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2025年08月12日 イイね!

あのクルマの系譜・その40~トヨタプロボックス編~

あのクルマの系譜・その40~トヨタプロボックス編~
自己満全開の”あのクルマの系譜”も第40弾!キリのいいところで一旦終了となります、但しまた思いついたりしたら気まぐれでシレ~っと復活するかもしれんので宜しくどうぞ💦


今回はほぼ絶滅危惧種となってしまった現在では一強・唯一の小型ボンネントバンであるトヨタプロボックスの系譜を振り返ります…。

かつては各メーカー、大衆モデル~ミディアム、ラージクラスにベースとなるセダンモデルに倣いきめ細かく設定されていたボンネットバン(ボンバン)、今やライバルは日産ADのみとなりそのADも年内生産終了のアナウンスがなされトヨタOEMのマツダファミリアバンを含み実質プロボが唯一のボンバンとなりますネ。

60~90年代は「貨客兼用車」=平日は仕事に、休日はレジャーにとまだ私用商用と分けて維持できなかった貧しい時代には持て囃されたボンバン文化=プロボックスの系譜とも言えますのでその足跡を振り返ります!
※同一ボディのワゴン(スイッチワゴン含む)も時期により存在しますがバンを主題にした記載しとします。


【現行2代目プロボックス(2014~現行)/2代目サクシード(2014~2020NCP160/NLP160系】
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現行プロボックス

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サクシード(2014~2020)

・2002年のプロボ/サクシードデビュー以来12年ぶりのFMC、しかしスタイリングに変更なくMCの認識ながら基本シャーシや型式改定によりFMC2代目扱いとされる。
・先代同様生産はダイハツに委託
初代との主な変更点はFrマスク、インパネ、HV設定、ミッションをトルコン→CVT化し燃費向上
・先代の初代ヴィッツ基本のシャーシからE170系11代目カローラ(フィルダー)ベースに変更
・各安全装備を充実
・先代のワゴンを廃止し4ナンバー商用モデルのみのラインナップ
・ボディは5ドアライトバン400㎏積
・搭載エンジンは1NR-FE型 1.3L 直4 DOHC、1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC、1NZ-FXE型 1.5L 直4 DOHC+モーター(ハイブリッド=HV)
・駆動はFF/4WD ミッションはガソリンモデル=CVT、ハイブリッドモデル=電気式無段変速機
・トヨタの販売店統合により2020年をもって双子兄弟車のサクシードは廃盤となる、尚初代ではボディ寸法に違いがあったが2代目ではボディもプロボと共通化。
・ライバル=日産AD、マツダファミリアバン(日産OEM/トヨタOEM)、三菱ランサーカーゴ(日産OEM)


【初代プロボックス(2002~2014)/初代サクシード(2002~2014)NCP50/NLP50型系】
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初代プロボックス

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初代サクシード

・長い歴史を持つカローラバン(スプリンターバン)のFMCとして新たなネーミングで2002年デビュー、これによりのプロボ単独車種としてセダン基本のカローラと決別してライトバン(5ナンバーワゴンも当初設定)専門単独モデルに進化。
・兄弟車種としてサクシードもデビュー、サクシードはプロボのFr/Rrリデザインの双子ながらコロナバン→カルディナバンの継承をさせる意味もあり全長(荷室スペース)を拡大、積載量もプロボの400㎏に対し450㎏積となっていた。
・旧カローラバン/スプリンターバンのSW(スイッチワゴン=4ナンバーの1年車検を嫌うユーザー向けのバン仕様の5ナンバー)を継承し5ナンバーワゴンも設定。
・ボディは5ドアライトバン400/450㎏積とワゴン
・搭載エンジンは2NZ-FE型 1.3L 直4 DOHC、1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC、1ND-TV型 1.4L 直4 SOHC ディーゼル(~ 2007年をもって廃盤)、1NZ-FNE型 1.5L 直4 DOHC CNG
・駆動はFF/4WD ミッションは5M/4AT
・プロボはカローラバン/スプリンターバンの後続のため販売店はこれを継承、サクシードはカルディナを扱っていたトヨペット/トヨタ店扱い。
・生産はダイハツに委託
・ライバル=日産ADバン、三菱ランサーカーゴ(日産OEM)、マツダファミリアバン(日産OEM)、ホンダパートナー、三菱ランサーカーゴ(自社)、三菱リベロバン


【6代目カローラバン/2代目スプリンターバンEE/CE100系(1991~2002)】
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EE100カローラバン

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EE100スプリンターバン

・長い歴史を持つカローラバン(スプリンターバン)の最終6代目モデル
・ベースのセダンで3代目70系とこの100系で発売期間が異なり70系が80系時代も70のまま継続されたため5代目80系以降セダンとは代目数えが異なる。
・セダン7代目となる110系から8代目120系までキャリーオーバーされモデルライフは11年
・先代で設定された兄弟車種のスプリンターバンはグリル、エンブレのみ異なる双子モデルでカローラバン=カローラ店、スプリンターバン=オート→ネッツ店扱い
・両モデルに4ナンバーの1年車検を嫌うユーザー向けのバン仕様の5ナンバー=SW(スイッチワゴン)を設定、完全ファミリーモデルの5ナンバーワゴンモデルに較べタイヤ、サスペンション設定をバンと同一としていた。
・ワゴンブームに伴い米・フォードトーラスに似たテールゲートが大きく傾斜するスタイリングが好評でワゴンと共にバンも人気が高かった。
・ボディは5ドアライトバン400㎏積とワゴン
・搭載エンジンは3E型 1.3L 直4 SOHC12バルブ(~94)、4E型 1.5L 直4 SOHC12バルブ(~94)、3E-F 1.3L 直4 DOHC16バルブハイメカ(94~)4E-FE型 1.5L 直4 DOHC16バルブハイメカ、2E型 2L 直4 SOHC ディーゼル、3C-E型 直4 SOHC ディーゼルEFI
・駆動はFF/4WD ミッションは4MT/5MT/3AT/4AT
・燃費/性能向上から94年以降は商用には例の少なかったガソリンモデルをDOHCハイメカツインカム化。
・ライバル=日産ADバン、三菱リベロバン、マツダファミリアバン(日産OEM)、ホンダパートナー


