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2018年10月13日 イイね!

珍車PART791

珍車PART791珍車コーナー、ワンパターンの業オク出品ではなく久々の街角天然珍車の激写!?に成功っす!(^^)!

昨日業務走行中、古都・鎌倉で遭遇したんですが鎌倉ってのはワタクシが30数年前、社会人1年生で働いた土地ですし当時コレの扱いディーラー勤務でしたんで同型車をよく下取り、80年初旬出来事ですんでね、いい加減カビ生えた話なんですが当時70年代車なんてのは問答無用で即解体!30数年を経てこの街でこのクルマに出会う、何か因果を感じたりと(笑)

今では目ん玉飛び出るこのダルマにしてもよほど程度のいいGTでようやく値が付く感じ、非GT(ST/LT/ET)なんてのは程度が良かろうが悪かろうが即潰し、人気のLBは程度良ければSTでも値段アリ、大人気の2000GTだと店売りプライスで7~80万ってところだったかな~、当然買い取り額はその半値程度という感じで…

古都鎌倉を未対策の排ガスの匂いを残して走る初代TA22型セリカ1600GT!!
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通称ダルマで親しまれるセリカ、年式は中期に充る72~74年モデル、初代セリカについては →こちら で語ってますんで割愛しますが外観意匠とSOLEXのエンジン音からGTに間違いないでしょう、当時はまだ2T-Gの1600GTのみ、画像には写ってませんがLBと同一ノーズになる以前のスラント時代のモノですネ!

1970年(昭和45年)にセンセーショナルデビューをした初代セリカ


現在ではこの初期(70~72年)はもうお宝、中期と大きくは変わらないも保安基準でウインカーはアンバーとなされる以前のモノですんでテールランプが所謂ワンテールと言われる赤目、30数年前ならこれだけでいかにも古くよくD勤務時代も下取り話で初期が来ると「赤目かぁ、まだ乗ってんだ」とバカにしたもんでしたよ、えぇ。

何せ当時は10年超の車齢のクルマは1年車検、これが嫌で皆10年で買い替えってのが一種のパターンでしたし当時中期はかろうじて10年以内、赤目は1年車検でしたんでねー、GTでもこれだけでガクンと価値が下がっていましたし今をトキメク?泣く子も黙る?ハコスカだってケンメリ人気の前にポンコツ値段(GT-R除く)でしたもんねぇ。。。

2台目A40以降~3代目A60まではこのダルマの流れを継承するノッチバックモデルを『セリカクーペ』、ハッチバックを『セリカLB(リフトバック)』としネーミングも広く浸透しましたがダルマ時代は単に『セリカ』と『セリカLB』と呼ばれており現代の頭デッカチ編集者やライターが書く記事でダルマをも“セリカクーペ”とするものをよく見ますが“もっぺん顔洗って来い!”と心で呟いてしまいますがなぁ(笑)

73年から“もう一つのセリカ”としてラインナップされた『セリカLB』


LBは80年代はケンメリやZ、ハコスカに次ぐ人気車で90年代になる頃まで比較的見かけるもダルマはLBデビュー以降急速に姿を消した感があるんですが不思議に現代ではBよりもダルマの方が数が残っている感じ、LBは族車にされ棄てられた個体も多く人気があった分雑に扱われ程度の悪くなってしまったのが後年目立ちましたんでね、解体率はあくまで推測ですがダルマの方が低かったのでは?と思います。

ダルマはやはりマニアの手により大事に動態保存されている感じ、出会ったこの個体もRrスポとホイール以外はほぼオリジナル、香ばしく懐かしい排気臭もしっかりSOLEXの同調も取れているようでしたし2T-Gのサウンドも絶好調そのもの!

後ろに付き外気導入にしているとあの香ばしい未対策時代の香りがwww


45年モノのスペシャリティカーと古都・鎌倉、これが非常に似合っていて素敵で暑くもなく寒くもなく旧車転がすにはいい塩梅の陽気の中、街行く人々の視線を集めていたダルマセリカ、オーナーさんはワタシ位かな!?『横浜531』のマニアナンバーオーナーは50代のオッサン、ド・ストライクの世代ですわな(笑)
しかしやはり旧車ってある程度の年齢でないと似合わないと思うのはワタシだけでしょうか・・・?

