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2025年06月26日

大化けした往年のNICE MODEL VOL.15~3代目A30型日産プリンスグロリア

大化けした往年のNICE MODEL VOL.15~3代目A30型日産プリンスグロリア
少年時代~青春期~壮年期~老年期wと常に日本のクルマ達を愛して止まず公私に係わらずに凝視し続けてきた元Gureが送る”大化けした往年のNICE MODEL”VOL.15となります、尚この企画、現在で見受けられる”大化け”は一通り取り上げた(あくまでワタシの基準)のでひとまずこれにて終了させて頂きますがまた心当たりのあるモデルが思い浮かびましたらシレっと復活しますんで💦


尚、この企画では詳しいスペックや改歴などは省きソフト面=当時とその後の市場反応や人気の推移を重点に振り返ってみたいと思います、長文になるんでお暇がある時にお付き合い頂くと幸いです<(_ _)>

※内容についてはあくまで元Gure個人の思い出話です、内容に正確性を欠く部分もあるかもしれない事をご了承願います。

それではVol.15~A30グロリア、早速やりましょう!
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1950~60年代初頭の国産高級車御三家と言えばクラウン(トヨタ)、セドリック(日産)、グロリア(プリンス)…
天皇御料車として採用され高級車メーカーとして認知されたプリンス、旧中島飛行機の系譜を継ぐ同社は拘りの技術集団でもあり戦後の日本、VIPカー、ハイヤー等高級車が輸入車ばかりの様相を見て1953年、既に発売済のプリンススカイライン(初代ALSI型)をベースに排気量UP、豪華装備を施した初代グロリアを発売、国産の高級車元祖的存在感は後続のクラウンやセドリックに対しても”天皇ご愛用メーカー”というインパクト絶大でグロリアのブランドは以後高級車のブランドとして広く認知されます。

グロリアは62年、67年にFMCが行われ今回のお題となるA30は3代目、発売時は業績不振から日産と合併後のデビューで発売時は『日産・プリンスグロリア』とされていましたが最終期には『日産グロリア』表記(但し車検証の車名は最後まで”プリンス”)となりプリンスの文字は同門のスカイラインと共に扱い販売店のみに残される事になります。

67年(昭和42年)に登場した3代目A30グロリア前期型
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しかしA30は設計は旧プリンス時代であり高級車を2種抱える事になった日産はA30から当時の130型セドリックと各パーツ等を徐々に共通化しコスト削減を推進、天皇御料車のプリンスロイヤルそっくりの縦丸目2灯顔つきから”タテグロ”の愛称で呼ばれまその呼び名は令和の今でも健在ってのが凄い!!

1971年の4代目230型グロリアからは3代目230型セドリックと双子兄弟化が施され2000年代までこのラインナップ、日産ファンにも旧プリンスファンにも”セド・グロ”と呼ばれ愛されました…。

話をH30に戻し現在ではシーラカンスデボネアと並び”代用アメ車”としてマニアに絶大な人気を誇ります、最終モデルでも1971年とかなりの大古車、90年代にはその見た目とコラムシフト&ベンチシート(セパレートもあり)に魅せられたアメリカかぶれには人気が出て値が上がり始め今では500万とも600万とも言われるお宝化しておりますネ!

横長メーターにコラムシフトがマニアの心をくすぐる!?
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しかしA30、ワタシが免許取った80年代初頭は二束三文どころかタダでもいらないと言われていた一つ、当時はスポーツモデルが大人気の時代、A30は高級車だけに型遅れになると急激に値段が下がるのは今もそうですが当時は430が現役の時代、3モデル前でスポーテイな2HTや4HTが出る前のセダンオンリーのA30は残っていてもほぼアクションドラマや映画の破壊要員って感じでしたねー、稀に店先に置いてあっても桁値段、そうそう、高校時代のツレが5万円位で前期のスーパー6を買い(当時15年落ち)エンケイデッシュ履かせてホッドロッドにして喜んでいたっけかなぁ、妙にその弄りがタテグロには似合っていたのを思い出します(^^;

タテグロには大きく分けて前期・中期・後期が存在、見た目は大差なくてもMCの度に日産化を促進、最初期の67年と最終型71年では日産化率が大幅に高まっています。

中期タテグロのRrビュー
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中期インパネ
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現在市場に残っているのは個人的感覚ながら中期が一番多い感じかな!?中期は68年~69年の約1年間、後期が69年~71年の1年半、前期が67~68年の約1年半、一番短かった中期が一番残っている印象は当時のセドリックとの関係が深い、中期タテグロ時代の130セドリックが尻下がりのデザインで評判悪くその分グロリアに流れていたのではと推測、69年に130がBIGチェンジで尻下がりデザインを大幅に修正し好評となり新しさも感じられ既に発売から経年しているタテグロの後期はあまり出回らなかったという感じですかね、個人的には国産で初めてRrバンパーにテールランプが回り込んだアメリカンデザインのスタイルがカッコ良く一番好きなタテグロでしたが!

後期型タテグロ
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ブタケツローレルより2年早くバンパー組み込みテールを採用した後期タテグロ
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タテグロは高級車らしく今では当たり前ながら当時では贅沢と言われた各パワー装備も充実、最終型に追加された当時としては”新しい”グレード名の「GL」には庶民の憧れだったP/Wも装備されますが今では一番売れたDXやスーパー6がほぼ残存、GLなんてまず見かけません…

各パワー装備
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スーパー6の室内
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VIPに相応しい後席
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そうそう、タテグロにはこの時代お約束のコマーシャルカーの存在も忘れてはならずグロリアバンもセダンに較べれば圧倒的に少数ながらサーファーやバニング派には絶大な人気、手にしようと思えばまともなのは1000万位はするのではないかと!?!?

A30グロリアバン
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タテグロには3種のエンジンが存在、廉価版4気筒にはハナから日産製H20型(OHV 4気筒、バン/タクシー/セドリック廉価版や商用ジュニア等と共通)G7型(プリンス製 OHC 6気筒)でまずデビュー、69年以降は6気筒も日産L20型に換装され日産化がより顕著、残存タテグロもほぼL20モデルでしょう…。

プリンスG7型は先代S40型から継承するカマボコヘッドが特徴
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セドリックと共有化したLl20型エンジン
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こうして半世紀以上前のタテグロ、現在では神的存在ってのが若き日の虐げられていた時期を思い返すと信じられない思い、ワタシ的には当時のクラウン(S50系)、セドリック(130系)、デボネア以上に好きな車種で今の状況は嬉しい?限りですが維持し普段使いにはかなりの努力が必要に感じますが現代ではあり得ないこの重厚な佇まいはアメリカかぶれでなくてもササりますナ(^_-)-☆

往年のNICE MODEL VOL.15・日産・プリンスグロリア編…終
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Posted at 2025/06/26 19:01:58

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この記事へのコメント

2025年6月26日 19:55
こんばんは、😐
これ、なに型だかは、
分かりませんが、
家の兄貴が乗っていました。
コメントへの返答
2025年6月26日 20:37
こんばんは。

メジャーなクラウンでもセドリックでもないグロリアを選ぶお兄様、ツウですね!

プロフィール

「よせばいいのに💦残念モデルチェンジ”ザ・ベストテン” http://cvw.jp/b/2682511/48600027/
何シテル?   08/14 21:37
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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