【5代目カローラバン/初代スプリンターバンEE/CE90系(1987~1991)】
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EE90カローラバン

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EE90スプリンターバン

・長い歴史を持つカローラバンは5代目モデルで1987年登場、1年遅れでセダンモデルに倣い双子兄弟のスプリンターバンも設定(スプリンターバンとしては初代)
・この代よりFR→基本FF化
・ベースのセダンで3代目70系がバン/ワゴンが80系時代も毛キャリーオーバーしていた関係からこの90系でセダンとは代目数えが異なる。
・兄弟車種のスプリンターバンはグリル、エンブレのみ異なる双子モデルでカローラバン=カローラ店、スプリンターバン=オート→ネッツ店扱い
・両モデルに4ナンバーの1年車検を嫌うユーザー向けのバン仕様の5ナンバー=SW(スイッチワゴン)を設定、完全ファミリーモデルの5ナンバーワゴンモデルに較べタイヤ、サスペンション設定をバンと同一としていた。
・ボディは5ドアライトバン400㎏積とワゴン
・搭載エンジンは3E型 1.3L 直4 SOHC12バルブ、4E型 1.5L 直4 SOHC12バルブ1C型 1.8 直4 SOHC ディーゼル
・駆動はFF ミッションは4MT/5MT/3AT/4AT
・ライバル=日産ADバン、三菱リベロバン、三菱ランサーバン/ミラージュバン、マツダファミリアバン(日産OEM/自社)、ホンダパートナー、スバルレオーネバン、いすゞジェミネットⅡ


【4代目カローラバンKE /TE/CE70系(1979~1987)】
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KE70カローラバン(前期)

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70カローラバン(後期)

・セダンと同時に1979年にFMCし4代目となりこの代がFR最終モデル
・トヨタの小型車FR→FF化の過渡期モデルのためバン(ワゴン)とスポーツモデル(レビン)はFRで残され更にバン(ワゴン)においては次期80系時代も旧70系をMCの上キャリーオーバー、このためモデルライフは8年の長寿。
・83年にセダン系が次期型にFMCした際に大幅MC、一部グレードがハイルーフ化
・ボディは3ドア/5ドアライトバン400㎏積とワゴン
・搭載エンジンは4K-J型 1.3L 直4 OHV、12T-J型 1.6L 直4 OHV、1C型 1.8 直4 SOHC ディーゼル(83~)
・駆動はFR ミッションは4MT/3AT
・ライバル=日産サニーバン、日産パルサーバン、日産(サニー/パルサー/ダットサン)ADバン、三菱ランサーバン/ミラージュバン、マツダファミリアバン、ホンダパートナー、スバルレオーネバン、いすゞジェミネットⅡ


【3代目カローラバンKE/TE30系(1974~1979)】
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KE30カローラバン(前期)

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TE30カローラバン(後期)

・セダンと同時に1974年にFMCし3代目となる。
・先代20系バンも一部グレードのみ77年まで併売
・30系では排気量によるグリル/テール差別化が行われバンも1200と1400ではFrマスクが異なるデザイン
・排ガス規制の関係でセダン系は77年に型式を30→50系に変更されるがバンは対策が緩いのもあり30系で継続
・ボディは3ドア/5ドアライトバン400㎏積及びワゴン
・搭載エンジンは3K-J型 1.2L 直4 OHV
、T-J型 1.4L 直4 OHV
・駆動はFR ミッションは4MT/2AT/3AT
・ライバル=日産サニーバン、日産チェリーバン、三菱ランサーバン、マツダファミリアバン、マツダグランドファミリアバン、ホンダシビックバン、スバルレオーネバン、スバルff-1バン


【2代目カローラバンKE/TE20系(1970~1977)】
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KE20カローラバン(前期)

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20カローラバン(後期)

・セダンと同時に1970年にFMCし2代目となる。
・セダン系がイヤーモデル制を採用していたため前期・中期・後期の3モデルが存在
・セダン系と共に74年にはFMCし次期30系バンが登場以降も77年まで一部グレードのみ併売
・ボディは3ドア/5ドアライトバン400㎏積及びワゴン
・搭載エンジンは3K-J型 1.2L 直4 OHV、T-J型 1.4L 直4 OHV
・駆動はFR ミッションは4MT
・ライバル=日産サニーバン、日産チェリーバン、三菱ランサーバン、マツダファミリアバン、マツダグランドファミリアバン、スバルレオーネバン、スバルff-1バン


【初代カローラバンKE10系(1967~1970)】
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KE10カローラバン(前期)

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10カローラバン(後期)

・現行プロボックスのルーツがこの初代カローラバン
・新車種カローラ(2ドアセダン)発売後1年遅れの1967年に4ドアセダンと同時にバンを追加発売
・セダン系がイヤーモデル制を採用していたため前期・中期・後期の3モデルが存在
・ボディは3ドアライトバン400㎏積及びワゴン
・搭載エンジンはK型 1.1L 直4 OHV(~69)、3K型 1.2L 直4 OHV(69~)
・駆動はFR ミッションは4MT
・ライバル=日産サニーバン、三菱コルトバン、マツダファミリアバン、ダイハツコンパーノバン、スバル1000/ff-1バン


あのクルマの系譜~トヨタプロボックス…
Posted at 2025/08/12 16:54:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2025年08月01日 イイね!

