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2024年07月25日 イイね!

軒先貸して母屋を取られた!?昇格サブネーム”ザ・ベストテン”

軒先貸して母屋を取られた!?昇格サブネーム”ザ・ベストテン”

今回の”ベストテン”はタイトルに表すように本来のネーミングに高級化やイメージ一新を主としてサブネームを与えたのは良いモノのそのサブネームがまるで出世魚のように?主ネームを置き去りにしてサブネームがファーストに昇格した10(11)選をやってみたいと…


まぁ、これにランク付けってのも無理があるんでサブネーム→ファーストネームに昇格、元々のネーミングを上回る昇格ネームが長きに渡り親しまれたモデルを高順位にしたいと思います!



定義は例によって国産4輪の乗用車のみ、国内廃盤海外継続中のネーミングは除き同一ネーミングでもタクシー用、バン/トラック等が乗用モデル廃盤後も継続されていた場合は含まずあくまでメインの乗用モデル限定やっていきますのでお暇な方お付き合いくださいまし(^^;

それでは早速行きましょー!今週の!?第10位!

【マツダサバンナ→サバンナRX-7→アンフニRX-7】

安価なスペシャリティスポーツとしてデビュー、RX-7のサブネーム付記と共に日本を代表するピュアスポーツに生まれ変わった唯一無二のロータリースポーツ

サバンナ
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1971年(S46)~1978(S53)
全1代(S102/124)ファーストネーム期間7年
※画像はS102サバンナ

サバンナRX-7
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1978年(S53)~1992(H4)
全2代(SA.FC)ファースト+サブネーム期間14年
※画像はSA22CサバンナRX-7

アンフニRX-7→RX-7
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1992年(H4)~2003(H15)
全3代(FD)昇格ネーム期間11年
※FD3SアンフニRX-7


続いて第9位!!

【日産バイオレット→バイオレットオースター→オースター】
バイオレット~オースターは不人気モデルの代表だったが思い切ってオースターから完全にネーミングチェンジしたプリメーラは人気急上昇。

バイオレット
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1973年(S48)~1977(S52)
全1代(710)ファーストネーム期間4年
※画像は710バイオレット

バイオレットオースター
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1977年(S52)~1978(S53)
全1代(710)ファースト+サブネーム期間1年
※画像はA10バイオレットオースター

オースター
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1978年(S53)~1990(H2)
全3代(A10/T11/T12)昇格ネーム期間12年
※画像はT12オースター


さぁ、8位行ってみましょー!

【トヨタコロナマークⅡ→マークⅡ→マークX】
コロナの先行モデルとしてコロナマークⅡとしてデビュー、後に単独車種となり10代目を境に10を表すXをⅡから変更した。

コロナマークⅡ
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1968年(S43)~1984(S59)
全4代(T60・70/X10・20/X30/40/X60)ファーストネーム期間16年
※画像はT70コロナマークⅡ

マークⅡ
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1984年(S59)~2004(H16)
全5代(X70/X80/X90/X100/X110)昇格ネーム期間20年
※画像はX70マークⅡ

マークX
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2004(H16)~2020(R2)
全2代(X120/X130)変更昇格ネーム16年
※画像はX130マークX

盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【いすゞフローリアン→フローリアンアスカ→アスカ】

フローリアン
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1967(S42)~1982(S57)
全1代(PA)ファーストネーム期間15年
※画像はPA20フローリアン

フローリアンアスカ
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1983年(S58)~1984(S59)
全1代(JJ)ファースト+サブネーム期間1年
※画像はJJ110フローリアンアスカ

アスカ
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1984年(S59)~1990(H2) OEM1990(H2)~2002(H14)
全5代(JJ110・120/510/BCK・BCL・BCM/CJ1/CJ2・3)昇格ネーム期間18年
※画像はJJ120アスカ


どんどん行きます、第6位!!
【トヨタコロナ→コロナプレミオ→プレミオ】

コロナはトヨタ車でクラウンに次ぐ老舗ネーミング、ファースト+サブネーム時代を含め40年超えのBIGネームが11代目のFMCでいとも簡単にネーミングチェンジされた時は驚きました…

コロナ
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1957年(S34)~1996(H8)
全10代(T10/T20・30/T40・50/T80・90/T100・110・120/T130/T140/T150・160/T170/T190)ファーストネーム期間39年
※画像はT40系コロナ

コロナプレミオ
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1996年(H8)~2001(H13)
全1代(T210)ファースト+サブネーム期間5年
※画像はT210系コロナプレミオ

プレミオ
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2001~2021(H13~R4)
全2代(T240/260)昇格ネーム期間20年
※画像はT260系プレミオ


☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかった絶対いる装備はこちら…

【ダイハツフェロー→フェローMAX→MAXクオーレ→クオーレ】

ダイハツかつての代表的な車種、クオーレ以後もミラ、ミライースと七変化的にネーミングを変えるも基本のポリシーは持ち続ける庶民的軽自動車。

フェロー
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1966(S41)~1970(S45)
全1代(L37)ファーストネーム期間4年
※画像はL37フェロー

フェローMAX
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1970年(S45)~1977(S52)
全1代(L38)ファースト+サブネーム(①)期間7年
※画像はL38フェローMAX

MAXクオーレ

1977年(S52)~1980(S55)
全1代(L40S)ファースト+サブネーム(⓶)期間3年
※画像はL40SMAXクオーレ

クオーレ
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1980年(S55)~1989(H1)
全2代(L55S/L70S)昇格ネーム期間9年
※L55Sクオーレ


さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

トヨタパブリカ→パブリカスターレット→スターレット】

元々はパブリカのクーペ、4ドアセダンに与えられたネーミングがスターレット、78年のFMCによりスターレットに統一。

パブリカ
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1961年(S36)~1978(S53)
全2代(P10/20・30/50)ファーストネーム期間17年
※画像はP10系パブリカ

パブリカスターレット
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1973年(S36)~1978(S53)
全1代(P40/50)ファースト+サブネーム期間5年
※画像はP40系パブリカスターレット

スターレット
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1978年(S53)~1999(H11)
全4代(P60・70・80・90)昇格ネーム期間21年
※画像はP70系スターレット




いよいよ上位に行きます、第4位!!

【いすゞベレット→ベレットジェミニ→ジェミニ】

乗用車撤退前のいすゞ代表的乗用車で凝った造り、独特な味付けから根強いファンが多い。

ベレット
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1963(S38)~1974(S49)
全1代(PR)ファーストネーム期間10年
※画像はPR90ベレットGTタイプR

ベレットジェミニ
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1974年(S49)~1975(S50)
全1代(PF50)ファースト+サブネーム期間1年
※画像はPF50ベレットジェミニ

ジェミニ
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1975年(S50)~1993(H5) OEM1993(H5)~2000(H12)
全5代(PF50・60/JT150・190・600/JT151・191・641/MJ1~3/MJ3~4)昇格ネーム期間25年
※画像はJT150ジェミニ


ベスト3に入ります!第3位!!

【トヨタカローラ→カローラスプリンター→スプリンター】
トヨタの代表的ファミリーカー、初代カローラの派生クーペモデルでカローラスプリンターが追加、カローラ初のFMCによりスプリンターは独立車種となる。

カローラ
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1966年(S41)~1970(S45)
全1代(E10)ファーストネーム期間4年
※画像はE10系カローラ

カローラスプリンター
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1968年(S43)~1970(S45)
全1代(E15)ファースト+サブネーム期間3年
※画像はE15系カローラスプリンター

スプリンター
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1970年(S45)~2000(H12)
全7代(E20・30・40・60/70/80/90/100/110)昇格ネーム期間30年
※画像はE70系スプリンター


とうとう来ました!第2位!!

【日産セドリックシーマ/グロリアシーマ→シーマ】
バブル最盛期にセドグロの上級バージョンでデビューしたセドグロシーマ、母体とは似て非なる出で立ちが富裕層の心を掴み2代目以後にシーマ単独名義となる。

セドリックシーマ/グロリアシーマ
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1988年(S63)~1991(H3)
全1代(Y31)ファーストネーム期間3年
※画像はY31セドリックシーマ

シーマ
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1991年(H3)~2022(R4)
全4代(Y32/Y33/F50/Y51)昇格ネーム期間31年
※画像はY51シーマ


さっ、オオトリですね!!第1位はもうこれしかナイでしょう!!

【三菱500/コルト→コルトギャラン→ギャラン
かつての三菱重要基幹車種、コルトから始まりギャランになり様々なサブネームモデルが存在した(例:GTO/クーペFTO、L等)
※別系統車種の同一ネーミングは除く(例:2002年のZ21/23コルト、2007年のギャランフォルティス等)

コルト
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1960年(S35)~1970(S45)
全31代(A10)ファーストネーム期間10年
※画像はA20コルト1000

コルトギャラン
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1969年(S44)~1973(S48)
全1代(A51A/52A)ファースト+サブネーム期間4年
※画像はA51Aコルトギャラン

ギャラン
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1973年(S48)~2005(H17)
全7代(A112A~117A/A121~133/A161~167A/E12A~17A/E31A~39A/E52A~E84A/EA・EC1~7A昇格ネーム期間32年
※画像はE30系ギャラン


ランキングは以上となります、他にも出世魚?ネーミングチェンジしているモデルも数多いですが基本、元々のネームを受け継ぎながら発展したもの、また老舗ネームは名乗りながら元祖とは系譜が繋がらないモノは省いておりますので…

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/

Posted at 2024/07/25 22:14:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ
2024年05月26日 イイね!

昭和~令和の大勝負!?トヨタvs日産ライバル列伝”ザ・ベストテン”

昭和~令和の大勝負!?トヨタvs日産ライバル列伝”ザ・ベストテン”今回の”ベストテン”はかつて西の横綱、東の横綱と言われラインナップ車種にはお互い必ずライバルをぶつけ特に昭和の時代は熾烈な闘いを見せていたトヨタvs日産のライバル対決をベストテン形式でご紹介したいと…(^^;

いやいや、令和の現代でも一部車種にその流れは受け継いでいるものの近年の日産の不振やトヨタに対抗する力の低下等でライバル対決は日産に変わってトヨタの標的はホンダに重点を置いていますがトヨタ、日産のいい悪いでなく、どちらが好きか否かではなくかつてのトヨタvs日産に心躍らせてその闘いを観ていた御仁も多いかと思います!



今回は昭和の、平成の、そして令和の?名勝負をワタクシの印象に大きく残り個人的趣向も含んだ闘いを振り返ります、かなりの長文ですのでご了承下さい!


