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元Gureのブログ一覧

2017年06月16日 イイね!

珍車PART699

珍車PART699
ダハハ、このままキリ番まで菱攻めですゼ(^^;

これも新車時売れなかったですからねー、メジャーな兄弟車、ギャランですらこの代はもう殆ど死滅か?って位少ないし今回、これを狙って検索したら1台のみの出品でした。

⇒『平成6年(1994)5代目E52A型エテルナ1800EXE』!!


エテルナですよ、エテルナ!
菱ヲタ以外には既に忘れ去れたモデルでしょうね~…

ギャランはかつての三菱の屋台骨を支えるメジャー車、これの影武者?今は無きカープラザ店扱いのギャランの兄弟として大人気だった3代目ギャラン=初代ギャランΣ(A120/130)の時代、1977年に『ギャランΣエテルナ』としてデビュー、79年のMC時にネーミングを『エテルナΣ』に変更、以来平成8年まで常にギャランの日陰者のようにラインナップされていたクルマです。

↓好評初代Σの時代に華々しく開店したカープラザ向けに『ギャランΣエテルナ』としてデビュー!


この代、ギャランは7代目になるんですがギャラン史上でワタクシ一番NG!! 無意味な肥大化と3ナンバー、ボテッとしたギャランらしくないデザイン、バブルで売れまくった三菱が調子こいて豪華路線に向かった駄作?って個人的には思っていますがそのバブルの恩恵もありエテルナはシャーシは共有するもデザインは似てはいるもののオリジナル、元Gureとしてはこちらの方のデザインは生理的にOKでした!

ギャラン(E50系)がただブクブクと太った印象しかなかったもののエテルナは気品があるスタイリング、特にRrからの眺めはスタイリッシュでなかなか良かったと感じます(^^)v

↓ギャランにはない気品が感じられたE50系エテルナのRrビュー


しかしワタシがどう思おうが売れなかったこの世代にしてもやはり販売比率はギャランが断然上、5世代に渡りラインナップされてきたエテルナはついに市場に認識される事も殆ど無くこの代で廃盤、カリスマ→アスパイアが後をを受けますがこれらも不発、そしてカープラザ自体がバブル崩壊と例の事件の煽りを受けてアボーンされてしまいましたのでその後はギャランのみとなっています。

今となっては幻のような現車、社用車だったんかな!?良く頑張った21万㎞オーバー!

↓R点、内外はC、E それでもOIL漏れはあるようですがさすが頑強な菱車、機関的問題はなさそう!


EXEというグレードは所謂お買い得量販モデル、ギャランと共に先々代E10系時代に追加、命名はあの篠塚健次郎氏で「ギャランで行くぜ!」が語源、このネーミングセンスはいいのか悪いのかは別にして当時、このクラスのセダンに流行ったお買い得バージョン、トヨタで言えばコロナルミエールサルーンとかカリーナマイロードにあたり結構街中でも見かけたモノです(但しギャランEXE)

一番評価点が高い室内は充分綺麗、21万㎞走り20年オーバーとしては丁寧に扱われていたようです。

↓インパネは割れ、劣化も見えずイイ状態!


↓Fr/Rrシートも破れ、シミもない様子!


 
この型のギャラン/エテルナはバブル真っ只中の設計でしたから非常に造りは良く質感はギャラン史上一番良かったと思います。
V6メインでしたが廉価版1.8Lでも充分に走り静粛性も高い、3ナンバーになった割には車高を抑えたのもあり先代E30系と比較しても広さはあまり感じませんでしたが空調等新世代の装備になりこの点が唯一、E30を上回っていたかな、上級モデルのみですが(汗)

↓ボディはやや色褪せがあるようで評価Eですが大きなダメージはなし!


珍車らしい珍車、これは当時でもそんな感じだったエテルナ、今見ると外車と思う若い世代も多いかもしれませんね、なかなか日本車離れしたお洒落さを感じたり…

↓Frも問題ないですね、それでもコレは欲しいとは思いませんがwww


当時物『名古屋34』ナンバー、オク初デビューとの事でワンオナの可能性もありますネ、出品はナンバー通りの中部地区、落札は勿論?一桁で解体出すよりは多少出品店さんは利益でたかな?って程度でしたがこれも希少です、部品取りとかはなく何とか生き残って欲しいモノです(^^)/
Posted at 2017/06/16 22:45:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ
2017年06月13日 イイね!