あのクルマの系譜・その39~日産キャラバン編~

あのクルマの系譜・その39~日産キャラバン編~

自己満全開の”あのクルマの系譜”も第39弾となりました、一応40で終了と思ってますんでコレ入れて後2回程我慢してお付き合い下さいませ💦


今回は1BOX横綱的存在のトヨタハイエースの唯一のライバル、日産キャラバンを取り上げます!


かつてはvsトヨタ戦略でトヨタ車のラインナップに全てのモデルでぶつけてきていた日産、しかし今やその凋落度合いは悲惨でかつてのお株はホンダに奪われた感はあるも唯一、トヨタvs日産の激戦を現代でも残すのがこのキャラバンですね!

まぁ現在ではハイエース一強状態ながらかつてはハイエースを上回る存在感を見せていたキャラバン、早速その足跡を振り返ります…。

【5代目キャラバンE26型(2012~現行)】
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・6代目キャラバンとして2012年に11年ぶりのFMCにてデビュー
・デビュー時は基本『NV350キャラバン』を名乗る
・車型によりNV350キャラバン、NV350アーバン、NV350パネルバン、パラメディック(救急車)とされる、2021年~はディーゼルを除き『日産キャラバン』へ回帰
・ボディは伝統的なキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング/スーパーロング
・搭載エンジンは直4 2L QR20DE、同2.5L QR25DE、YD25DDTi(ディーゼル)にて発売、2022年以降はディーゼルも”キャラバン”名義となりエンジンを三菱製直4 2.4L 4N16に換装
・タイプ、グレードにより小型車幅(4/5ナンバー)と普通車枠(1/3ナンバー)が設定される。
・ミリ波レーダー、インテリジェントエマージェンシーブレーキ等安全装備充実
・ミッションは当初5MT/5AT、2021~は7ATのみ
・駆動はFR/4WD、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・基本は商用モデルながら乗用の「コーチ」「マイクロバス」もラインナップ
・いすゞ自動車に『コモ』としてOEM供給
・ライバル=トヨタハイエース、いすゞコモ


【4代目キャラバンE25型(2001~2012)】
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・先代より15年ぶりにFMC、エルグランド発売によりホーミーは廃盤となる。
・ボディは伝統的なキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング/スーパーロング、ナンバーはボディは5ナンバーながら排気量により3ナンバー
・搭載エンジンは直4 2.4L KA24DE、同 2L KA20DE、同 2L QR20DE、同 2.5L QR25DE、同 3L ZD30DD/ZD30DDTi(ディーゼル)
・バンにオーテック改造によるCNG仕様を設定
・ミッションは5MT/4AT/5AT
・駆動はFR/4WD、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・いすゞ自動車に『コモ』としてOEM供給
・ライバル=トヨタハイエース、マツダボンゴブローニ、いすゞコモ

※この代より純粋な乗用ワゴンモデル『エルグランドE50型(発売時はキャラバンエルグランド、ホーミーエルグランド)』を新発売しこれに移管分離、キャラバンは基本商用モデル(多人数乗車の業務用乗用は存在)としてラインナップ。

E50エルグランド
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【3代目キャラバン/4代目ホーミーE24型(1986~2001)】
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E24キャラバンコーチ後期

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E24ホーミーコーチ前期

・先代同様日産モーター店扱いの『キャラバン』、プリンス扱いの『ホーミー』の双子兄弟政策を継承
・ボディは伝統的なキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング/スーパーロング、ナンバーはボディは5ナンバーながら排気量により3ナンバー
・搭載エンジンは直4 2L Z20 同NA20S 同KA20DE、同2.4L KA24DE V6 VG30E
直4 2L LD20T·II(ディーゼル) 同2.3L TD23(同) 同2.7L TD27(同)、TD27T(ターボディーゼル)、TD27Ti(同FI)、TD27ETi(同)
・ガソリンVGエンジン、ディーゼルTD27搭載モデルは”」GTクルーズ”として1BOXとしては異例の走り重視と高級仕様でハイエースを上回る人気と支持を得る。
・コーチにオーテック改造によるRVモデル「フウライボウ」を一時設定しRVブームに対応
・ミッションは5MT/4AT
・駆動はFR/4WD、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・いすゞ自動車に95年~『ファーゴ』としてOEM供給
・ライバル=トヨタハイエース、三菱デリカバン/コーチ、マツダボンゴブローニ/ボンゴボンディ、いすゞファーゴ


【2代目キャラバン/3代目ホーミーE23型(1980~1986)】
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E23キャラバンハイルーフバン

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E23キャラバンコーチ後期

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E23ホーミーバン

・先代同様日産モーター店扱いの『キャラバン』、プリンス扱いの『ホーミー』の双子兄弟政策を継承
・ボディは伝統的なキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング、ナンバーはボディは4/5ナンバー、尚ドアパネルやインパネは当時の小型トラック「アトラス」と共有
・搭載エンジンは乗用に直4 2L Z20、同OHV・SD22(ディーゼル)、LD20T(ターボディーゼル)、商用に直4OHV・J16 同H20、同Z18S/Z20S、 同SD22/SD23(ディーゼル)
・ミッションは5MT/3AT
・駆動はFR/4WD、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・ライバル=トヨタハイエース、三菱デリカバン/コーチ、マツダボンゴボンディ、いすゞファーゴ


【初代キャラバン(1973~1980)/2代目ホーミーE20型(1976~1980)】
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E20キャラバン

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E20ホーミー

・日産が新たに発売したのが初代キャラバン、従来1BOXバンはキャブスター(格下)やキャブオールルートバン(格上)、ホーマーバンを設定していたがこれらを統合しハイエースの対抗馬としたモデルで1973年日産モーター店扱いで新発売
・76年から従来型ホーミーをキャラバンと双子兄弟化、グリルをリ・デザインしてプリンス店扱いとする。
・ホーミーは元々は旧プリンスの小型トラック/ルートバンの「ホーマー」のマイクロバス版の名称、これをキャラバンと統一し新車種としてスタート。
・ボディはキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング、ナンバーはボディは4/5ナンバー
・搭載エンジンは乗用に直4 1.5L J15、同1.6L J16、同2L H20、同Z20
・ミッションは4MTコラム
・駆動はFR、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・ライバル=トヨタハイエース、三菱デリカバン/コーチ