それでは早速行きましょー!今週の!?第10位!

【トヨタハイラックスvs日産ダットサントラック】
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初代RK10系ハイラックス(1968~1972)

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5代目520型日産ダットサントラック(1965~1972)

トヨタvs日産は何も乗用車だけではなくあらゆる車型まで及び60~70年代ではまだ両社が日野や日産ディーゼル等をグループに持たない時代でははマイクロや中型~バスまでラインナップして火花を散らせていました…。

そんな中でも中小企業や個人商店で重宝されていたのがボンネットトラック、今の軽トラが拡大の一途によりボントラ文化は廃れましたがこの時代360ccの旧々規格の軽トラは商工業(商業)を支えるには役不足、まだマイカー文化が根付く以前は乗用より商用がメイン、そんな中戦前よりボントラとして親しまれたダットサントラックの支持は大きく長い事この市場を独占、勿論トヨタも三菱もいすゞも対抗馬は出すもダットラの知名度に撃沈していました。

そんな中、日野自動車を60年代に傘下に収めたトヨタは旧日野のボントラである「ブリスカ」を発展改良したハイラックスを68年にデビューさせ本格的にダットラ追撃態勢に入りました、ダットラの高い壁はなかなか崩す事ができず70年代後半に訪れたRVブームにより両社4駆モデル、Wキャブを設定、これによりようやくハイラックにも脚光浴びるようになるも本来の役割である純商用ボントラとしてはやはりダットラ優性、ダットラは海外専売となりながらも惜しくも2021年に廃盤、ハイラックスは乗用SUVテイストのWキャブのみの国内ラインナップとしており前述の通り軽トラにその立場を奪われたままながら2000年代のボントラ最終までダットラが市場支持では上回っておりましたが結果的にハイラックスが生き延びたという結果に。

しかし商用モデルではvsトヨタで日産が勝利した数少ない例として10位にランクインさせました!

※ライバルとしての系譜
トヨタ:ハイラックス(K10~125系)
ラインナップ期間 1968(昭和43年)~トラック2004(平成16年)、Wキャブ現行
日産:ダットサントラック(10T~D22型)
ラインナップ期間1935(昭和10年)~国内2002(平成14年)、海外2021年

続いて第9位!!
【トヨタパブリカ/同スターレット/スターレットvs日産チェリー/チェリーF-Ⅱパルサー】
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2代目トヨタKP/UP30系パブリカ(1968~1978)

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初代日産E10型チェリー(1970~1974)

パブリカが1961年に先発発売、まだまだマイカーなんて夢のまた夢の時代に今で言うエントリーカー(コンパクトカー)、当時の言葉で入門車として”パブリック・カー=庶民のクルマ”の意味を訴求してデビュー、当時の庶民の足であった軽自動車より余裕と高性能を持ちながら上級小型車よりも格段にリーズナブル、発売当初はそのキャラクターが不評ながら年々豪華さを加味、1969年には2代目がデビューし”マイカー”の普及が高まり1970年に日産は新型車となるチェリーにてパブリカに対抗します、既にカローラvsサニー、コロナvsブルーバードの熾烈なライバル合戦が始まってはいましたが一番庶民に近いベーシックカ―のライバル対決は価値も高く9位ランクイン!

尚、パブリカvsチェリーの詳細については こちら と こちら をご参照願います。



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5代目トヨタEP90系スターレット

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5代目日産N15系パルサー

パブリカvsチェリーで始まったこのライバル対決、互いにネーミングチェンジが行われパブリカはスターレット、ヴィッツを経由し現在ではヤリスとして存在、しかし日産はチェリー→パルサーに変更後、そのパルサーは入門コンパクトの座を降りブルーバードの名を冠するシルフィへと2000年に立ち位置を変えこの闘いは終焉となります、現行ヤリスには日産は系譜の異なるノートが一応ライバル(本来廃盤となったマーチが相手)となるもチェリー~パルサーとは系譜違い、他社のホンダフィット、マツダ2等が色濃いです!

※ライバルとしての系譜
トヨタ:パブリカ(KP/UP30)→パブリカスターレット(KP40)→スターレット(KP61/EP70~90)
ラインナップ期間 1969(昭和44年)~1999(平成11年)
日産:チェリー(E10)→チェリーF-Ⅱ(F10/11)→パルサー(N10~15)
ラインナップ期間1970(昭和45年)~2000(平成12年)

さぁ、8位行ってみましょー!

【トヨタライトエース/タウンエース/マスターエースサーフ/ライトエースノア/タウンエースノア/ヴォクシー/ノア/エクスファイアvs日産サニーキャブ/チェリーキャブ/同バネット/ダットサンバネット/バネットラルゴ/バネットセレナ/ラルゴ/セレナ】
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2代目トヨタYR20系タウンエース(1976~1999)

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2代目日産GC22型バネットラルゴ(1986~1993)

この対決は元々は商用バンから始まります、今で言うミニバン、かつての1BOX乗用の概念のなかった時代、積載効率に優れた1BOXバンが70年代より小型バンの主流になっいきます。

そんな中トヨタはライトエース、タウンエースを次々に発売、日産はこれらよりわずかに先発のサニーキャブ/チェリーキャブで応戦、そんな中70年代後半から始まる多人数乗車の1BOXワゴンブームが始まりトヨタは個人ユース特化の両モデルの乗用バージョンを設定、日産は商用ベースながら乗用要素を拡大したバネットシリーズを新発売、サニー/チェリーキャブ時代から継承するサニーバネット、チェリーバネット、そして新設定のダットサンバネットの三つ子体制となりました。

トヨタはバン主体の頃からライトエースを下級、タウンエースを上級(後年に統一)設定しておりこれに対応するべく日産はバネットをライトエース、そしてvsタウンエース用にバネットラルゴを設定し熾烈な1BOX競争に突入、上位のハイエースvsキャラバンよりリーズナブルでファミリーユースが強いこのカテゴリーも大いに盛り上がり両車出世魚の如く車名変更や車種統合を繰り返しながら現在のノア/ボクシーvsセレナに継承されています!

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4代目トヨタR90系ノア(2022~現在)

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6代目日産C28型セレナ(2022~現在)

※ライバルとしての系譜
トヨタ:ライトエース(M10~M30/40)・タウンエース(R10~R20/30)・ライトエースとタウンエースと双子化(R20/R30)→ライトエースノア/タウンエースノア(R40/50)→ヴォクシー/ノア(2007~現在)
ラインナップ期間 1970(昭和45年)~現行
日産:チェリーキャブ/サニーキャブ(C20))→サニー/チェリー/ダットサンバネット(C120)→バネット/同ラルゴ(C120~GC22)→セレナ/ラルゴ(C23/W30)→セレナ(C24~現在)
ラインナップ期間1969(昭和44年)~現行

※尚現在ではトヨタがダイハツ製純商用として「タウンエース」を、日産がやはり純商用の「バネット」をラインナップしておりこちらもライバル関係ですが2000年代の商用乗用分離により生まれた車種で系譜が異なる(正確にはこちらが本筋)ので割愛しました。


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【トヨタチェイサー/ヴェロッサvs日産スカイライン】
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初代トヨタX30/40系チェイサー(1977~1981)

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5代目日産GC210型スカイライン(1977~1981)

この対決は数少ない日産の勝利!伝統的人気モデルのスカイライン、2代目、1964年に「GT」追加後70年代まで独走態勢、77年にトヨタは絶対王者のスカイラインを止めるべく刺客を送り込みそれがマークⅡの兄弟車であるチェイサーでした。

マークⅡは元祖ハイオーナーカーのローレルが標的でその性格上高級路線、兼ねてからローレルを高級、スカイラインをスポーティとし互いのユーザー層を分けうまくコントロールしていた日産、両車コンポーネンツや基本設計を共通化させながらもスタイリングや味付けには独自性を持たせたのに対しチェイサーは足回りにやや硬め内外を若々しくデザインしただけの急造モデル、生い立ちから成長過程に於いてスカイラインには比較しようもなくチェイサー、最終X100系でマークⅡより更にスポーツ度を増したモデルでようやくスカイラインに肉薄するも後続のヴェロッサ含めてスカイライン撃沈の野望を成し遂げる事なく2004年のヴェロッサ廃盤でこの闘いは集結、かつてより大幅に性格を変えながらもスカイラインはセダンモデルの衰退期にも関わらず未だ健在ですから日産の快勝といっていいでしょう…

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6代目トヨタX100系チェイサー

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10代目日産R34型スカイライン(1998~2002)

※ライバルとしての系譜
トヨタ:チェイサー(X30/X40~X100)→ヴェロッサ(X110)
ラインナップ期間 1977(昭和52年)~2004(平成16年)
日産:スカイライン(C210~R34))
ラインナップ期間1977(昭和52年)~2002(平成14年)

どんどん行きます、第6位!!

【トヨタハイエース/グランビア/グランドハイエース/ハイエースレジアス/アルファード/ヴェルファイアvs日産キャラバン/ホーミー/同エルグランド/エルグランド】
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4代目トヨタH100系ハイエース(1989~2004)

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3代目日産E24型キャラバン/ホーミー(1986~2001)

この闘いもタウンエース他vsバネット他と同じく商用バンから始まりました。

ハイエースは67年、キャラバン/ホーミーが73年のデビューながらvsハイエースとしてはキャラバン以前の旧プリンス時代のホーミーやキャブスターが善戦、そしてこれらを統合したのがキャラバンで販売店違いの双子としてホーミーが設定されます。

こちらも乗用1BOXブームにより商用メインから徐々に乗用も充実、商用ではハイエースに分があるも乗用ではキャラバン/ホーミーも支持を伸ばし互角の闘い、デザインや性能的にも末期にはV6高性能エンジンを搭載するキャラバン/ホーミーが若い世代には高人気、対するハイエースは保守的な年配層に支持を得るというカタチでした。

そんなライバル対決に圧倒的に差を付けたのが1997年のキャラバンエルグランド/ホーミーエルグランド、トヨタは日産に先んじて商用とは決別した乗用専用設計とした高級ミニバンのグランビアをデビューさせるもその2年後、後発エルグランドに撃沈、その要因はスタイリングや細部のデザインに押し出しと迫力がエルグラが圧倒的に上回り従来型ハイエースとミニバン化した以外ほぼ印象が変わらなかったグランビアが撃沈という結果、しかしトヨタ側も黙ってはおらずグランビアの5ナンバーバージョンのハイエースレジアスやスポーツバージョンのツーリングハイエース、グランビアをより高級化したグランドハイエース等次々に上級ミニバンを兄弟に加えますが当時のエルグランド人気には手が付けられない状況で苦戦しましました。

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初代トヨタCH10/20系グランビア(1995~2002)

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初代日産E50型エルグランド(1997~2002)

2000年代初頭の今後メイン化するであろう高級ミニバンに掛けるトヨタの執念はすさまじく2002年、グランビアファミリーを廃盤とし新たにアルファードを発売、2代目では兄弟車ヴェルファイアを追加、一方の日産は初代途中でキャラバン/ホーミーのファーストネームを廃止しエルグランド単独に変更、2代目を挟み現行型が2010年にデビュー以降放置状態となりかつての名声を失い圧倒的劣勢となり現在に至っております!

