、1985年にFMCされてデビューしたのが7代目、通称セブンス(7th)スカイライン、CMキャッチコピーは”都市工学スカイラン”という通り先代までの男臭さを封印し都会的な洗濯された新スカイラインとなりました…。
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しかしその中身を見てみると多くのマニアの期待とは裏腹にR31は当時のハイソカーブームのすさまじさにはさすがに勝てず従来のスポーツ路線をかなぐり捨てハイソ路線に全振り、ボディは4ドアセダンと新設の4HTとなりセダンは旧R30セダンを肥大化させたような出で立ちになりR30のバランスを崩す、4HTは上級にローレル(当時C32)、下級にブルーバード(U11)に日産オリジナルで現代のように衝突安全基準も厳しくなく緩い中で人気の高かったセンターピラーレス4HTをスカイラインにまで追加、兄弟車ローレルがあるのに何故にスカイラインまで2ドアを捨ててハイソ4HTになるのか!?と疑問だらけ、まぁ当時のトヨタマークⅡ兄弟の絶大なる支持の中、スカイラインがそちらになびくのも今となってみれば致し方ないのかもしれませんが当時は日産の姿勢、大いに反感を買い”史上最悪”という有難くない形容詞が与えられてしまった訳ですねぇ。。。

随所にスカイラインらしいスポーティさは感じられるもローレルと何が違う?と酷評だったR31 4HT
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ケンメリ(C110)からの伝統である◎テールは健在(GTシリーズ)ながらもスカイラインらしさが消滅!?
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しかしエンジンは長年主役の座を張ったL型(L20S/L20E)がようやく引退、新開発のRB20型エンジンに換装となり6気筒SOHC、同ターボ、同DOHC 24V、同DOHC 24V I/Cターボ(廉価版に1.8L 4気筒CA18Sや2.8Deも存在)を大々的にアピール、足回りも伝統の4独サス(GT系)に加え4輪操舵となるHICASも設定されハードの部分では先代から大幅に進化!

新開発RB20(DET)エンジン、その後の日産中級モデルのメインとなり今では名機の称号も…
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廉価モデルはR30からキャリーオーバーするCA18Sエンジン、地味ながらR32までラインナップ
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4HTのバリェーシンはR30でややとっちらかっていたのを整理、2000系はGTを基本にベーシックモデルにエクセル、高級モデルにパサージュを設定、どちらもスポーティ要素な味付けはほぼなく全体をハイソ路線としこの時期流行った場末のバーのようなふかふかギャザードのシート、ワインカラーの内装はマークⅡ、ローレルに倣いメイン化…

GTパサージュの豪華な室内
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インパネも先代で質素過ぎると芳しくない評判を反省、この時期に日産特有の絶壁調の豪華路線に変更、外観同様カクカクしたインパネ、前方視界にやや難はありながらR30のオーナーだったワタシとしてはあまりの変わりように驚いた気も!?

ジャパン(5代目C210)からの伝統である水平0指針メーターはそのままにハイソ全振りになったインパネ
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仕事柄これが出た当時、GTパサージュのMTを納車でそこそこの距離乗りましたがさすがスカイラインで走りの良さは健在だしRB20DETもFJ20のワイルドさはなくなるも充分にパワーがあり巷で酷評されるような悪いクルマではなかった印象、足回りはトヨタ以上でドライブフィールは上々、まぁ、この印象はローレルやレパードでも味わえたんで”男臭さ”を失ったスカイラインに以前のようなカリスマ性が消え失せた感は確かにありましたが…。

85年夏にデビューしたR31、ハイソ路線全振りが仇となり前述の通り酷評、ワゴンやセダンはともかく一番の売りであった2ドアモデルの消失は全スカイラインファンを敵に廻した格好となり日産は慌てて開発中だった2ドアクーペを翌年86年早々に時期を早めて投入、ハコスカ~R30の2HTに変わる2ドアクーペの設定でスカイラインマニアには受け入れられこれいよりR31はようやく市民権を得た感じになりました。

86年に追加され人気挽回の立役者となった2ドアクーペ!
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R31デビュー前から企画はされていたものの当時のハイソブームを睨み4HTを優先してデビューさせたR31、スカイラインの顔であった2ドアを封印してまでもこうした判断を摺る程当時のハイソカーブームが凄かったという証明ですね!

2ドアクーペで人気挽回となったR31ですが87年、従来のセダン/4HTも後期型にMC、4HTは前期に比較しクーペの風味を味付けしたグレード(GTS)やフェイスリフトでスポーティ寄りになるも相変わらず不人気、R31はクーペこそ!という定説が長年に渡りクルマ好きには認識されていた感じです。

後期型R31 4HT
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しかし近年、このR31 4HTの中古市場にも変化が起きそれまでスカイラインというクルマはモデルを問わず他モデルと違い比較的早くプレミア化、旧いスカイラインというだけでその価値が見い出される中、R31 4HTだけは最近まで鳴かず飛ばずの捨て値で売られていたながらこの最近では一気に爆上がりしだし程度如何によっては200~300という個体も見られるようになってきました(+_+)

往時を知る世代には信じられない金額、人気ドラマ『あぶない刑事』の劇用車に採用されていたのもありそうした部分が再評価?の要因かもしれませんが若い世代にはこれも魅力的に映るのでしょう、確かに年配世代でも今のスカイラインから較べるとR31 4HTでも”スカイラインらしいスカイライン”である事は間違いないと思うしV35~より魅力的に映るのはワタシだけでしょうかネ!?!?

