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元Gureのブログ一覧

2022年06月26日 イイね!

珍車PART938

珍車PART938また1歩、赤ちゃんちゃんこに近づいた元Gureでございます(;^_^A

まぁ、もうここまで来ると悟りますナ、前期?後期?ならぬ限りない初期高齢者、いや、満更嘘や強がりでなく歳を取るっていうのも悪くないモノ、これまで見えてなかったモノが見えてくる、これまで触れていないヒトの情けや優しさに触れる、こういう部分は加齢によって確実に感じられる事も多くなったし…

で、話はどこに繋がるか?正解はやはり珍車シリーズですよ、えぇwww

年寄りの”昔は良かった”要素満載ですがね、ワタシら年代からすると若い時代に一番輝いていた国産車を今振り返る、世間はEVだ自動運転だと転換していく中、いつまで昭和時代を振り返るんだ?とも思うけど疫病、戦争、円安、電気不足etc…そんな暗い要素、不安ばかりの現代に較べそんな心配皆無の時代をヒトトキ振り返る、自己満ながらもその瞬間だけ幸な時代に戻れる、そんな思いからこのコーナーやっちょります、今更ながら年寄りの懐古趣味ですがネ(笑)

って相変わらず前置き長い、この辺で本題!

今回はかつて、80年代に一世を風靡した”ハイソカーブーム”そのきっかけを作ったと言っても相違ないこのクルマがお題

⇒『昭和53年(1978)3代目MX41型コロナマークⅡセダン2000グランデ』!!

今や”ブタ目”の愛称で人気旧車として崇められる?3代目マークⅡ、この時代、てかこれの次期型X60系まではエンブレムに「CORNA」が入る正式名称コロナマークⅡとされていたもののこの30/40系でほぼ誰しも(メーカーですら)”トヨタマークⅡ”と呼んでいたモノ、ご承知のつい最近セダン衰退により姿を消したマークXの先祖となる訳ながらマークⅡの特にこの3代目~6代目の勢いを知る世代としてはマークXの運命は信じられん出来事、30数年前、今のアルファード、プリウスやノート、ヤリス以上にそこらじゅうに溢れていたマークⅡ(その子孫のマークX)が消えてしまう訳だからつくづく時代が変わったなぁと…。

あまりにも有名な人気車なのでワタシづれがマークⅡをくどくど語っても仕方ない、しかしこのマークⅡ人気はホントに凄くて根っからのスポ車マニアだったワタシですら一時はこれが火をつけたハイソ路線に浮気したというそれだけ多くのクルマ好きに影響を与えたモデル、シーマも凄かった、910ブルや赤いファミリアも確かに凄かった、しかし4~5代に渡る長期、売れに売れて老若男女問わずに人気のあったモデル、マークⅡ以外に他に挙げれるか?って気がするし。

若かりし20代前半にこのオッサン臭いMX41を愛機としちょりました(^^;
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コロナマークⅡ、初代と2代目はほぼコロナ寄りの立ち位置、後のイメージにある高級っていうよりコロナをよりスポーティにしたような印象、しかしこの3代目では限りなくクラウンに近い高級感を与え従来のスポーティ部分は新たに兄弟車とてデビューしたチェイサーに任せるといった戦法が功を奏しライバルの日産ローレル/スカイラインにマークⅡ/チェイサーで対抗、それでもスカイラインの牙城は高くチェイサーも難儀しますがこれらの当時言われたカテゴリーハイオーナーカー→ミディアムクラスセダン元祖のローレルの影は薄まるばかり、2代目マークⅡまではローレルの後塵を拝したマークⅡはこの3代目で逆転、4代目以降で大差を付けていったという訳で。

それでは現車、R点の内外C、距離は5桁メーターなんでアテにはならんも8万㎞弱、内容にそれなりのヤレ、劣化、不具合は見受けられるも40年超モデルとしてはかなりいい部類に感じる!
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さすがにブタ目ももうなかなか出て来なくなってきたし程度がいいモノの残存ももう期待できない時代、その中でも現車は上物だと思われるしブタ目マニアなら目が外せない逸品かなと!?