※ライバルとしての系譜
トヨタ:ハイエース(H10~H100)→グランビア/グランドハイエース/ハイエースレジアス/ツーリングハイエース→アルファード/ヴェルファイア
ラインナップ期間 1967(昭和42年)~現在(2004 平成16年以降乗用メインモデルとして現行まで継続)
日産:キャラバン/ホーミー(E20~E24)→同エルグランド(E25)→エルグランド(E25~現在)
ラインナップ期間1973(昭和48年)~1997(平成9年)(2002 平成14年以降乗用メインモデルとして現行まで継続)

※尚現在でもトヨタがハイエース、日産がキャラバンを商用特化として継続しておりますがアルファード/ヴェルファイア、キャラバンとは系譜は共通ながら完全に別車種として分離しているので6位の順位からは割愛しています。



☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかった絶対いる装備はこちら…

【トヨタセリカXX/スープラ/GRスープラvs日産フェアレディZ】
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2代目A60系セリカXX(1981~1986)

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3代目Z31型フェアレディZ(1983~1989)

この闘いを惜しくも圏外としては2車の生い立ちに決定的違いがある為、しっかしながらトヨター日産を代表するスポーツモデルとして現在でもカーマニア以外でも認知されている事は間違いなく厳密に言えば本格的スポーツカーとして設計リリースされたZと普及型カリーナとシャシ共有したスペシャリティのセリカの派生モデルであったXX、後のスープラはライバルとは言えない?ながらもトヨタ日産のスポーツモデルとしては現在に於いても他に選択肢がないのが実情なのでこの順位としました。

Zは前身のダットサンスポーツ~フェアレディを経て1969年よりフェアレディZとしてリリース、暫くこの分野は独走態勢でしたが真のライバルとしては78年にマツダのサバンナRX-7がデビュー、そして第二次ハイパワー競争時代の80年代に入り78年に既発売セリカの高級版であるXXをスポーツマインドに振り新生2代目XXを対抗馬としトヨタは用意、86年以降元々海外名だったスープラに改名、2002年に一旦スープラは廃盤後2019年にGRスープラとして復活しています。

短期間の中断はありながらもほぼ継続しているZ、スポーツモデル人気が衰退する中でも日産の矜持を示すかのようなZに掛ける情熱は日産ファンでなくても感心するものがありブーム衰退と共に廃盤、そしてコスト面の問題からBMWと協業となっている現在のスープラ、この闘いでは個人の判断に委ねますがワタクシ個人としてはZに軍配を上げたい、そう感じますね~。

※ライバルとしての系譜
トヨタ:2代目セリカXX(A60)→スープラ(A70/80)→GRスープラ(DB)
ラインナップ期間 1981(昭和56年)~2002(平成14年)、2019(令和元年)~現在
日産:フェアレディZ(S30~RZ34)
ラインナップ期間 1969(昭和44年)~2000(平成12年)、2002(平成14年)~現在


さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【トヨタソアラvs日産レパード(2代目まで)】
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初代Z10系トヨタソアラ(1981~1986)

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初代F30型日産レパード/レパードTR-X(1980~1986)

こちら でも取り上げたライバル対決、詳細は飛んで見て下さいませw

レパードにより火がつけられた高級パーソナルクーペ対決、初代~2代目と後発ソアラが圧勝、レパードが3代目になると最早ソアラに勝ち目なしと踏んだかのように迷走が始まり海外版インフニティの高級セダンに方針転換したりその後はセドグロの三つ子になったりでレパードはキャラが確定しないまま終了、依ってこの対決はお互い2ドア高級クーペ(レパードには初代のみ4ドアも存在)としての闘いで往時はソアラの完勝でした!

ただ皮肉にもTVドラマの影響もあり2代目レパードは年々再評価が高まり現在では2代目ソアラを上回る人気と支持を得て居るのはご承知の通りです。

※ライバルとしての系譜
トヨタ:初代~2代目ソアラ(Z10/20)
ラインナップ期間 1981(昭和56年)~1991(平成3年)
日産:初代レパード/同TR-X(F30)~2代目レパード(F31)
ラインナップ期間 1980(昭和55年)~1992(平成3年)


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【トヨタコロナマークⅡ/マークⅡ/マークXvs日産ローレル/ティアナ】
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初代RT60/70系トヨタコロナマークⅡ(1968~1972)

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初代C30型ローレル(1968~1972)

この闘いも長った…

まず先陣切ったのは日産、オーナーカー需要が高まりだした60年代後半、まだ一般には馴染みのなかったセドリックの下級にタクハイや公用車にはなり得ない一般訴求のブルーバードの1クラス上に”ハイオーナーカー”としてローレルを設定します。
ローレルは旧プリンスが企画していたプリンススカイラインの上級モデルをそのまま日産が引き継ぎ発売、富裕層にアピールした新カテゴリーのクルマとして人気を集めます、そうなると後出しジャンケン得意のトヨタはこれに対抗するモデルとして従来のコロナをベースに車格を上げ急造したコロナマークⅡをすぐさま発売、朴訥で真面目、プリンスの魂を込めたローレルは流行の2HTを持つマークⅡにリードされてしまいローレルも70年にHTを追加するなど熾烈な闘いが始まりました!

しかし代を追う事にマークⅡとローレルの支持の差が広がり80年代のハイソカーブームの時期に高級モデルとしては致命的なATの差でマークⅡが大差を付けます、70年代後半から4速AT化したマークⅡ、80年代になってようやく3AT→4ATとなるローレル、この僅かな年月の違いがその後圧倒的な両車の差を産んでしまった訳ですね…。

クルマの出来は4AT登場後のローレルとマークⅡに差はなかったと感じるもやはり高級車の味付けという面ではトヨタに長けた部分があり2000年代の最終モデルまでライバル関係は継続しましたがトヨタの、特にバブル期のその差は歴然、しかしセダンタイプモデルの需要減退の煽りを受けローレルはその後ティアナに名を変えるも2020年に廃盤、マークⅡは84年以降コロナのファーストネームが外れトヨタマークⅡに、そして2004年にマークXにネーミングチェンジするも2020年に廃盤、この長い闘いもトヨタの勝利により終結しています。

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9代目X110系トヨタマークⅡ(2000~2004)

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8代目C35型日産ローレル(1997~2003)

※ライバルとしての系譜
トヨタ:初代~9代目コロナマークⅡ/マークⅡ(T60/70~X110)→初代~2代目マークX(X120~130)
ラインナップ期間 1968(昭和43年)~2020(令和2年)
日産:初代~8代目ローレル(C30~C35)→初代~3代目ティアナ(J31/J32/L33)
ラインナップ期間 1968(昭和43年)~2020(令和2年)


ベスト3に入ります!トヨタvs日産の3大勝負に入ってまいりました!

【トヨタクラウンvs日産セドリック/フーガ】
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4代目S60/70系トヨタクラウン(1971~1974)

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3代目230型日産セドリック(1971~1975)

この闘いも老舗ではありましたが日産側の撤退により今ではクラウンのみが健在、そのクラウンもかなり以前とは趣を変えながらもそろそろデビュー70年にもなろうとしている訳でココは完全にトヨタの圧勝でしょう…

1955年に初代クラウン発売、1960年初代セドリックが発売、他に旧プリンスからグロリア、三菱からデボネア、マツダからロードペーサー、いすゞからベレルといったフルサイズ高級サルーンが矢継ぎ早にデビューするも実質高級車市場をクラウンとセドリック(3代目以降はグロリアを吸収)が二分、その歴代ではほぼクラウンが勝利するも唯一冒険した4代目クラウン、通称”クジラ”が酷評でセドリックに王座を譲り87年のY31セドリックに肉薄された以外余裕で圧勝、マークⅡvsローレルの項でもお伝えした3AT→4ATのリリース時期も勿論日産側に不利でしたしこのクラスでは富裕層=保守層がほぼ、地味=気品と捉えられるクラウンが優位で若々しい=軽薄の印象に捉えられる事の多かったセドリックが不利、この構図は前述の2例を除き不変でしたねぇ…。

この対決、2004年にセドリックが一般訴求モデルが「フーガ」にネ―ミング変更以後も継続しますが2022年、高級車市場から日産が撤退し終焉、伝統的なクラウンvsセドリックの闘いが終わったのも時代の流れでしょうか?日産派としてはただただ残念な事柄だと思います。

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8代目S130系トヨタクラウン(4HT 1987~1991 セダン1987~1995)

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7代目Y31型日産セドリック(4HT 1987~1991、セダン1987~2014)

※ライバルとしての系譜
トヨタ:初代~現行クラウン(S10~S30型)
ラインナップ期間 1955(昭和30年)~現在
日産:初代~10代目セドリック(D30~Y34)→初代~2代目フーガ(Y50~Y51)
ラインナップ期間 1960(昭和35年)~2022(令和4年)


とうとう来ました!第2位!!