珍車PART698 

珍車PART698 
気を取り直して…

いつもの珍車シリーズ、また菱www

前回のスタリオンを~三菱きっての人気高額旧車~と書きましたがスタリオンがそれならコイツは~三菱きっての熱い旧車~かもしれませんネ(^_-)-☆


⇒『昭和61年(1986)A175A型ランサー1800GSR I/Cターボ』!!

ランタボ!久々にここで取り上げます、2~3年前まではこれもチョビチョビと顔出してましたがここ最近はすっかり出品も見なくなり完全なる絶版旧車の殿堂入りした感じ。。。

ランタボについてはかつて「Heart Beetはもう聴こえない…三菱ランサー“ザ・ベストテン”」なんてのやりそこに詳細書いたので手抜きしてそこから抜粋(汗)

~これもワタシがこれまでの自動車遍歴でマイカーとしなかったのを大きく悔いる1台ですので今や永遠の憧れになった感が強いランタボです!
2代目ランサーEXのモデルライフ期に折からのターボブームによりランサーの頂点としてデビュー、81年2月に欧州向けにWRCバージョンである2000ターボを発売、これは国内では上級に2000ターボを持つΣ/Λとの兼ね合いから発売はされませんでしたがこれを少しデチューン?1800としたEXターボが81/11に追加されました。

1800ターボでも当時としては充分以上のスペック、伝統のシャープなハンドリングにシフトフィールが非常に生きるモデル、脚はノーマルでは頼りない部分もありましたが手を入れてやると素晴らしい乗り味に!
外見も素のランサーEXにはない大型スポイラー一体型のFrバンパーが厳つくカッコ良かったです。
4G63型2Lターボは170psという当時としては破格のスペックでしたので国内向けG62B1800ターボは135psと控え目には見えましたがその実力はクラス最速、しかもFRモデルでしたのでこれで峠で腕を磨いたご同輩も多いのでは?と思います…

豪華兼街乗り仕様には『GSR』、競技ベースに『GT』を設定、GTは後のRSに繋がる漢仕様でGSRの快適装備が取っ払われた内外は廉価版というよりも独特のオーラがあったモノです。

ランタボは菱ファン以外の走り層にも大人気となり現在でもファンが多い数少ない三菱名車の一つに挙げられておりますが現役時代、やはり2000ターボの存在が偉大で135ps/1800のランタボはそれと比較対象されて評価は不当に低い部分もありましたが83年にはMCが行われこの時、G62BTエンジンにI/Cを追加、出力を165psまで高め外観的にも2000ターボに準じる改良が加えられた『ランサーEXインタークーラーターボ』がデビュー、GSR/GTはI/Cモデルに格上げし2000ターボシンドロームの面々を納得させたモノとなり大人気を博します。

↓前:GSRインタークーラーターボ 後:GTインタークーラーターボ


この時に従来のI/Cレス135osエンジンは新設グレー『GSL』に搭載、GSLには5MTの他に3ATも設定され後年のエボGT-Aの元祖として一部マニアには羨望?まずATのGSLターボなんて売れてませんからね、現存するのかどうかも解らずで…

ランタボは87年まで現役、人気はありましたが性格的にバカ売れとは行かないながらFRライトウェイトスポーツとして86レビトレ、いすゞジェミニZZと並ぶスポ根系、走り系では伝説のモデルとして現代でも人気高いのはご承知の事と思います~

ランタボ、仲間内でもオーナーさんがいますが日々、サビとの闘いの様子、80年代はまだまだ防錆技術が低くランタボに限らずトヨタでも日産でも80年代車オーナーさんの一番の悩みどころ、90年代になってから飛躍的に防錆技術が向上したのでワタシが一番多く所有した、或りいわ所有していた90年代車ですとそれ程サビで苦労する事はないのですがね、80年代車は当時、どんだけメンテしていても7~8年もするとサビが浮いてましたから現在まで残るこの時期のクルマ、維持の苦労が偲ばれますナ。

現車はランタボとしては末期の86年モデル、メインのランサーは既にFF化したミラージュと兄弟のランサーフィオーレに移行、スポーツモデルと廉価版のみに車種編成が整理された時期以降のモデルで当時でも7年落ちになるランサーEXですがことターボに関しては走り好きには高い支持を最後まで持っていたものです。

↓内外C、R点ですがランタボとしては上物の部類!


