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元Gureのブログ一覧

2023年03月27日 イイね!

ニッポン、大勝利!!!!

ニッポン、大勝利!!!!
この時期にこんなタイトル&画像付ければ誰しもWBCを思うのは当然!なんすが野球ファンの方には申し訳ないけど別の”日本大勝利”について語りたい…

詳細はこちら↓の記事にもあるようにカーマニアに不安、不満を与え続けてきた?2035年以降の内燃機関(エンジン車)販売禁止といした欧州/ドイツが掌返しした事(*^^)v


https://news.yahoo.co.jp/articles/6153fb5cd42cbd665f5537c7b5c9029068361251

カーマニアなワタシ含めた中年以上の年代にはWBC優勝以上に嬉しい一方!? EUのエンジン車禁止表明以降急速に全世界が巻き込まれるようなカタチでEV一辺倒になってきた世相、ここの来てロシア・ウクライナ問題を発端とした電気供給に不安が現れそれに付随するよにそれまで利点ばかり強調されてきたEVのデメリットも庶民にも知れ渡るようになってきた、日本も我が国にケンカ売ってきた欧州・ドイツ・中国にいつもの情けなさで対抗する事なくその方針に引きずられてきて国内でのエンジン車禁止論と欧州等と同様な事を言い出す始末、マスゴミも調子に乗り「EV=正義、エンジン車=悪」というキャンペーンで今日まで来たけど今後どうすんだろ?どう言い訳するんだろうかマスゴミ、政府、どっかの知事今後の物言いに注目したところw

今のところ”内燃機関全面勝利!”と言ってもいい?
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ニッポン・大勝利なんて喜んでるけどこういった連中には”勝利”なんて概念はない筈、そう思っているのは我々クルマ好き、内燃機関こそがクルマ!と思っている層である事は間違いない、クルマを単なる移動手段、生活の便利グッズとしか捉えない層ではエンジンだろうがEVだろうがランニングコストさえ良ければどちらでもいいって感じだろうし大騒ぎするような事でもないかもしれない、しかしココに集う方々の大半はこの記事、喜ばしい限りではないかと思うのです(^^)

e-フューエルなる新技術の燃料に限りなんて言ってるけどその実用化がどの位でできるか?それ以前に全世界の電力事情がまた変わってくれば”悪の巣窟”EUがちゃぶ台返しする可能性はあるけど元々は日本車潰しを環境問題にすり替えて行ったEU、当初は偽装だらけのクリーンディーゼルで潰しにかかるもこれもあえなくNG、そこで”環境・カーボンニュートラル”を声高に叫びその企みが順調に推移しながらも予期せぬ?ウクライナ問題で歯車が狂い始める、日本は世界がそういう流れだから乗るしかない みたいな嫌々?の付随ながらも東日本大震災以降の原発の在り方、降雪が多いというお国柄、多くの専門家や業界人もEVシフトに疑問を呈してきており実際、現EVオーナーの半分は次期代替えにEVは考えないという結果も出ているようでウチの娘んとこも付き合いでEV(旧型日産リーフ)を乗っているももうEVは懲りたと言ってる(笑)

e-フューエルの実用化が今後のハイパワー内燃機関の可能性を高めてくれるか!?
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ワタシは常々言ってきたけどEV全面否定はしない、だけどモリゾウさん曰くの選択肢は残すべき、EVがいいヒトはEVを選ぶ、エンジンが必要なヒトはそれを選べる、それでこそ民主主義のまともな国家な筈でトヨタの”全方位”の主張には全面的に賛成でした、ついこないだまで「EVに消極的な日本はけしからん」とか「EVリーダーシップを取るべきトヨタが遅れてる」などとヌかしていた欧州や内外のマスゴミ、VWが社長交代を機に方針を変えたりBMWもトヨタの考え方に協調しEUに反旗を翻したのは何もトヨタや日本の味方した訳でもなくあくまで自社の存続を掛ける為の行動であるのは火を見るより明らかなんだけど実際、なんだかんだ言ってもいい意味悪い意味ドイツの自動車界での存在は大きい、悔しいかなトヨタ1社の存在よりも世界規模で見れば大きい訳でネット等では反旗を翻したドイツやイタリアに”ありがとう”なんて声も散見されるけどそんな単純なモノではなくこれでまた日本、トヨタが水素なりEVなりエンジンなりで画期的なモノを開発すればまた難癖付けて日本車潰しをしてくるのは間違いないだろうから油断できんけど危惧されていた”エンジン車全廃”というカーマニアにとっては悪夢が取り合えず回避されたのだけは心底めでたいですな~。