【トヨタコロナ/コロナプレミオ/プレミオvs日産ブルーバード】
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3代目T40/50系トヨタ(トヨペット)コロナ(1964~1970)

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3代目510型日産ブルーバード(1967~1973)

”BC戦争”という言葉まで産まれたコロナvsブルーバード、共にトヨタ、日産の重要基幹車種であり当時の小型車の代名詞でした。

こちらは先発したのは日産、従来型ダットサン110~210型の発展型として初めてブルーバードを名のるのが1959年、一方のコロナは当時唯一の小型訴求モデルだったダットサン210のライバルとして1957年に誕生してるので正確なBC戦争は1959年勃発となります。

ブルーバードは戦前からの小型車技術を引き継ぐモデル、コロナは先発クラウンのパーツを多用した急造車種、この事から初代~2代目コロナは苦戦しますが3代目でボクシーなアローラインを纏い日本初の2HTも設定するというトピックもあり新型コロナ(RT40)がブルーバードを超える支持を集めブルーバードも510型3代目にチェンジしコロナを迎え撃ち熾烈な販売合戦が繰り広げられ先の”BC戦争”と呼ばれる事となりました。

その後コロナは保守層に支えられ安定した人気、一方のブルーバードはコロナよりスポーティに振るも代によっての浮き沈みが激しく長い闘いの通算ではコロナの安定感が上回っていたでしょう、モデルによって(910、U12)などコロナ以上に人気を博すモデルも存在しましたが通算での印象ではコロナの勝利って感じです。

尚コロナは11代目からコロナプレミオに改名、以後プレミオ単独名義となって2021年まで存続、セダンモデル衰退により廃盤となっています。

ブルーバードはコロナに先駆け2001年に廃盤、以後格下のパルサー発展モデルを「ブルーバードシルフィ」としてネーミングは残るも車種の系譜としては繋がらない為BC戦争は2001年終結という事になりますね。

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11代目T210系コロナプレミオ(1996~2001)

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10代目U14型ブルーバード(1996~2001)

※ライバルとしての系譜
トヨタ:初代~11代目コロナ/コロナプレミオ(ST10~T210系)
ラインナップ期間 1957(昭和32年)~2001(平成13年)
日産:初代~10代目ブルーバード(310~U14)
ラインナップ期間 1959(昭和34年)~2001(平成13年)


さっ、オオトリですね!!第1位はもうこれしかナイでしょう!!

【トヨタカローラ/カローラアクシオvs日産サニー/ティーダラティオ/ラティオ】
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初代KE10系トヨタカローラ(1966~1970)

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初代B10型日産サニー(1965~1970)

このライバル対決は大してクルマに興味のない人間でも知っている、それほど有名なライバル対決ではないでしょうか…?

この闘いもお決まりのトヨタ後出しジャンケン、このベストテンで日産が先発、トヨタが後追いで勝利というパターンが多くトヨタ先発はパブリカとクラウンが例外…

この対決は数々の名キャッチコピーも産まれ先発した1Lのサニーに対し1.1Lでデビューしたカローラが”プラス100ccの余裕”、初のMCでヒト廻り車体サイズを拡大したサニーが”隣のクルマが小さく見えます”等今でも年配クルマ好きには語り継がれています!

カロ―ラが10代目でサブネームに「アクシオ」を命名、現行型でも併売されており現行は「カローラ」のまま、一方2006年にサニーがネーミングチェンジ、ティーダラティオ→ラティオとなりますが2016年にラティオも廃止、この時点でカローラとの長い闘いに終止符が打たれています。

切磋琢磨し数々の兄弟車種や派生車種(カローラはスプリンターやFX、ランクス等)(サニーはローレルスピリットやNXクーペ等)を産み熾烈なこのカテゴリーで2強を最後まで維持した功績は国産車の歴史では外せない出来事であると言っていいでしょう。
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8代目E120/130系カローラ(2000~2006)

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9代目B13型サニー(1998~2006)


※ライバルとしての系譜
トヨタ:初代~現行カローラ/カローラアクシオ(KE10~E210系)
ラインナップ期間 1966(昭和41年)~現在)
日産:初代~9代目サニー(B10~B15)→ティーダラティオ(SC11)→ラティオ(N17)
ラインナップ期間 1965(昭和40年)~2016(平成28年)


ランキングは以上となります、12位以下20位までのトヨタvs日産ライバル対決は下記の通りです!

12位:トヨタクラウンマジェスタvs日産シーマ
13位:トヨタカリーナ/アリオンvs日産バイオレット/オースター/スタンザ/プリメーラ
14位:トヨタパブリカトラックvs日産サニートラック
15位:トヨタクラウンエイト/センチュリーvs日産セドリックスペシャル/プレジデント
16位:トヨタセリカ/カレンvs日産シルビア/ガゼール/180SX
17位:トヨタプロボックス/サクシードvs日産ADバン
18位:トヨタセルシオvs日産インフィニティQ45
19位:トヨタランドクルーザーvs日産パトロール/サファリ
20位:トヨタトヨエース/ダイナvs日産キャブオール/アトラス

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如何でしたか?本来ライバル対決に順位とか関係ないですが個人的にこの対決は面白かった!印象に残った!という意味でランキング形式としました。

こうして挙げてみるとなかなかの名勝負?もありあの頃の、他社含めたクルマ界のギラギラしたお互いのラインナップはどれも熱かった!とダイナミックな時代を振り返る昭和男の懐古趣味でしたw

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/

Posted at 2024/05/26 03:06:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ
2024年01月21日 イイね!

これは絶対いるでしょ!必要装備品”ザ・ベストテン”

 これは絶対いるでしょ!必要装備品”ザ・ベストテン”
前回ベストテン”こんなモノいらない!不要装備品”ザ・ベストテン”の姉妹編って事で(^^;

いやー、現代のクルマ、装備テンコ盛りでそれこそ「こんなのお節介以外何物でもない」って装備が多いながらいやいや、これないと困るでしょ?って装備も勿論ある、日本の車が普及した実質的創世記の1960年代では夢の装備だったものが今では必需品にもなっている事が多くもしかしたら前回、そして前述の”お節介装備”も必需とされる日が来るかもしれんですね~、その分人間の運転に対する意識やスキルは一層低下し事故だらけ…ってそんな将来にはなって欲しくはないですが(-_-;)

まっ、今回のお題にもヒトによってはお節介、不要と感じる方もいると思いますが例によってワタクシの独断と偏見にてベストテン形式で選んでます、承服できん!と思われる御仁もいるかとは思いますが遊び道楽ブログなんでそこは目くじら立てずに宜しくどうぞ…。

それでは早速行きましょー!今週の!?第10位!

【電動格納&角度調整ミラー】
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これについては装備率4~5割位?商用車や軽やコンパクトの低グレード、2~4tクラスのトラックではまだまだ未装備(但し左側格納のみ装備というのがトラックでは多い)も多い感じ…

自分しか運転しなければ角度調整は不要かもしれませんが不特定多数が乗るようなクルマだとあれば便利、未装備でも昔のフェンダーミラー時代のようにイチイチ降りて行って適当に調整し運転席戻って確認、合ってなけりゃまた外に出てなんて面倒な事やらなくても助手席の窓開けてチョイっと角度合わせれば問題ない(トラックの場合は昔ながらですがw)ながらも人間、一度ラクを覚えるとこれすら面倒なんでね、今や必需でしょうが何故か不特定多数が乗る社有車のバンやトラックでは未装備の低グレードが多いんですわ、ドアミラーに変わりたての頃、ミラー内側に調整用レバーが出ていたこれを捻ると角度が変わるって簡易的なモノもあったので低グレード、こんなのでも付けてくれよと仕事でこれらクルマ乗ると思いますがねぇ、まぁマイカー限定でしか乗らない方には解らん苦労でしょうし。

電動格納(電格)については絶対いるでしょ、ちょっとした路駐やスーパー他の決して広くない駐車場では必需、隣のクルマの乗降への配慮+自車の破損防止でボタン一つで格納できるこの装備、元々は日産はC32ローレルで実用化、これが出た時には感動する位便利と思ったモノですが今やあって当たり前、いちいち降りてから両側をバタンと手動で格納するのは不便は当然スマートじゃないしこれは商用や低グレード問わず100パーの普及を節に願いたいですナ!


続いて第9位!!

【水温計】
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最近ではスポーツモデル以外はどんどんこれを廃止し警告灯?切り替わっていますね、勿論警告ランプでも事は足りてるんですが昔ながらの人間としてはアナログでメーターによる水温確認ができないとどことなく不安…

まぁ、元々アナログでも純正水温計はある程度アバウトなのでサーキット走行とかするなら別あつらいの本格的水温計を備えるべきですがそれでもアナログメーターでも一般的街乗りならクルマの冷却状態が把握できるのはランプに較べ格段に上、比較的新しいクルマならランプでもいいけどワタシのような商売柄古いクルマやポンコツ、トラックなんかを乗る身としては特に夏場、このメーターがあるとないとじゃ運転している時の安心感は格段に違う、新車時は不要でもクルマってのは長く使う訳だし古くなった時の事を思うとアナログメーターの装備は消してはならない、そう思いますナ!


さぁ、8位行ってみましょー!

【パワーウィンドウ(P/W)】
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これはワタシら若い頃の憧れ装備品、80年代では高級車しか装備されないステータスさを感じさせる快適装備でしたが今や商用車(但し前席にみとか)やトラック、かつては信じられない軽自動車でも当たり前に装備されるモノになりましたナ、普及率は90%以上?軽トラや軽バンの最高グレード以下では昔ながらのレギュレターハンドルも残っていますが…

まぁ、これはかつてのようにP/Wと手動を造り分けるとコストが掛かるので全グレードP/Wにした方が大量生産の上でコスト削減と合理化の名の元に90年代以降は常識化しました古い人間としては昔、安車に乗っていた頃、稀にP/Wに乗ると物珍しくて用もないのに窓を開け閉めしてウットリしていた若かりし時代を思い出したりでw

手動は手動でキーをONにせずとも窓開閉ができたりと便利な部分もあるけど換気で運転席以外を開けたり閉めたり等利便性では最早P/Wに勝るものはナシ、エアコンやETCが普及した現代で昔に較べそう窓開閉する事も減った現代ながらない方が珍しいP/W、今や贅沢装備ではないしあって当たり前!なければないで何とかなるけど是非とも欲しい装備ですナw


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【ETC】
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これについてはどうなんでしょう、もう装着率9割以上になってるかな?

首都高や圏央道等では既にETCでしか乗れない入路もあるし東名、中央等の1級高速でもETC専用のスマートインターも増殖中、ETCも2000年代に入り出たしの頃、電車で言えば自動改札機の機械代をユーザーに負担させるのはけいからん!的な議論もありましたがそれを負担しても昔のように走行中に小銭入れをまさぐり硬貨を用意、料金所でいちいち支払う億劫さと較べると格段に便利なんで2010年代に入る頃にはもう殆どのクルマが装備、ワタシなど商売上回送などで稀にETC使わずあえて旧式の現金で乗る事もある身だとやはりこの利便性は機械代やセットアップ料金払ってでも代えがたいものがあると実感じます。

ただ首都圏の高速料金所ではETCレーンがド渋滞、一般レーンガラガラなんて逆転現象も今や珍しくもなくなりこれ見かける度に”本末転倒だなぁ…”とは思いますね、今のように敢えて40㎞以下に走行速度を抑えるのも疑問だしより使い易い、便利なETCの今後にも期待したいモンですナ!