【初代ホーミー B640/T20型(1965~1976)】
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・現行キャラバンの元祖となるのが初代ホーミー
・ボディは1BOXキャブオーバーマイクロバスで標準ルーフのみ
・1965年に旧プリンス自動車より15人乗りマイクロバス、B640型「ホーミー」として発表。
・ホーミーは1964年発表のT640型「ホーマー」のバンモデルV640型「ホーマーバン」を多人数乗車マイクロバス版であり5ナンバー乗用車モデル。
・搭載エンジンは直4 R型1.6L ミッションは4MTコラム
・1966年の日産との合併により車名を「ニッサン・プリンス・ホーミー」へと改める。
・1970年に道交法改正により15人乗りマイクロバスは2ナンバーとなる。
・1972年MCと同時に型式改定によりT20型となる。
・ライバル=トヨタハイエースコミュター



あのクルマの系譜~日産キャラバン…
Posted at 2025/08/01 14:44:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2025年07月02日 イイね!

あのクルマの系譜・その38~トヨタノア/ヴォクシー/タウンエース編~

あのクルマの系譜・その38~トヨタノア/ヴォクシー/タウンエース編~”あのクルマの系譜”第38弾、ピークは過ぎたながらもトヨタのミニバン重要戦略車種として今もファミリー族に支持の高いノア/ヴォクシー、一方小型商用モデルとして働くクルマの支持が高いタウンエース、元来同一車種で乗用と商用をラインナップし長きに渡り親しまれましたが今では完全に分離し別車種となっておりますがルーツは同じ、そこで今回は現行ノアヴォクとタウンエースの系譜を取り上げたいと思います!

ノアヴォク/タウンエースのルーツデビューは1967年(昭和42年)、既に半世紀の歴史を誇りますのでその系譜を振り返ります。

【4代目ノア/ヴォクシー R90W型(2022~現行)及び4代目タウンエースS40系(2008~現行)】
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↑4代目ノア

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↑4代目ヴォクシー

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↑4代目タウンエース(バン)

・ノアは1996年の初代タウンエースノア以来の5代目、ヴォクシーはこのネーミングとなった2001年のR60G系から数えて4代目モデルとなり2022年デビュー
・販売店統合によりエスクファイアは廃盤
・1992年以来継続する両モデル双子兄弟車種、グリルヤエンブレムで差別化する
・先代まで上級アルファード/ヴェルファイアとの棲み分けから5ナンバーボディであったがこの代より全車3ナンバー化
・搭載エンジンは1.8L 2ZR-FXE型HV(ハイブリット)と2L M20A-FKS型
・駆動は2駆(FF)と4駆、ミッションはガソリンモデルがCVT、HVが電気式無断変速
・ボディは両側スライドのミニバンタイプの5ドアワゴン
・予防安全トヨタセーフティセンスはより進化
・商用タウンエースは2008年の4代目タウンエース(バン、トラック)を継続
・ライバル=日産セレナ、ホンダステップワゴン、三菱デリカD:5、日産NV200バネット、マツダボンゴ、ダイハツグランマックス

【3代目ノア/ヴォクシー/エクスファイア R80W型(2014~2021)及び4代目タウンエース/5代目ライトエースS40系(2008~現行※ライトエースは~2020迄)】
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↑3代目ノア

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↑3代目ヴォクシー

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↑エクスファイア

・ノアは1996年の初代タウンエースノア以来の4代目、ヴォクシーはこのネーミングとなった2001年のR60G系から数えて3代目モデルとなり2014年デビュー、三つ子兄弟のエスクファイアを新設定
・従来路線、ノア→ファミリー層、ヴォクシー→若者向けに加えエスクファイアー→豪華路線で外観は上級アルファードを意識させるものであった。
・先代まで上級アルファード/ヴェルファイアとの棲み分けから基本は5ナンバーボディ、ヴォクシーの上級グレードには加飾により3ナンバーもラインナップ
・この代よりプリウスで市民権を得たハイブリットモデルをラインナップ
・搭載エンジンは1.8L 2ZR-FXE型HV(ハイブリット)、ガソリン 3ZR-FAE型、タウンエースは2020年にエンジンを2NR-VE型→3SZ-VE型1.5Lに換装
・駆動は2駆(FF)と4駆、ミッションはガソリンモデルがCVT、HVが電気式無断変速
・両側スライドのミニバンタイプの5ドアワゴン
・先代までの特徴であったセンターメーター廃止
・予防安全トヨタセーフティセンス搭載
・商用タウンエースは2008年の4代目タウンエース(バン、トラック)を継続するも販売店統合により双子兄弟のライトエースは2020年をもって廃盤、ライトエース50年のネーミングに終止符を打つ
・ライバル=日産セレナ、ホンダステップワゴン、三菱デリカD:5、日産NV200バネット、マツダボンゴ、ダイハツグランマックス

【2代目ノア/ヴォクシー R70W型(2007~2014)及び4代目タウンエース/5代目ライトエースS40系(2008~現行)】
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↑2代目ノア

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↑2代目ヴォクシー

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4代目タウンエース/ライトエース(トラック)

