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2025年11月30日 イイね!

あのクルマの系譜・その44~UDトラックス クオン編~

あのクルマの系譜・その44~UDトラックス クオン編~

”あのクルマの系譜”、今回はウケの悪いのを承知で大型トラックなんぞやってみようかと…


大型トラックの歴史は浅く国土の広いアメリカは勿論、欧州で発展してきた経緯があり本悪的物流時代に入ってた日本では戦後数年経てからのからのスタート!

てな訳で日本で初めて大型トラックをリリースした現UDトラックス、かつての日産ディーゼル←民生ディーゼルの現クオンの系譜をご紹介したいなと…。



※社名が数度となく変わりまた長く略称で呼ぶ事も多く日デ、UDと業界では言われてきましたが歴史を語る上で必要以外は民生~UDトラックス迄一環して「UD」の呼び方とさせて頂きます。
※トラックの特性上、車型やパワーユニットは多岐に渡り紹介しきれませんので概要のみの記載とさせて頂きます。

日産→ボルボ→いすゞと親会社が変わってきたUD、現在はかつて隆盛を極めたバス事業から完全撤退、トラックも70~90年代は小型、中型、大型と取り揃えてきましたが現在自社開発は大型のクオンの一部のみ、小型~中型は完全にいすゞのOEMモデルとなっておりクオンもいすゞに徐々に切り替わっています、残る日デ時代の自社モデルクオンが唯一残るモデルとなってしまいました…。

しかしかつての日デ時代から強大なパワーを必要とする重トレや建設系(ダンプや重機運搬車等)のシュアは高く現在実質1車種となったUDの輝きは失っていません!

前置きはこの位にしてUD大型トラックの系譜を見ていきましょう…

【現行クオン(2004~現行】

↑前期ボルボ時代2004~2017

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↑中期いすゞ入り後2019~

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↑いすゞGIGA統合モデル2025~

・2004年に従来の「ビッグサム」から14年ぶりにFMC、クオン=久遠という意味で同社では初の日本語車名を採用
・デビュー時は日産ディーゼル、その後親会社がボルボとなり社名が「UDトラックス」となった事により中期以降はエンブレム等を変更、現行では三度親会社がいすゞとなり同一モデルで3回の親会社チェンジという数奇な運命を辿っています。
・排ガス規制の関係や時代背景もありエンジンは6気筒で統一、登場時はUD製、現在はいすゞ製を搭載
・2017年に公式にはFMCとされるがFrを大幅整形しながらもキャビンは従来型を使いまわす所謂”Bigチェンジ”
・2019年のボルボ→いすゞグループ入りとなりいすゞGIGAの兄弟車に徐々に移り変わり2025年にはメイン車型(カーゴ系)はGIGAと完全兄弟化、オリジナルのクオンとGIGA双子が車型により別れクオンのネーミング上共存する事になる。
・ミッションは従来はUD製ATとなるESCOT-Ⅱ~VIIと6/7/12MTのラインナップを選べたが現在はカーゴ系はGIGAの双子となる7MTのみ、トラクターや特殊架装モデル(ショートキャブやバルク、除雪等)はESCOT-VIや9MT、12MTを選べる
・いすゞに準じて法規に基づく安全装備を搭載
・ライバルは日野スーパードルフィンプロフィア、三菱ふそうスーパーグレート、いすゞGIGA


【ビッグサム(1990~2004)】
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・日産ディーゼル製
・先代となる「レゾナ」から11年ぶりにFMCしビッグサムのネーミングとなり1990年に登場
・搭載エンジンは車型により直6生(NA)同ターボ、V8、V10が設定される
・91年にはMTのみだったラインナップに大型車では希少だった電子制御自動変速機「E-MATIC」を搭載
・94年に規制緩和によりGVW 22t/25tモデルを設定
・95年のMCでE-MATICを進化させたフルATであるESCOT-AT、セミAT「ESCOT-II」が設定された。IIは発進のみクラッチ操作を行い変速時クラッチフリーであった。
・2000年代の排ガス規制強化に準じ対応
・00年、搭載エンジンは排ガス規制強化によりV8、V10を廃止し直6 I/Cターボのみとする。
・03年、法規改正により速度表示灯を廃止しセミATを発進時もクラッチ不要の「ESCOT-AT IV」に切り替える
・04年、クオン登場により3か月併売を経て国内では廃盤、海外向け(オーストラリア、台湾、中国)向けのみ2014年まで生産される。
・ライバルは日野スーパードルフィンプロフィア、スーパードルフィン、三菱ふそうスーパーグレート、ザ・グレート、いすゞGIGA、810