70年代、憧れのP/WやP/S、A/C等のクルマ好きを黙らせる!?言葉”フル装備”を備えたブタ目グランデの豪華絢爛さは今もその輝きは失っていない!?
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勿論オーディオや空調等の各S/W類はもうクラシックな出で立ちながら機能的には40数年前に既に確立されておりトヨタが唯一の多段AT(4速、他社はまだ3速時代)も備えこれがローレルやルーチェ等ライバルに大きく差を付けた訳で実際にはサプライヤーの差ながらも当時のトヨタの先進性には舌を巻いたモノでした!

エクステリアも初代のアローラインコロナと大差ないモノ、2代目のイケイケアメリカン的な出で立ちから欧州調でジャガーを意識したクラシカルスタイルが当時の日本車には稀な落ち着きと気品さをアピール、元々クラシカルなデザインは今見ても当然クラシックながら個性的、そのオーラは今街を走れば凄いモノがある筈…

外装Cながら当時定番人気のカッパーブラウンのカラーは充分に美しさを保つ、再生済なんでしょうが今こんな色のクルマって少ないし大注目でしょーねぇ。
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まっ、いい事ばかり書いてるけど猫も杓子もマークⅡの時代、皆乗ってるから!人気があるから!周りが選ぶから!とチョイスした自分を1年乗って激しく後悔、よく”美人は3日一緒にいたら飽きる”と同じでそういう理由でクルマを選ぶモンじゃないっていうのを学びましたね~。

現代、HVがいい、EVがいいと周りから言われ世の趨勢になりこれに乗っかり選ぶと絶対後悔する、勿論ホントにHVやEVが好きならそんな事はない筈だけどとにかく周囲に流され乗せられるのだけは止めようとこの時学びその後のクルマ選びに多大な影響を与えた、そんな意味でも元Gureにとっては忘れられないMX41ブタ目でしたぁ。

あっ、大事な落札額ですが当然?超高額で実際の販売価格は200万を優に超えるかな、ガメツイ悪徳なら300とか付けかねないけど実際所有していた身としてはこれにそんなに出して今更買うか?とは思う、確かに伝説的な人気は健在だけどそのイメージだけで手を出しツまんないからポイという真似だけはマークⅡに限らずにわか旧車オーナー、知ったか70~80年かぶれにはありがちだけどもはやこのクラスだと貴重な工業遺産?どうか真のマニアの手に渡って欲しいモンですナ
(^^)/
Posted at 2022/06/26 15:44:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2022年06月11日 イイね!

珍車PART937~街角大物捕獲!~

珍車PART937~街角大物捕獲!~
昔、故・鶴田浩二御大の唄(いつも通りの年配向けネタ)で♪~古いヤツほど新しいモンを欲しがるモンでございます~
なーんて一節があったけど元Gureにはコレ、当てはまらない、さしずめ古いヤツほど古いモンを欲しがるモンでございやす!ってこんでwww

そんな事いつも思いながら仕事してるとタマに街角でスゲェ大物を捕獲したりするモンでございます(いけねぇ、鶴田御大になりきってるわw)

コイツは凄い、若い頃のディーラー営業時代にタウンエースTの下取りで一度転がした事あるんだけどコレ乗ったのは後にも先にもこの時限り!ってーんで40年近く経った今でも鮮明に記憶にあるんだよねぇ~…

⇒『昭和42~44年(1967~1969)3代目MSorRS56型クラウンピックアップ』!!