当時も今も流麗で個性的なその姿は人目を惹きますネ


クソ遅いデュトロでは追いつけず飽きずに懲りずにダルマちゃんを慈しんで欲しいと後姿に念を送っておきましたとさ(^^)/
Posted at 2018/10/13 22:11:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2018年09月22日 イイね!

珍車PART790

珍車PART790珍車790ですがコロナと来ればカリーナでしょ!
って訳で今回は懐かしの2代目OLDカリーナが出てましたんでコレをご紹介

⇒『昭和54年(1979)2代目TA45型カリーナHT1600GT』!!

残ってますねぇ、ある所にはあるんですねぇ、オヤジ世代には感涙の出品!(^^)!

1970年にトヨタ初のスペシャリティカ-、セリカと同時発売、セリカのベースが初代A10型カリーナであり2ドアオンリーで大量販売を見込めないスポーティモデルのセリカの価格をセダン(2/4ドア)モデルで量販を見込めるカリーナを基とし大幅な価格低減を実現させるという後年には各社で当たり前の手法となる施策で大成功、同じような手法は日産は古くから用いブルーバードに対するフェアレディやシルビア、他社では三菱ギャランに対するギャランGTO/FTO、マツダはグランドファミリアとサバンナ、いすゞフローリアンと117クーペ等が見受けられました…。

カリーナは当時のカローラとコロナの間を埋める中間車種でしたがあまりに多過ぎたカローラ、年配層に高い普及を示してたコロナの隙間に入りセリカ譲りのスポーティで若々しスタイリング、カローラコロナにはない高性能DOHCエンジン搭載(1600GT)等が新たなスポーツセダン像を提唱、セリカ欲しいけど家族いる、さりとて既存ファミリーセダンでは所帯じみて嫌!というヤングファミリーの需要にドンピシャで大ヒット、その人気で当初はセリカのセダンとしての立ち位置ながらカリーナにもHTを追加、搭載エンジンも次々にセリカ同様の高性能なDOHCやEFIが与えられHTもセリカでは派手過ぎて恥ずかしい、セダンに乗る程老けたくない!みたいなユーザーに支持され特にセリカがクーペ版、LB共に2+2程度の後席スペースがなかったのに対しカリーナHTはしっかりと後席も機能する実用さが受けセリカ人気を上回る時期もあった程でした!

さて、今回お出ましのカリーナHTは77年にFMCした2代目A40系、現車は79年モデルの前期型、同年に角目4灯にフェイスリフトした後期に切り替わるので前期型最終モデルとなります。
後期の角4は個人的にNG、丸目でデザインされたモノはやはり丸目がしっくり来る、この時代角4が流行で数多くのクルマがMC時に丸目→角4となう例が7見受けられましたがどれも取って付けたような印象、40カリーナも絶対的に前期丸4派でした。

初代が高い人気で推移、排ガス規制のゴタゴタもあり当時では異例である7年という寿命を誇り初代末期でもさほど販売はセリカと共に落ちなかったという実力、その後を受けた2代目は初代程の高人気とはいかないまでも特にHTは好評の初代HTのキープコンセプトが功を奏し一定の人気、他社同クラスモデルと較べれば高い普及率を誇り往時の街角では2ドアモデルながら結構な数を見かけた物でした。

現車、走行は5桁メーターで不明扱いながら全体の程度からして13万㎞台ではないかなぁ…


R点(事故落ち)はこの年代車で気にする方がナンセンス、外装D内装Eという内容で極上って訳ではないながらも年式以上の綺麗さで前オーナーさんんの溺愛ぶりが伝わります、瑕疵もそこそこありますが40年近くの太古車ならあって当たり前のレベル、もうそんな何台もない40カリーナですから選んでる余裕はありませんゾ!マニアは手を挙げるべし(笑)

外観はキープコンセプト(HT)ながらインパネは最新(当時)意匠に変更されました!


