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2016年08月02日 イイね!

保存版・珍車PART649&650

保存版・珍車PART649&650 さぁ、みーんな大好きGX71マークⅡやりまひょか(^^)v

これももう30年近く前に後続にFMCしていながら当時の神的人気は現代でも健在、依ってそう珍しい出品でもない様相?クレスタとチェイサーを含めたら毎回どこかしらのオークション会場には出てたりします、さすがに石投げりゃGX71に当たるといわれた時代並みには遭遇できなくなりましたがボケっと油断してると目の先を通り過ぎたりと…

旧車イベントではR30/31スカイラインや430/Y31セドグロ並みに多い、AE86とまでは言いませんが立派な旧車ながら目撃してもそう有難味はなかったりとw

しかしハチマルかぶれには大層人気あるようで大概センスなく弄られたGX71乗ってるのは30代位のまんまかぶれが多い感じかな(笑)

私ら世代には時代の勢いもあり憧れの高級車が身近に降りきた!そんな憧れのマークⅡ兄弟でしたが少し後の世代が値がこなれた中古のGX71をやりたい放題やってくれそれにかぶれる現在の30代がまたセンスなく弄る、なのであまりいい印象はなくそんな弄りのされ方が少なかった先代GX61の方が印象は良かったりします(個人的意見)71以降の80〜100系は輩仕様が多すぎてorz…

しかし71、オリジナルは非常に綺麗でスマートなクルマ、老若男女から大きく支持されるのも理解できたんですよ、車格の割に売れ線のグランデはリーズナブルでしたし。

そんなマークⅡGX71、同時に2台見つけたんで両方UP、しかも両車同年式!

(珍車649)

『昭和62年(1987)5代目マークⅡ4HT2000グランデTWIN CAM24』!!

GX71については過去にも複数取り上げましたし今更クドクド書きません、言わずと知れたGX71、バブル期に溢れかえっていたモデルでその数の多さが30年経過でも珍しいって気にさせないですね。

↓出品票では“ただグラ”ですが全体意匠、RrガラスのTEMSステッカーからTC24と断定!


OIL漏れも出ておりE/g不調のようですし走行も17万?台は厳しい内容ながら総合3、内外B,Cは年式的からすると好成績、1G-GEならMTが欲しいですがね…

GX71の時代ですと既にTC24であってもAT比率が多くなかなかMTに出会う事はなかった、後続80や90ではスポーツグレード(GTツインターボやツアラーV)ではわざわざAT→MTに乗せ換える文化もある程ですがさすが71でもうそこまで弄るヒトも少ないでしょうね。

↓C評価だけあり室内も綺麗、例のフカフカキャバクラシートも健在でハチマルかぶれが泣いて喜ぶ!?


残念ながら外装はヤレが目立つ、右Frドアのモール欠品と左Frドアの凹が大きく気になりここはせっかくこれからGX71に乗るんだったら綺麗にしたいところでしょう…

↓全塗までは必要ないながらチョコチョコある傷と凹は修正したいですね!


ありふれたスーパーホワイトⅡのGX71ですが今見てもこのクルマはホントに美しさを感じ歴代マーク?の中でも美しさでは3本の指に入る、市川染五郎氏(当時)が“美しき正統”とCMやってましたが正にそのコピーが似合いこのモデルも憧れの一つでした!

↓中は狭く動力性能も大した事なかったですがね、どこから見ても非のうちどころのないスタイルはもう完璧!


出品地は東、落札はE/g不調と距離飛びが響いたか?現在出て来るGX71では比較的安く二桁切る金額でした(-"-)


(珍車650)

『昭和62年(1987)5代目マークⅡ4HT2000グランデ』!!