尚R31セダンについては4HT以上の不人気で絶滅危惧?現在の市場でもほぼ見かけず今回の対象にはしておりませんが程度極上の残存車があればいいお値段するのではと推測します、、まぁ個人的には例え買える資力があっても4HTなら入手してもいいけどセダンはいらんかな~、R30やR32なら4枚、大歓迎だけどwww

往年のNICE MODEL VOL.13・日産R31スカイライン4HT編…終
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Posted at 2024/12/13 16:32:35

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この記事へのコメント

2024年12月13日 18:55
親父は当時イケイケの先輩が乗っていたパサージュターボが忘れられないと言ってます笑

ちなみに話は変わるんですけど、来年から日産純正部品がえげつない値上げをするという噂で、現役のS13乗りから聞いたトコロによると、バッテリーの土台?車体にボルト留めしてあるベースが2万ナンボから一気に30万くらいになるかも?と…
いくら業績が悪いからってコレは…
あくまで噂ですけど、あり得ない話ではないかな…と戦慄しております…ますます維持が苦行になりますね、日産車は。
コメントへの返答
2024年12月22日 0:03
パサージュターボですか、旧RSターボの迫力は無かったけどL20ETを継ぐジェントルさはR31にはお似合いでした。

部品の件は解りませんがバッテリーベースが30万?あり得ないでしょ…
ホントならば日産旧車乗りはかなりの逆境ですな。

PS:ワタシの調べた限りではS13シルビア/180SXのバッテリーベース、現状の値段で5000円ちょっと、いくらなんでも今後上がっても30万はガセです。
2024年12月15日 16:15
初めまして、今回御紹介頂いた4HTに乗っています。 ド初期の85年式でGTパサージュTWINCAM24V TURBOの5MTです。 当時、ボロクソ言われたグレードそのものです。😁
豪華な前期型が大好きで子供の手が離れたたらいつか買おうと思っていましたが、底値だった筈の相場が2015年頃から少しずつ値が付くようになりました。 このままではいつか手の届かない所に行ってしまう気がしたので、1年かけて妻を説得して2018年に購入して現在に至ります。
私にとってスカイラインはスポーツ車ではなく6気筒搭載の上級サルーンでライバルはマークⅡなんです。 スカイライン好きの小学生だった私は外観はいいけど高級感で61マークⅡに負けていたR30に悔しい思いをしていました。😓 新型は4HTと豪華装備で対抗して欲しいと思っていた私にとってR31は当に私の願望を具現化したような車だったんです。

デビュー当初に総スカンを喰ったのは異端である先代RSシリーズが原因で、本来比較すべきは本流である6気筒のGTシリーズだったと思います。 先代のL型搭載車と比べればあらゆる部分で飛躍的な進化をしていると思うんですけどね…。
RBエンジンの開発があと3年早ければ4気筒のFJエンジンに頼らずともトヨタの1Gに対抗できたでしょうからRSは誕生しなかったのではないでしょうかね〜。(RS好きですけどね、特に後期型。😍)
RSがなければR31の評価は違ったものになっていたような気がします。

文中の「巷で酷評されるような悪いクルマではなかった印象」の言葉はとても嬉しく思いました。
本当に私もそう思います。 当時これをダメと言っていた人は何に乗っていたんでしょうね。😅
ただ、当時のスカイラインはそれだけ注目と期待を集める車種だったという事なんですよね〜。
もう一度スカイラインに光が当たる時代が来て欲しいという願いは時代遅れなのかな…。😓

長文失礼しました。
コメントへの返答
2024年12月15日 18:19
はじめまして、コメント有難うございます<(_ _)>

個々の価値観があるのでどれが正しい、間違いではなく確かに当時は豪華さ=ハイソサイティーが求めれていた中でのスカイラインの変節は日産の判断としては当然かもしれません、自動車メーカーは夢を売る以前に利益確保が第一優先ですし…。

ただ、スカイラインを愛してきたファンにとっては豪華路線のスカイラインは受け入れられなかった、ローレルという立派な高級路線が存在する中、スカイラインにはハコスカから築いてきたスポーツマインドを継承するべき!して欲しい!という思いが圧倒的で貴殿のようにマークⅡをライバルと見る層は少なくあくまでマークⅡにはローレルだったんです。
依ってスカイラインは言えば孤高の存在、トヨタ他には生み出せないという感覚があった中でR31はトヨタ的、マークⅡ的な俗物主義に変節したのもファンの怒りを買った要因に思います。

L20を積まないRSが異端であるというご意見は同意する部分もありますが80年代早々から新エンジンを矢継ぎ早にリリースするトヨタに対し日産は新世代ユニットの開発が遅れやむなく既存エンジンのブロックを使いその旧態エンジンの良さを生かしたハイパワーバージョンを作り上げ排ガス規制以降牙を抜かれたスカイラインには喉から手が出る程欲しかったハイパワーユニットを手に入れケンメリ後期~ジャパンまで悔しい思いをしたスカイラインファンには正に溜飲の下がる思いを久々に感じ取れたのも事実、スカイライン本来の姿をGTから名を変えたRSに見た訳でそのRSが消え確かにようやく新世代ユニットを得ながらかつてのGTやRSにはないハイソ路線は到底受け入れられなかったという事ですね、その証拠にかつてのスポーツマインド満載したクーペ追加以降R31の評価はガラリと変わりました、ハイソカーブームという時代がスカイラインをとち狂わせたのは不幸だったと思います、もしハイソブームが無ければ?想像するとデビュー当初からR30を継承した正常進化が見られたのでは?と感じます。

プロフィール

「ラッシュの買取りとPC新調(^^; http://cvw.jp/b/2682511/48478176/
何シテル?   06/09 21:43
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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