走行不明ですし機関も多少不具合はある様子ですがそれでもこれも弄るためにあるクルマだった?のでオリジナリティー度が高く希少車の中のまた希少車だと感じます。

ナンバーは「仙台530」の3桁ナンバーですのでマニアが維持していたクルマでしょう、今となってはグロス165psなんて笑ってしまいますが当時は1.8Lクラスでは信じられない高出力でしたしね、見た感じの迫力はスタリオンには劣るも走りでは断然ランタボでしたし三菱最後のFRハイパワー、かなり少なくなっていますしこの個体も長生きを祈りたいです!

↓C評価ですがインパネや内張、シートのヤレも画像の限り見られずランタボとしてはかなり綺麗な部類!


外装はワタシの記憶が確かならばガンメタってあったかな!?って感じ、少なくとも135psの初期型には設定のなかったカラーなので塗り替えかもしれません。

ロールバーやアンダーカバーが見えるところから競技使用も考えられますがその割には痛みは少ない感じ、雰囲気だけのものかもしれませんがアドバンのA/Wと併せて当時の軽いランタボ弄りの定番って感じが郷愁を感じます!

↓バンパー?エンドパネル?が歪んでるのが惜しいですがそれ以外は比較的綺麗なボディ!


エボⅣやE39Aでももうパーツで苦労するのでランタボやスタリオンクラスですとかなり部品には悩まされこれが手にできないために降りるユーザーも多いらしい、先日日産がR32のGT-Rの部品供給を充実させる、なんて報道がありましたが三菱も同じフランス野郎のグループになったんですから分け隔てなくこうした絶版菱車にも愛の手を!! と思いますがまぁ無理でしょうね~、ワタシもギャランやエボ、いつまで維持できるんかな…

↓艶も残り大傷や凹も見られないFrビュー、若い頃の憧れがボロボロなのは見るに耐えないのでこの個体はソソられますw


出品地はナンバー通り東北地区、落札額はこれも高額です、3桁こそ乗りませんが加修して整備して…プライスカードは間違いなく3桁超えでしょう!

(^^)/
Posted at 2017/06/13 23:50:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ
2017年06月06日 イイね!

珍車PART697

珍車PART697
今回もまた菱です(^^;

珍しいスタリオン発見!今やスタリオン、三菱きっての高額旧車になりましたからひょっとしたら往時より見かけてるかもしれませんが今回のはなかなかレアだと思いますヨー

⇒『昭和63年(1988)A183A型スタリオン2000GSR-V』!!

この時 取り上げた初期モデルも珍しいですが今回のモノはモデル末期のGSR-Vですからねー…

何が珍しいかってスタリオンはハッキリ言ってデビュー時から泣かず飛ばずの不人気車、第2次ハイパワーブーム、スポーツブームの真っ只中の82年生まれ、それはもう強豪揃いで全くと言っていい程歯が立たずこの頃ですら菱贔屓の元Gureながらスタリオン選ぶならGA61セリカXXやDR30スカイラインRSでしたし(^^;

しかしスタリオン、国内では売れ行き不振ながら海外ではそれなりの人気があり82年~88年の6年は造られました!

地味にライバルに負けぬようにエンジンはパワーアップを繰り返し初期モノではΣ/ΛターボのG63BT型145psがMAXでしたが83年にはI/C装着により175psにUP、翌84年には伝説のシリウスダッシュ(可変バルブ3×2 OHC)200psに到達、ライバルがほぼDOHC(マツダ除く)の中でシングルカムはやや見劣りするもこのシリウスダッシュはバカっ速っ!