どんどん行きます、第6位!!

【バックアイカメラ】
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これについては必要とする車種限定で行きたいと思います、今や猫も杓子もこれ付き始めてますが軽だとかコンパクトにはやり過ぎって気がしますナ、これがなきゃバックできんなら免許取るな!クルマ乗るな!とまた書きますわ(-_-;)

軽やコンパクトなんで大概がH/Bなんだし手を伸ばせばそこにRr先端がある(やや大袈裟な表現)のにこんなもん必要か?よほど自分の目、感覚の方が信用できる!とか書くとまた反感買うんかなw

これはやはりトラック等、箱車や積載物で後方確認ができないクルマ限定の必要装備としたい、元々はこれらトラック用に開発された商品だったし便利なのは解るがこれを乗用車に転用したした頃からパーキング等でやたら駐車に時間掛かるクルマが多くなった気がする、なにやってんだ?とドライバー見ると大概はダッシュの真ん中見ながら不器用にバックするオン〇が増殖、その度に決め台詞の”免許取るな!”を心で呟くのはワタシだけでしょうか!?!?www



☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかった絶対いる装備はこちら…

【ドリンクフォルダー】
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絶対必要か!?と言うよりもあれば嬉しい装備って事で圏外としました…

これについては標準装備率は現在8割位かな?アフターマーケットでも様々なモノが出回っているし純正装備品より使い勝手が良く純正を使わずにそちらを愛用するって言う方も多いでしょう。

これも普及しだしたのは90年代からかな、昔はアフター品の代表格で当初はドアとガラスの間に差し込んで使う形式、その後エアコンルーバーに取り付ける、汎用センターアームレスト一体型とか様々な形式なモノが登場、そんなに皆後付けで補うなら最初から付けましょー!って感じで標準装備化、言わば便利グッズの元祖みたいな感じに思いますが如何でしょうか…!?

ドライブは勿論仕事中でも水分補給しながら運転は当たり前、何気ない装備ながらこれがないとなるとペットボトルや缶の置き場もなく非常に困る、中には悪用してここにビールを置いてなんて不届き者もおるみたいですがそんな”運転不適格者”を除き是非とも未来永劫残って欲しい装備、ただメーカー純正は使い勝手がよろしくないモノも散見され今やエアバックや安全基準の関係で装備する場所、位置も開発者が頭を悩める場所でそこに使い勝手まで求められると厳しいモノがあるかもしれません、ペットボトルのサイズも昔とは違い多種多彩で全てに対応させるとなるとこんなモノでも開発側は結構頭悩ますモノかもしれませんが”これはイイ!”と思える完璧なドリンクホルダー、見てみたいモンですナ(笑)


さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【Rrワイパー】
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これについては賛否両論あろうかと思います、なくても困らんしないクルマ乗ってればそれで慣れてしまいあえて必要ないと思う方もいるでしょう…

しかし長年これで慣れてしまうとやはりないクルマ乗ると不便、悪天候の後退時は勿論の事、ワタシなんかは常に雨天時、安全の為(と言えば格好付きましが実は高速でブッ飛ぶ時は後方のパト確認で重要なんでwww)必需品と言って差し支えないでしょう。

昔のようにRrガラスが寝た、所謂クーペ形式が減りRrガラスが垂直になってきているのでさほど昔のような有難みを感じないと言う意見も聞きますがHBなどトランクがないタイプだとボディやRrタイヤからの巻き上げで汚れる度合いは酷く雨天時、走行中に常時動かす事は少ないけど走り出す前に2~3回Rrワイパー動かしてからってのが儀式になっているんでたまにないクルマ乗ると不安なんですよねぇ。見栄えが悪い等で取っ払ってペットボトルの蓋被せてるのをたまに見ると「何故に安全性をわざわざ放棄するんだろ?」と不思議に思います、1gでも軽量化が必要なレースカー以外取る意味が解らんと疑問に思うのはやはり古い人間の感覚なんでしょうかねぇ、まぁ、好き好きである事は勿論承知ですが(笑)


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【マニュアルトランスミッション(MT)】
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今や新車販売の95%以上がATなんて記事が出るともはやMTは死滅するのみ?最近のATはプロがMTに乗ってもコンピューター制御のATの方が速い訳だし免許取得もAT限定がほぼ、以前はマイカーはATでも会社のクルマがMTってのも多くワタシも子供らが免許取る時、これを理由にMTで取らせたものでしたが今や社有車でもATが主力、トラックですら大型までATが普及しておりそんな理由でMT免許を薦める事はできない、既にMTは実用という部分では役目を完全に終え趣味の領域でしか選択される事はないですね、昭和の人間には淋しい限りですが…

しかしクルマを操る愉しさ、快感、運転の基本であるMT操作、いるいらないじゃなくそこにはクルマ好きからしたらロマンがある、クルマなんて道具、ラクに気楽に目的地に行ければイイ的な昨今の風潮には逆行するもそれでも一定数MT派は存在する、AT比率がMTを上回った90年代、かつてのレコードがCDに、VHSがHDDに一気に切り替わったのとは異なり風前の灯とはなりながらもスポーツモデルをこよなく愛するマニアには絶対的支持が高いMTモデル、どんなにATが今後進化しようとも未来永劫に残って欲しい装備、てか機構だと今でも時代遅れのMTを転がす身としては強く願いますナ!


ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【エアバッグ】
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これについては業界最大の安全装備大ヒット作だと思います、子供の頃、モーターショーでトヨタや日産、ホンダが『ESV』として未来はこんな安全なクルマになるんだ!と感激しながらそれら参考出品車を見ていたのも遠い昔、これの装備により大怪我や命の危険を助けられたって人間も多いと感じますし余計なモノ(例えばオートライト)なんかを義務化するよりも全席+サイドエアバッグも義務化するべき!とも思います。

ワタシも一度、原付きヨロヨロ婆さんを避ける為やむなく車幅制限のポールに激突させエアバックが開く経験してますがもしこれがなければと思うとゾッとします、昔これがない時代はハンドルや助手席ではダッシュに頭や胸打ちつけて重症なんて事が多かったので死亡が重症、重症が軽傷、軽傷が無傷と事故による被害軽減に大いに役立っているエアバック、できれば歩行者用やバイク乗車時の有効的なエアバックが開発→普及する事を願って止みません。

最早エアバック未装備のクルマはないですが運転席のみなんていう低グレードやトラックにはまだ散見されます、運転者と助手席で命の重さが違う筈なくこんなところでコスト低減は?に思いますね、人数分エアバック装備ができないなら定員減らすとかの事はやっていいと思いますがどうでしょうか…!?!?


とうとう来ました!第2位!!

【パワーステアリング(P/S)】
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これも今や装備されていないクルマ、ワタシ知る限りはないですね(一部特殊車両、レーシングカーを除く)

昔ながらの油圧、最近メインとなっている電動、いずれにせよパワーステアリングがなければ多分今のドライバー人口の1/10位しかクルマ運転できないんでは?よほどの怪力、力自慢でないと現代の重くなったクルマ、せいぜい軽位で登録車はほぼFFだし走行はできても車庫入れ等据え切りできるのは何人いるか?のレベルに感じます。

特にトラックは大小に関わらず積載とエンジン搭載位置の関係で走行すら難しい、さすがにP/Sのない時代のトラック知る程の爺ではないですが以前AA会場でいすゞTXD(60年前のボンネット大型トラック)を移動で転がす際、岩のように重く廻らないハンドルに往生した経験があります、~昔のヒトは凄かったなぁ、こんなので1日仕事してやんだ~とそりゃもう感心しまくりでw

80年代中頃までは軽は勿論、登録車ですら高グレードでないとP/S装備なんてなくて4気筒でも重いDOHCのトヨタGT系や6発のM型や日産L20なんかを積む高グレード以下のノンP/Sなんて力の有り余る若い時代でも苦労、走行中はダイレクトで路面状況が伝わるノンP/Sの味が好みながら車庫入れではとにかく苦労した懐かしい想い出、とか言いながら1年前まで持っていた92年式ミニカダンガンはノンP/Sだったんで軽だからまだ何とかなるもウチの息子なんで若いくせに音を上げていましたしねw、とにかく今やこれナシなんて考えられない装備なんで堂々2位としました!


さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【エアコン(A/C)】
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A/Cレス、これも特殊車両や競技車輛以外ではもうないでしょう…

街行くクルマの装着率は100%でしょう、免許取った80年代初頭ですら70パー位は行ってたと思うし40年前と較べ温暖化による異常な高温続出の現代において今やA/Cは快適装備でなく”生命維持装備”と言っても過言ではないでしょうね。

哀しいかな中古扱う仕事してると稀にA/Cブッ壊れたクルマを転がす羽目になる事もあり夏場だともう地獄、頭ボーッとして正常な判断にも差し支える危険もありナニがなくてもA/Cだけは欲しいというのは正直なところ、また昔話で恐縮ながら最初に乗ったギャランGTOなんてA/Cなんて無かったし仕事で乗るクルマでも70年代車なんてA/C付なんて稀、ダッシュタイプのクーラーですら有難くエアコンと違い除湿しないから窓は曇るわ渋滞で停まればアイドルUPしないからアクセルを踏んでないと涼しくないわそりゃ涼むのも苦労したモンです、それでもあの頃はなくても何とかなっていたけど今の亜熱帯気候化化した日本では必要不可欠、自信を持って1位としました(*^^)v

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如何でしたか?いる、いらない、反対賛同それぞれだとは思いますが挙げた装備が全てないとしたら貴殿はクルマ乗りますか?と小1時間問いたいですネw

快適装備、安全装備、必需品、様々ですが究極の快適装備(装置?)である自動運転や自動ブレーキが100%信用できるって訳でもない現状、余計な、見当違いな安全装備で車両価格がUPするのは勘弁ながらエアバックやABS、TCR等、命を守るこれら装備はより発展させヒューマンエラーを極力カバーできる進化に期待したい、そして人間をダラけさる、ラクさせるための快適装備の開発よりもや優先させるべきだと考えます、価値観、そして快適度はヒトそれぞれですがドライバーやそれ以外、歩行者や交通弱者(自転車やバイク)を含み命を守る装備の進化で車両価格が上昇するなら致し方ないと思いますが皆さんはどう思われますか!?


