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元Gureのブログ一覧

2018年03月25日 イイね!

珍車PART761

珍車PART761今回取り上げるのはひょんな事から探してみた4tトラック、コレ、かつて大人気で往時は売れまくり相当な個体数だったんですが10年強前の首都圏NOX/PM規制法発布により大都市圏では乗れなくなり一気に減少、海外でも人気あり貿易に出たのが大きいですね。

しかし国内でも規制関係のない地方では活躍する姿もまだ見られますがそれでも年式が古くなってきましたしかつてに較べるとさすがに少なくなりました…

⇒『平成2年(1990)U-FK417JK型初代ファイターキャブバック型クレーン付き平ボディ』!!

これは上述の通り首都圏では走るのは勿論、登録もできませんからまず現役を拝むのは無理、山梨在時は毎日のように見かけましたから関東では東京、神奈川、千葉の一部、埼玉や大阪、兵庫等大都市限定の珍トラック?になりますネ( ;∀;)

いやね、同業?仲間がこれを買取したという話を聞きハマに戻って1年、全く見ていないFK、懐かしくなって探してみたという(笑)

何を隠そうコレ、ワタシがトラック触りだして初めて乗った4t車、もう20年以上前の事ながら初めての4tですんで初めての女同様に忘れられんのですwww

ふそうの4tはこれの先代から『FK』の型式で統一、現在に至りますがファイター名を名乗ったのはこの代から!
84年~92年のモデルライフで現行は2代目、つまり92年以降FMCがなされず今に至ります。

現行(FK60/70系=数字の大きい側はワイドキャブ)は顔付やインパネ、安全装備、快適装備等初期とは大幅に異なり共通しているのはフレームとキャビン骨格、ドアパネルなど一部のみですが実に30年近くFMCがなされずいい加減古臭いながらそこは見事に時代に応じたリファインがなされ内情を知らなければ今でも立派に通用、まさか業界にいても現行2代目や大型のスーパーグレートをここまで引っ張るとは思いませんでしたがこれらデビュー後、ふそうを取り巻く環境の激変から思わぬ長寿?になっている訳ですね~。

現在はベースFKの増tモデルも大きく普及、免許制度の改革もありますがこの時代は4tと大型の棲み分けがハッキリしており今のようにパッと見4tながら大型免許でないと乗れないというまぎわらしいモデルもなかった時代は分かり易くて良かった(笑)

さて初代ファイター、この時代三菱はトラックに関して下は軽のミニキャブトラック(U10系)から上は大型のグレート(FU/FP/FS/FW等)までデザインを統一、一貫性を持たせる事で三菱製トラックをアピール、中でも4t/大型はそれ以前は頑強でタフであればいい、内外装のデザインなんて二の次三の次、他社を含めそれを示すような厳ついエクステリアが常識だったところ、都会的でスマートな外観に乗用車並みのモダンな室内を与えられてデビュー、大型のグレードはグッドデザイン大賞を受賞する程でトラックの世界を一変、この後ライバル他社もふそうに続けとばかりいすゞフォワード、UDコンドル、日野レンジャーなど主に4tを皮切りにオシャレな出で立ちに変化、バブル時代には大型もこの波に乗り従来の強面、厳つさ、怖い という一般に植え付けられた大型のイメージを変えるに相応しい時代を迎えふそう系トラック、それの牽引役を果たし当時のファイター/グレートは大幅に普及、4tではシュアNo1、大型も日野に次ぐ2位と健闘、当時の物流業界でふそうの名声が一気に高まったモノでした。

同じデザインアイディンティのふそうの大型『ザ・グレート』


さて現車、4tトラックでは20年、30年経ても値落ちの少ない代表的存在のキャブバッククレーン付き平(通称ユニック)モデル、走行は4tとしては少ない22万㎞程度で総合3、内装Cという30年になろうかというトラックとしては真に素晴らしい状態です。
働くクルマですしドライバーは会社から与えられたモノなので人によっては乗りっ放しで愛情を注ぐなんてされずに朽ちていくのも多い中、このFKは幸福モノでしたね(笑)

下経年劣化は見られるもまだまだ現役可能な様子


搭載されるユニック製4段クレーン、この時代はまだフック格納機能がない(ユニックはユニフック、タダノはフックイン)がなくラジコンも普及前夜でしたのでこの個体もラジコン無の通常型、国内ではこの通常型は人気ないのですが海外ではそんなもんなくても充分に通用、現にこれも驚く金額で落札されたのでほぼ貿易でしょう…

それにしても室内Cというのがいい、なかなか4t車、しかもクレーン付きを使うような環境にいる個体で室内まで気を配られている個体は少ない、ダンプとかフルクレーンなんてそりゃもう中は悲惨?と言ってもいいようなモノばかり見てきてるんでユニックと言えど一応建設系でこの程度には驚きです!