どないですか?相当なマニアでないとクラウンにトラック(ピックアップ、以後Pで記載)があったなんて知らんでしょう、50年以上前の4代目60/70系、所謂クジラからは廃止されており60年代ではまだまだ商用と乗用を兼ねてクルマを使うってケースも多く高級車クラウンにもバンは勿論、Pまでラインナップされていたって訳ですナ。

ライバルのセドグロにはバンはあってもPはナシ、その代わりこの時代、セドグロよりは格下ながらベストセラーだったボントラのダットサントラックに役目を授けていた訳で一方、当時トヨタはピックアップはハイラックス以前の日野から継承したブリスカというマイナー車しかなく対ダットラにはいかにも弱い、そんな訳でそれに対抗したクラウンP、幼少時代にすぐ近くにあった畳屋さんが使っていたんで割と親しみあるモデル、今でこそクラウンにトラック?と不思議な感覚ながら当時は貨客兼用が当たり前だったんで違和感はなし、荷台がデカイから畳積むのに良かったんだろうねw、この時代は今みたくキャブオーバーが常識って訳でもなくまだまだ悪路名高い日本では大型トラックやバスでさえ乗り心地良く運転しやすいボンネット型も現役だったし…。

クラウンP、シングルPは当然の如く背もたれは直角感覚で多少前後スライドはできたと思うけどチルトハンドルなんてナニ?って時代のクルマ、オレ的には妙にハンドルが低くしかもせり出していて背もたれもきつく腕をかなり曲げて胸の前で運転してた感じ、転がしたのはクラウンでお馴染みの6気筒ではなく確か4気筒の5R型、当時のトヨエースなんかと同じエンジンでクラウンに乗りながらトヨエースのサウンドに絶望的な違和感を覚えたモンでしたw

現車、目撃したんは鎌倉警察に車庫証出しに行った時、場所柄?サーファーショップかなんかのクルマか単なるマニアかは知らんけど信号待ちで見つけた時は思わず声出たし!
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クラウンP、見たのは恐らく前述のD勤務時代以来?もうこれは残存何台なんだろう、一桁レベルなんじゃないかなぁ~と。

完全レストアなんでしょう、非常に綺麗でいかにもサーファーが好みそうなカスタマイズ、ローダウンにAHPアメリカンかエンケイかは解らんけど懐かしのデッシュ履いてるしで!
タテグロバンをアメリカン風にしたりMS40クラウンバンで同様なカスタマイズしたりのサーフショップは見た事あるけどクラウンPなんてないしこれはかなり目立つしこれだけで客寄せ充分でしょうね、って勝手にショップと決めつけておる、知らんけど(爆)

エンケイデッシュ見るとつい西部警察の430とか思い出すもワタシも最初の愛車であるギャランGTOでもAHPディッシュ、履いてたもんなぁ、あの頃、A/Wなんてまだそんなになかったしワーク(エクイップ)やスピードスターなんかはあるも人気でとても貧乏学生には手が出ず安いエンケイ/AHPデッシュが貧乏人には定番、それでも純正テッチンよりはカッコイイべとw

AHPディッシュでイキってたあの頃www
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あっ、脱線した、クラウンPのお話だわ!

クラウンの50系には前期後期がありメインのセダンやHTはテールも前後期リデザインされていたんで識別可能ながらバンとPはテール、前後期共通、このためこの段階ではモデル、年式不明でしたが…
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信号GoでPは右折車線にいたんでミラー越しに確認!
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ハイ、ワタシ好みの前期型=S42~44yモデルと確定っす!

クラウンPには知らんヒトにはこれまた驚愕のダブルPも設定がありこれはセダンのスタイリングと共通ながら2ドア、そして本来トランクとなる部分が荷台という変わり種でこれはワタシも相当昔、恐らく子供時代に1~2度目撃した程度のモノで相当売れなかったと推測、まぁ時代的に貨客兼用が当たり前ながらもさすがに高級車で既に名の通っているクラウンでダブルPは哀しいわな、この当時ダブルPはダットラにもあったけど何せ両者ともに無理やり居住空間を増やした感満載で不格好だったし積載もこれじゃ大して積めないしバンの方がよほど見栄えいいしで。

手持ち資料から!クラウンPとダブルP、前期と後期!
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しかしPでも当時トヨタご自慢の直6(M型エンジン)搭載がなされていた点、ダットラは4発しかなかったんで多分?ワタシの知る限りボントラで6発ってこのクラウンPだけじゃないかと思うけど正直、Pに6発いるかぁ!?!?って気もしないでもない(笑)
そしてトラックでもクラウンはクラウン、この時代でもAT(2速のトヨグライド)が設定されていたってのもクラウンらしい…
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と、興奮冷めやらぬ?中、せっかく鎌倉来たんだからと海、江の島を眺めて帰ろうという贅沢なお仕事と贅沢な捕獲を愉しんだというお話でした!
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(^-^;
Posted at 2022/06/11 14:16:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2022年05月26日 イイね!