E評価はシート破れか?プロクリーニングではD~レベルにはなろうであろう基本的にイイ状態!


セリカとは違いRrシートも視界、ヘッドスペース等居住性を充分考慮した後席、使用率が少ないのか破れ(焦げ?)以外非常に綺麗な状態!


出品車、1600GTってのもレア、カリーナ/セリカのDOHCは高級版2000GT(18R-GU 130ps)と廉価版1600GT(2T-GEU 115ps)が存在、カロスプ(レビントレノ)は1600のみ、コロナは2000のみでしたので二つのDOHCが選べる贅沢ぶりはカリーナ/セリカの売り、1600GTは名機2T-GをTTCにより排ガス対策、未対策のソレックス×2に代わってEFIとされかつての瞬発力、パンチは消えカリーナではややオーバーウェイト、TTCによる息継ぎが気になり往時の2T-Gを知る身には物足りなさだけの残るユニットでしたが今となってはそんな事どうでもいい、クルマの性格上セリカもカリーナもGTを選ぶなら2000GTを!!が人情で当時1600GTは意外に少ない存在でGT総合の中で2000が8割、1600が2割位だったのではないかなぁ…!?

排ガス規制で一時カタログリストから消えた2T-Gは76年、レビントレノにEFIとなって蘇りました!


40カリーナはデビュー翌年の78年に北米用衝撃吸収バンパーをop採用、既採用の30セリカや30/40マークⅡ/チェイサー、T100~120コロナ、E50/60スプリンターのアイアン製から進化したウレタン製になりアイアンがダンパーによる衝撃吸収を果たしていたのに対し材質そのものでこれを吸収する方式となり以後数年、トヨタ車は勿論他社にも波及、80年代のトレンドになりました!

40カリーナはスポーティグレード(ST/SR/GT)や高級グレード(SE)にop設定され迫力のウレタンバンパー装着モデルが設定後のメインになっていましたっけ、現代のバンパーなんてどこにあんの?みたいなのを見慣れるとドッシリとバンパーを主張する姿には威風堂々さすら感じますナ!

外装Dながら評価以上のイイ状態に感じます、サビは致し方ないですが塗装の状況や凹もなくGT専用マグぐタイプホイールがトムス?に変更されるだけのほぼオリジナルっていうのもマニアとしてはヨダレモノ!




先代HTのスタイリングが好評でキープコンセプトされた40カリーナHTのRrビュー(㊤初代㊦2代目現車)背びれのようなクォーターフィンが人気の的でした!



出品は中京地区、初代HTがラクショーで3桁オーバーする中、現車も販売価格は軽く3桁超えする落札額、1600GTってのもマニアックで値段跳ねたかな!?

実際のドライバビリティは2000GTなのは当然ですが40カリーナは前期2000GTは51年規制のDOHC-ソレックスを維持、しかしキャブでの排ガス対策は目一杯ガス調整がなされ出力は未対策の5psダウン程度ながら実際の走りは目を覆いたくなる参状、1600や後期2000GT(18R-GEU 135ps 53年規制適合)はEFIにより排ガス規制にも柔軟に対応しており相性はこちらが上、依って前期ならば2000GTより1600GTの方が実は吹け上りが良かったんですわ、新車時のオーナーさんがこの事を知ってたか否かは不明ですがなかなかのチョイス、スペックに現れない差が当時の2T-GEUと18R-GUにあった点はあまり知られていません…。

(^_^)v
Posted at 2018/09/22 16:38:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2018年09月17日 イイね!

珍車PART789

珍車PART789
ここのところコロナづいいてる?珍車シリーズ、またまた希少コロナのご紹介!