こちらはSOHCの1Gを積む当時最も売れた所謂ただグラ、当時200万チョイだったかな、コロナやカリーナの上級モデルと大差ない金額で6気筒フル装備のマーク?が買える!!という点が大ウケしてそれまで我慢してきたコロナ、カリーナ、いや、カローラユーザーまでも取り込んだ怪物ですw

出品車、実走6万?台と少走行ながらやはりOIL漏れが出ていますがE/g不調の記載はなくまともに走れそう(笑)

こちらはただグラのくせに5MT、ワンカム1GはマークⅡのウェイトでは非力感ありましたが速さを求めるヒトにはきちんとTC24やツインターボがラインナップしていたのでそれまで下級車で耐えたお父さん達ならもうこれで充分!その意味では大して速くもないのですからタダグラならATが正解、ワンカム1Gと4ATの相性も非常に良くこれに乗ると飛ばそうとも思えませんでしたしATそのものがステイタスを感じさせる時代でもありましたんでね、とにかく一番売れたタイプでしたがわざわざMTを買う天邪鬼もまだそれなりにいた時代、意外にただグラのMTも当時売れたとペット店にいた知り合いが言っていたのを思い出します。

↓こちらは3点評価の内外D,Cと年式的には普通ですが外装は画像の限りC以上に感じます!


現車、ロンシャンA/Wにややホッドロットというヤンチャ仕様ですがセンス悪いって程の弄りではなくオリジナリティも多分に残すので好印象、下品なシャコタンや不似合いなエアロ、字光式ナンバー含むやたらの電飾よりは遥かにイイ!

↓これが嫌なんすよね、何故にこの内装に小径ウッドを付けるんだろうか?私の感覚では有り得ないんすよねー


外装は珍649よりは遥かにイイ、手直しナシで充分愉しめるレベル、私ならケツも落としFrと同じ高さにはしますがJ数とタイヤサイズ落とさないとRrフェンダー当たりそうですねw

↓テールは猫目の前期が好きでしたが後期テールもなかなか見なくなりました!


↓Frはスポーティなイメージの後期好み(笑)前期はジジ臭くて(あくまでも個人の嗜好!)


こちらは出品地は北、落札はやはり外装いいですがただグラ+MTが往時の中古評価同様に響いいたか?二桁チョイ上回った程度で驚く金額ではありませんでした。

注:GX71が中古市場に溢れた昭和末期〜平成初期、査定でただグラですとATとMTではかなりの価格差がありました(もちろんATの方が高かった)

このように両車リーズナブルな落札額、この位だと手を入れても店頭はどんなにガメツイ業者でも6〜70万程度で並ぶでしょうからね、いくら人気の衰えないGX71と言えどこの位が適正価格だと思います。

昨今の異常な旧車価格の急騰は目を当てられません、大量生の耐久消費財としてしてしか造られない国産車です、勿論希少性からある程度のプレミアになるのは当然ですが20年、30年を経過しその“耐久”を終えた旧車にクルマによっては600万とか1000万とか!!

これも新車に夢がなくなった副作用なんですかねぇ〜…(*_*;
Posted at 2017/12/02 19:36:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2016年07月22日 イイね!

保存版・珍車PART641

保存版・珍車PART641 またしても天然ですゼ(^^)v

初代ソアラ、天然遭遇!
1箇所だけ惜しい部分はあるもビカものの10ソアラ、仕事で来ていた会社の従業員さんのクルマかな!?間近で凝視、やはり初代ソアラってのはこの上なくカッコイイし美しいナぁと。。。

⇒『昭和58〜61年(1983〜86)初代MZ10型ソアラ2.0ターボ』!!

これまでの珍車コーナーで取り上げてきた10ソアラは圧倒的に2800GT系が多かったですがコレは初登場じゃないかな?とにかく10ソアラは2800GT系か83年から追加された2000GT TC24が人気で昔も今も見かけらるのはこれらグレード、当時でもレアな2.0ターボ、残ってたんですね〜!

81年2月発売の10ソアラはそれまでにない高品質、高性能の高級クーペとして大人気を博しました、TOPにまだまだ庶民には馴染みのない3ナンバーの2800GT-EXTを置きトヨタらしく廉価版(VI)まで幅広いバリェーション展開を行いますがこの手のクルマです、売れ線はやはり2800GTか2000の若向きグレードであるVRでした。

しかしVRは外観こそイントラ社製A/Wや各部スポーティな味付けがなさえれるも125psワンカムの1G-EU、イメージリーダーの5M-GE 170psの2800GT系とはあまりにも見劣り、また、3ナンバーの維/持費に怯え今一つ2800系に手が出せないながら1Gでは…というファンに対して81/7満を持してデビューしたのが5ナンバー最高峰となるターボモデル。

ブロックが頑強という理由から新開発の1Gではなく敢えて旧来のM型エンジンにギャレットターボを装着し125→145psまでチューンしたトヨタ最初のターボエンジンはM-TEU型、クラウン、マーク?兄弟、セリカXX、そしてソアラに搭載、一度死にかけたM型の復権でした!