熱心に電動化に突き進む我が三菱自動車や日産が今後どのような方針に移る?それともEVをより進化させるのか?トヨタは社長交代によりEV積極的に取り組むなんて言ってたけどこちらの動向も気になるますね。

電動バイクなんかも一部実用化されてるながらバイクはクルマ以上にエンジンに乗る!って言っても差し支えない乗り物、バイク業界が一番今回の件、朗報と捉えているかも…
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つい昨日までのEV突き進み世論ですら日本は充電機不足や雪国での問題解決なんてほぼ手付かずだったし今回のEUの決定により少なくとも国内でこれ以上EVが発展する可能性は狭まったかな!?とド素人のワタクシにも解る、今後はEVよりもe-フューエルの開発競争?これによる高コスト化により従来の純ガソリンが下がりこれが息を吹き返す?いやいやHV大国の日本だからe-フューエル/ガソリンを併用できるHV車の開発?いろいろなシナリオは考えられますがね、まぁこちとら後十何年、永くても20年程度で免許返納する年代だしこれまで十分に純ガソリン車を味わってきたのでどうでもいいいんだけど数少ない若いクルマ好きやクルマに夢や希望、潤いを求める人々にとっては久々に明るい話題だったのではないかなぁ、そう思っております(^_-)-☆ 
Posted at 2023/03/27 17:35:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2023年02月28日 イイね!

トンボ帰りの山梨遠征(^^;

トンボ帰りの山梨遠征(^^;長男坊に乗らせてるパジェロミニ(PJM)、先日フィーエルオープナーを直したばかりなんだけどOIL漏れが凄いってんで昨日また長男が持ってきた、結構な量を漏れてるんでいよいよお終いかなぁ…(-_-;)

PJMは持病?でクランクシャフトオイルシールが弱く距離乗るとコレが出る、先代のPJMもこれで直してるんだけどあの頃は山梨ベースでワイワイやりながら自己修理したけど環境変わってるし第一もう自分で直す気力もないんで急遽本日、日帰りトンボ帰りで馴染みの山梨・北杜の工場に移送、勿論出る前にはOILを満タンに!(1L位入ったorz…)

今年12月車検だしもう17万㎞だし万一クランクシャフトシールだとミッション降ろす事になり工賃だけでもヤバい、どんなに安くやってもらっても7~8万掛かるだろうしそうなればもう残念ながら廃車にしようと長男と相談、北杜の工場で代車に出してるH15yのムーブ(L150S 来年3月まで車検1年残)がありこれを桁で出してくれるってんでもしPJMが重症なら取り急ぎの足でこれを長男のクルマにしようってこんで(;^_^A

ホントは泊まりで行きたいながら夜間に車輛搬送の仕事入っているんで日帰り強行軍、お昼過ぎに出て圏央道→中央道の王道コース、山梨行くの半年ぶりか?さんざん走りなれた道ながら懐かしい…

道路は平日の日中なのでガラガラ、快走でき中央道甲府を過ぎるといつ見ても迫力ある八ヶ岳、5年前までは毎日見ていた山ながら久々の対面♪
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ハイタッチ!drive
2023年02月28日 12:11 - 14:20、
148.58 Km 2 時間 6 分、
2ハイタッチ、バッジ43個を獲得、テリトリーポイント390pt.を獲得
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途中双葉SAでWC休憩を挟んでも2時間少しで到着、3ATのPJM、80~100㎞でも4000~5000rpmで廻るので精神衛生的にこれ、疲れるんだわ(汗)

工場の担当さんとは電話で打ち合わせ済なのでササッとクルマ預けムーブに乗り換えてすぐに踵を返す訳ながらせっかく山梨来て温泉も愉しめずで残念…

代車に借りたムーブ、もしかしたらこのまま我が家に嫁入り!?!?
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走行12万㎞Tベル交換済、全体3内装C外装Dって感じかな?シルバーなので目立たないながら小傷が多いが磨けばいくらかマシになるレベルで外装Cにはなるでしょうw エンジンやミッションは問題なく調子いい、カスタム顔ながらNAなので中央道、登坂は厳しくどんなに踏んでも100㎞、油断すると失速するも平坦なら100₊αで巡行可能だし何より4ATなので静か(笑)

室内は代車で貸し出すしているだけあり綺麗、ドリンクホルダーが破損(ダイハツあるある)している以外問題ナシ!
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ガワはもし嫁入りしたらポリッシャーで磨きましょー って倅にやらせるけんどw
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帰路も往路とほぼ同様で中央道→圏央道、中央道乗ったら今度は雄大な富士山を正面に見ながら快走♪
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帰路は神奈川に入ってからは夕方になり圏央道で少々詰まるも日没前の5時過ぎに帰宅!