・ノアは1996年の初代タウンエースノア以来の3代目、ヴォクシーはこのネーミングとなった2001年のR60G系から数えて2代目モデルとなり2007年デビュー
・5ナンバーボディの両側スライドのミニバン
・搭載エンジンはノア/ヴォクシーに2Lガソリン 3ZR-FE/3ZR-FAE型、タウンエース/ライトエースに1.5L 2NR-VE型
・駆動は2駆と4駆、、ミッションはノアヴォクがCVT、タウンエース/ライトエースが5MT/4AT
・ボディは両側スライドの5ドアボディワゴン
・先代からセンターメーターを継承
・商用タウンエース/ライトエースは2007年迄先代M30、R40/50系を継続、2008年にダイハツとの共同開発によりダイハツインドネシア産の現地名グランマックスを輸入販売としこれに販売店違いによりタウンエース、ライトエースとして新発売される、共にバン、トラックを設定
・ライバル=日産セレナ、ホンダステップワゴン、三菱デリカスペースギア、日産バネット、三菱デリカバン、マツダボンゴ

【初代ノア/ヴォクシー R60W型(2001~2007)及び3代目タウンエース/4代目ライトエースM30、R40/50系(1996~2007)】
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↑初代ノア

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↑初代ヴォクシー

・先代がタウンエースノア、ライトエースノアのネーミングだったのに対しそれぞれノア/ヴォクシーとネーミングチェンジ、ここから数えると2代目に充たるものの新ネームとしては初代になる
・従来路線を継承しノア→ファミリー層、ヴォクシー→若者向け
・商用タウンエース/ライトエースは従来型M30、R40/50系を継続
・ボディは片側4ドアスライド→両側片側スライドの5ドアボディワゴンに進化
・搭載エンジンはノア/ヴォクシーに2Lガソリン 1AZ-FSE型、タウンエース/ライトエースにガソリン1.8L 7K-E型、ディーゼル2.2L 3C-E
・先代が縦置きFRを基本としていたところをFF横置きとし駆動は2駆(FF)と4駆、ミッションはノアヴォクが前期が4AT、後期CVT、タウンエース/ライトエースが5MT/4AT
・トヨタがこの時期提唱するセンターメーター採用
・ライバル=日産セレナ、ホンダステップワゴン、三菱デリカスペースギア、三菱デリカスターワゴン、日産バネット、三菱デリカカーゴ、三菱デリカバン、マツダボンゴ、ダイハツデルタ

【タウンエースノア/ライトエースノア R50W型(1996~2001)及び3代目タウンエース/4代目ライトエースM30、R40/50系(1996~2007)】
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↑タウンエースノア

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↑ライトエースノア

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↑3代目タウンエース(M30トラック)

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↑3代目タウンエース(R40バン)

・先代まで商用乗用共タウンエース/ライトエースのネーミングだったのに対この代からノアのサブネームが付記される、ノアは乗用では実質タウンエースは3代目、ライトエースは4代目に充る
・車種キャラクター的にはタウンエースノア→ファミリー層、ライトエースノア→若者向け
・商用タウンエース/ライトエースは従来型M30、R40/50系を継続
・5ナンバーボディの片側スライドの4ドアミニバン、標準ルーフ/ハイルーフ、ノア系にはスカイライトルーフやサンルーフを設定
・搭載エンジンはノア系に2Lガソリン3S-FE、ディーゼル2.2L 3C-TE型、商用タウンエース/ライトエースにガソリン1.8L 7K-E型、ディーゼル2.2L 3C-E
・ノア及びタウンエース/ライトエースバンは先代までのアンダーフロアキャブオーバー方式からボンネットのあるミニバン形式に変化、縦置きFRを基本に4WDも設定
・トラックは99年まで先代を継続、99年以降衝突安全基準に適応する大幅MC
・ミッションは全種5MT/4AT
・ライバル=日産バネットセレナ、日産ラルゴ、ホンダステップワゴン、三菱デリカスターワゴン、日産バネット、三菱デリカバン、マツダボンゴ、ダイハツデルタ

【2代目タウンエース(1982~1999)/4代目ライトエース(1992~1999)/マスターエースサーフ R20/30W型(1982~1992)】
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↑前期20系タウンエースワゴン

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↑後期30系タウンエースワゴン

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↑30系ライトエースワゴン

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↑前期20系マスターエースサーフ

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↑後期30系マスターエースサーフ

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↑30系タウンエースバン

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↑30系タウンエーストラック

・タウンエースは82~85の前期、85~88の中期(ここまで20系)、88~96の後期の3モデル、ライトエースは92年からタウンエースと兄弟化し4代目(R30系)となる、マスターエースサーフは乗用のみ設定のタウンエースの高級版で販売店違いの兄弟車、82~92のタウンエース20/30系のリ・デザインモデル
・トラックは85年にM30系としてデビューしたライトエーストラックが基本でタウンエースはこれのバッジチェンジ
・ワゴン、バン、トラック全てがアンダーフロアキャブオーバーの縦置き基本FR(85年以降4WDも追加)
・ワゴン/バン系5ナンバーボディの片側スライドの4ドアキャブオーバー、トラックはキャブオーバー750㎏積、バンには
標準ルーフ/ハイルーフ、加えてワゴンにはスカイライトルーフ、サンルーフを設定
・搭載エンジンはガソリン1.3L 4K-J 1.6L 1Y-U 1.8L 2Y-U、2L 3Y-EU、ディーゼル1.8L 1C 2L 2C 同ターボ2C-T
・ミッションは全種5MT/4AT(フロア/コラム)
・ライバル=日産バネットセレナ、日産バネットラルゴ、三菱デリカスターワゴン、日産バネット、三菱デリカバン、マツダボンゴ、ダイハツデルタ

【3代目ライトエース(1985~1999)M30型】
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↑前期ワゴン