ソアラの場合従来の2000V?/VRにターボモデルを設定、5ナンバー需要に最大限応えますが83年のMCではインタークーラー化により160psまで出力UP、この時にV?/VRと分けていたものを『2.0turbo』と統一、V?/VRはNA専用としています。

↓83〜後期型ではターボモデルはモノグレード化!


現車もエンブレム付け替えしていなければこの2.0turbo!! 『山梨501』ナンバーなので間違いなく2Lモデル、2.8GT-LTDのみに標準のRrワイパー付きってのも希少!

2.0turbo、いやー、これはかなり当時でも買う人少ない珍しいグレードでした。

トヨタとしては珍しく縮小のモノグレード化、何とかエクストラだの何とかリミデットだの長いグレード名が好きなトヨタとしては潔い位簡潔な“ターボ”というグレード名は当時非常に新鮮!

↓トランクリッド左の『turbo』エンブレム、30年ぶり位に見た感じ…


前期のV?/VRは待望の5ナンバーハイパワーモデルと言う点で結構普及するも後期MCの際には200GT TC24もturboと同時に追加されており注目はほぼこちら。何せ“レーザーαツインカム24バルブ”とトヨタもこれを大々的に売り出してたんでI/C化でTC24に見劣りしない出力を得ながらもさすがに古いSOHCのM型はもう時代遅れ間が強く後期turboを街で見かける事はほぼなかった…

当時、ターボはATの特性に一番適しているとしてトヨタはソアラに限らずターボモデルにはATのみ設定というのもturboの支持が伸びなかった一因とも思えます、まだまだこの頃はスポーティ=MTが当たり前の時代、日産がターボでMTモデルを数多くリリースしていたのに対しトヨタは頑なでしたがこれはターボ創生に大きな足跡を残した日産に対しトヨタはあくまで伝統のDOHC=ツインカム という点をアピールしたものでもありました。

現車、残念ながら右前をHitしてしまったようでせっかくの綺麗なソアラが勿体無い!とつくづく思いながら見ていました、バンパーが痛々しいですね、当然部品なんてないしスモールが割れているのとバンパーの整形に苦労しそう(-_-;)

↓他人事ながらとても残念、何とかキッチリ直してあげて欲しい…


スピードスターの当時物?と若干のローダウンというさり気ないカスタマイズはオリジナル度を充分残し好感持てます、残念なのはダッシュ上半分が白く塗られてる事かなー、染めQなどでやったらしく綺麗ではありましたが個人的にはダッシュに色塗るってのは苦手、勿論個人の嗜好ですからこのソアラオーナーさんをとやかく云うつもりは毛頭ありませんヨ。

↓伸びやかで美しい10ソアラ、特にRrからのスタイルは秀逸過ぎる!


仕事の合間の束の間のご褒美に感激、願わくばFrを早く直し完璧な姿を取り戻して欲しいと思いながら現場を後にしてきました(^^)v
Posted at 2017/12/02 19:26:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2016年07月18日 イイね!

保存版・珍車PART639

保存版・珍車PART639 何だかリトラ特集みたくなってきましたが(^^)v

まっ、空気抵抗だ外国ではNGとか色々あるもやはりリトラはカッチョエエですよね〜。
スポーツカー、スペシャリティって雰囲気が盛り上がる!
一時はブームにもなりファミリーセダン(アコード/ビガー)コンパクト(カローラ?兄弟)や軽(キャラ/AZ-1)にまで採用されまましたが今は前述の理由で皆無、80〜90年代の象徴って感じがします。

今回の取り上げはそんなリトラが一番決まってたんじャね?(個人の意見)って感じのコレ!

⇒『昭和58年(1983)2代目MA61型セリカXX2800GT』!!