ハイタッチ!drive
2023年02月28日 14:39 - 17:15、
149.96 Km 2 時間 22 分、
バッジ42個を獲得

往復で300㎞、その半分は3ATの騒音で頭おかしくなりそうだったけどPJM、愛をかけてきたんで何とか軽傷で済んで欲しい、しかし以前、長男はオレのミニカ(H22AミラノLTD)を事故って潰しその時の取り急ぎの足もムーブ(L600)だったんでよほどヤツはムーブに縁があるみたいなんでね、このまま愛車になる可能性が大きいかな!?三菱降りるのは残念だけんど仕方ねぇわな とオヤジは一人、嘆くのであったwww
Posted at 2023/02/28 18:49:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2023年01月30日 イイね!

パワーウィンドゥ…

パワーウィンドゥ…先週末、コロナ禍以前は毎年やってた中学時代の腐れ縁?の仲間らと新年会に行ってきた訳で…

まっ、酔っぱらいオッサンの写真載せてもね、そんなモン見たくもねぇ-!ってのがほぼでしょうから遠慮しておきますがwww

場所は桜木町MM21、横浜の外れに住んでる元Gureとしては仕事以外、しかも週末の夜なんて繰り出すの何年ぶり?今や横浜の大観光地なんでやたら若い衆やカップルだらけでこういう光景見てると円安やらウクライナ情勢やら何だかんだ言っても日本は平和だなやーと。

国電w(JR京浜東北線)にて久々に”大都会”に乗り込む!
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昨年鉄道150年で脚光を浴びた現桜木町駅、150年前の横浜駅w
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ランドマークタワー他夜景も派手で綺麗やなぁと。
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国電(もうえぇってw)乗る前に仕事先からなんで相鉄で横浜まで来たんだけどその相鉄、一つ前の型(8000形)に乗ってまず驚いたのが相鉄独特のボタンで開閉式パワーウィンドウ!コレ、他地域では解らんけど首都圏では相鉄唯一の装備、型式は違うも元Gureが子供の頃から相鉄には装備されていてあまり相鉄って縁薄いんでタマに乗ると感動してたけどまさか比較的新しい車輛でも未だ装備されているとはもう感動モノで(驚)

緑のボタンで上下開閉できるパワーウィンドウ健在!
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子供の時のように用もないのに開け閉めしたくなる衝動に駆られながらもそれに耐え大人しく乗ってたけどあの頃、クルマでも高級装備とされていたパワーウィンドウ、メジャーな国鉄や京急、東急なんかには装備なく左右のツマミを押して”ヨイショっと、月ノ家円鏡です”(アラフィフ以上のネタw)って窓持ち上がて開けるのが当たり前の70年代にこれが装備される相鉄に感激した幼少期を思い出し懐かしかったぁ~(笑)

一時、元Gureを少年時代に還してくれた相鉄8000に感謝(笑)
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乗りつけない乗り物にタマに乗るといい事あるもんだなぁ と…。
(^^)/
Posted at 2023/01/30 19:54:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2023年01月24日 イイね!

47年(*_*;

47年(*_*;

昨夜、夜な夜な?オッサンのサシ集会!?


いや、47年前(中1)の時の親友、10年前の同窓会で会ってるけど立ち話程度、今回ひょんな事からLINEが繋がり昨日、彼の自宅のそばに仕事で行ったんで連絡取り合ってファミレス集会というw



13歳のクソガキがお互いシワ、白髪の初老の紳士wになりーの…
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中1、まだ当時は鉄ヲタやってた頃で彼も鉄っちゃん、意気投合して一緒に秋葉原時代の交通博物館行ったりN/HOゲージ集めて遊んだりあの頃は毎日遊んでいた…

今でも走れはしないながら当時集めた鉄道模型あるよ!と見せてくれた画像がこれ↓
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111系横須賀線、EF65電気機関車はかすかに彼が持っていたのを思い出す、お互いの家に行ったり来たりして線路を繋げ走らせて恍惚の表情を二人して浮かべてたっけ(笑)