↓80年代の三菱らしいペキペキ調のインパネデザイン、当時はこんなオシャレな内装のトラックは類を見ませんでした。


このFK、内装のデザインもキャビンやスリーパーの広さも申し分ないのですが初体験以来さんざん乗ってきて思うのはまだ三角窓が現役で視界的に個人的には乗り易いとは言えない印象、いや、この時代はいすゞもUDも日野も三角窓、健在ながらミラーと三角窓の支柱が干渉してミラー確認がし辛い感じがありこれだけが好きでなかった、4tでもOPのアンダーミラーが付くとかなり違うんですが視界的にはこの時代ですとUDのコンドル(CM系)が一番乗り易かったかなぁ…

まだまだ過積載当たり前の時代ですんでエアブレーキは今よりも強力、確か安いモデルや後続で設定されたミニヨンなんかはブースターも存在していましたが慣れれば4tクラスでブースターは逆に止まらず怖くて×2 なんて想い出も蘇りますわw

この個体、荷台の荒れも少なくかなり丁寧に使われていた様子、ガラ(ゴミ)や重量級資材を積んでいるとこの状態キープするのはなかなか困難、敷かれた鉄板も貼り替えの必要がない位程度がいいですナ!

↓鳥居、や煽り部分も極上といっていい程の綺麗さ!



先述の通りこの個体、軽の新車並みの金額、昨今は軽と言えどいいお値段しますんで想像に容易いかと。
出品地は北関東、以前はFK400系、以前はやたらに出ていましたがさすトラック出品数最大のこのオク会場でも数える程度の出品になっていたのは少々驚きでした。

↓通称“角目”と呼ばれる精悍な顔付ももうなかなか見れなくなりました。


因みに角目と言われる所以は大型グレードが後期になりプロジェクターライトに変更された事から前期を角目と業界では呼んでました、FKでプロジェクター化されたのは2代目FK600/700系なので400/500系では角目しか存在しないのですが便箋上こう呼んでいたのも懐かしい(^^;)

このFKを皮切りに今後は珍4tを少し探索してみよっかな~、乗用もマンネリ気味だし(^^)/
Posted at 2018/03/25 15:01:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱ふそう | クルマ
2017年10月20日 イイね!

珍車PART733

珍車PART733久々にデカいの行きますか(^_^)v

普段業務で積載車に乗る事が多いので気になる車載の中型をチョイス!

この型も地方でもさすがに現役はもう少ないと思います、排ガス規制の緩い所では勿論現役もいるでしょうが最終型でも34年前、現存していたとしてももう充分に働いてきている筈、それでも過去貿易にて発展途上国に多く出ましたのでそこではまだまだ一線で稼働していますしね、ホント日本製のトラックの頑強さには感心します、国内でも石原法を始めとする排ガス規制が仮になかったり緩かったりしればこの年代でもまだ現役を貫いている事でしょう…

⇒『昭和57年(1982)初代三菱ふそうFK-116JZ型車輛積載車』!!

出品票に「ファイター」の文字がありますがこの代=ふそう4tクラスが初めて今に通じるFKを名乗る ではまだファイターの車名はつきませんので記載ミスですね、正式名称が『ふそうFK』となります。

元々ふそうトラック、大型も中型も頭文字が「T」で統一、Tシリーズと呼ばれていましたが70年代になり見直されました。
大型がまずF♯(♯部には駆動、軸数等で様々な記号が入る→例:FS/FU/FV等)と変貌、そして76年までTシリーズで残っていた4tクラスがFKとなった訳ですね(因みに旧Tはトラック、新Fはキャブオーバーを意味しています)
このFKの2代目(84~)が大人気を誇った初代ファイター(中型)/グレート(大型 現スーパーグレート)に発展しますがこのファイター/グレートは従来トラックなんてもんは積めればいい、スタイルや使い勝手、快適性は二の次という考えが造る側にも乗る側にも常識だったところに使い手は勿論、スタイリングや快適性をも最大限に訴求、従来のトラックにあったイメージを一新する人気と販売を誇り日野、いすゞを抑えディーゼル4社(トラックメーカー4社)のTOPを取りました!

ファイター/グレートの素地は現車である初代FKや大型の初代F♯で既に示されており70年代当時でここまで垢抜けたスタイリングは他に類を見ませんでした、この事もありあの大ヒット映画の「トラック野郎」では主人公の星桃次郎(菅原文太氏)が蹴る愛車である一番星号はふそうFU(大型)がベースになっていましたね(^_^)v

↓ヒット作~トラック野郎~の劇用車、一番星号はふそうFU!