珍車PART934

珍車PART934
不動ながらも今回も大物釣り上げましたゼ(*^^)v

もう半世紀以上も前の2代目クラウン、不動とは言えまだ残ってた(驚)

セダン市場の衰退により各社の由緒あるセダンが次々に消える中、その行く末が色々取り沙汰されながらも現在15代目を数えるクラウンっすよねー…。

個人的には日本を代表する生粋の高級車、高級車と言えば端正なセダンという固定概念が離れない古いオッサンとしては噂されるようなクラウンのSUV化なんてあり得えん!って感じなんで何とか1955(昭和30年)発売以来延々と築いた”日本の高級車”の姿を維持して欲しいモンだ!と思うけど如何なもんでしょうか!?

と、言う訳で今回のお題はコレ

⇒『年式不明(推定昭和41~42年)2代目MS41型クラウン2000スーパーDX』!!

初期型のテールの形状から”涙目”クラウンの愛称があるS40系、最終型でも1967年なんでもう半世紀前に生産終了、街中でも子供の頃(70年代)ではパトカーやTAXIでそこらじゅうで見かけたながら80年代になる頃にはもう皆無だった…

このクラウンを見ると個人的な思い入れで恐縮ながらあの刑事ドラマをどうしても思い起こすw

リアルで見ていて当時かなりの衝撃を受けた1973年の太陽にほえろ!でショーケンが衝撃の死を遂げる「13日金曜日、マカロニ死す!」でMS41クラウンがカーアクションで活躍、普段冷静沈着で”命を粗末にするヤツはバカだ!”と若きマカロニに説教していた山さんがマカロニのピンチをMS41で命懸けで激走、最後は悪役のクルマに突っ込んで大ジャンプ、ドラム缶群に突進して火の海になりながらマカロニを救出するという内容、子供ながらにそれまで説教臭くウザい?イメージの山さんの一気にファンになったと言う(;^_^A

悪役車に激突→大ジャンプするMS41、この時代は130セドリックやHA30グロリアの破壊が多かった中でのクラウンのカーアクションは珍しかった!
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当時でまだ7~8年落ち位のMS41、しかも最高グレードのスーパーDX(グリルから判別…後述)なんでリアルタイムで見ていても”勿体無い”!と感じたモンですw

この後記憶が確かなら激突炎上したMS41、勿論山さんは炎上する前にクルマから抜け出しマカロニを救う…
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と、ワタシのカビ臭い思いはどうでもえぇんで現車っすネ(汗)

年式、グレードは出品票に記載なく推測、不動だし恐らく書類がない?って感じなんで仮に起こしても公道復帰は絶望的ながらそれでもこした流通の場に出るんだから需要はあるんだろうね~、まっ、確かに不動とは言えなかなかこのレベルのS40系なんて残ってないだろうから希少なのは間違いないしで。

不動、現状渡しなので評価等はナシ、しかし画像で解る範囲では50年前の個体としてはかなりイイ状態を保っている様子
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40系は2度のMCが施され現車は最終型、最上級のスーパーDXはこの3期モデルの時(1966)に追加され他のクラウンとは違う高級意匠のグリルが与えられ当時、クラウンを上回るクラウン?のイメージ、1964年にセンチュリーの前身になる『クラウン8(エイト)』が登場しているので8と通常のクラウンの中間的な立場のスーパーDX、当時”スーデラ”なんて言われ親しまれたが8がVIPやハイヤー等のや需要がほぼだったのでオーナーカーとして最上級という立場、後年のクラウン4LのV8→マジェスタやセルシオの登場にに似てるかも…!?