ワタシは16以降はバイク、18以降は元々鉄よりも好きだった4輪に爆進したも彼はずっと一筋で鉄を愛しているというから大したモノ、最近国鉄時代の車輛を主に鉄分復活気味の元Gure、今度一緒に鉄道博物館行こう!と固く約束して楽しいヒトトキを終了っす。

3時間も話し込み帰りのPにて「オレはツマラン大衆車だよ」と言いながらもお前は年寄りの冷や水だな!笑われたお互いの愛車を前にw
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しかし旧友っていいなぁ、ほぼ47年話してないし最初はちょっとお互いに緊張するも5分も話すと13歳の頃に逆戻りしてバカ話に花が咲く、13歳~現在までのお互い生きてきた道を語り合い改めてその長い期間を感じるも親友ってのはその空白が一瞬で埋まるんだな!と清々しい気分で帰宅したというお話でした(*^^)v
Posted at 2023/01/24 14:25:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2023年01月19日 イイね!

”GT”の終焉!?!?

”GT”の終焉!?!?


どもっ(*^^)v


皆さんは”GT”と聴いてどう思いますか…?

”GT”という言葉、特別な存在でこのグレードを背負ったモデルを目にするとウキウキ心が躍動する、そんな風に思うご同輩も多いのではないかと思います。


”GT”とは元々は海外からきたモデル名、日本では60~90年代では盛んに名つけられたモデルが多く特に70/80年代、つまり元Gureの青春期はどこもこれも”GT”、雨後の筍のように各社各車にGTグレードが用意されどのモデルも特別な存在(大概はTOPグレードだった)で有難かったモノですよねぇ…

しかしあの頃に較べたら最近はこの”GT”を名乗るモデル、めっきりと少なくなっておりスポ車好きには寂しい限り、まぁ、時代的にEVやHV押しの現代でGTもクソもないんでしょうしスポーツモデルが持て囃される訳でもない、過去、あれだけ存在しただけあり古臭い、飽きもあると思いますがワタクシ、今でもスポーツモデルをこれ以上的確に表し響きもカッコよく感じそのモデルの内容を誇示するにこの”GT”を上回るモノはないと思うんですが如何なもんでしょうか?

日本では元々GT=グランツーリスモ 若しくはグランドツーリングに解釈され前者はハードなスポーツモデル、後者はハード面に加え豪華装備を充実させ長距離を快適に移動できる欧米的な意味合いしたが現在ではその垣根は曖昧になってきていると言っていいでしょう。

尚ここで語る”GT”とはあくまで市販モデルの一グレードの事でありレースカーのカテゴリーやプロトタイプではない事をご了承下さいまし<(_ _)>

ここでいにしえの?”GT”の歴史や経緯を振り返ってみると国産で初めてこれを名乗ったのは1964年(S39)4月の現代目線からすれば不思議に写るいすゞのベレットGT、当時も今もいすゞはトラック本業ながら戦後から乗用車も造り90年代までは乗用車メーカーでもあった訳ですね、そのいすゞも1960年代はトヨタ、日産と並ぶ”御三家”と言われる程の人気メーカー、その人気を決定づけたのが1963年に発売した「ベレット」!

国産初の”GT”を名乗ったいすゞベレットGT PR90型!
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このベレットのスポーツタイプとしてデビューしたのがベレットの車高を抑え流麗なノッチバック2ドアクーペとしたのがベレットGT、ベレットの前進であるヒルマンミンクス時代にスポーツモデルのパイオニア的存在であるヒルマンはツインキャブ、フロアシフト、セパレートシートを備えたスポーツモデルが既に存在、これの発展形がベレットGTでありヒルマンから引き継ぐSUツインキャブ、国産市販車初のディスクブレーキ(前輪)、バケットタイプのセパレートシート、タコメーター等、標準車にはないスポーツ装備とパワーUPされた心臓、しかも当時では例のない流線形の流麗な出で立ち、サーキットにも早々とデビューし好成績を収めるベレットGTがその後の国産スポーツモデルの教科書的存在になったのは明白、この”ベレG”の成功でまたたくまに各社に”GT”は増殖、ベレG発売の翌月には今でも続くGTの伝統的存在であるプリンス(後日産)スカイラインに”GT”が追加されます!