XXは何回かこれまでも取り上げてきましたがニッパチはお初だと思います、今残ってるのはやはり一番人気、一番売れた1G-GEUのGT TWIN CAM24ばかり、勿論61XXのTOPグレードは2800GTなんですが旧税制の時代、5ナンバーの倍近くの時代でしたので3ダッシュのしかも2+2なんてのはまず売れない、当時のよほどの富裕層しか手にできなかったグレードで私もXX売ってましたが3年の営業時代、ニッパチ売ったのは1台きり、殆どが2000GTとワンカムの2000Gでしたしね、ニッパチは他営業も殆ど売ってない、メーカーもそれは承知の上でのラインナップであくまでイメージリーダー、長年3ナンバースポーツとして君臨していたフェアレディ280Zに対向させるべく81年、ソアラでデビューし170psという当時としては度肝を抜く5M-GEU型DOHC2.8LをXXにも搭載してZにぶつけた訳です。

XXは元々はセリカの78年、セリカのノーズを伸ばしてM型6気筒を搭載したパーソナルクーペとしてデビュー、セリカLBのボディを使いながら体育会系スポーツで売るセリカに対し高級車の位置付け、2Lと2.6L→2.8Lを搭載、コスモや117クーペ位しかまだ存在しなかった高級クーペ市場に名乗りを上げました。

↓初代MA40系セリカXX


40系はM-EU/4M-EU→5M-EUというSOHCの6発をクラウンやマーク?から移植、トヨタラインナップでも上位のモデルで扱いのカローラ店初の3ナンバー車でした。
4気筒セリカが不人気で終わったのに対しXXはそこそこの成功を収め81年のFMCではその高級パーソナル性はソアラに継承、XXはスーパースポーツの性格を強めました。

因みに有名ですがXXの名称はアメリカではNGワード、あちらでは『セリカスープラ』とされ後続モデルは国内でも『スープラ』になっていますネ。

それでは現車を見て見ましよう!!

くどいながらそれはそれは珍しい2.8GT、2000L→2000S→2000G→同Sターボ→同Gターボ→2000GT TC24のTOPに立つXXのイメージリーダー!
またこれも珍しいのがボディカラーが赤という点(色替えでなければですが…)2000系では赤って多かったんですが2.8GTで派手な赤は珍し、2000系の赤も大概は黒との2トンで赤一色は2000も含み珍しいと思います。

現車、このカラーが災いし各部クリア剥げがあるようで再塗装は必須の状況ですが内装C、総合3は年式的に考えるとかなりイイ評価、外装は現状D以下でしょうが全塗でビシッとなるでしょう…

↓26万kmとかなり走りこんでいますがM系エンジンは頑強ですんでまだまだ現役でしょう!


距離からしてエンジン以外の駆動系、ミッション等に不安はあるも現状は大きな不具合なし、日常使用はさすがにキツいもコレクション、イベント出動には充分活躍できそうです。

ATってのがやや残念ですがまぁ、2.8ですしね、当時新車でこれを買えるお金持ちならばAT選ぶのも34年前でも理解、因みに私が売ったのもATでした…

↓ATで追加メーターってのが個人的には「いらんだろ?」ですが内装そのものは非常にイイ状態!


前にMZ11ソアラの取り上げ時に書いたと思うんですがソアラ/XXデビューまでトヨタは頑なにDOHCにATってラインナップしなかったんですが5M-GEUは載せるクルマがクルマ、価格が価格だったんでこの“掟”を破り遂にAT設定、当時(今もかw)MT信者ですからね、トヨタも堕落したなんて思ってましたが初代ソアラ/2代目XXはまだMTの販売比率が上でしたが次期型ではこれが逆転、そして今のAT王国に繋がる訳で70年代男としてはこんな時代になるとはトホホ…

しかしニッパチGT、トルクが太くDOHCと言っても回してパワーを出すタイプではなかったんでATでも何ら不都合はナシ、瞬発力はMTに分がありましたが当時でもイージードライブもここまで走れば十二分!と感激した憶えがありますね〜。

60XXもこの時代のクルマなんで現代目線ですと細長いですが背が低い分重心も低くこの頃になるとトヨタ4独の脚廻りも非常に良くなっておりワインティングではジャパンのロングノーズやR30よりも楽しく飛ばせるクルマだったと思います、少なくともスカイラインの直線番長的な部分は少なかった…

↓スポイラーは外品かな?色褪せが結構来てますが完全オリジナルのXX、希少車です!