低速から効くターボは下からトルクもりもりでしたしこめかみ掴んで引っ張られるような不思議な感覚の出足が魅力、200ps(但しグロス値)は当時DR30のターボC(205ps)に次ぐハイパワーカーでしたので売り上げや人気では完敗ながら実力は全く劣っていませんでした。

しかしこれでも一向に人気の上向かないスタリオンはやけくそのように?ボディをワイド化、ブリスターフェンダーで武装したワイドボディのGSR-VRはアメリカンマッチョ的迫力でこれが追加された87年、既にモデル末期ながらようやく注目された感じでした。

↓84yに追加されたGSR-V(写真は85y~モデル)と87y追加の限定車GSR-VR


当初はブリフェンGSR-VRは限定車として設定、好評に付きその後カタログモデルになりますが最後の最後、三菱はスタリオンに思い切った策を取りブリフェンモデルのみのモノグレード化を行い3ナンバー税制改正もありエンジンを2.6Lに格上げし2600GSR-VRとなります。

このエンジンは既に引退したA30系デボネアに搭載されていたG54B型エンジン、これにI/Cターボを装着し175ps(ベースNAは120ps)というもの、ほぼ海外向けしか頭にない設定でしたがpsは2000より落ちるも32kgmという当時としては強大なトルクで他を圧倒、いかにも大陸的でATでシズシズと走らせる欧米人好みのクルマに変貌しました。

↓2600GSR-VR


現在旧車市場で高値取引されるのはほぼこの2600GSR-VRでしてあれば2000GSR-VRでもかなりの高額ですがいかんせん殆ど世に出ていないクルマなので比較的数が多い2600中心の相場になっていますね!

と解説が相変わらず長いwですがここまで読んでもらわんと現車=2000GSR-Vの希少さが理解頂けないからとの親心ですってwww

出品車、88年式…つまりは既にブリフェンのGSR-VRが出た後のモデルなんですよねー、当時だともうデビューして6年にもなるナローのスタリオンなんてほぼ見向きもされず物好きが買ってもブリフェンの2000or2600GSR-VRのみ!って空気の中88年当時でGSR-Vを買ったオーナー、かなりの変人でしょ、84~86年なら理解できるけど。。。

ブリフェン以降、ナローは以前にも増して売れない中での88年型GSR-V!!まさか今も生き残りが、てか新車で買ったヒトがいたんですナ~(*_*;

さて現車、オークションデビュー車ですが『相模502』の3桁なのでワンオナの可能性は低い感じ、2~3オナ位?で歴代オーナーさんに大事にされてきた個体の様子、相模で502が付いていたのは10年位前かな?最後のオーナーも比較的長く愉しんだようですネ。

↓16万km超え、総合RB(事故落ちのB評価)内外Cですからまずまずの状態!


G63Bエンジンは名機4G63の母体、頑強さは三菱らしく信頼できるしこの距離ながら手を入れればまだまだ走る!
3X2ダッシュエンジンは寿命短かったのでパーツ供給に不安はあるも希少度では三菱随一でしょうナ~…

↓走りに走った16万㎞超えなのでチェック要ですがG63BTは滅多やたらににはヘコたれない!


↓C評価の室内、バブル丸出しのフカフカシートが不釣り合いなスタリオンですが当時はこのシートじゃないと売れんかったのよ(笑)


当時、ショーファー的なデボネアを別にすると三菱最上級だった事もありGSR-Vは不釣り合いな意匠のインテリアや装備も見受けられましたがブリフェンになってからはとにかく硬派なイメージ、個人的にもバブル丸出しのチャラいGSR-Vより以降のVR系にソソられますね。

↓凄い!あのオープンリール?のようなA/Wもオリジナルだし新車時でも滅多に見れなかったんで実車見たい!


このスタリオン、関東の出品でワタシも加盟していますし陸屋請負でも頻繁に訪れますんで次回行った時に探してみたいと思いますがこれも高額落札されていますし買った業者がとっとと引き取ってるでしょうから無駄かな(-_-;)

↓全体的に機関面はややクタビれ感あるもボディは問題ない様子!


因みに金額、ブリフェンでないので2桁でしたが3桁に近い額、店頭プライスは間違いなく3桁を大きく超えると思いますがワタシだったらその額出すならやっぱブリフェンだなぁ…

(^^)v
Posted at 2017/06/06 21:14:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ
2017年06月03日 イイね!

珍車PART696

珍車PART696
レア・ギャラン続きっす(^^♪

GTO程珍しくなく油断してると時折ヤフオクなんかにも出てきますがコレもまずはそう滅多に実車にはお目にかかれなくなってますネ!