スカG伝説の始まりとなるS54型スカイライン2000GT S54型!
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スカGは従来型のW/B、ノーズを伸ばして上級グロリアの直6 G7型エンジンを押し込みウェバー3連キャブで武装、サーキットに殴り込みを掛けるモンスターとして登場、まだまだ外国勢が優勢な日本のサーキットい於いてその実力は肉薄する走りを見せこれがスカイラインの伝説として今でも語り継がれ中身は大幅に変わりながらも”GT”グレードが衰退して行く中で現スカイラインにも設定される所以でもあります…。

スカGは日本GPでの活躍からベレGを上回る大成功を納めセダンボディながらもアンバランスな?長い鼻を持つ堂々とした出で立ちは当時のカーマニアの憧れの存在、その後当初のGTはGT-Bに改称、シングルキャブとし出力をデチューンしGTの普及版としてGT-Aを設定し当初GT-B(GT名称時)がAライ保持者への限定販売策を取った事もありGT-AはAライを持たないファンへの救済策的位置付け、このGT-A(青バッジ)とGT-B(赤バッジ)が3代目スカイライン以降のGT/GT-X(青)とGT-R(赤)に継承される訳です。

S54A/B以降はGT(GT-X)/GT-RとなるスカイランGT(画像は69年型KGC10型スカイライン2000GT-R)
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そして国産GT第三弾は御三家のトヨタか?と思いきやそうはいかずに伏兵!?ダイハツが1965年に追加発売したコンパーノGTがここに現れます、コンパーノGTは1963年に発売されたダイハツのファミリーカーである「コンパーノベルリーナ」のスポーツバージョン、ベルリーナの800ccOHVエンジンを1Lに拡大したFE型とし更に国産初となる機械式インジェクションを採用、先にデビューしたオープンモデルのコンパーノスパイダーがツインキャブのFE型で65psとされていたのと同等のパワーを誇り元々のベルリーナがイタリアン調の小洒落た出で立ちに加えベレGと同様、各スポーツ装備が施されトヨタ傘下入りのダイハツはこうした意欲的モデルもリリースしていました!

国産GT第三弾で国産初のインジェクション搭載のコンパーノGT F40型
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そしていよいよ?御三家のうち2社であるいすゞ、日産(プリンス)から”GT”が出たら黙ってられないとばかりに横綱トヨタは満を持して67/8月にヤマハと共同開発した日本初のスーパーカーとも称されるあのモデル=トヨタ2000GTを発売します!

トヨタ初冠の”GT”はトヨタ2000GT MF10型
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一部辛辣な評価等には「あれは”ヤマハ2000GT”だ」という意見もありますがベレGが4気筒OHV、スカGが6気筒SOHCだったところトヨ2はいきなりまだ当時ではレースカー位でしか見られなかったDOHCの6気筒を搭載、リトラクタブルヘッドライトを国産初採用しプロトに近いとても市販車とは思えない出で立ち、当時としては破格な238万円という高額さからなるその存在感がカーマニア憧れの存在となりその伝説が現代でも継承され今では1億2億という個体も現れる程、日本が誇る名車となっているのはご承知の通りでしょう…

この2000GTの評判がきっかけにトヨタは”GT”はさも自分のモノだ!的にGTモデルを乱立する作戦に邁進、ある意味市販車と言えども一部富裕層にしか手にできない現実離れした2000GTに対しほぼ同時発売で既存、3代目コロナHTのボディを使い普及版のGTも用意、それが「トヨタ1600GT」!

1600GTは見かけこそ従来型コロナながら心臓部は4気筒ながらも高性能DOHC+ソレックスツインの9R型110psのGT名に相応しいエンジンを搭載、2000GTと同じ5MTギアボックス(4MTもアリ)と相まってそれまでのコロナスポーティグレードの1600Sとは段違いの俊足を誇りサーキットでは2000GTよりも1600GTが暴れまわりスカGの良きライバルだった時期もあります。

トヨタ”GT”第二弾は普及版となるトヨタ1600GT RT55型
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1967年(S42)までにに出そろった御三家のGT達、前年の昭和41年が1Lカーが出そろう”マイカー元年”ならば昭和42年は”GT元年”と言ったところでしょうか…?