出品車は83年にMCされた後期型、個人的にはRrゲートがブラックアウトされていた前期が好みですが後期も悪くはない、Frの造形は後期の方が迫力が増しています!

嬉しいのはあの人気の純正15インチアルミがそのまま履いている点、てかほぼノーマルでオリジナル度満点っていうのはクルマの性格上珍しくほぼオーナーの手でどこかしらカスタマイズされてましたから久々フルノーマルのXX、感激!(^^)!

↓リトラを纏うスタイリングでは未だにこれを上回るモノはナイ!と信じるGureでございますw


出品は西、落札額は距離飛びと外装痛み−ポイントになったようで意外に伸びず三桁の半分以下でしたが仕上げて三桁以上で多分売るんでしょうね、XXも10年位前までは適正価格で手にできましたがもはや高騰、後続70スープラのターボRですらプレミア化してますしこれも底値の時代に乗っておけば良かったと後悔ある1台、お色直しで末永い現役を通して欲しいものです(^^)v
Posted at 2017/12/02 19:19:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2016年07月06日 イイね!

保存版・珍車PART634

保存版・珍車PART634 今回のモノは昨日のレガートと較べたら“屁”みたなモノですがそれでも残存はかなり減っていると思います、現役時代はその後のマーク?神話を築く基礎であった60系マークⅡ、セダンはHTに較べてそこまでバカ売れでもありませんでしたがそれでもHTに較べてという意味でしたので当時、このクラスを新車で買える層は比較的裕福=年輩がほぼでしたので正統派のしっかりセダンを選ぶユーザーも少なからずおりました…

⇒『昭和56年(1981)4代目RX60型マークⅡセダン2000GL』!!

どうですか、そこそこ珍しいでしょ?w

マークⅡですからセダンにしろHTにしろ売れ線は最高峰のグランデであった事はご承知の事と思います、2000GLは1800〜2800まで揃える60系マーク?では排気量的には中間ですが2Lには4発(21R-U/18R-GEU)と6発(1G-EU)が存在、18R-GはDOHCですので別格、従って21Rの方は所謂廉価普及版という位置付け…

その普及版であるのがこの2000GLであると同時に2Lモデルの最廉価盤となっていました。

ワイドバリェーションのトヨタ車ですからグレード羅列もしんどいですが60発売時を記すと

(セダン)
1800STD
1800DX/2200D DX
1800GL/2000GL/2200D GL
2200D GL-EXT
2000GR
2000GT
2000LE
2000LG
2000LG-T
2000グランデ
2800グランデ
(HT)
1800GL
2000GL
2000GR
2000GT
2000LE
2000LG
2000LG-T
2000グランデ
2800グランデ
(EXT=エクストラ、T=ツーリング)

となりますのでね、ガソリンモデルは〜GTまでが4発になりLE以上が6発です。

やはり往時は2000グランデが最も多かったかな?それか廉価盤の1800GL(セダン)が多く見かけた感じ、1800でも下級コロナやカリーナと価格は大差なく見栄えがいい、この類のモデルですから後は上級グレードって感じで中間グレードはホント売れませんでしたし見かけませんでした、2Lの4発でそれでも見れたのはセダンでGR、HTでLEだった感じ…

後期になるとGRサルーンという“なんちゃってグランデ”がリリースされ1800GRの中身で外見ほぼグランデという兄弟車チェイサーのアバンテ-XG-EXTで学んだお買い得モデルもラインナップされますますが半端な?GRやGLなんて滅多になかった、あっ、営業用(タクシー等)は除きます、個タクなどではセダンGL/GR使うケースもありましたのであくまでオーナーカーとしての話!

前期で特筆なのはやはりGTの存在!