コロナと言えば皆さんにはそんなイメージがありますか?ワタシ的には典型的小型ファミリーカー、カローラやカリーナに較べ価格は高く比較的年配層が選ぶ、特に82年の7代目140型以降カリーナと兄弟になってからは次期150型からより良く言えば落ち着きを強調、悪く言えばジジ臭さが強調され最後の11代目210型コロナプレミオに於いては完全なる老人専用車みたいな印象がありますが…。

そのコロナにもかつてのトヨタの売りであるDOHCハイパワーVerが古くから存在、2000GTを除くトヨタ=DOHCイメージの草分け的存在もコロナのボディを使った『トヨタ1600GT』でしたし“年寄専用車”の揶揄の側面にはいぶし銀のGTという“大人のスポーツセダン”(HTもあり)という顔も持っていました!

60年代のツーリングカーレースではフェアレディSRやファミリアREクーペを相手にサーキットを暴れまわったコロナボディの1600GT!!


この1600GTこそ元祖普及版トヨタDOHC、トヨタ2000GTがイメージリーダー的存在で一部富裕層しか手にできない超高級スポーツだったのに対し当時DOHCという高級メカを量販車コロナに搭載し価格を大幅に下げ庶民に気軽にDOHCパワーを提供、言わばDOHCを広めた第一人者でありました!

つい先日も 珍車772 にて5代目のコロGことコロナ2000GTを取り上げましたが今回もその5代目GTのご紹介っす!

⇒『昭和52年(1977)5代目RT122型コロナセダン2000GT』!!

前回取り上げモデルよりは高年式、77年にデビュー4年目にして初のMCを受けたモデル、当時のトヨタは排ガス規制対応で手いっぱいでMCやFMCまで手が回らず取り合えず最初の難関である昭和50年規制にブービーにて期限ギリギリで適合、コロナに限らずトヨタ車全車が排ガス規制が落ち着いたところで一斉にMC/FMCを行ったのがこの77~78年でしたので4年経過の5代目コロナ、前期はセダンがT100型、HTをT110型としていましたが後期(正確には中期、もう一度小規模変更が77年末に行われます)ではセダン/HTともT120型に統一、前後意匠やインパネも大きく変更されイメージ一新を狙ったモデルでした。

個人的にはこのMCは改悪?にしか映らず大型化されたグリルや枠の消えたテールランプ、スポーツグレードではそれの象徴であったスポーツメーター(連メーター)が廃止され高級志向に全体的に振りながらも上級マークⅡ(X30)の大ヒットもあり人気販売は後期型では急落した感じでした。
4年間意匠を変えなかったT100/110のイメージが市場には強く残っていたのも急落の要因であったと思います、この事は次期T130型で前期に先祖帰りしつつキープコンセプトした事でも解るようにこの頃のコロナイメージは盤石でしたねー…

今回の出品車、そんな人気薄の後期型2000GTは往時でも殆ど見ないモデル、前期GTですらコロG自体少なかったですしね、後期はTTC(排ガス適合システム)の影響から18R-GU型DOHCエンジンは大幅なパワーダウンで牙が抜かれ前期未対策(75年以降はTTC)の走りは見る影もなく当時の酷評は相当のモノ、この時期のTTCはマジ酷かったですしね、ワタシも過去何度も味わっていますがDOHC、ソレックスを維持しながらも息継ぎが酷くよくできたOHV(4KやA12等)にも負ける鈍い回転には閉口したモノ、しかし各社が排ガス対策で青色吐息で次々にハイパワーエンジン、ツインキャブ等を諦めて行く中でDOHCを維持したのは例えドライバビリティが悪くとも称賛に価すると思いますしそこはトヨタに敬意を払いたい!そんな風に感じます。

40年経過で13万㎞、総合3.5点は奇跡の評価!


外装評価ナシ、内装はD、外装はクリア剥げや下回り錆など年式なりに出ているようですが画像の限り年式からしたらかなり綺麗な感じ、内装もDながら切れや大きな汚れもなさそうでプロのクリーニングでかなり気持ちイイ状態になるのではないかと…。

湾曲するフライトコクピットは前期を維持するもスポーティな連メーターが消え地味なイメージになった後期インパネ



GT専用スポーツシート、スレやシワは致し方ないですが大きな汚れ、切れもなく程度上!