スーデラの搭載エンジンは40系になって初めて搭載されたストレート6の名機M型(スーデラ以下のDXやSにも設定)、この後の20系ソアラや70スープラの7M-Gの原型となるエンジンで90年代までトヨタ6発の主流を務めたって訳で…

ただ腑に落ちないのはワタシの記憶が確かならばスーデラは当時でもP/Wが標準だった筈、現車はレギュレーター(手巻き)ハンドルが見えるので下級グレードのグリルのみスーデラ仕様にしたものなのか当時P/Wレスのスーデラが存在したのか?はさすがに解りませしぇん、しかし出品票に~コーション云々~の記述があるのでこれと関係ありそう(*_*;

室内のドアハンドル、左の見える3本のレバー、右がレギュレーター、左はドア開閉とロック、上が三角窓の開閉ハンドル!尚CATとなりながらもセレクターがないのでこれも?
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インパネは上部が長年の紫外線で?めくれ上がった状態ながらも比較的綺麗な状況、不動になってからも屋内保管だった感じ!
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シート等は非常に綺麗、部品取りとしても40系オーナーさんには羨望の1台でしょう!
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外装もサビによる穴、崩れ?があってもおかしくない年式ながらそういった類は確認できずALLペンで綺麗になるレベルではないかと…
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またしても個人の思いながらS40系は初代の有名な観音開き(RS10~30)と較べ大幅にアメリカンナイズされ大きく、広く、伸びやかな端正なセダンスタイルが当時の国産車としては目を見張るモノ、その後のクラウンの原型となるような気品あるスタイリングは子供ながらに惹かれたモンです、1967年に次期RS/MS50型も基本40系のデザインを踏襲、その次のクラウンが最大失敗作”クジラ”ことRS/MS60、70系を除き8代目130系のセダンモデルまではその伝統を引き継いでましたネ。

この特別あつらいのスーデラ専用グリルというアイディンテティ、後の最高峰「スーパーサルーン」や「ロイヤルサルーン」にも活かされる…
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↓S40系下級モデル
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↓MS41スーパーDX
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さて、気になる?落札は無事なされるも部品取りらしい金額、それでも20万以上にはなってるんで見るヒトが見れば失礼ながら”クズ鉄”な訳で確かに部品皆無な訳なんで現S40系オーナーさんには涎モノには違いなナイですわな!

(^^)/
Posted at 2022/05/26 17:38:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2022年03月18日 イイね!

珍車PART931

珍車PART931
お久しブリーフのAA珍車コーナー!

往時は当たり前にウヨウヨしていた大衆車・ファミリーカー程再販価値はせいぜい1度か2度、特に90年代まで11年超えると車検が1年になっていた関連もあり1年車検になってまで古い大衆車を維持しても仕方ない、ってーんで潰される(解体)が運命ってのが殆どの中、稀に現代でも60~80年代の大衆車が現れる、そんな健気な姿を見ると思わず拍手したくなるのはオレだけか!?


こういった個体は年式相応のヤレだらけのモノもあれば未再生ながら車庫保管?で大切に管理されたモノも出現する、後者のケースは大概のヒトが経年劣化に身を任せメンテもロクにしないこれら大衆車オーナーの中で稀有な存在、こうした個体を見ると「いいオーナーに巡り合えて幸せだね!」と心の中でクルマに声掛けたりとw

今回のお題は正にそんな奇跡の?大衆車っす(^-^;

⇒『昭和56年(1981)4代目AE70型カローラセダン1500SE』!!

コレ、ワタシが現役営業マン時代に新車や下取りなんかでさんざん触ったクルマ、入社してすぐに80系がデビューしたんで新車の販売経験は数える程ながらそんなモデル末期でも非常に好評で黙っていても売れた、確かに当時としてはこのクラスのモデルとしてはよく出来ており先代までのカローラ=安物のイメージを覆すに十分な出来栄えだったしファミリーモデル~DOHCのハードモデルまで老若男女全てに愛される無敵の存在、大衆車初の4ATモデルや経済性に優れるDeモデルも揃えFR時代のカローラの最高傑作と今も信じて疑わない、それ位コイツには稼がせてもらったなんていうカビ生えた想い出が蘇る…