マークⅡには2代目20系の途中まで18R-G DOHC搭載の2000GSSが存在しましたが車格イメージUPのため1975年の排ガス規制時に廃盤、他の同エンジン搭載のコロナ、セリカ、カリーナは青色吐息ながら排ガス規制を突破、ソレックス(8R-GU 130ps 51年規制)→EFI(18R-GEU 135ps 53年規制)と変更されながら上記3車は“トヨタGT”の名にかけて死守しますがマークⅡは76年のX30系FMCでも搭載はされず当時、高級車イメージを深めたいトヨタの思いはユーザーにも伝わりもうマークⅡにDOHCは載らないモノと思われていました。

それが何と60系デビュー(80y)に思い出したかのように18R-G(EU)が復活!こりゃタマげましたねー、何せ5年ぶりですし過去のモノと思っていた18R-Gの再来、しかもセダンは勿論HTですらイメージ的にも不釣り合いだし事実、これは60系マークⅡで一番売れなかったんでね?位見かけない、自動車/中古業界にいる私が言うんだから間違いない、その位これはなかったw

↓HTだけならまだしもセダンにまで18R-GEU搭載!タマげました〜www



GT、メッシュのAW(OP)やRrワイパー、DOHC GTのロゴ入りストライプで武装しますが正直似合わない、60の時期になるとハイオーナーカーの風格がやはり正論で年寄が無理して若ぶってる感じが(オレか!?…汗)

かつての“GSS”ではなくトヨタスポーツの“GT”の称号がマークⅡには初めて与えられていましたがこれはハッキリ言ってオーバーウェイトでとてもGTって感じの走りはできなかった!
GT設定の理由はライバルのスカイラインやローレルに少しでも抜きんでる武器が欲しかったトヨタ、インジェクションで125psの1Gは当時でも古い日産L型とは比較にならないスムーズ&パワフルさながらスペック上は大差なし、そこで10psパワーの高い18R-GEUを載せてライバルを黙らせる、そんな感じでしたね。

脚廻りは正直スカイライン/ローレルはかなり以前からセミトレの4独採用で定評がありましたがマークⅡは遅ればせながら先代でこれを採用、そこで60系でもこれを上位グレードに与え更にDOHCでも採用、パワーと走りをアピールした訳ですね、相前後してデビューしたスカイライン/ローレルのL20ETのターボ145psに対する牽制でもあったかな…
ただ、既に1GをDOHC化した1G-GEU 24Vのデビュー直前、一時繋ぎにされたのみで後期型(82y〜)ではこの1G-Gを搭載、マークⅡのイメージから後期型DOHCはGT名を与えず既に浸透済の“グランデ(TWICAM24)”とされ前期GTとは比較にならない人気と注目を集めました!

18R-GEU、サウンドはDOHCらしくトルクも太くていいエンジンだったんですが豪快、荒々しさでは格下の2T-Gには劣る感じ、これは未対策時代からそうでしたが排ガス適合以降は牙抜かれ感が2T-Gに増して感じるモ
ノ、それでも当時どこでもこの牙抜かれ感は多かれ少なかれあったので18R-GEUの魅力は絶大でしたがさすがにマークⅡ系ではクルマが重くデカい!なのでそのポテンシャルは存分に発揮できていない、コレ(2000GT)はやはり下取りで入ってきてしばらく乗っていた事ありますが誠にフラストレーションの溜まるモノでした…

まっ、この時期はトヨタが旧エンジン群(K/T/R/M系)から新エンジン(E/S/G系)への移行期、18R-Gの最後のハナムケって感じでしたね!

ありゃま、余談長過ぎた(*_*;

2000GLですよねw
うーん、GL…

これも何度か経験ありますが言葉悪いですが見え張りのクルマって感じが全て、外観だけマークⅡならいい、装備はカローラでもいい!! ってモデル。

まぁ、カローラは大袈裟にしてもグランデやLGに付く装備は殆どなし、パワステすらOPでしたしこれ買うってマークⅡにする意味ある?と乗る度に思ったものです、特にこれの出た頃って一気に贅沢なパワー装備が拡大していく時期にP/Wは勿論、カセットすら付かないGLなんていらん!と思ってましたね〜

↓走行13万?台、総評3の内外C,Bは年式考慮すると極上の部類!


内外もいい感じ、内装Cなんて3年落ち位でもつきますのでね、手入れ悪ければ、34年経過ですと当然経年劣化もありますので多分減点はその部分のみで手入れは抜群に思います!

