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2025年04月14日

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第42弾!!

 ”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第42弾!! ”納得のマイナー・モデルを振り返る”第42弾、今回も前回のランサー・ラリーアート同様に特定グレードのド変態をご紹介!

いやいや、これはメジャートヨタさんの超メジャー車種の中のド変態ですから価値アリですよ~、何せネットで拾い画像で探してもほぼ出て来ない、カタログ引っ張り出してスキャンすればいいんだけどそこまでの元気も熱意もないんで写真少なめにてご勘弁を💦


という訳で今回のお題『RX63型4代目トヨタコロナマークⅡ2000GT及び2代目チェイサー2000GT』を取り上げます!
(※三つ子兄弟となるクレスタにはGT存在せず)

RX63型チェイサーセダン2000GT
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マークⅡとチェイサー、クルマ好きなら常識なかつての双子兄弟車種、1976年の3代目マークⅡデビュー時に追加されたのが初代チェイサーで最終型(マークⅡX110系、チェイサー→ヴェロッサX110系 2004年終売)まで共に歩んだトヨタのアッパーミドルセダン、マークⅡがVSローレル、チェイサーがVSスカイラインを標的としマークⅡは高級度合いが強くチェイサーはスポーティ路線という部分は最初から最後までこのコンセプトでした…

60系と言われる4代目マークⅡ、この代までは正式名称が”コロナ・マークⅡ”を名乗り両サイドのエアアウトレットに”CORONA MARKⅡ”としっかり入っていましたがこの時代でも既にそんな長ったらしい読み方するのは皆無、CMでも単に”マークⅡ”と呼んでいましたね~、次期70系からコロナの名前が外れボディのどこにも”CORONA”の文字は消え去っています!

さて、そんな4代目マークⅡが1980年にデビュー、一番驚いたのが先々代の昭和50年排ガス規制を境にマークⅡから消えた2L DOHCの18R-G系エンジンの復活でした!(当時のグレードは2000GSS)

アラフィフ、アラカンにはお馴染みの黒結晶塗装のヘッドカバーがソソる18R-G(EU)型エンジン
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先代X30/40系がほぼほぼクラウン的な高級度合いで人気を博し最早マークⅡにハードイメージのDOHCが必要か!?と当時でも疑問、既に先代から6気筒がメインになりつつのマークⅡに廉価版は除いてハード4気筒は不釣り合い、その証拠にこの18R-GEUは前期の2年間だけの設定、82年の後期型では廃止され新開発のDOHC-24バルブの1G-GEUに置き換えられGTのハード戦略から豪華&高性能クルージング訴求となり最上級グランデ、アバンテの上位機種となっています。

派手なステッカーも全く似合わなかったRX63マークⅡHT2000GT
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不思議なのはこの代からはセダンメイン→HT(4HT)メインとされておりHTにGTの追加はまだ理解できる、しかしハイオーナーセダンで全くスポーティさの欠片も感じないセダンにもGTが設定された事、これはマークⅡ/チェイサー両車に設定されるもワタシは後に下取りでマークⅡHTのGTを転がした時と街中でHTを2~3回見かけたかな?のレベル、チェイサーとマークⅡセダンGTに至っては見た記憶ナシ!!

チェイサー4HT2000GT
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整備学校同期で当時トヨペット(マークⅡ)、オート(チェイサー)に行ったのがいてソイツらに聞いても人口の多い横浜南部のディーラーながらマークⅡはほぼグランデでGTなんて出た記憶なし、チェイサーはそこそこ廉価の4気筒も出るもやはりGTは売れた記憶ないなんて言ってましたんでね~、チェイサーはともかく当時超人気モデルのマークⅡですらこんな”特殊”グレードがあった訳です(^^;

マークⅡ2000GT/チェイサー2000GTの概要

全長4640㎜
全幅1690㎜
全高1425㎜
ホイールベース2645㎜

エンジン
18R-GEU型 2L 直列4気筒 DOHC 8バルブ 135ps

タイプ
セダン/4HT

駆動方式/ミッション
FR/5速MT

サスペンション
前:ストラット 後:セミトレーリングアーム

車重 :1220 kg

※セダンGTの数値

既にこの時代、ハイオーナーカークラス以上はもうATが全盛の時期、そんな中GTは5MTのみと言う潔さは好感もてましたが一般ユーザーでは例えGTでも何が哀しくて高級クラスのマークⅡ/チェイサーでMTに乗るんだ?という意見も多かったそうで…