77年のFMCで格下カリーナにも恒久的に4枚のGTが設定されますがそれまで一貫してセダンGTを設定し続けたのははコロナのみ、カリーナに一時(2ドアセダンGT=70~72年、4ドアGT 73年~75年)セダンGTは存在しますが他はほぼ2ドア,、カローラレビン・スプリンタートレノ・セリカ/セリカLB・カリーナHTGTにコロナHTGT・マークⅡGSS(HTのみ)とワイドバリェーションを誇ったトヨタDOHC軍団の中でもコロナGT(セダン)異色の存在!? 当時はまだまだスポーツ=2ドアの固定元年がある中、トヨタ版羊狼だったと思います。

GTの証であるブラックガーニッシュが精悍なGTのテール、全体的にクリア剥げが酷いながらALLペンで見違えるような個体になるでしょう…



出品はお膝元の中京地区、しかしいくらお膝元でもRT122なんて残っているとは思えず軽く驚きます、セリカやカリーナ程の旧車価値は付かず今回落札も上記的価格で驚くモノではないですがいぶし銀のコロG、後世に伝わる存在感でいつまでもいて欲しいっすネ(^^)/
Posted at 2018/09/17 13:49:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2018年09月07日 イイね!

珍車PART788

珍車PART788今回のお題であるプチOLDカリーナ!
プチなんて書いてますが33年モノですから往時は大トヨタさんの比較的高い普及率のモデルでしたが現代ではまず見れなくなりましたネ~。

⇒『昭和60年(1985)4代目CT150型カリーナ2000D SG』!!

この代のカリーナ、FR→FF転換期の同車初のFFモデルでしたが保守的ユーザーに支えられたトヨタ、FF化には慎重で3代目のFRモデル(T60系)と併売する形でデビュー、60系が1981年に登場後150系は84年デビュー、当時のFMC期は一般的に4年でしたので60系の通常末期に追加されたモデルでした。
このため150系は当初セダンのみ、クーペやバン/ワゴンは60系をそのままラインナップ、セダンも車種編成を見直し廉価版とツインカム等スポーツモデルは60系、150はファミリーグレードのみのラインナップとしFFの浸透度合いに合わせ徐々にセダン(150)を拡充しメインを移行しましたが最終的にFR60系も88年迄バリェーションを縮小しながら継続、カリーナが完全にFFに切り替わったのは次期5代目T170からとなっていました!

FRとFFの二通りが選べた3~4代目カリーナのこちらはT60系FRモデル(81~83年前期型)


60系のツインカムモデルは4A-GEUや3T-GTEUでスポーツ派に愛され印象深く併売されていた点からこの時期のカリーナ、どうしても60系のイメージが強くFFの150は非常に印象が薄い、この150から本格的にコロナと双子モデルになった訳ですが(先代、先々代もパーツ共用など兄弟化は進んでいましたがシャシ共有したのは150が最初、このためコロナFF版と同一型式になりました。)

カリーナ/コロナ共FF/FR併売はなされたのですがFFコロナはまず5ドア⇒セダンとボディバリェーションも拡充され普及も高くカリーナとは対照的に先代となるT140系の影が薄かった感じながらFFカリーナは一転マイナー的な存在、新開発3S-Gも後期(86年~)では搭載されましたが後に爆発的HITを飛ばすカリーナEDや先記の60系GTの間に埋もれ影が薄かったですね~、150まで伝統的な「足のいいヤツ」のコピーとイメキャラには千葉真一氏を継続してきましたし角張ったボクシーさと若々しいスタイリングも初代から継承するも170系5代目カリーナ、そして160系EDで過去のカリーナとは決別した感もあり初代A10系~60系までトヨタ車の中では好みだったモデルでしたので個人的にはEDの大HITの裏で哀しさも感じたりと(笑)

今回の出品車、現代に150が残るのもレアながらその中でもそれほど売れなかった2C型2LDeエンジン搭載モデルってのが凄い!