↓タクシー並みのショボさがいいGLのインテリア


外装のBはこれは文句の言いようない極上、しかしグランデとかなら理解できますが2000GLにここまで愛情かけられた前オーナーざん、頭下がりますネ、今となってはグレードとか関係なく60マーク?が残っている事が大事なのですがどうしても往時はグレード偏重がありこの手のクルマは再販価値なしって事でほぼ早い時期に潰されます、GLが残るという事が奇跡でありワンオーナーで大切に保存されてきたと憶測ですが思います。

↓豪華意匠となった後期に較べ前期はシンプルなテール!


60前期型は若干早く出た新車種、クレスタに譲るかのように地味めでしたが後期になるとBigマイナーと思えるほどセダンもHTも豹変、兄弟のクレスタやチェイサーに明らかに差を持たせるややオーバーデコレート気味でしたがこの出で立ちが人気をを呼び次期型GX71の神人気への基礎を造りましたよね、後期GX61グランデ、私も憧れました、TWINCAM24のMT…

あっ、ここで余談ですがかつてトヨタはDOHCにAT設定は頑固にやらなかった、それがトヨタのGTに対するポリシーであったと思いたいですが単にまだAT文化が根付いていなかっただけw

これを打ち破ったのがソアラ2800GT、以降、マークⅡ系も18R-GEU時代は5MTのみながら1G-GEU搭載後はやや遅れながらもATを設定、71以後はATが当たり前になってゆく、と言った流れです。

↓ボディはチェイサーセダンと同じながらマスクはチェイサーがスラント、マークⅡは角目4灯(前期)


出品は東、グランデとかGTとかのグレードではないので落札はなされますが二桁超え程度です、しかしこれも珍しいし程度もいいので今が買い時かもしれません、数年したらレガートのように「えっ、GLが!!」と言う驚く金額になるかもしれませんね〜、動態保全を願います(^^)/

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Posted at 2017/12/02 19:50:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2016年06月27日 イイね!

保存版・ 珍車PART629

保存版・ 珍車PART629
これも1年ぶりに出てきましたぁ(^^)v

稀代の人気車でしたから今でもイベント等には数多く集まる10ソアラですがさすがに街中を走る姿は見ない、いや、10どころか20〜40ですら何か急にソアラって消えた気がする???


これも若き日の憧れのクルマ、デビューの相前後してからトヨタ販社に就職したんで社割で買おうかとこれも悩んだっけ、えっ、勿論最高峰GT-EXTなんて買うのも維持も無理、最廉価のV?はさすがに惨めながらその上のV?でもいいから欲しいと本気で考えましたネ〜…(デビュー時のグレード=下からV?/V?/VR/VX(2000) GT/GT-エクストラ(2800) )

⇒『1982年(昭和57年)MZ11型初代ソアラ2800GT-リミデット』!!

我々世代では憧れの的だった初代ソアラ、これ取り上げる度に書いてますが何せインパクトあり過ぎ!
当時のTOP馬力を叩き出したDOHC-6 5M-GEU型エンジンはそれまでトヨタでは18R-GEUの135ps、日産のL20型ターボが145psでDOHCvsターボの闘いが盛り上がる中、それにとどめを差すかのような170psという当時としてはとんでもないスペック、そして国産初のデジパネ=エレクトリックディスプレイメーターは視認性はアナログには敵いませんし子供騙しのギミック的ではありましたがやはり目を惹きました、実際ドライブすると従来にはなかった光るダイオードがエンジン回転と同時に性能曲線をイメージしたタコメーターに駆け上がるサマはもう驚きと興奮で呆気に取られたものでした!
他にもエア式のランサポ、大型プレスドア等とにかくステータス感を煽る装備がイチイチ目を奪う、そんなクルマでした…

“上級グライダー”の意があるソアラというネーミングも上品、ハイクラスのクーペモデルとしては117クーペやコスモが存在していましたが時代が裕福に傾いてゆく中、まず日産がレパードを発売、ソアラは78年に2代目A40型セリカLBをM型縦6搭載し高級装備と贅沢な外観を盛られたセリカXXが存在していましたがソアラは実質的にこれを継承(XXはスーパースポーツに傾倒)、トヨタでは最も高級2ドアだったクラウン2HTも先では吸収、そのインパクトは並み居るライバルを圧倒、80年代初頭、一世を風靡した車でしたよね、ご同輩!!