【レゾナ(1979~1990)
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↑前期(~84)

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↑後期(84~90)

・日産ディーゼル製
・先代となる「Cシリーズ」から11年ぶりにFMCしレゾナのネーミングとなり1979年に登場
・搭載エンジンは車型により直6生(NA)同ターボ、V8、V10が設定される
・83年のMCで流行の角目4灯を採用し後期型となる。
・80年代の排ガス規制強化に準じ対応
・87年、大型車初のABSをop設定
・ライバルは日野スーパードルフィン、三菱ふそうザ・グレート、いすゞ810


【Cシリーズ(1971~1979)】
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↑前期(71~77)

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↑後期(77~79)

・日産ディーゼル製
・先代となる「サングレイト」から9年ぶりにFMCしCシリーズとし1971年に登場
・搭載エンジンは車型により直6、V8、V10が設定される
・その見た目から”ダルマ”の愛称で親しまれた。
・77年のMCで後期型となる。
・大型車としては早い8年での製造廃止となるが厳しくなる昭和54年度排ガス規制にCシリーズでは対応不可が要因
・ライバルは日野TC/KM/ZF型等車型記号による大型シリーズ、三菱ふそうFシリーズ、いすゞニューパワー、ニューパワーZ


【サングレイト(1963~1971)】
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・日産ディーゼル製
・従来登場時は特にペットネームを設定せず型式表記だったが公募により初めて「サングレイト」のネーミングを与えられている、1963年に登場。
・搭載エンジンは直4 2stディーゼルと直6 2stディーゼル搭載でデビュー後に直5 2stディーゼル、直6 4stディーゼルを追加し車種拡充
・当初カーゴ系で発売され前2軸やトラクターも順次追加設定される。
・68年のMCが入り後期型となる。
・ライバルは日野TC/KM/ZF型等車型記号による大型シリーズ、三菱ふそうT/Fシリーズ、いすゞTX/TXD/TF等車型記号による大型シリーズ及びニューパワーZ

【6TWC12(1961~1964)/6TW(1958~1984)】
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↑6TWC12

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↑6TW

・民生ディーゼル→日産ディーゼル製
・まだ当時はトラックのメインはボンネット型だったながら積載効率の上昇と運転のし易さの面で徐々にキャブオーバー型も台頭、6TWC12は既存ボントラの6TW型のキャブーバー型であった。
・6TWDC12はボンネット型6TWの派生車種的存在
・搭載エンジンは直6 2stディーゼル
・ボンネット型は3代存在し1984年、最後のボンネットトラックとしての生涯を終える。
・ライバルは日野TC/KM/ZF型等車型記号による大型シリーズ、三菱ふそうTシリーズ、いすゞTX/TXD/TF等車型記号による大型シリーズ


【TC80G(1960~1964)】
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・民生→日産ディーゼルに変更直後の登場
・現行クオンのキャブオーバー大型としてのルーツとなる1960年、日本初のキャブオーバー大型(8t積)としてデビュー
・既存ボンネット型のT80型をベースにキャブオーバー化荷台効率の上昇を実現
・搭載エンジンは直4 2stディーゼル
・63年に後にサングレイトと呼ばれる新キャビンに移行


あのクルマの系譜~UDトラックス・クオン…
Posted at 2025/11/30 20:18:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2025年11月01日 イイね!

あのクルマの系譜・その43~マツダタイタン編~

あのクルマの系譜・その43~マツダタイタン編~
”あのクルマの系譜”、今回は一部のみんなは大好き!?トラックの巻w

今回43弾は現行型は社会情勢やメーカーの事情からOEMとなっていながらかつてはマツダの商用ラインアップで重要な役割を担っていた『タイタン』を取り上げます!