この時期、セダン型Deがソコソコ持て囃されトヨタではカローラやスターレットにもDeモデルをラインアップ、カリーナにも用意されながらスポーツイメージが強いカリーナではDeの販売率は低くこの点でもコロナDeには大きく差がありました。
北海道等距離を走る地域ではそれなりに数は出ながら首都圏等では社有車等でカローラDe、コロナDeもソコソコ売れるもカリーナは少なくこう言った部分でも150系の印象が残っていない部分だと思います…。

ただ、この乗用小排気量De(1.8Lの1C、2Lの2C)はDe特有のトルクフルさが意外にパワフルに走りカローラやカリーナ、コロナでは廉価版ガソリン(1.3Lや1.5L)に較べ格段に力強くガラガラと特有のDeサウンドさえ我慢?すれば私的にはアリと感じましたねー、どうしてもDeモデルは業務色が強くガソリンモデルの高級グレード等の設定がないケースも多かったながらいやいやバカにできない実力がありました!

石原法(首都圏PM/Nox規制)以後De小型車は衰退しましたが惜しい存在とマジ思います、現代に於いてマツダや三菱がクリーンDeを提唱していますが残念ながら国際的にもDeの生きる道は閉ざされた感もあり惜しく思います…。

そろそろ現車です(^^;)

よく頑張った16万㎞ですがDeですんでまだまだ?噴射ポンプ他のメンテさえ行えばまだ倍は走れるでしょう!


総評3、内外BCは33年モノとしては高評価でボディの錆び他瑕疵は出ているも機関面にはトラブルがない様子、60系→150系になった頃、トヨタの防錆技術が格段に向上したのもあり恐らく腐食もそう酷いレベルではないでしょう。

インパネ割れやシート切れもない感じですナ!


外装も大傷や凹も見当たらず綺麗な状態、150までスタイルや細かい意匠に初代カリーナから続くDNAを感じ取れました!



出品は北関東から、落札は解体+α程度…
150カリーナのファン、マニアってのもそうはいないでしょうからこの個体も間違いない希少車ながらプレミアは勿論、マトモな金額は付きませんが外人大好きのDeMTですからねー、これも海渡りそうな気がします。

影の薄かった150FFカリーナ、もう出てくる事もない感じですかねぇ。。。
Posted at 2018/09/08 21:43:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2018年08月08日 イイね!

珍車PART780

珍車PART780またお珍しいのが出てきましたヨ(^^;)

130コロナ、これはあまり人気なかったしライバルもこの頃は強敵、810→910ブルーバード、両横綱に肉薄した初代ギャランΣA120/130と被りましたしね、しかし王者トヨタとしては不評ながらクラスNo1の牙城は守るも排ガス規制混乱期も災いして先代の100~120コロナの人気販売は下回り特に79年デビューの910ブルには撃沈、130時代の78年~82年のトータル的にはブルを上回るも80年以降は910の前に撃沈した感すらありました…。

⇒『昭和54年(1979)6代目TT131コロナLB1800GL』!!

通称“殿下コロナ”(殿下=小野寺昭氏、何か山で転倒し大怪我されたとの事、大事を祈ります)と呼ばれる130コロナの変わり種?LB(リフトバック)、まだまだ日本では5ドアが鬼門の時代、メインのセダン、スポーティ版HTは不人気と言えどそれなりの個体数は見かけましたがLB、滅多に出会わなかったですね~。

今でこそプリウスにより5ドアHBの車型は純粋なセダンが衰退する中で3BOX車のメジャーな地位を獲得、かつては絶対売れない車型の代表でしたがねー。

以前は海外で需要あるので多くの国産車で古くからオマケ程度に国内販売もされるも2000年代になるまで、5HBで大きく売れたクルマ、ワタシの記憶ではございませぬw

かく言うワタシも苦手なボディ、セダンのように端正ではなくゲートや可倒式シートがあるにせよステーションワゴン程の多用途性も少ない、どこか中途半端でこれは今も昔も個人的には変わらぬ印象、00年代までマーケットでもこのような否定的意見が多く登場は60年代という大昔ながら長らく認知されない不幸な?車型、現在、5HBが主流となったのは昔にように多用途ではなく燃費向上には5HB(5ドアクーペ)のシルエットが有利という結果と言うのも皮肉!?