現車ですが81年にデビューしたソアラショック?が収まらない時期である82年に追加された最高グレードのGT-リミデット(GT-LTD)、それまでの最高峰GT-エクストラを更に高級化、雲母片入り特別塗色(つまりは今で言うパール)やテクニクス置型スピーカー&オーディオ等を装備、他にもRrワイパーに本皮シート、ESC等を装備しエクストラを上回る超高級車!
エクスオラですら当然手の届く訳ない若き頃でしたのでLTDなんてもう羨望の眼差しでした…

↓内外はやや劣化の目立つD評価ですが総評3は35年モノとしたらご立派!


OIL漏れやダッシュ割れ、錆などもそこそこ多そうですがまだまだ整備によって生きれるレベル、10ソアラも希少になってきましたしこれは金掛けてでも綺麗にしたいですね!

現車、何より凄いのは走行が実走4万km台!これが総評3の根拠でしょうが35年でこの距離って最近はほぼ大きなプラモデル状態か!?

走らな過ぎも良くないですが少走行に越した事はない、ビッチリ整備して快調ソアラを目指して欲しいモンですネ。

↓D評価の内装ですが年式から考えるとこれもかなり綺麗!


ソアラですから当時でもAT比率が高い、LTDやエクストラは特にでした、元々トヨタはDOHCにATは相性悪しと従来の18-Gや2T-GにATを設定した事はなかったのですがさすがに高級クーペにそれを通す事はせず前言を翻してDOHC+ATを最初にリリースしたのもソアラ、クルマがクルマでしたから当時ATなんて邪道と思う車好きが多い中でもこれはすんなりと受け入れられましたっけ。

10ソアラは83年にMCが行われこの時、GX61マーク?兄弟やGA61セリカXXと同様に2Lのスポーツ新エンジンである1G-GEU DOHC24V 160psを追加、まだ3ナンバーモデルの税金がベラボウの時代でしたから実質的にソアラが一般に広く普及したのはこのMC後の後期だったと思います。

いや、前期でも82年にはM型ターボ145psのVR/V?ターボも加わってはいましたがやはりトヨタは“DOHC”、ターボに関しては日産や三菱にイメージありましたから2.8Lに24バルブの2LのDOHC、やはり華もありターボ軍団にはないメカニカルな魅力はトヨタが上だったように思います、まっ、同じ頃トヨタ自らが“DOHCvsターボ”に決着をつけるべくツインカムターボ(3T-GTE)エンジンもリリースしてきますが(^^;

↓当時は聴き慣れない“雲母片塗装”という言葉に妙にステータスを感じたGT-LTD


大傷や大凹はなさそうですがその“雲母片塗装”もややクタビレ気味かな?乗ってなかった割には痛みがある様子、青空保管でしょうかねー…

ソアラも10→20→30→40と代を追うごとに個性もオーラも弱まり最後は高級クーペ市場の凋落と共に消えてゆきましたし現役時はハナで笑っていたF31レパードがあぶデカ効果でソアラ人気を過去のモノとしてしまいましたが個人的には当時の空気、そしてクルマ造り、質感、性能全てを鑑みてもF31は10ソアラを上回れないと思っています、乗り較べたら一目瞭然、ボディ剛性からして全く違うし高級クーペの最高峰と今でも信じて疑わない、さすがBMやベンツSLをライバルとして開発しただけのクルマでした!

↓35年経ってもクタビレても初代ソアラはオーラがあります!


菱に限らなければこれも保護したい逸品!しかしやはりもうプレミアが付き始めこれも手が出せるレベルではない額で落札されていましたわ…

現在何を訴求したいのか?どんな方向を目指すのか?イマイチ解らないトヨタさんですがこの頃は本当アツかった!そんなトヨタが最高に面白かった時代の生き証人でもあり代表作でもある10ソアラ、まだまだ現役を貫いて欲しいモノです(^^)/
Posted at 2017/12/02 17:55:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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