初代FKは先発である大型F♯がベース、フレームこそ4t用が使われますが外板パネル、キャビン等は共通部品も多く現在でも各社そうですが大型と中型を可能な限り共有化しコストを引き下げる手法の走りと言ってもいいでしょう。

現車はそんなFKの車載車、速度表示灯がある事からタイヤプライアップ等で大型登録していた様子(若しくは増t改造)、上物は記載がないので架装メーカーは実物見ないと解りませんがセルフローダー(ジャッキによる車体前部持ち上げ方式)となりますね、足の格納場所が現代の前輪後方ではなくいキャビンの真後ろってのが新鮮?上物年式も分からないので何ともですがさすがにこの時代の架装物にはなかなか触れる機会もなかったんで滅多に見れませんヨ。

状態は一応実走の様子?タコが付いてればメーター改竄になるので白ナンバーで使われていたクルマかもしれません(この場合自家用なのでタコグラフ装着義務なし)、総評はRの2点、内装はCなので年式勘案すれば上物ですね。

↓空調やルーフ穴開き他年式なみのヤレがあるようですがまだ現役続行な可能な様子!


C評価という決して低くない評価を得ているキャビン内はとても30年オーバーの働くクルマとしては奇跡的に綺麗な状態、荷台や下回りにしてもメンテをこまめにし大切に使われていたものと推測できます、重機や建機運ぶモノだと荷台はもっと荒れるしここまでもちません、荷台のみ載せ換えっていう可能性もありますがオリジナルのままだとするとこの状態をキープしているのは乗用車とかの回送という比較的軽い仕事で活躍してたんかなーと。。。

↓軽いサビや痛みは当然見受けられるもよくメンテされている下回り


↓30年経過とは思えない非常に綺麗なキャビン内


レッカー屋さん(緑ナンバーですが…)とか普通のクルマ屋で使われていた個体かな?建機屋やレンタル店の個体だとこうはいかない、10年程度でボロボロになりますからねー、トラックマニア、FKマニアにはたまらん逸品かもしれません(笑)

↓荷台や歩み板の痛みも少なくまだまだ現役です!


↓オリジナルは真っ黒なグリルで通称“ブラックマスク”と言われたこの型の後期(79~86年)モデル!


現在ではトラック・バスメーカーは実質2社、日野/いすゞと三菱ふそう/UDの布陣となり後者はダイムラーやボルボ等も噛合い純粋な日本車とは?な状況になってしまいましたが70~80年代は4社が切磋琢磨し激烈な競争の中、それぞれの個性や特性が顕著、大型では大パワーのV8やV10/V12が常識でしたし好景気、成長の時代でトラックやバスの需要も多く現代のような人口減少や排ガス環境問題なんてこれっぽっちも考えなくていい時代、のどかで大らかなのも当たり前ですが個性あるディーゼル4社、イイ時代でした(^_^)v

あっ、この出品車は無事落札されています、年式からして貿易ではないでしょうからどこか地方で使われるか上物狙い?落札額も決して安くなく現役続行も充分考えられる金額でした!
Posted at 2017/10/20 17:47:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱ふそう | クルマ
2016年10月25日 イイね!

珍車PART664

Posted at 2016/10/25 19:14:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱ふそう | クルマ
2016年06月28日 イイね!

保存版・ 珍車PART630

保存版・ 珍車PART630 珍車630台目は少し変わった視点で…

いや、珍って訳ではなく業界(売買・流通)では比較的に目にする事も多く昨今の外国人旅行者の増大で需要が増え取引も活発、一時のバカげた高騰は収まりつつもありますがやはり以前に較べると相場は高値安定って感じですかね〜。

⇒『平成5年(1993)2代目U-MS821PA型ふそうエアロクイーン』!!

ふそうの代表的観光バスですね、バスは寿命(使用期間)が長いのでまだまだこの2代目は現役、現在エアロクイーン2007年に登場した3代目9系になっていますので2代目MS8系は一世代前、92年〜2007年のモデルです。

MS8系はそう、今年1月に不名誉なカタチで世間の注目を集めてしまいました⇒軽井沢バス横転事故…

改めて亡くなったドライバー、学生さんのご冥福をお祈りしますしお怪我なされた方にはお見舞い申し上げます。

この時2チャンネルなんかには過去のふそうリコール隠しの事故を取り上げクルマ側の責任を追及するような書き込みも多かったですが調査機関の結論は大型車の運転に不慣れなドライバーによる過失という事で終わりましたね。

まぁ、この事故の背景には色々な問題があり当時は騒がれましたが抜本的対策は何もされていないようで憂慮すべき事ではありますがその辺はまた別の機会にでも!