⇒『昭和54年(1979)A131A型ギャランΣ1600SL』!!

ギャランとしては3代目、Σとしては初代となるA120/130系は数ある三菱車の中でも空前の大ヒット作!
現在の三菱しか知らん世代には信じられないかもしれませんが70~90年代、三菱はトヨタ、日産に次ぐNo3メーカー、そして当時のドル箱路線の一つであるミドルクラスのコロナ、ブルーバード、ギャランは国産小型車の代表的存在でもありました。

古い歴史のあるコロナ/ブルの両横綱をターゲットに三菱は60年代半ばにまずコルトで闘いを挑みましたが2代目コルト=初代コルトギャランで善戦したにも関わらず2代目ギャラン(NEWギャラン)が失敗し第4メーカーであったホンダアコードやマツダルーチェをも下回る評価となってしまいそこで慌てた三菱は好評だった初代ギャラン(A51型)の精神に立ち返りデビューさせたのが初代Σでした!(この辺の事情は こちら に過去UP)

まっ、簡単に言えば初代Σが三菱のNo3を確固たるものとし以後90年代の絶頂期を造る基礎となったという事です!!

このクラスは従来比較的年齢層の高いユーザーが多くコロナ、ブル、ギャランと保守的なクルマ造りがなされてきましたがΣはセダンながらそれまでにない低く、長くスポーティなデザインが大人気を博し76年の発売と同時に売れまくりクラスNo1の売り上げを記録した事も!
ワタシも子供時代、亡父に連れられ当時の神奈川三菱本社、現在の関東三菱戸塚店に試乗に訪れた際、それまで三菱ディーラーでは経験しなかった長い順番待ち、店舗大賑わいなんてのを経験しましたっけ…

このΣにより“スポーティセダン”“スポーツセダン”のイメージが根付き以後最終ギャラン(8代目EA/EC系)までこれを代名詞としていました。
尚、ギャランには初代から"HTとクーペ(GTO、FTO)が存在していましたがHTとGTOを統合しΣのHT版がΛとしてラインナップ、一応別車種としての展開がなされていますし別チャンネル販売用の兄弟車であるギャランΣエテルナ(Λエテルナ)も存在。

↓“スポーティセダン”として大人気を博した初代前期モデル


現車はそんなΣの78年にMCされた後期モデル、前期(76~78)が旧ギャランGTOをセダン化したようなイメージで逆スラント丸目4灯の顔付や全体像がGTOのそれを色濃く残したのに対しΛが国産初の角目4灯を採用以来ブームとなった角目化に移行、グリルや全体的意匠も高級路線へと向かったモデルです。

↓後期型Σ


このMCはハッキリ言って失敗気味?前期に較べるとスポーティさ、ギャランらしさが薄まり当時でも人気が下降してしまいましたし現在に於いても菱ファン、Σマニアに聞けば圧倒的に前期派が多い、個人的にもΣは丸目4灯に限る!と思いますが当時の時代の流れからしたら致し方なかったでしょう、とにかく角目4灯がブーム、コロナもブルもローレルもセリカも何もかも丸目→角目に変貌した時代、元々丸目でデザインされたクルマに角目はどうしても取って付けた感じがしΣ以外でもやはりMCで角目化したクルマ、丸目時代の方がしっくり来ますね。

余談ですが中でも80年代に60年代そのもののスタイルを押し通していたフローリアンまでが角目4灯になった時はその出で立ちには驚愕したモノです(笑)

さて現車です(^^;

未再生と思われる外装は38年の時を示すようにそれなりのヤレはあるもその年数の割には綺麗な部類、実走5万km台は奇跡的距離ですし内装はC評価ですので年式勘案すれば上物です!

↓総合3点評価も好成績、距離が示す通り機関面の不具合もない様子


やや精悍さが薄れた後期型ですがこの初代Σはワタシが菱ヲタである、という点を省いてもカッコいいセダンだったと思います、これが三菱でなくトヨタや日産のクルマだったらもっと売れたと思いますヨ、三菱ですらコレ、かなり見かけましたし少なくとも当時のコロナ(T100~130)、ブル(810)よりは格段にスタイリッシュ、装備なども先進的でクラス初のRrリクラインニングシートや今でさえ当たり前のチルトステアリングやランバーサポ―ト、リッドアンテナ(ポールレス)等三菱ならではの新しい装備が目を見張りました!