長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2024/01/21 16:11:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ
2024年01月05日 イイね!

こんなモノいらない!不要装備品”ザ・ベストテン”

こんなモノいらない!不要装備品”ザ・ベストテン”

長い長い正月休み、ヒマなんで久々に思いついて”ザ・ベストテン”やってみたいと…(^^)v

最近のクルマは至れり尽くせりで今のところ完全自動運転まではならずともドライバーはハンドルさえ握っていれば(一定条件下では手放しも可能)まるで自宅のリビングで寛いでいるかのように快適に、力も頭も遣わずボケーってしていても目的地に行ける、なーんて感じになってますがね、それがいいのか悪いのかは別としてメーカーはいかにドライバーの省力化、快適化を充実させるかにやたら気を遣っている感じ?


これに伴い「こんなモンいらんだろ?」的装備も増えている、勿論現代になってからの便利グッズもあれば昔からあるものの時代の流れや人々の好みの変化で昔は当たり前装備でも今はいらんだろ?ってのもある、そんな装備のベストテンをやってみます!

お断りすればランクインした中の装備等はあくまで現代の基準で選んでいますし視点はワタクシの独断と偏見、いる/いらないは個人差ありますし運転歴40年超えの一応ベテランドライバーの視点なので中には初心者や滅多にクルマ運転しない方からは「これは必要だろ」或いは「これはあった方が便利」というものもあると思います、しかし装備をふんだんに行えばその代償として価格UPは避けられない、そういった意味で「これが付いていて10万も20万も車輛価格上がるならいらねぇわ」って感じでUPしています。

中には法規上いらんでも付けなきゃならないのもありますがそこは逆に「そんなモン法律による強制化いるか?」的な視点になっておりますんで宜しくお願いします。


それでは早速行きましょー!今週の!?第10位!

【デジタルアウタービューミラー】
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10位にランクインしたのはこの装備、これ、いりますかor欲しいですか!?

似たような?装備で最近俄かに増殖しているデジタルルームミラーもありますがこちらはトラックなら荷台が箱だったり平でも積載物があったりしても後方視界が確保できる、乗用車としても後席に人が乗っていても邪魔にならず後方確認が容易、西日が当たったりすると見えない等の障害はあるもレバー一つでこれを避ける通常の鏡タイプに変えられるので不便よりも利点が勝っておりこれは現代になってからの有難い装備と個人的には思います、多少金額上がっても欲しいと思える装備…

しかしアウタービューに関しては慣れの問題は勿論あるも従来のミラーの位置ではなくダッシュ内のスクリーンにまず瞬時に目が行かない、日差しで見えにくくなる事もあるし何より見た目が異様、従来型の鏡方式で何ら問題、不便を感じた事はない(気温による曇りや雨天時の水滴が支障感じる事はあるもこれはカメラ=レンズとて同じ条件)しデジタルにしてもどうしても死角は発生するしミラー式からの発展性も感じられず単なる物珍しさだけって感じ、例え1万円UPだとしても(実際はもっと高い)わざわざ付けようとは思えないですねぇ…。


続いて第9位!!

【BEV(登録車モデルに限る)】
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装備ではないですが(^^;
画像はテスラを用いましたがこれに限らず個人的には今の技術だと限定すれば登録車のBEVは不要だと思います。

近年に発売された軽EVの日産サクラ、三菱ekクロスEV、三菱ミニキャブMiVE改めミニキャブEVのようにあらかじめ小さいバッテリーで長距離を想定せず近距離の生活の足、小口配送限定の商用EVならアリに感じます、但し自宅や会社で充電環境が整備されているのが条件。

身内が最近までEVに乗っていましたが長距離どころか片道100~150㎞程度の中距離でもイチイチ充電器のある場所やらを調べないとならんし宿泊ですら充電器のあるなしが気なる、せっかく楽しく旅に出ても常に電池残量を気にして旅行行程にも支障が出るってのはどうなんでしょ?これってクルマ持ってる意味あるの?って感じ、旅先で30分、先客がいれば60分以上足止めされるなんてあり得ない、EVオーナーさんからはブ―イング喰らうでしょうが高速のPAやSAで高性能充電器が少ないとか文句垂れてるのがいるけどEV以外のオーナーが払う高速代からもこれの設置に掛る費用が出ているのはどうも納得いかないしね、EVは重いんだし5~10%位高速料金上乗せして欲しい位ですよ、えぇ。

意識高い系人種やEV=環境にいい と未だに信じてこれ見よがしに高級(登録車)EV乗り回すのもいいけどその裏側のマイナス面がバレ始めてきている現在、そろそろ使用シーンによってEVの是非を論じ正しい普及を目指すべきに感じますネ。


さぁ、8位行ってみましょー!

【灰皿】
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喫煙人口の低下により2000年代以降急速に灰皿の装備は減り現在市販されている乗用モデルではほぼ無くなった装備、OP設定ではまだあるも過去のモデルのようにダッシュやインパネに一体的にデザインされているモデルはワタシの知る限りもうないですねぇ。

但し、トラック等ではまだまだ健在、トラック乗りは喫煙率が高いのかどうかは知りませんが何故か2t~大型、当たり前のように灰皿もシガライターも健在、シガライターは乗用にも付いてはいるも今時そんな呼び名もなく単なる電源取出しのための装備になってますね。

ワタシ等は相変わらずの喫煙者なのであれば嬉しい装備ですが昨今、運送業などでも厳しいところは車内禁煙が社則となっていたりする、吸わないドライバーも多いでしょうしトラックと言えど最早無用の長物となっておりそろそろ乗用のようなOPでも事足りるのでは?と感じます。


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【オートライト(自動ハイ&ロー切り替え含む)】
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これは既に2~3年前から法規で装着が強制化された装備なのでいらん!と言っても仕方ないですが元々は夕暮れやトンネル内、完全に暗闇になってもボケーッとして無灯火だったり都会等では周囲が明るく進化したメーター照明もあって無灯火に気付かないといった”運転非適格者”が増えてきた事による法制化。

いやー、こんなのお国から言われるまでもなくドライバーとして常に周囲や天候等に気を配っていれば当たり前に判断してON/OFFはするモンですがねぇ、オートにした弊害もあり駐車中でも路駐でも煌々と点灯しっぱなし、こういうのに限って停車時の消し方とか取説さえロクに読んでないし困ったモノです。

ハイ&ロー自動切換えにしても同様、精度もまだまだな感じだしこういう人間の主観に基づく部分まで自動化ってどうなん?とも思うけどそれすら有難がるモノグサが増えたって事なんでしょうね~(-_-;)


どんどん行きます、第6位!!

【サンルーフ】
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これも大昔からある装備、ワタシも一時サンルーフ付きを所有していた事ありますが所有していた約10年で何回使った事か?ってレベル…

確かに春先や秋等はオープン走行すると快適に感じるけど冬場は寒い、夏場は暑いのでほぼ触る事なし、喫煙時のチルトUPは頻繁に使ってたけどこれとて無ければ窓開ければ済む話、サンシェードはあるもやはり鉄板に較べ断熱性は低いし特に夏場の頭付近の暑さは弊害以外何物でもなかった。

新しいウチはいいけど古くなれば故障のリスクがありイザ故障すれば修理代高額、しかも部品点数が多いので頭が重くなり走行性能も落ちる、中国やアメリカではサンルーフ=高級車の証と今も人気装備らしいけどワタシに言わせれば”百害あって一利なし”って思います。

最近では観光地などでミニバンのサンルーフ開けて輩がタコ踊りしてるのとか見るとホント、こんなの禁止しろ!と思えてなりませんわ。


☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかったいらない装備はこちら…

【シートヒーター】
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これに関しては「いるだろ!」の意見も多いと思います。

特にEVではエアコン使うより省電力ってのもあり必需ってのは理解してますがそもそもEVはいらん!派なのでwww

EVでなくてもこれは便利とワタシも思います、倅のクルマにも付いているので寒い時暖房が効く前でもすぐに暖かくなるしそういう部分では有難い装備、しかしエアコン(ヒーター)のないクルマなんて今時ないし無くても困らない、そして便利な反面身体を直に(正確にはシートや衣服を挟むので直ではないが…)暖めるので眠気を催す確率が高い、なので助手席ではいいかもしれませんがドライバーの場合、ワタシは室内がヒーターで暖まればこれがOFFするといった使い方にしておりますね、極寒地域などではかなり重宝するでしょうしわきまえた使い方をすれば”これはいらん!”とはぶった斬れないですしこの装備はそれほど高額でもないと思うので圏外としております(*^^)v



さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【オートシートメモリー】
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まぁこれはクルマの使用環境によりでしょうね、ただこれを装備するためにはシート調整を電動化する必要があり結構な金額なので不特定多数が使う社用車とか家族で運転者が数人いるとかでない限り不要に感じます。

運転者がほぼ決まった人間だけって場合は無用の長物、まぁ、ワタシみたくお客のクルマを扱う仕事してるとシートポジション弄る前にこれをセットしておくと便利ですが敢えて欲しい装備ではない、なくても全く困らないという意味で上位ランクインとしています。


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【車線逸脱警報装置】
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これも初心者やよほどのヘボ、飲酒常習以外には無用でしょう…

クルマを走らせるにはまっすぐと車線内で走らせる、そしてセンターを割らないのは基本中の基本、しかし工事や障害物の関係で止む無く割る事はある、その度にピーピー警告鳴るのはウザい以外何物でもない、あえてセンター割るような運転せずとも不可抗力でそうした走行するのは意外に多い感じ、自動ブレーキや前走車接近警告に較べこれはいらんだろ?と思いますねぇ、ワタシなどはこれが付いてると即OFFにしますんでこの順位にしました!


ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【室内イルミネーション】
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夜間ムーディに室内を演出するイルミですがこれもクルマの走行機能上では全くの無用の長物。

女子供にはウケはいいかもしれませんしモテたい高級ミニバン乗りには必需品なんでしょうがこれ付いてるだけでも結構なお値段UP、まぁ演出UPにお金を出す価値観もあるんでしょうがルームライトがあれば何ら必要性はない、なくても困らない代表的な装備だと確信しますw


とうとう来ました!第2位!!