興味深いのはマークⅡはセダンとHTで顔付を変え(勿論テールも)イメージを異にしながらチェイサーはグリルデザインに若干の違いはあるも基本的にHTもセダンも共通デザイン、マークⅡHT/チェイサーはスラントノーズ、マークⅡセダンは大人しめの角目4灯の直立デザイン、マークⅡセダンの地味さ、そしてチェイサーセダンの貧相なテール、ホント今見ても理解に苦しむ違和感…。

GTの写真がないので他グレードながらチェイサーセダン、マークⅡセダンのエクステリア
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チェイサーセダンGTのインパネ&室内 及びマークⅡはグレード違い(グランデ)のインパネ
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この時代はコストを掛けていてマークⅡ/チェイサーのセダンとHTで造り分けていたのが興味深い、どちらも80年代らしい整然とした機能的なインパネで70年代のようにズラリ並ぶメーターもなければスパルタンさは一切ない機能的なインパネ、室内&シートは豪華絢爛これでもか!のマークⅡグランデ、チェイサーアバンテに較べるとスポーティと言う名の質素なデザイン、Rrセンターアームレストすら省かれいささか名前負けみたいな印象で特別感もない、これならもう少し安いカリーナやコロナ、セリカカムリで充分だし市場反応もそんな感じ、こりゃ売れんですわなw

先述の下取り時に乗ったマークⅡGTの感想はやはり70年代では最強の心臓と言われた18R-Gも排ガス規制で牙を抜かれ(-EU)になりましてや車重も他の同じエンジンを積むコロナ、セリカ、セリカカムリ、カリーナに較べ重くて驚くような高性能ではなかった、もうこの頃は1G-Gも日産FJ20も体験しており尚更遅く感じましたねぇ、昔は憧れた2000GTの称号とクラスNo1の馬力を誇った18R-GEU、こんなモンかとガックリきたのが印象に残っています、115psの2T-GEU 当時の愛車TE71レビンの方が軽い分まだ軽快だし速かった、まぁそれでもあの排ガス規制になりたての70年代末期に貴重なDOHCでパスしたトヨタは尊敬できますが。。。

1.6L DOHCの2T-GEUと18R-GEUの2種のDOHCエンジンを持つのは当時トヨタのみ!
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60系はマークⅡのみでも全シリーズで販売台数4年間で42万台という人気ぶり、しかし2年間だけの2000GT単独のデータはないんですがチェイサーのGTと併せても恐らくその1割も行かなないのでは!?と推測します、60系マークⅡ/チェイサーは現代でも人気も知名度も高い、しかしそんな人気車の中にも全く陽の当たらないモデルが存在した事を知って頂くと幸いです(*^^)v

変態度指数:(マークⅡセダン)★★★★☆
変態度指数:(マークⅡ4HT)★★★☆☆
変態度指数:(チェイサーセダン)★★★★★
変態度指数:(チェイサー4HT)★★★★☆
ブログ一覧 | 変態車 | クルマ
Posted at 2025/04/14 21:36:44

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この記事へのコメント

2025年4月14日 23:20
いやぁ、今回も勉強になりました^_^
この代のマークⅡチェイサーに
漢の4発ツインカム+かき回しが存在したなんて…

誰もが「グランデ」や「アバンテ」を求めたでしょうから
中々買われる方が居なかったのでしょうか?

コメントへの返答
2025年4月14日 23:54
お役に立てたなら光栄に思います!
最後にヒト花って感じで18R-Gの晩年、元々初代マークⅡGSSでデビューしたR系DOHCだったので1G-Gに代わる直前で先祖帰り?したのかもしれませんがいかにも存在価値のないモデルでした。

グランデアバンテについでにスーパールーセントは誰もが欲しがるグレードでしたが2000GTは知るヒトも少なかった印象…。

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「ラッシュの買取りとPC新調(^^; http://cvw.jp/b/2682511/48478176/
何シテル?   06/09 21:43
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