さて、出品車です。

22年モノ、走行は1週して現在135万kmの様子、バスやトラック知らない方は乗用車感覚で言えば年式はともかく距離にまずビックリでしょうね、しかし今はこのレベルでも立派に流通する訳で上述した外国人旅行者の急激な増加によりこれより古い昭和モノや200万?300万?でも普通に高額で取引、日本のバスは優秀ですがさすがに古いモノは大規模な整備も必要、しかし儲け一辺倒の業者(売る側や買う側含め)が手を抜いた結果火災事故なども多発し問題になっておりますがこういった部分も何らかの規制が必要なのでは?と販売の片隅に携わる者としては感じます。

↓このMSもOIL漏れやエア漏れがあるようできちんと整備の上で運行される事を願います。


普通の方はバスにお客目線以外で触れる事はまずないと思います、よほどのバスマニアは別として私も昔はよく扱いましたがここ最近は手はなるべく出さない、特にあんな事故があるとやはり躊躇する部分はありますネ。

まぁ、現車に限らずいすゞでも日野でもUDでも同じ事、現在の中古バス業界は一種のバブル(やや壊れ気味?)なので古かろうが何だろうがメシの種になるのは間違いないのですがそこは人間としての良心を持つ商売をして欲しいものです!

エアロクイーン=スーパーハイデッカー、この形式はお客の見晴らしと広大な積載スペースを確保できるため現在の観光バスでは主流の形態ですが運転は結構気を遣う、客室と違い運転台はせいぜい2t車程度の高さなのでまず高さを把握する点が重要、しかも頭が重くなり重心が高くなるのでお客満員で件の碓井峠みたいなカーブの連続では気が抜けません。

↓御覧のようにこの年式ですと既にシフトレバーは電気式でこれも事故原因追及のポイントになりました。


電気式シフトは回転数が合っていないとレバーは動いてもシフトダウンされない、オーバーレブ防止のための安全装備ですがあくまで個人的な憶測ですがあの事故も不慣れなドライバーがこの辺の落とし穴にはまったかな?と感じます。

先日陸屋で4tを同じ道回送しましたが試しに?頂上からNにして少し下りましたがとてもじゃないですがあのバスがコーナーに入った速度までは怖くて出せない、何らかのミスがない限り絶対に現場手前まで減速する筈と思いを強くしました、居眠りや体調変化であればまだ理解できますが意識正常であればあのジェットコースターのような恐怖の中、ドライバーは色々あの数分、何とか速度制御を試みた筈、それでも操作ミスに気が付かず一向に減速しないバスがあのカーブに入った時の恐怖を考えるとやりきれません…

↓これは皆さんも見慣れた室内、この部分は非常に手入れがいい感じ!


エアロクイーン、この名前が使われたのは79年の初代MS7系からですがふそうの観光型はかつて国鉄バス(高速バス)で大量採用されたMA/MAR系が元祖、このモデルは62年発売という古い歴史を持っておりトラック同様バスの分野でもシュア争いを常に演じていました。

路線はいすゞが強かったですが観光ではUDが強敵、今やUDは身内になりましたしいすゞと日野も同様、高度成長期に日本が贅沢に向かい観光業が盛んになる中で観光バス市場も活発になりましたがやはりバブル以降は衰退産業?この事から今は実質的にバスメーカーは2社に減りましたがここにきて外国人観光者の急激増加で新車の観光バスが供給不足に陥り以前ですと解体か輸出に回されていた100万?オーバーにまで驚く値段が付く現在に皮肉な運命を感じますね。

↓“死のカーブ”に突入するこの後姿を映像で見た方も多いでしょう…


普段生活する山梨県、温泉も多く東京から近くて利便性も良く富士山を始め観光地が多いのでG/Wや夏休み以外でも土日になれば観光バスの目撃は多い、平成5年なんて新しい部類で昭和モノもいる、このMSもそうですがU-のモデルは現況排ガス規制に引っかかりキャタライザー(つまりは排ガス適合装置)もべらぼうに高いので以前はほぼこの世代は輸出って感じでしたがねー、バスマニアにはヨダレものってのもいますがバス事業者、整備だけはビッチリやりドライバーの管理(業務内容、就労時間管理なども含め)楽しく安全なツアーを行って欲しいモノです。

↓見た目はまだまだ綺麗なエアロクイーン!無個性なバスの中でも各部にふそうらしい味付けが好みでした!