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↑バン

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↑トラック

・この代までライトエースはタウンエースの下級モデルであり別設計
・ワゴン、バン、トラックのバリェーション
・アンダーフロアキャブオーバーモデル、
バンには標準ルーフ/ハイルーフ、加えてワゴンにはサンルーフ/スカイライトルーフを設定
・搭載エンジンはガソリン1.3L 4K-J 1.6L 1Y-U 1.8L 2Y-U、2L 3Y-EU、ディーゼル2L 2C 同ターボ2C-T
・ミッションは全種4MT/5MT/3AT/4AT(フロア/コラム)
・ライバル=日産バネット、日産バネットラルゴ、三菱デリカスターワゴン、三菱デリカバン、マツダボンゴ、ダイハツデルタ

【2代目ライトエース(1979~1986)M20型】
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↑ワゴン

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↑トラック

・ワゴン、バン、トラックのバリェーション、バン/ワゴンには標準とハイルーフを設定
・アンダーフロアキャブオーバーモデル
・搭載エンジンは搭載エンジンはガソリン1.3L 4K-J 1.8L 13T
・ミッションは全種4MT/5MT/3AT(コラム)
・ライバル=日産バネット、三菱デリカスターワゴン、三菱デリカバン、マツダボンゴ、ダイハツデルタ

【初代タウンエース(1976~1982)R10型】
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↑ワゴン

・1976年にカローラのキャブオーバーモデルとして既存ライトエースの上級車種として発売
・ワゴン、バンのバリェーション、商用のトラックはライトエースに依存
・ライトエースと部品共用する兄弟的立場ながら別設計、ライトエースはオート(後ネッツ店)、タウンエースはカローラ店扱い
・縦置きFRアンダーフロアキャブオーバーモデル、
バンには標準ルーフ/ハイルーフを設定
・搭載エンジンはガソリン1.3L 3K-J 1.6L 2T-J 同12T-J
・ミッションは全種4MT/5MT/3AT(コラム)
・ライバル=日産バネット、三菱デリカスターワゴン、三菱デリカバン、マツダボンゴ、ダイハツデルタ

【初代ライトエース(1970~1979)M10型】
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↑ワゴン

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↑トラック

・パブリカキャブオーバー商用(一部乗用)であったミニエースの上級としてデビュー
・ミニエースがパブリカのキャブオーバーという立場を継承しながらミニエースを拡大し1970年~75年はミニエースと併売、75年以降はライトエースとミニエースを統合
・生産はダイハツにて行いダイハツデルタ750(セブンハーフ)と双子兄弟車
・ワゴン、バン、トラックのバリェーション
・縦置きFRアンダーフロアキャブオーバーモデル、
バンには標準ルーフ/ハイルーフを設定
・搭載エンジンは搭載エンジンはガソリン1.2L 3K 1.3L 4K
・ミッションは全種4MT(コラム)
・ライバル=日産チェリーキャブ/サニーキャブ、三菱デリカ、マツダボンゴ、ダイハツデルタ

【ミニエース(1967~1975)UP100型】
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↑トラック

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↑コーチ(ワゴン)

・荷台効率の上昇を目指し従来型パブリカバン、トラックをキャブオーバー化、アンダーフロアとしたミニエースが1967年にデビュー、これが現行タウンエースの元祖に充る
・ワゴン(コーチ)、バン、トラックのバリェーション
・縦置きFRアンダーフロアキャブオーバーモデル
・コーチは最小排気量の7人乗り多人数乗車モデルで後のタウンエース、ライトエースの原型
・搭載エンジンは搭載エンジンはガソリン800cc 2U-B型 空冷
・ミッションは全種4MT(コラム)
・ライバル=日産チェリーキャブ/サニーキャブ、マツダボンゴ

あのクルマの系譜~トヨタノア/ヴォクシー/タウンエース…
Posted at 2025/07/02 22:18:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2025年05月17日 イイね!

あのクルマの系譜・その37~三菱デリカ編~

あのクルマの系譜・その37~三菱デリカ編~
”あのクルマの系譜”第37弾、長きに渡り唯一無二の存在感を示しマニアックユーザーには高い人気を誇るデリカ(現行D:5)、元は三菱の小型商用モデルとしてデビュー、2代目からは当時としては”特殊車”的なイメージだった4駆モデルを追加、ジープで培った技術を応用し悪路走破性を高めた4WDが今やデリカの代名詞となり元来の商用からは撤退しておりますが過去から現在、独自路線の個性で人気の衰えない国産モデルでも稀有な存在となっていますね~…


そんなデリカ、初代デビューは1968年(昭和43年)で60年近く歴史を持ち数々のモデルが存在、その系譜を振り返ります。


【5目デリカD:5 CV1~5W型(2007~現行)】
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現行型D:5(2019~現行)

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前期型D:5(2007~2019)

・サブネームをこの代より『D:5』に変更、ベースもアウトランダーに変更
・ベースをパジェロ→アウトランダーに切り替えた事により当初は走破性に不安を持たれるも技術進歩で不評を克服
・2007年にデリカ本流の先代スペースギアから10年ぶりFMCでデビュー
・伝統を継ぎRV要素の強い4WDモデルがメイン
・ボディはメインは両側スライドのミニバンタイプの5ドアワゴン
・エンジンは2WDに4B11 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブ150ps(MIVEC)(2009年12月~2011年12月)、4J11 2.0L 直列4気筒SOHC16バルブ150ps
(2011年12月~)
4WDに4B12 2.4L 直列4気筒DOHC16バルブ170ps(MIVEC)、4N14 2.2L 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-D145~148ps(クリーンディーゼル、145psは尿素SCRによる排ガス規制適合モデルで2019~より搭載)
・2019年~現行モデルはディーゼルのみの設定となる
・駆動はFF/電子制御4WD、ミッションはCVT/6AT/8AT
・商用モデルのデリカバン、同トラックは先代から引き続き2011年までマツダボンゴOEM版もラインナップ
・2019年に大幅刷新のBigチェンジを実施し近年の三菱アイコンであるダイナミックシールドを採用。
・尚、商用に『デリカD:3』、乗用コンパクトモデルで『デリカD:2』を2011年以降ラインナップするも前者は日産バネット、後者はスズキソリオOEMのためデリカの名前ながら直接の系譜ではないのでここでは割愛。