↓内装は非常に綺麗で年式を感じません、このインパネもかなりの好評でした!


出品車のグレードは廉価に近い1600SLなのでパワー系や贅沢装備はありませんでしたが最上級スーパーサルーンは今でも通用するフル装備、これは実質的に三菱の場合、オーナーカーの最上級がΣでありマークⅡやローレルに対応する車種が当時はまだなかったので分不相応?な高級装備が奢られていました。

1600ですので伝統の名機4G32型を継承するG32B型エンジン、先日のGTOの項で書いた通りあの?サターンエンジンなのですが残念ながらこれは排ガス規制とサイレントシャフト内臓の80(エイティ)エンジンになっているのでギャランノートは発生しません、また昔このG32BのΣ/Λもさんざん乗りましたがMCA-JETによる53年排ガス規制という点をのぞいてもテンロクでは明らかにオーバーウェイト、このエンジンはランサーやセレステ等の下級車種のメインでしたので走行フィールは明らかな廉価版でした。

まっ、しかし今となってはそんな事はどうでも良く1600だろうが何だろうが現世に初代Σが残っている事に価値がありますネ!

↓セダンにしては全高が低くこれがスタイリッシュながら居住性は当然犠牲になっていました。


しかしとにかくこの代のΣ/Λはエンジンがウイークポイント、上級の2000にしても他車が排ガス規制で失ったツインキャブに代わりインジェクションの採用を次々に行いパワー不足を補った(その代わりに51年規制まで最後までツインキャブを持ち続け他車との技術の違いを訴求)のに対し三菱はこれの投入が遅れ独自のインジェクション(ECI)が採用されたのは次期A160系でしたのでね、クルマとしての評価は非常に高かったながら非力さでコロナ、ブルには勝てなかった感があります。

↓外装はD評価、ボディ下部の錆が気になりますが希少車ですから綺麗にお化粧直しされる事でしょう!


これも関東からの出品、落札価格はへー、Σもそんな値段で取引される時代になったんだと驚く金額でこれも手直しされ整備されれば3桁に近い額で店頭に並ぶ事になるでしょう(^^)v
Posted at 2017/06/03 18:18:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ
2017年06月01日 イイね!

珍車PART695

珍車PART695
捕獲ネタばかりやってますが“珍車”シリーズも健在ですゼ(^^)v

ここのところ多忙でレア車の出品車、実車ばかり漁っていてリスト見てなかったら大物見逃した(+_+)
このコーナーやって早5年、オク出品として初めて取り上げるワタシの大好物が出ていましたわ!!

いやー、残念、結構程度悪いんで安く落ちてるしこれ、入札したかった…

⇒『昭和51年A55C型コルトギャランGTO1700SL-5』!!

以前からのお友達やファン登録して下さっている方には承知の事実、そう、ワタクシは相当のGTOキチガイですんで見つけた途端思わず アッ!!!! と声出してしましました。

出品車、何を隠そう一番ワタシの欲しい1700SL-5、何故に1700?普通ならGSRだろ?これは以前削除されたブログで上げた事あるのですがクルマの性格上GSRはかなり荒く扱われたモノばかり、一番出たグレードではありますし現存するギャランGTOで一番多く残っているのも事実、しかし廉価版1700SLは当時から雰囲気だけGTOを味わえればいい、といった年配者や女性オーナーが多く比較的丁寧に扱われGSRに較べると程度のいいものが残ってる…

↓73年大規模MCで廉価版としてラインナップされた1700SL(初期1700SLは4速)


まぁ、もう製廃から40年ですから既にGSRだろうが1700だろうがかなりの手を入れなければまともに動くのも少ないですからね、拘る必要はないんですがそれでも今も1700SLを愛し続けるのは1700は4G35型サターンエンジンを搭載、GSRやGS-5、2000SLは4G52型アストロン、何が違うかは菱ヲタなら理解できるサターンエンジン→ギャランノートを奏でるから!