ワタシも若かりし頃に71レビン乗っていたしこれでクルマの運転を学んだ部分も多く(自損事故なんかも含む)特別に思い入れあるモデル、そんな70カローラ!
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70カローラはボディやエンジンバリェーションも豊富、王道セダンは2/4ドア、HT、クーペ、LBにバン/ワゴン、エンジンも1.3Lから1.8Lまで揃えていたし特に70の完成度なら上のカリーナやコロナ、セリカは必要ない?というレベル、特に永らくK型エンジンを主力にしてきた歴代カローラに新開発のA型エンジン(3A-U型
SOHC 1.5L)が70から採用されメイン化、レスポンス、燃費、普通の1キャブエンジンとは思えない高回転までストレスなく廻る俊敏さはOHVのK型には無かった味でこのA型の秀逸さ=70カローラの高評価だとも言える、勿論従来からの4K-Uや2T-GEU、13T‐U等を搭載するモデルも変わらず好調ながら70の売り上げの半分は3A‐Uモデルだったんじゃないかなぁ と。

70カローラと言えばスポ車マニアとしては外せない前期丸4の1600GTが大人気だしプレミアム化!
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今回の出品車は正にそんな往時のTOP的存在かつ70カローラの最高峰であった1500SE(末期にはこれの上位にSEサルーンも設定される)、往時は廉価版の1300DXの次によく見たかな?セダンのバリェーションはSE(GT)>GL>DX>STDが基本、ここにお買い得モデルや特別仕様などが加わるがとにかく今も営業車などで需要が高いカローラアクシオ同様、この時代から1300DXのフリート購入が多くその数は凄いモンだった…

現車、角2となった後期型(81~83年)奇跡の3.5点評価、内外CD、距離は10万㎞チョイ出た位でコンディションも上々!出品票、グレードがSIになってるけど間違い、ホンダじゃねーしw
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OIL漏れやA/C不具合はあるようながら致命的な機関の不具合は見受けられず評価点の内容から推察してかなり丁寧に大切にされてきた個体の様子、当時モノ2桁ナンバーではないながら歴代オーナーが慈しんできたんでしょう、恐らく未再生ではないでしょう、このレベルで現存するAE70は殆どないと思うしで…。

C評価という高得点な綺麗な室内、プロのクリーニングで新車のようになるレベルがこの評価なので落札後の掃除が楽しみになる?
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レースのハーフシートカバーがいい味出してる、これぞ80年代のファミリーカー!!www
今更ながら当時の最高グレードでもRrシートのアームレストは無し、今は当たり前になっているけどそう言えばそうだよなぁとまたまたカビ生えた記憶が蘇るw

白いボディに致命傷はなくSEだけに与えられた各部メッキパーツもピカピカ!
純正テッチンは当然、希少なハーフホイールカバーやホイールリングもオリジナルのままで310サニー同様、昨今はカスタマイズされる個体ばかりの70でフルオリジナルな姿を残しているのもGood!!
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出品はナンバーの通り西日本、特に”京都”は長野や山梨同様にこうした旧車の宝庫の様子、古い文化を大切にする土地柄らしい奇跡の逸品!

落札額は2~30年前なら単なるゴミ価格だったのが信じられん高額、とは言えGTではないので3桁までは行かないもプライスボードは確実にそれを超えるレベル、しかし昭和の名大衆車がその金額なら買う価値はあるな!って感じ(^^)/

Posted at 2022/03/18 17:15:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2021年12月01日 イイね!

珍車PART926

珍車PART9262021年師走最初は例によって珍車シリーズw第926弾はコイツもお久しぶりな出品!

今やヒストリックカーと言っても過言ではないトヨタスポーツの代表名車に数えられるこのクルマ、つい7~8年前までは人気もさほどなく稀に見つけても2~30万のプライス付けていたのが”何という事でしょう”今や目ん玉飛び出るビックらプライス!