【4代目デリカ=スペースギア・デリカバン・デリカカーゴ・デリカトラックPD・PH6~8V・W型(1994~2007)】
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スペースギア前期(1994~1997)

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スペースギア後期(2000~2007)

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トラック(ボンゴOEM 1999~2011)

・伝統を継ぎRV要素の強い4WDモデルがメイン
・スペースギア、ボディは片側スライド4ドアワゴン、標準とロングボディの設定でロングは10人乗りマイクロバス的用途にも対応、おおまかにMCにより前期・中期・後期モデルが存在、ルーフは先代から継承し好みでチョイス可能。
・エンジンは4D56 2.5L 直列4気筒SOHC ICターボディーゼル105ps、4M40 2.8L 直列4気筒SOHC ICターボディーゼル(機械式)125ps、4M40 2.8L 直列4気筒SOHC ICターボディーゼル(電制式)140ps、4G64 2.4L 直列4気筒SOHC16バルブ145ps、6G72 3.0L V型6気筒SOHC24バルブ185ps
・駆動はFR/スーパーセレクト4WD、ミッションは5MT/4AT
・当初商用モデルのデリカカーゴもワゴンと同ボディで存在、先代からキャリーオーバーしたトラックも併売するも1999年よりマツダボンゴバン、同トラックをOEM導入し2011年までデリカバン、同トラックとしてラインナップ


【3目デリカ=スターワゴン・デリカバン・デリカトラックP03~05・15・25・35V・W型(1986~1999)】
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2代目前期スターワゴン2WD(1986~1990)

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2代目中期スターワゴン4WD(1990~1997)

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3代目デリカトラック(1986~1999)

・サブネームは先代から引き継ぐ『スターワゴン』
・スターワゴン、ボディはアンダーフロア1BOXタイプ4ドアワゴン、同バン、トラックをラインナップ
・おおまかにMCにより前期・中期・後期モデルが存在。
・ロールーフとハイルーフの設定がありそれぞれにサンルーフ、ガラスルーフ(クリスタルライトルーフ)が存在。
・RVブームの最中、ゴツいカンガルーバーを前面に配したワイルドなFrフェイスが人気
・1994年後続スペースギア発売時に車種整理、ワゴンは低~中級グレードのみとしメインをスペースギアに移行するもアンダーフロアで車室の広いスターワゴンの支持も高く1999年まで併売、98年以降の最終スターワゴンはカンガルーバーの規制によりこれを廃止し大幅にイメージチェンジ
・1999年以降はトラック、バンをマツダからOEMを受けオリジナル版は終売
・エンジンは4D56 2.5L 直列4気筒OHCディーゼルターボ85ps、G63B 2.0L 直列4気筒OHC95ps、4G64(MP1) 2.4L 直列4気筒OHC115ps
・駆動はFR/パートタイム4WD、ミッションは5MT/4AT


【2目デリカ=スターワゴン・バン・トラックLP031V・W型(1979~1986)】
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初代スターワゴン前期(1979~1983)

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初代スターワゴン4WD(1982~1986)

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2代目デリカトラック(1979~1994)

・乗用モデルは初代デリカコーチ→『スターワゴン』として4年ぶりに復活
・スターワゴン、ボディはアンダーフロア1BOXタイプ4ドアワゴン、同バン、トラックをラインナップ
・MCにより前期(丸目2灯)後期(角目2灯)モデルが存在。
・トラックは1994年国内販売終了後輸出モデルとしてL300の名称で東南アジアで販売継続。
・エンジンは4G33 1.4L 直列4気筒OHC80ps 4G32(G23B) 1.6L 直列4気筒OHC86ps、G63B 1.8L 直列4気筒OHC95ps、G63B 2.0L 直列4気筒OHC100ps、4D55 2.3Lディーゼルターボ84ps
※()は乗用モデルのエンジン型式
・1982年に悪路走破性の高いジープ譲りのボントラ、フォルテをベースに国内初の1BOX4WDモデルを追加、フォルテのフレームにデリカスターワゴンのボディを載せワイルドな訴求でOFFロードマニアを中心に走破性、積載力、多人数乗車を叶えるモデルとして高い人気を獲得、後のスペースギア→D:5にもそのコンセプトは生き続け唯一無二の存在感。
・駆動はFR/パートタイム4WD、ミッションは4T/3AT


【初代デリカ=コーチ・バン・トラックT120型(1968~1979)】
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初代デリカコーチ中期(1971~1975)

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初代デリカトラック前期(1968~1971)

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初代デリカバン後期(1974~1979)

・三菱初の小型キャブオーバー型商用モデル、600㎏積トラックで発売。
・1969年にバンモデル(ルートバン)及びバンをベースに多人数乗車を可能とするコーチを追加、まだ1BOXワゴンの概念がない時代に乗用ワゴンをいち早く提唱、ポップアップルーフのキャンピング仕様も設定、マイクロ的需要とレジャー需要に対応
・MC履歴により前期・中期・後期が存在
・バン、トラックはトヨタハイエース、ライトエース、日産キャブスター、サニー/チェリーキャブ、マツダボンゴをライバルとする。
・エンジンは1.1ℓ KE44型 直列4気筒 OHV、1.2ℓ 4G42型 直列4気筒 OHV、1.4ℓ 4G41型 直列4気筒 OHV
・駆動はFR、ミッションは3MT/4MT


あのクルマの系譜~三菱デリカ~…

Posted at 2025/05/17 17:53:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2025年03月26日 イイね!