出品は大型車専用会場、落札額は幾らだと思いますか?想像に任せますがレス頂いた場合にお答えします(^^)v

いつもの珍車コーナーとはやや異なる感じになっていますがこうした車種を取り上げる事によりやや風化してきている悲惨な事故が起きたという事をもう一度思い出し教訓になればと思っています。
Posted at 2017/12/02 18:03:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱ふそう | クルマ
2016年03月17日 イイね!

保存版・珍車PART597

保存版・珍車PART597 このコーナーもうすぐ祝!!600!
そこまでは菱ヲタ丸出しで行ってみようかと(;^_^A

今回のお出ましは70〜80年代の銀幕で活躍したアノ名車?主役のお二人(菅原文太氏、愛川欽也氏)もお亡くなりになってしまいましたが当時のクルマはまだ残っている、“トラック野郎”、ファンだったのでこのクルマ(やもめのジョナサン=欽也氏)や桃次郎=文太氏のふそうFU見ると何かシミジミします。。。

と言う訳で今回のお題はコレ!

⇒『昭和49年(1974)三菱ふそうT653B型キャブバッククレーン付き平ボディ』!!

T653、ふそう4tが現行の『FK』シリーズになる前のモデル、2〜大型までTシリーズで統一されていた中、一番星号ならぬふそう大型がいち早く『F♯』に移行、2〜4tクラスは70年代後半にそれぞれFE/FKとなった訳です。

このT650系は当時かなりの人気モデル、ワタシの幼少時代の街中ではかなりの目撃度合、当時でもかなりオシャレなイメージのキャビンはただただ無骨な他社のトラックに較べ都会的で子供の目にも新鮮な印象があったモノでした!

中坊なりたての頃かな?トラック野郎が始まったの…

当時T630系は末期でしたがスクリーンで活躍する一番星号と並び派手派手デコレーションのやもめのジョナサン号は当時大型免許なんて夢のまた夢の時代、普通免許で乗れていた4tはより身近で親しみが持てたモノです(^^ゞ

↓映画トラック野郎“ジョナサン号”はこのふそうT650系の箱車でした!


このコーナーでも1、2度取り上げたT650、熱心に見ていると時折出てはきますがそれでも1年半ぶり、排ガス規制の問題でなかなかもう現役続行できる地区も国内では減ってきていますがこの個体も40年経過とは思えない程度の良さで総評は3点という高評価!!

↓5桁表示なので走行は?ながら全体の程度からそれほど走っていない様子…


架装しているタダノのカーゴクレーンもなかなか年代物、まだ『多田野鉄工』時代のクレーン、この時代ですから今では役不足の2段クレーンですがシャシ含めここまでくると歴史的産業遺物だと思いますね、クレーンもきちんと手が入っているようですし使い倒してナンボのこの類のクルマ/道具としては丁寧に扱う前オーナーさんだった事が推察できます。

↓何とドアにはビニールが!恐らく新車時のモノでしょう…シート破れもこの程度なら上々…


クレーンやローダーなど動力取り出し(PTO)架装としては昔から定評のあるふそう、一番多い平ボを除きやはり架装車ではふそうが多く次にいすゞかな!?

現在ではそんな事もありませんが日野はPTO(ギア)が弱い、UDはカックンブレーキの安物!!ってイメージが最近まで残っていましたねー…

↓荷台部分はかなり綺麗な状態でオーバーワークはしてなかった様子!


T650はかなり前に陸屋した事あります、貿易用で栃木〜横浜港に陸送したのが最後、現代のトラックのように快適さは皆無、P/Sもなければブレーキもブースター、正に力技で走らせる漢でしたし今の50肩ではとてもじゃないが運転できません(*_*;

これ以後のFK〜ファイターの時代は装備も向上し快適キャビンでしたが70年代のトラックはそれはそれはもろに働くクルマでしたんでねー、この時代のトラックドライバーさんにはホント、頭下がりますわ。

↓Frの右前が少し当てているのが惜しいですが鈑金で直るでしょう、キャビンは艶もあり綺麗!


機関上に特に問題なし、細かな不具合は当然あるようですがまだ現役で充分働ける感じですネ。

出品地は東、落札額は二桁の半ば…多分活躍の場は海外でしょうがここまで状態がいい70年代トラックもそうは残っていないので海を越えるのは惜しい気がします(-。-)y-゜゜゜
Posted at 2017/11/30 16:47:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱ふそう | クルマ

プロフィール

「 ”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第46弾!! http://cvw.jp/b/2682511/48615637/
何シテル?   08/23 18:00
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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