その後GTブーム?は御三家以外にも飛び火しますが何故か元祖のいすゞはベレGのグレードUPを行ったのみ(69年のGTR/GTタイプR、71年の1800GTN)、プリンスを吸収合併した日産は”GT”の称号はスカイラインのみに限定、他モデルのスポーツグレードはSSS(ブルーバード)GX(セドグロ、ローレル、サニー)とされトヨタも1600GTを継承したコロナマークⅡには何故か”GT”ではなくGSS(グランドスーパースポーツ)名を与えます。

トヨタDOHC第三弾は非GTであるマークⅡ1900GSS RT72型
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2000/1600GT同様にトヨタの武器でもあったDOHC×ソレックス2(10R型→8R-Gに改称)エンジン、既存ボディを使いコスト低減で普及促進を狙う手法は1600GTそのものながら何故に”GT”を名乗らないかが不思議、これもあったのか否かは解りませんがマークⅡGSSは2000/1600GTと較べかなりインパクトが弱かった印象があります。

さて他メーカーですが御三家に続けとばかりに”GT”を名乗ったのは三菱、しかもグレードではなく車名にGTを組み込んだコルトギャランGTOが1970年にデビューします!

三菱初の”GT”はギャランGTO A53C型
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「Gran Turismo Omologato」=GTレース用ホモロゲーションモデルやGTの中でも最高位のモデルを意味するGTOと言う名称、アメリカのマッスルカー人気を国産モデルに投影した派手で迫力あるスタイリングは従来の三菱車のイメージを覆すモノであり70年代の三菱飛躍の基礎でもありました。

一方のトヨタはマークⅡでGTを名乗らなかったのを後悔したかのように1970年以降、トヨ2以来の武器であるDOHCエンジン搭載モデルは”GT”を冠する事に方針を決定しトヨタ商法全開で”GT”を連発し高性能=DOHC=トヨタ車のイメージを定着化、70年のセリカGT、カリーナGT、73年コロナGT、74年スプリンタートレノGT、77年カローラレビンGT、80年セリカカムリGTといった具合…

セリカ/カリーナでGT名を復活、セリカでは71年に豪華装備を取り払い足回りを強化しよりハード化した”GTV”も設定(TA22型セリカ1600GTV)
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尚、GTVは後のAE86レビン/トレノにも設定、他にも基本をGTとしたグレード展開がなせれてゆきます(例:GT-エクストラ/GT-R/GT-T/GT-TR/GT-Foura等)

このように1970~80年代に”GT”は一気に増殖、”GT熱”は軽自動車や二輪にも飛び火します!

マツダが初めて”GT”グレードを設定したのが72年追加発売のサバンナGT(クーペGT S124型)
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尚マツダは73年、サバンナ上級のルーチェの2代目FMC時にTOPグレードを”GT”ではなくわざわざ”グランツーリスモ”として設定、マツダではハード一色(サバンナ)をグランドツーリング、豪華クルーザーをグランツーリスモとこの時期定義しておりサバンナに対してルーチェはより豪華なクルーザーを提唱したモノでした。

三菱”GT”第二弾は71年発売でミニGTOと呼ばれた軽自動車のミニカスキッパーGT A101型
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ホンダも1970年に軽のホンダZ N360型にてTOPグレードに”GT”を設定
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バイク界も黙っていない?72年にはヤマハが50cc/80ccに「ヤマハミニトレール(ミニトレ)」としてGT50/GT80を発売
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スズキ二輪も従来のTシリーズをGTシリーズに改名、GT100/GT125/GT185/GT250/GT380/GT550/GT750を1972年~デビューさせます。

1980年、最後まで残ったスズキGTであるGT380
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スカイラインの専売だった日産”GT”は1973年、不調だったブルーバードU610型にスカG同様の6気筒L20を搭載したロングノーズモデルを追加、ブルーバード2000GT/GT-XとしてデビューさせスカG人気の再来=二匹目のどじょうを狙います(結果は惨敗…)
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75年~78年にかけては悪夢の排ガス規制が施行され一時”GT”モデルを筆頭とするスポーツモデルは逆境に立たされますがそれまでの定番であった大口径の2連/3連キャブレターを電子燃料噴射装置(FI)に各社変更して排ガス対策期のパワーダウンを克服しその後のターボ化、マルチバルブ化も相まって”GT”復権を印象付けました!

こうして各社出揃った”GT”モデル、あえてこれを名乗らない独自のスポーツモデルを提唱する向きも多くスバル(当時富士重工)は”RX”、三菱もGTは消極的で広く提唱したのが”GS””GSR”、70年代後半にミラージュやランサーセレステにGTグレードは設定されるもパワーユニットは標準、豪華装備の内外装が施された本来の意味でのGTではなくスポーツモデルの主役はあくまでGSR,ただターボユニットが出始めてきてからGTの立ち位置も変化はしますが...