あのクルマの系譜・その36~三菱グランディス編~

あのクルマの系譜・その36~三菱グランディス編~

”あのクルマの系譜”第36弾、現在トヨタシエンタ、ホンダフリード等のファミリー向けコンパクトミニバンの元祖ながら既に廃盤から10数年経過、今や軽とEV、4WD、SUVメーカーとして認識されている三菱が出していたコンパクトミニバンを知るヒトも少なくなった事でしょう…

ただ最近、欧州にて”グランディス復活”のアナウンスがなされ中身を見てみないと何ともですがルノーシンビオズのOEMで発売か!?との内容、今のところ欧州のみでのラインナップ予定で国内リリースの話はありませんが懐かしい『グランディス』復活記念?としてこれの系統を取り上げようかと思います!

まだミニバンなんて言葉のない1980年代、コンパクトカーのミラージュをベースにストレッチし多人数乗車と広大なラゲッジルームを提唱した『シャリオ』がグランディスの源流、相前後してデビューした同コンセプトの日産プレーリーと共に今で言うミニバン元祖な訳ですが今ではグループとなった日産と三菱にコンパクトミニバンが存在せずトヨタとホンダでいいようにこの人気カテゴリーを独占しているっていうのも淋しい話です…

それではコンパクトミニバンのパイオニアであるシャリオ→グランディスを振り返ります。

【グランディスNA4W型(2003~2009)】
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・2003年に先代となるシャリオグランディスのFMCとしシャリオから通算4代目モデルが車名を改め『グランディス』としてでビュー
・ボディバリェーションは5ドアワゴンを継承
・エンジンは4G69型直42.4L MIVEC SOHC16V 165psのみ。
・ミッションは4AT、駆動はFF/マルチセレクト4WD
・乗員はシートタイプにより7人乗り/8人乗りを設定
・ライバルはトヨタイプサム、ガイヤ、アイシス/日産プレサージュ、バサラ/ホンダオデッセイ、ラグレイト/マツダMPV、プレマシー
・先代時に発覚した三菱不祥事による影響で売り上げは激減し訴求力がなくなり海外向けのを残し国内では2009年をもってこのカテゴリーから撤退となる。

【シャリオグランディスN80/N90系(1997~2003)】
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・先代までのシャリオ名にグランディスのサブネームが付可され『シャリオ・グランディス』となる。
・シャリオとしては3代目
・ボディバリェーションは5ドアワゴンを継承
・クラス初のインパネシフト採用
・エンジンは4G64型2.4L 直4 DOHC16VGDI 165ps。6G72型3L V6 DOHC24V 215ps
・ミッションは4AT、駆動はFF/4WD
・乗員はシートタイプにより7人乗り/8人乗りを設定
・シャリオ~グランディス史上最量販で人気の高いモデルながら不祥事、GDIエンジンの不具合もあり残存は極めて少ない。
・ライバルはトヨタイプサム、ガイヤ、アイシス/日産プレサージュ、プレーリーリバティ、リバティ/ホンダオデッセイ/マツダMPV、プレマシー


【2代目シャリオN30/N40系(1991~1997)
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後期シャリオMX

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シャリオリゾートランナーGT

・シャリオ初の8年ぶりFMCで2代目として1991年発売
・初代と大幅にイメージを変え当時の三菱のアイコンであったギャランやミラージュ、ミニカ等と同様なマッシブで力強いスタイリングが特徴的。
・ボディバリェーションは5ドアワゴンを継承
・エンジンは4G63型2L 直4 SOHC16V 135ps 同DOHC16V I/Cターボ220ps 4G64型2.4L 直4 SOHC16V 145ps 4D68型2LDeターボ 直4 SOHC8V 88ps
・ミッションは5MT/4AT、駆動はFF/4WD
・乗員は7名
・95年に追加されたリゾートランナーGTは異色のハイパワーミニバン、220psのI/CターボエンジンはギャランVR-4、ランサーエボリューションから移植されており別名”シャリオエボリューション”と呼ばれた。
・ライバルはトヨタイプサム/日産プレーリ―、プレーリーjoy/ホンダオデッセイ/マツダMPV

【初代シャリオD00系(1983~1991)
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・1979年にモーターショーに参考出品した「三菱SSW(スーパースペースワゴン)」がシャリオの源流で1983年デビュー、当時他に類を見ないFFコンパクトのストレッチワゴンという新ジャンルのモデルとして大きく注目を集めた。
・当時のコンパクトカーミラージュ、これをベースとした小型セダンのトレディアがベースで基本FFの7人乗りワゴン。
・ベース車同様にミラージュ/トレディアの特徴でもあった4速スーパーシフト(4速+ロー/ハイ=8速)ギアモデルもラインナップ
・ボディバリェーションは5ドアワゴンのみ。
・エンジンはG32B型1.6L 直4 SOHC、G37B型1.8L、G62B型1.8L、G63B型2L、D65T型1.8LDeターボ
・ミッションは5MT/3AT/4速スーパーシフト、駆動はFF/4WD
・乗員は7名
・RVブーム、バブル景気と物珍しさもあり発売後は好調な販売を誇り8年の長寿となる。
・ライバルは日産プレーリ―


あのクルマの系譜~三菱グランディス~…
Posted at 2025/03/26 21:41:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ

プロフィール

「岸田と宮沢洋一、公明斎藤(広島)、石破(鳥取)、逢沢(岡山)って中国地方ってロクな議員いないな、この地区(ついでに森山の鹿児島、岩屋の大分、村上の愛媛も含め)だけ消費税10%維持、暫定税率維持で良くねぇ?ここの県民は次の選挙でもまだコイツら入れるなら非国民決定!」
何シテル?   09/03 17:55
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
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2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
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2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

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三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
2015年導入、当時凝っていた菱旧車集めの1台で一時息子に乗らせながら共同所有、2022 ...
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2023年11月より愛用、常に2~3周遅れで三菱軽を愉しむワタクシ、パジェロミニVR-Ⅱ ...
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