ワタシらが免許取った40年前はこんなのポンコツ扱いで貧乏学生(ワタシもその一人)がワリィ先輩や得体の知れない中古屋で桁で買ってきて乗り回したモンですが今や化けましたなぁ…

⇒『昭和50年(1975)初代TA22型セリカ1600ST』!!

セリカについては ココ で詳細に語ってるんで説明は省きますが現車1600STってのは当時最も普及したグレード、この上に最高峰のGTやそれのハードバージョンのGTV、下に1600/1400のLTやETってのがあったけど一番見かけたのは1600ST、装備も性能も雰囲気もGTには及ばないながら当時のスペシャリティカーとしては充分でもあり価格もカローラのスポーティモデルに+α程度で買えた、初代セリカは当時最多生産量を誇る2代目カローラ(E20系)やセリカと同時発売のセダン版、カリーナとパーツやエンジンを共有する事によりコストダウン、トヨタがこれまで2000GTや1600GT、マークⅡGSSでイメージ的に推進してきたスポーティカー路線の真打的なモデルであるも価格的にはとてもリーズナブル、最上級の当時希少なDOHCを積む1600GTですら90万円を切る価格などでライバルだった三菱ギャランGTOやマツダサバンナ、いすゞベレットGT等を蹴散らしこの種のモデルとしては異例な販売量を誇りました!

現車STはそんなセリカの普及版、2T-B型エンジンはOHVながらツインキャブで武装し105psという当時のスポーツモデル及第点の性能を維持、内外装を自由にコーディネートできる「フルチョイスシステム」を採用していましたが選ばれるのは外装ST/内装カスタムSW といったカタチがほぼ、出品車はもう75yとうい後半モデルでこの頃にはフルチョイスも形骸化、ST+SWが1600STの標準仕様となっていました。

ダルマセリカと言われると↓のイメージ?73年のLB追加から顔付がLB同様の切り立った造形+ロングノーズ化、LBに人気のお株は取られた感はありましたがレース、ラリーでは剛性の高いダルマセリカが引き続き活躍!
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現車、R点ながら外装評価は年式的には高いC、内装はダッシュ割れ、シート破れが致命的でD評価…
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インパネはそれほど痛みはない感じ?この肌色というか赤茶というか何とも言えない内装色も当時黒一辺倒だった中、斬新に映ったモノ…
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ダルマセリカは1970~77年という当時としては長寿、FMCでは”変えてくれるな!”要望が殺到する程7年経っても人気は衰えず特に後発LBやダルマのGTは排ガス規制以降の80年代初頭には未対策モデルがプレミア化する程の人気が続き2代目のA40/50系がアメリカンナイズされ初代程の人気が得られなかったのも要因、セリカと言えば日本初のツインカムターボやXX、GT-four等名車列挙には困らないもやはり数あるセリカで一番印象的だったのがこの初代ダルマ/LBだったと思いますねぇ…。

外装は美車と言っていいレベルの出品車!
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A/W以外はオリジナル、当時GT系のハニカムグリルに対し評判悪かったカスタム系グリルもオリジナルのままってのが珍しい!
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このダルマは登録が昭和50年6月、この翌年から50年排ガス規制適合車しか売れなくなっているのでこの時期、トヨタは駆け込みで未対策車をセリカに限らず大量販売、ギリ最後の未対策モデル、同じ頃ライバル他社は既に排ガス規制適合モデルを併売しており販売拡張にばかり熱心になり排ガス対策も最後の最後になったトヨタは当時かなり前述のように皮肉られたものでした。

余談ながら未対策に対し対策車は全メーカー全車種ともかなり性能的に悪影響が出ましたがその中でトヨタのエンジンは最悪、吹けない力がない燃費悪いとこれも酷評され急場しのぎで排ガス対策をパスしたツケがその後厳しいマイナス評価が下ったという…
しかしトヨタの名誉の為に言えばその後の51年→53年規制では真面目に研究開発を行い他社に遜色ない性能を取り戻した事も付け加えておきます!

出品地は関東、落札額もスゲェ事になってる、プライスカードは250~300付けてくる事でしょう…

(^^)/
Posted at 2021/12/01 22:13:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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