ギャランノートとは名機と呼ばれた三菱4G3系に共通する独特なエンジン音、ギアチェンジの時にアクセル抜くと奏でる♪~バォッ~というサウンドに子供心に魅せられこれ以降魅せられてるって訳です。(ギャランGTOに関しては こちらこちらこちら で詳細に上げてますのでご興味ある方はどうぞ!)

若い時分に2台のGTOを乗り継ぎましたが実際手にしたのは年式違いのGSR、当時は若気の至り、どうせ乗るなら最高グレードのGSR!!と決めつけ1700SLなんて眼中なかったですがギャランノートを常に気になり年取った現在はこれのシブさに惹かれますネ、音は2000は敵いません…

勿論GTOで一番崇められるMRも4G32エンジン(1.6L)なのでノートは発生しますがMRは遥か天の存在、今やこれも300~500万?の世界、他グレードにしても150~200万っていう現在、一番リーズナブルに手に入るのが後期排ガス対策MCAモデルの1700SL-5なんですよね~、今更これに走りは求めない、それこそ雰囲気味わえればいいのだし大きなプラモデル?的に極端に言えばその個体を眺められれば言い訳で(^^;)

↓76年からはMCAにより51年規制に適合、ドライバビリティはそれまでの105ps→97psにダウン


おっとまたまたツボのクルマなんで熱がこもり前置き長いしでwww

現車に行きましょー!

かなり程度悪く暫くは放置!?実働のようですがこれはかなり手を入れる、てかレストアベースとして考えるべきですね。

↓事故落ち(R評価)で内外E、40年超えモデルですから手をつけなければこういう状態が普通…


出品票はところどころミス記載がありまずハンドル社外となっていますが立派な純正、センターキャップ云々とあるもこの鉄チンがそもそも純正ではないのでわざわざ謳う必要はないかと思います。

クーラーは付いているようですが恐らく実働ではないでしょう、ところどころ不具合も多くボディも結構ヤレているのでね、ワタシが落としていたら何年かかっても自力でできる所はやり(無理な部分は業者依頼)何年かかってもコツコツ仕上げたい、勿論完全レストアされた素晴らしく綺麗で素晴らしいお値段の個体もいいですが心底好きなクルマだけに時間かかってもこうした個体を仕上げるのが以前からの夢なんすよねー!

↓内装はカビが酷いようですね~、しかし痛みはそれほどでもなく徹底清掃で見違える綺麗さになると思います!





ほぼ最終に近い(最終型の二つ前)のこの個体を外装にバーフェン付けてGSR仕様にしエンジンは1700ノーマル、アルミはやっぱりワタナベ?いや、昔GSRで履いていたワークエクィップがいいかなぁ…と勝手に妄想しておりますがw

↓ボディ、錆はそれほど出ておらずRrのアンダーパネルやロッカーパネル、ドア以外はそこそこ見れる状態!



ギャランGTOは往時も中古流通時も王道のセリカやスカイラインみたいな人気もそれほど無かったですし価格(中古)もこれらに較べるとリーズナブル、まぁ、三菱というメーカーですから当時でも“マニア”が好むクルマ、しかし当時のライバルと乗り較べても劣るどころかハンドリング、シフトフィーリングでは勝っていたと思います。
個人の好みですからライバルよりこれがイイ車なんて事は毛頭思いませんが個人的には70年代のあの頃で自分の好みのドライビングが愉しめるクルマ、三菱No1でした!

↓Frからの眺めは結構見れますね、うーん欲しかった!



最近は請負仕事でオク会場の出入りも激しくなったんでGTO、必死に探してますがこのコーナーでも探し求めて5年、実際の出品車を目にしたら発狂でしょうナ(爆)

一人で盛り上がってますがご勘弁を(^^;)

あっ!因み出品地は何と関東でしたので解っていたら買えた?落札金額もなんとか手が出る額、この状態としては高額でしたので仕上げて店並べたらこれも3桁は確実に超えてくる、そんな落札額でした!
Posted at 2017/06/01 22:29:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ

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「イケスポ、後輪2本タイヤ交換! http://cvw.jp/b/2682511/48709794/
何シテル?   10/13 18:20
元GureのHNで活動、かつて二拠点生活していた時代や現在の本拠でののクルマ弄り記、また自己満全開の独自の企画モノをUP! 社会に出てディーラーメカ→営業...

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