【アイドリングストップ】
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この高順位にはご納得の貴兄も多いのでは?w

元々は2000年代初頭の燃費競争の時期から登場した装備、確かに多少の燃費向上は実証されているも装着車オーナーの殆どがこれをOFFっているという…

僅かな燃費をケチって専用の高額バッテリー代を負担したり停まる→走り出す度にいちいち回るセル、そして発進も遅れるというウザさ、ワタシも装着車では車線逸脱と同時にこれをOFFるのが走行前の儀式化しております(笑)

最近ではメーカーも分かってきたらしく新車でも非装着が増えてきており時間の問題で廃れる(廃れて欲しいw)装備に感じますナ!


さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【駐車支援システム】
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いやはやこれは”余計なお世話”的装備の代表格、何ナニ?初心者や小柄な女性等がミニバン乗るには必要?ってか💦

いやー、そうだとしてもこれがなきゃ駐車できないなら免許取るな!クルマ乗る資格ナシ!と断言しますね、これも使うとまぁまどろっこしい、万一があったらいかんのでカメラとセンサーフル稼働でゆっくりを通り越しジレったい動作、人間がやったら100倍早いんじゃね?って感じで少なくとも今のレベルじゃとても使える代物ではなくそれでもお値段だけは目ん玉飛び出る高額…

中にはこういった装備、バックカメラを前提としそれがあるから後方視界なんてどうでもいい的な本末転倒なふざけたクルマもある程でどこまで人間の運転技術を退化させれば気が済むのか?

装備として過渡期なのは差し引いてもその名の通り”支援”という額面通りに補助的に考えこの装備を選ぶユーザーがどの位いるのか?ただラクしたい、ダラけたい、何でもクルマ任せという運転不適格者向けの堕落装置開発には絶対承服できん!と思い堂々の1位獲得でした…。


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如何でしたか?反対賛同それぞれだとは思いますがやみくもに古い人間だから新しいモノを否定する って訳ではなく実際使用してみて金払ってまで必要ないという装備に注力したつもりです、勿論冒頭に申し上げた通り運転歴、生活環境、車種によって変わる事もありますのであくまで『こうした意見もあるのね』的に反対派の方々は目くじら立てずに気楽に読み流して頂けたら幸いです。


長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2024/01/05 17:59:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ
2023年08月11日 イイね!

2ドアセダン”ザ・ベストテン”

2ドアセダン”ザ・ベストテン”盆休み突入!

って言っても日銭のフリーランスは喜んでらんないけど取引先が休みなんで仕方ねーっす(^^;

ガソリン高いしその割に皆さんクルマで外出、これじゃ政府もガソリン代下げる努力なんかせんよね~、実力で抵抗せにゃですよwww

そんな愚痴は置いといて外は暑いし引きこもりなんで久々にネタ思いついたんでベストテンシリーズ、やってみっかなぁ と…


かなり以前、 4枚(4ドアセダン)“ザ・ベストテン”やってるんですが今回は9年越しのその姉妹編?で2ドアセダンのベストテンをやってみようかと(^^)v

定義としては国産モデルで純粋な3BOXセダン(車室とトランクが独立している)でクーペ、HB、2ドアHTは含みません、登録車、軽に差別なくランキングしたいと思います!

2ドアセダン(2セダン)、我が国のマイカー創世記の1960年代~70年代では最もポピュラーな車型、まだチャイルドプルーフ開発前で後席に子供を乗せても勝手にドア開けて転げ落ちる心配がない、利便性では劣るも4セダンに較べコストが掛からず軽量、また価格を廉価に設定でき60年代の”一家に一台”という庶民にマイカーを急速に普及させる原動力にもなる、等の要因から各社あらゆるモデルをラインナップしマイカー普及に大きな貢献を果たしその後4セダンにポピュラー位置は奪われるも余計な加飾のないシンプルでスッキリした出で立ちは根強いファンも少なからずおり1970年代後半までラインナップしておりました、今やドア枚数に関わらずセダンそのものが衰退してしまいましたが4セダンはともかく2セダンだけは2度と市民権を得る事はないと思われそういった意味で忘却に行ってしまった?2セダンを振り返ってみようと思います(*^^)v

※あくまでも妄想お遊びです、気楽に読み流しておくんなさいましw

それでは早速行きましょー!今週の!?第10位!!

【三菱コルトA20系(1968~1972)】
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元Gureらしく菱車のランキングからスタートw

このコルト、近年(2002年発売)のHBのコルト(Z20系)とは別車種になり後のギャランの前身になる太古のモデルとなるのでご了承願います。

コルトは三菱初のマイカー訴求でデビューした三菱500が発展しコルト600となり1963年に本格的4ドアセダンにFMC、ただ66年以降に巻き起こる1Lカーブームでデビューしたカローラやサニーよりクラス的に上位だったのとその無骨なスタイリングもあり売り上げ低迷、庶民にはこれらのような安価な2セダン需要が高く1968年の大幅MCでコルトにも2セダンが追加されました!

ただ結果的にカローラサニーより高額だった事、現代風にリファインしながらもベースが60年代前半の時代遅れなスタイリング、設計が災いし三菱の売り上げを向上させる役割は担えませんでしたねぇ…

ただこのコルト2ドアは非常に珍しい形式で通常、2ドアはRrサイドウィンドはヒンジ式で僅か7~8㎝程度の開閉しかできなかった中でRr三角窓を備えサイドウィンドウが巻き上げ式でフルオープンできた点、Rrドアがないだけで見かけは4ドアセダンっぽく夏場でもRrサイドが全開できるのはまだ冷房が普及していないこの時代、重宝した筈です。
後にも先にもこういった形式の2セダンはワタシの知る限り国産では珍しくこのコルトと太古のスズライト位、見栄えは決して良くないながらも見かけのデザインより実を取る三菱いらしいな!と妙に印象に残っているのでランキングINとしました!

尚コルト2セダンは低グレードのみの設定、KE46型1200ccエンジンでベースのSTDとDXというラインアップ、70年にコルトの次期型である初代コルトギャランがデビュー後もギャランに2ドア設定がなかったのもあり72年まで販売され地味ながら4年のモデルライフでした。

続いて第9位!!

【初代トヨタカローラKE10型(1966~1970)】
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新3種の神機(3C=カー、クーラー、カラーTV)と言われた60年代初頭、その”カー”を代表したのが初代カローラ。

この時期に始まる大衆車ブームを牽引したのはあまりにも有名な話、従来の大衆向けモデルがトヨタでは800ccのパブリカだったところ、ライバル各車が高速走行に対応する1Lクラスに後発モデルが続々とデビュー、日産サニー1000、三菱コルト1000、ダイハツコンパーノベルリーナ、マツダファミリア(ダイハツ、マツダが800ccでスタート、後に1L化)が出揃い世は1L大衆車ブームが到来、このブームに最も後発で100ccの排気量増で人気を決定づけたのがKE10カローラでした。

1966年の発売時は2セダンのみの設定(他に商用バン)、これはパブリカからの流れから当時のファミリーモデル=2ドアセダンが常識の時代なので何ら違和感はなく質実剛健イメージの他社ライバルに較べカローラは欧州風の小じゃれたデザインと1100ccという部分が大ウケし爆発的大ヒット、その後2000年代まで続くベストセラーカーの立ち位置をこのKE10で築いた訳です!

その大ヒットから67年にはより利便性の優れる4ドアセダンも追加、その後はクーペのカローラスプリンターもラインナップ、トヨタワイドバリェーションの基礎も造ります。

4セダンデビュー後も売れ線は安価な2セダン、グレードや搭載エンジンも4セダンと差別はなくKE10時代はあくまで2セダンがメインで往時見かけるKE10も2セダンが殆どだった記憶がありますね。

これほど普及した2セダン、他に類は見ないと思いこのランキングとしました!


さぁ、8位行ってみましょー!

【ダイハツコンパーノベルリーナF40型(1963~1969)】
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ダイハツがトヨタの資本下に入る前の自社独自時代、初の登録車として大衆向けに放ったのがコンパーノベルリーナ、1963年のデビュー当初はまだ貨客兼用モデルが重要な時代、まずは商用バンから発売しワゴンも追加、これらの評判がよく後に3BOXの完全なるセダンが発売されています。

コンパーノはライバルのファミリアや後のサニー等と激戦を繰り広げますがそのイタリアンチックなお洒落な外観とウッドを使うインテリアが好評で一定の人気を維持、当初はお約束取り2セダンでデビューし翌年に4セダンを追加、エンジンは800ccからスタートし65年からは1Lにバージョンアップ、この1L版はツインキャブや国産初のインジェクションモデルも設定、他にはない大衆車クラスのスポーティ訴求も人気でした。

その後オープンボディのスパイダー、商用トラックも後にラインナップし幅広いユーザーに支持を得ています!

コンパーノは今観ても美しいデザインで数あるボディ車型の中でも2セダンが一番美しい、センターピラーが上部に行くほど太くなる独特なデザインは2ドアのみで一番コンパーノの特徴を表していました、好き嫌いあるデザインながらこの時代にこうした遊び心は称賛されるモノと感じこのランキングにしました。

コンパーノはダイハツがトヨタの傘下に入った事により後続はパブリカのOEMとなり1代限りで終わったのが残念ですね~…


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【初代日産サニーB10型(1966~1970)】
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激戦の大衆車ブームの中、西の横綱がKE10カローラなら東の横綱がこのB10サニー、先発の800~1Lカーに対しカローラデビュー前は圧倒的な人気と売り上げを誇りました!

サニーの武器はカローラに較べ元気のいいA10型OHVエンジンと軽量と言う点、この利点は後続の2代目以降も継続されワタシも何回か両車を乗り較べましたが運転の愉しさ、軽快さでは常にサニーが勝っておりましたねぇ…

ただサニーはその軽さの反面造りが安っぽくい意味でも悪い意味でも質素、この部分で高度成長期、贅沢に憧れていた庶民にはカローラの方が高級に見えたというのもありサニーはカローラに惜敗してしまいますがクルマとしての出来栄え、甲乙つけ難いモノだったと思います。

サニーも当初はオーソドックスに2セダンでデビュー、すぐに4セダンやバン/トラック、クーペ等も展開しカローラにヒケを取らないワイドバリェーション化、ただ時代的にメインは2セダンが勤めます。

サニー2セダン、日産初の大衆車であり徹底した軽量、パワフルなエンジン、低燃費が特徴、スタイリングも奇をてらわないオーソドックスなモノで大きな特徴はないながらもグラスエリアの広いすっきりしたデザインは好感の持てるモノだったと感じます。

贅沢さでカローラKE10、シンプルさではB10サニー、個人的にはクルマとしての操る喜びを感じさせるB10をKE10の上位ランキングにしました!