5HBの大昔デビュー=日本初の5ドアHBが何を隠そうコロナ!64年の3代目T40コロナ、ボクシーさと当時としてはスポーティなスタイリングで人気を博しましたが65年に5ドアセダンを追加投入、それまでにないHB形式の新たな使い勝手を提案しましたがセダンでもバン(ワゴン)でもない珍妙なスタイルに人気販売も低迷、僅か3年で68年には廃盤となってしまいます。

我が国初の5ドアHBで新時代のファミリーをアピールするも芳しい成績は残せず…


確か“第三の扉”的にアピールしてましたが多用途ながらこのRrスタイルが不評


後出しジャンケンが昔も今も得意のトヨタにしてはこのRT40/50コロナっていうのは数々のチャレンジをしたんすよ、70年代に大ブームを起こす2ドアHTもこの型がパイオニア、海外生産やたゆまぬ努力で陳腐化を避け68年~70年というこの時代のモデルとしては異例なロングランを誇り先代迄はライバルであるブルーバードに歯が立たなかったコロナを一躍クラスNo1に導きました!

そんなコロナでも5ドアだけは失敗した訳ですがトヨタのコロナ5ドアに賭ける思い?リベンジ精神?は凄く売れもしないのに後続歴代コロナにもラインナップ、5ドアとしては現車の130が2代目、その後140を飛び越え150(83)のコロナ初FFは当初5HBのみでリリース、以後170~190(87~96)ではコロナSFとしてラインナップされました、最終210コロナプレミオ→現行プレミオはセダン専任とんり5HBはプリウスに譲ったカタチになりました。

さて現車、130コロナLBってのはくどいですがマジ人気なく僅かに世に出たLBも中古期には再販価値ナシ、当時は中古輸出なんてのもマイナーでしたんで多くの程度もまだいい個体が潰しの憂き目に遭ったと推察します。

出品車はUSDM風にカスタマイズ、このクルマではないながらも静岡御殿場の辺りに1台生息してるのを確認済ですがそれも同じくUSDM、130のLBでUSDMが今静かなブーム!?

33万㎞走行、総評2、内外Eという年式なりの評価ながら走行に問題はななさそう!


E評価の内装、恐らくダッシュ割れが出ている感じ?40年前のクルマなのでそれを考えれば綺麗です!


この時期クラウンコロナのタコレスグレードに60年代風の大型スピードメーターが採用されますがこれも不評でした。


この時期の排ガス規制がまだ完璧でない13T-Uエンジン、昔のエンジンで頑強なのはよく知ってますが排ガス補器類の耐久性が当時疑問でしたがよくぞ33万㎞まで頑張りました、130コロナにはいぶし銀の18R-GEU DOHC搭載のイメージリーダーである2000GTが存在しましが残念ながらこれしかまともに走れるモデルはなし、18R-G以外の廉価版1600(2T-U)、普及版1800(13T-U/3T-EU)、高級版2000(21R-U)とどれもドライバビリティは最悪、歴代コロナの中でことエンジンに関しては時代を象徴し一番悲運だったかもしれません、130コロナ…

出品車、ウレタンバンパーをボディ同色風にカスタマイズ、ローダウンに光モノA/Wでセンスよく弄られてます!



外装もE評価ながら白いボディには艶もあり再生なくこのまままだ乗れるでしょう!



捜してもまず出てこないクルマ、往時は鼻も引っ掛けられませんでしたがこの状況ながらそこそこ高額で落ちています、店売り時は3桁には行かなくともそこに近い金額になるか感じです!

現プレミオに至るまでとにかく“ジジ臭い”印象のコロナ、130はその中でも際立った年寄り臭さでした(私感です)がこのように弄ると結構イイ感じ?間違いなく国内向けでしょうしマニアな愛情で長生きして欲しいモンですナ(^^)/
Posted at 2018/08/08 17:01:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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「”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第44弾!! http://cvw.jp/b/2682511/48498943/
何シテル?   06/22 00:11
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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