ホンダはZ以外ではホンダ1300に一時設定後はGTを名乗るモノは現れず二輪ではCBが代表的シリーズ名、4輪では74年のシビックRS以降”RS”や”Si””タイプR”等が代表例。

”GT”を我が物としたトヨタは伝統的に”GT”を名乗るスカイラインを目の敵とし1980年のCMではDOHCがGTの条件とばかりに73年の排ガス規制不適合でDOHCが消えたスカイランGTに対し「名ばかりのGT」と揶揄、これに対し地団駄踏んで悔しがった日産ファンも多くこの事が後に日産の逆襲とばかりにDOHC(トヨタ)vsターボ(日産)戦争が巻き起こると言った図式に…

ターボデビュー前のスカイラインは”名ばかりGT”と揶揄される羽目に(1979年GC210型スカイライン2000GT-L/2000GT-EL)
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そのトヨタはスカイラインを皮肉った都合上?かどうかは知らんけどかつて”GT”を名乗れなかったマークⅡ(チェイサー)にも遅ればせながら1980年の4代目デビュー時に2代目GSS以降途絶えていたDOHC搭載の”GT”を設定、このの頃、スカイラインのライバルとなっていたマークⅡ、”名ばかりGT”を言い出した元が面目を保つというw

3代目(30/40系)で途絶えたDOHCモデルを復活させたRX63型マークⅡ2000GT(4HT)
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マークⅡ(チェイサー)GTは従来型GTモデル(セリカ、カリーナ、コロナ、カムリ)の18R-GEU型135psを搭載、久々のマークⅡハードモデル、ご丁寧にセダンと4HTの両モデルに追加しましたが既にマークⅡは高級車イメージが確立されておりM型→1G-E型の直6エンジンが主流で4気筒の18R-GEUはミスマッチ感が拭ええずこのためせっかくのDOHC復活でも大きな話題となならず商業的にも失敗と云わざるを得ない、そんな悲運のモデルでした。

ただトヨタはそんな事にはめげず1981年に歴史的名車となる初代MZ10ソアラ/MA61型セリカXXに国産最高峰の2.8LDOHCを搭載するソアラ2800GT/同GTエクストラ、セリカXX2800GTを発売、トヨタ2000GT以来の6気筒DOHCの登場はカーマニアを熱狂させるに充分以上の威力、続く1982年には80年に従来の6気筒M型から代わる新開発の1G-EU型をベースとしDOHC化、しかも1気筒4バルブの24バルブDOHCとしGTを名乗っていないながら4バルブを売りにしたR30スカイラインRSの日産FJ20型4気筒DOHCに差を付けこの頃はトヨタ圧勝の感すら憶えたモノでしたっけ…。

1981年 初代MZ10型ソアラ2800GT-エクストラ
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1G-GEU型デビューでソアラ、XXにも2000GTが設定され18R-Gで失敗気味のマークⅡ兄弟にも1G-Gを搭載、しかしこれはGTを名乗らずマークⅡはグランデTC24、チェイサーアバンテ同、クレスタスーパールーセント同とされ車格とグレード名の乖離を埋めGSS以降のマークⅡが”GT”を名乗れたのは僅か1年少々という結果に。

1982年、1G-GEU搭載モデルはGTを名乗らずだったマークⅡグランデTWIN CAM24 GX61型
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着々と”GT”モデルを増殖させるトヨタに対し他メーカーとどんな感じだったのでしょうか?日産はトヨタと違って”GT”のネーミングはそう簡単に与えず相変わらずスカG専門的な動向で73年にブルーバードUで設定したGTは76年の810型FMCの際、GT→G6(G4)に改められます、これ以後は77年のスタンザ最高峰にマキシマGTを設定したのみでしたが”スカイライン・ミニ”と銘打ったスカイラインの弟分であるラングラレーが1986年、3代目デビューの際にCA16型DOHC16バルブが追加された”GT”を名付けて話題を呼びました(ラングレーGTにはSOHC E15Eエンジン搭載車もあり)

スカG、ブルG、スタンザに続く日産GT第4弾はラングレーGT(86年型ラングレーセダン1600GT)
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日産もこれ以降は”GT”を名付けるようになりサニー(GTS)やアベニールサリューGTターボ等が代表例でV6を積んだキャラバン/ホーミーですら1BOXワゴンながらも”GT”を名乗ったりと。