どんどん行きます、第6位!!

【初代三菱ランサーA70/140系(1973~1979)】
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1973年に発売された初代ランサーは三菱の新設車種、従来の大衆向けコルト→ギャランが上級移行に伴い新設定されたものでした。

ランサーは発売時から2/4ドアセダンを用意、4セダンがメインながらまだまだ70年代初頭は2セダンも立派な戦力であり既に2代目以降となるカローラ(E20)、サニー(B110→B210)も2セダンを依然ラインナップしており選択肢を広げていました。

特筆する点としてはこの時代では既に2セダンは安価を最大の売りとし低グレード中心のライナップに各社、なりつつありましたがランサーの場合、国際ラリーでの活躍もあり2ドアを積極的にスポーティモデルとして訴求、勿論廉価版も用意するも最高峰の4G32型1.6Lツインキャブ110psを誇る1600GSRは2セダン専用設定、ランサーにはカローラやサニーのように当初クーペ設定がなく2セダンにその役割を担わせていました(1975年よりクーペ版のランサーセレステも追加)

個人的には野暮ったく丸み帯びたデザインのランサーは好みではなく廉価モデル、普及グレードに何の魅力も感じないながらもGSRやSL等のスポーティグレードはその装飾やラリーイメージもあり途端にカッコ良く見える、そんな不思議さもあるクルマ、ラリーレプリカのA73ランサーなんて三菱ワークスのカラーリングと車高が僅かに上がるだけで見違えるカッコ良さがありこのランクとしました!

☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかった復活を望むモデルはこちら…

【2代目マツダファミリア/ファミリアプレストSTP,STA型他(1967~1977)】
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↑1967年ファミリア2ドアセダン

1963年、マツダが大衆車市場に参入し成功を納めた初代ファミリアに続く2代目ファミリア、1967年のデビュー。

先代で既に2/4セダンを持っており2代目も同様、2セダンはやはり廉価志向でこの代で追加したマツダ自慢のロータリーモデルは4セダンとクーペのみ、2セダンはレシプロ800/1000(→1200→1300)のみの設定でした。

デビュー当時は国産では稀な角型ヘッドライト、ボディ埋め込み一体バンパー、三角窓廃止など斬新な出で立ちが話題となり国産車離れしたスタイリッシュさが新鮮でそれまで特に東日本では訴求の弱かったマツダの名前を普及させる役割を果たします。

1970年のMCでサブネームにプレストを付記、76年には車幅を広げる大幅なMCが行われ都合77年までの10年に渡る長寿を誇りました。

↓1976年ファミリアプレスト2ドアセダン
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最初から最後まで2セダンは設定されていましたがモデルライフが長く在任中にユーザー嗜好も変化、70年以降はほぼメインは4セダンとなり2セダンは当時最も安価な登録車となり銀行の集金車や公用で使われる以外でオーナーカーとしての目撃は稀、76年以降になるとメインを後発のグランドファミリアに移しプレスト自体がレアモデル化し東南アジアへの輸出仕様のイメージ、出た時はお洒落で斬新でしたが少々永く造り過ぎ、中盤以降のマツダのやる気なさもありランク圏外としました!

さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【3代目トヨタカローラKE,TE30/50系(1974~1979)】
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E10→E20に続き3代目の所謂30カローラにも2セダンは設定されます。

ただ時代の流れと共にメインは4セダンに移行、30では廉価版に特化しSTDとDXとグレード整理、HIDXやSL等の上級グレードや4セダン、HTに設定された1600(2T型)エンジン等は設定されませんでした。

セミファストバックの30のスタイリング、見方によえってはクーペにも見え個人的には好み、2セダンは4セダンに較べスッキリしていてバランスが良くスポーティさも感じる、10も20もシンプルな2セダンの出で立ちは好感持てましたが30では特にHTが凝り過ぎてヘンテコなデザインだったのでオーソドックスな2セダンの出で立ちは好きでこの順位としました!


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【4代目日産サニーB310型(1977~1981)】
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B10から始まるサニー2セダン、この4代目B310で国内版としては最後の2セダンラインナップでした。

310の時代はもう完全に2セダンはメインの役割は終え廉価版の立ち位置、グレードもご多分に漏れず低グレードのみでエンジンも1200/1400がシリーズ設定はあるも1200のみ、しかしサニーと言えば310に限りませんがFR時代のB10~310ではトラック、バンも含め名機A型エンジン搭載+FR+軽量さからなるドラテクを磨くにはいい教材であり新車時は廉価版でも後にマニアに弄り倒され走り屋に愛される、そんな魅力がありましたね!

310の2セダンもオーソドックスで好感持てるデザイン、4ドアやクーペ、トラックのカスタマイズは飽きる程見ましたが新車で数が出ていない2セダンのカスタマイズは新鮮で車高落としチンスポでワタナベ履かすと異常にカッコよくなり昔先輩でこうしたのに乗ってるのがいましたがひと際目立っていましたっけ…

先代の210、その前の110も2セダンは設定されていましたが個人的好みではこれらは4セダンありきの2セダンって感じで310ではそれをあまり感じさせずバランスのいいクリーンなスタイル、好きだったので上位ランクINとしました。

ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【2代目トヨタパブリカUP/KP30系(1969~1978)】
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↑前期KP30型パブリカ1200S

パブリカはトヨタボトムで代々2ドアのみの設定(73年以降はパブリカスターレットとして4ドア設定もあり)、このため2ドアが基本デザインでもあり4ドアありき、または4ドア基本を無理に2ドア化したという破綻がなくバランスに優れたスタイリングで低価格車にしては個性を感じ洒落たイメージのあるデザインに感じベスト3に入れました!

2代目パブリカは1969~1972年までの前・中期と72年以降の後期では大きくデザインが異なり前・中期ではコンサバなノッチバックスタイル、後期は流麗なクーペチックなセミファストバック、どちらも好みでしたが後期は流麗さを加えつつ後席スペースもしっかり確保した秀逸なデザイン、クーぺ板となるKP40系パブリカスターレットクーペ以前はこのセミファストバックのスポーツモデル(S/ST/SR)は軽いボディとFR、ツインキャブの3K-Bエンジンは走りで人気のサニーに遜色なく実際レースではTSパブリカも存在し単なる廉価車ではなくスポーツ要素も含む魅力がありました…。

↓後期パブリカKP31型1200ST
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とうとう来ました!第2位!!

【初代日産バイオレット710型(1973~1977)】
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意外なモデルがベスト2!!元Gureの変態ぶりが解るこのチョイスwww

710バイオレットと言えば評論家を始めこれほど酷評されたクルマもなのでは?と思える迷車?何とも言えないグニャグニャなヘンテコなデザインとメインの4セダンですらスタイル優先のフルファストバックで後席スペースや後方視界が著しく犠牲になっていた事もありファミリーカーとしては落第!と烙印を押されたクルマ…

しかしそんなバイオレットにも2セダンを用意、これは前任に充る510ブルーバードに2セダンが設定されておりそれの代替え需要を考慮、510からグレードUPしたブルーバードU610に2セダンが設定されなかった事によるある意味救済措置、バイオレットには他にHT、バンが存在しますがメインの4セダン、HTは首を傾げたくなるデザインと物好き元Gureも認めますが何故かバンと2セダンは魅力的、寸足らずの印象がある4セダン、HTに較べバンはロングルーフになりRr部のデザインも直線的でメインに較べるとまとまっていて好きでしたし2セダンはそのままクーペとしてラインナップしても違和感ないフルファストバックが4セダンに較べ圧倒的に自然体、今でこそ4ドアクーペも市民権を得いぇいるもこの頃、4ドアのフルファストバックなんてあり得ない時代なのでバイオレット2ドアセダン、使い勝手や視界は別として意外に好きなデザインなので後順位獲得です!

尚バイオレット2ドアセダンも廉価版の立ち位置4セダンやHTに設定される看板グレードのSSSは設定されず廉価グレードが基本です。

さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【4代目トヨタカローラKE70系(1979~1981)】
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アハハ、この企画、ほぼカローラとサニーだらけになってしまいましたTOP1を制したのはカローラでしたw

初代KE10から伝統的に2セダンをラインナップしてきたカローラも遂にこの4代目70系が最後、310サニー同様に既にこの時代には”廉価な大衆車”と言う役割は下級のスターレットやターセルコルサに譲り70カローラではほぼ業務用的な需要、ワタシも70の時代は売る側の立場ですが2年間の営業マン時代で70の2セダン、自分含め同僚でも売ってた記憶ナシ、会社として法人相手の特販部というのがありそっちで大口(銀行や自治体等)で売っていた感じでした。

このように70 2セダンも低グレードのDXとSTDのみ、エンジンも底辺となる4K-U1.3Lのみの設定でその数は先代始め歴代のカローラ2セダンを上回る希少さでこれを弄ると310サニー同様にかなり目立つ事間違いナシ!

デザイン的には4セダンありきながら2ドアでもスッキリしたバランスできっちりしたノッチバックの3BOX、これぞ2ドアセダン的出で立ちは良かったし70系は2ドアに限らずデザイン各部意匠やFR時代の最高のカローラと言われるだけあり操縦性も秀逸、ほぼ最後まで日本で残っていた2セダンとして敬意を込めて1等賞にさせて頂きました(^_-)-☆


って事でランキングは以上となります、12位以下20位までの2ドアセダンモデルは下記の通りです!

12位:2代目B110型サニー
13位:3代目510型ブルーバード
14位:初代UP10/20パブリカ
15位:初代マツダキャロル
16位:3代目B210型サニー
17位:初代LA型三菱ミニカ
18位:ダイハツフェロー
19位:5代目T100系コロナ
20位:初代マツダファミリア

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如何でしたか?利便性で劣りファミリ化―としては衰退した2ドアセダン、HTやクーペブームもありそれらで代用できる点から70年代で一気に設定が消えますがかつては今のSUVやコンパクト、ミニバン同様にクルマと言えば2ドアセダンが常識の時代、確かにありました、今は遠い昔ですが純粋な2ドアセダンなんて二度と現れないでしょうし今回は懐かしいモデルを振り返りました!

ランキングに関してはあくまでワタシの基準、皆さんもどうぞご自分なりの2ドアセダン妄想ベストテンをしてみて下さい、一時ですが楽しいですヨ(笑)

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2023/08/11 21:01:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ

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