ハードな”GT”に消極的だった三菱は1981年の2代目ギャランΣ/Λターボ、ランサーEXターボデビューと共に二つのグレードを設定、豪華版にGSR、そして廉価版(装備簡略版)に”GT”を名付けています。

1981年A175A型ランサーEX ターボGT(画像は83年型I/CターボGT)
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三菱はやはり80年以降もGSRメインであり”GT”は異端児?に付けられるキライがありワゴン(94年リベロGT)廉価版(前述のランタボやΣのGTターボ)やATモデルに付けられる事が多くATの代表的なのはラリーウェポンのランエボで唯一のATを設定したランサーエボリューションⅦ GT-AとエボリューションワゴンGT-Aがありますね。
またエボリューションⅨで従来の競技用RSと豪華版GSRの中間グレードに”GT”を設定した経緯もありますがこれを最後に三菱のGTはエボリューションⅩでは設定がなく最後までスポーツグレードのメインにはなれず過去のスポーツモデルであったスタリオン、GTO、FTOにも未設定だった事を附記しておきます。

2002年 ランサーエボリューションⅦ GT-A CT9A型
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マツダはサバンナ→同RX-7のハードグレードに”GT”を継承しますが1981年の4代目ルーチェ/3代目コスモに82年追加されたロータリーターボモデルに”GT”グレードを設定、85年にはBF型6代目ファミリアでファミリアでは初めてのGTグレードを設定、この他カペラ等にもGTを設定してゆきますが長くは残らずルーチェ/コスモはHB型限り、ファミリアはBF~BGの2代限りでした。

1985年 ファミリアHB 4WDターボGT-X BF型
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スバルは頑なにスポーツグレードをRXとしてきましたが84年3代目レオーネのデビューと共に”GT”を初採用、当時のイメージでは最も”GT”のイメージにはかけ離れたスバル車でしたがレオーネからターボ、そしてそれ以降のハイパワー路線であるレガシィやインプレッサにもGTグレードを設定しこれの大成功によりそのグレード名に違和感を憶える事はなくなりましたが現在ではスバルのハイパワーモデル=STiの方が定着しておりますね!

1984年 3代目スバルレオーネセダンGTⅡ AA型
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尚我が物顔で”GT”を乱発したトヨタですが90年代に入ると急速にGT熱が冷めたのか?それまでGTを名乗っていたスポーツグレードからグレード名変更が相次ぎます(例:GTツインターボ→ツアラーV、レビン/トレノGTアペックス→レビン/トレノBZ‐G等)最後まで”GT”を名乗っていたのは2001年に廃盤となったカリーナ1600GTだと思いますが…

5代目GX71,6代目GX/JZX81のGT(ツインターボ)から7代目では改称されたJZX90型マークⅡツアラーV


以上60~2000年代のGT事情となりますね、元祖いすゞはベレG以来"GT”は名乗らベレット後続のジェミニではZZがこれに代わり他車種(フローリアン、117クーペ、ピアッツア、ビッグホーン等)で設定はなく93年の乗用モデル自社開発撤退まで”GT”はベレットのみの称号でした。
ダイハツはコンパーノ以降ナシ、スズキは2輪のGTシリーズの他4輪ではフロンテの一時期とカルタスに一時存在(GT-i)あっ、完全な”GT”ではなく”GTR”を対象に入れれば二輪ではカワサキの1000/1400GTR、ヤマハGTR125なんてモデルもありましたっけ…

カワサキ1400GTR
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2023年現在で堂々GTを名乗るのはメジャーなクルマ、R35GT-Rを含んでスカイライン程度?さすが伝統がなせる業間しれませんねw
もしかしたらワタシの興味外で存在しているかもしれませんがかつては花形だった”GT”その廃れっぷり凄くまたまた懐古趣味の強い元Gureとしてはただただ淋しさを感じます、しかし何からGTがなくなろうが限りなく元祖に近いスカイランだけは”GT”の名を守って欲しい、しかしそのスカイラインそのものが行先は不透明な感じでで”GT”の今後、心配ないさーっ!って訳にはいかんようです(+_+)

尚上記内容は国産車のみが対象でありその中でもショーモデルや試作車、一部限定グレード(特別仕様)等は省いています、ワタシの記憶の限りで書いておりますので記憶違いや老化による忘れや思い違い、勘違いも含まれますので正確確実とは言い切れんのはご理解願います<(_ _)>

長文読破、お疲れ様でした!
Posted at 2023/01/19 23:00:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ

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