マツダ、今や躍動デザインメインのオシャレなSUVメーカー的イメージですがかつて(50~60年代)は乗用よりも商用車に力を入れてリリースしていたメーカー、当時東洋工業と言われていたマツダは広島に業を構えこの頃は全国的な知名度では他メーカーに大きく水を開けられるものの西日本、特に中国四国地方では”オラが町のメーカー”的に支持は高かった…。

そんなマツダが全国区なったのは70年代のロータリー(RE)エンジン車販売から、70~80年代は夢の高性能エンジンとしていい意味でも悪い意味(燃費等…)でも広く注目を集める陰でマツダの基礎である商用車リリースも積極的に行われその中心的な車種が今回取り上げる「タイタン」となります!

タイタンは間接的にルーツをオート三輪に持ち1.5~3t積の小型トラック、三菱キャンター、いすゞエルフ、トヨタ(日野)ダイナをライバルとするモノであり強力なライバルに較べ東日本では弱いブランドながら一時はタイタンベースの3.5~4t(ボクサー)もラインナップ、熾烈なライバルとの競合に挑んでおりました、早速タイタンの系譜を振り返りたいと思います!

※尚トラックについては用途により仕様、駆動方式により型式が幾南学的(例:標準-セミロングーロングボディや標準-ワイド-ハイキャブ等により型式が異なる)となりFMCの時期も車型によりタイムラグがあります、従って細かくは紹介しきれませんので大まかな部分についての説明とさせて頂きます。

※搭載エンジンも様々でpsも仕様により異なります、過去ガソリンエンジン車もラインナップされておりましたが近年~現在では2~4LのDeエンジン、またはEVやCNG等様々な仕様が存在するため個別解説は省いています。

【現行7代目タイタン(2023~ )/タイタンLHR(2024~ )】
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・先代から引き続きいすゞエルフのOEMモデル、エルフも7代目でありタイタンは4代目まで自社開発、5代目以後がOEM
・自動ブレーキ、車線逸脱警報、ACC等安全装置充実
・エルフに倣い標準キャブ(2~3t)のみがまず7代目にFMC、これにデザイン継承したワイドキャブ等も2025年にFMC、4WD標準キャブのみ先代をキャリーオーバー中。
・普通免許対応の1.5tモデルのタイタンLHRはエルフミオのバッジチェンジ、1.9LDeとBEVの設定でATのみ、小型(1t)クラスはエルフではエルフ100、NHR等、または日産アトラスOEMをラインアップしてきたが7代目タイタンではエルフミオに絞られる。
・ライバルはトヨタダイナ、日野デュトロ、三菱ふそうキャンター、いすゞエルフ、日産アトラス、UDカゼット


『現行6代目タイタン(2WD 2007~2023/4WD(2007~ )』
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・先代から引き続きいすゞエルフのOEMモデル、エルフの6代目と同一。
・法律改正によりその都度安全装置の追加やグレードアップを実施。
・排ガス規制強化によりDPFを順次装備
・1tクラスはタイタンダッシュ廃盤後(~2010)、いすゞエルフ100(日産アトラスOEM)に準じアトラスOEM版となる。
・ライバルはトヨタダイナ/トヨエース、日野デュトロ、三菱ふそうキャンター/キャンターガッツ、いすゞエルフ/エルフ100、日産アトラス、UDカゼット/コンドル10


『5代目タイタン(2005~2023)』
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・2004年をもってタイタンは自社開発から撤退しいすゞエルフOEMとなった最初のモデル。
・エルフの1993年~の5代目モデルを途中からOEM、6代目エルフ/タイタンデビュー以後も標準キャブモデルのエルフ大幅改良の上基本ボディは5代目を継承し2023年までラインナップされた。従って標準キャブモデル現行(2023~)は1代飛び越えた設定。
・ライバルはトヨタダイナ/トヨエース/ハイエーストラック、日野デュトロ、三菱ふそうキャンター/キャンターガッツ、いすゞエルフ/エルフ100、日産アトラス、UDコンドル10~30


『4代目タイタン(2000~2004)/タイタンダッシュ(2000~2010)』
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・自社開発最終モデル
・1tクラスをタイタンダッシュとしてラインナップ、このモデルは2t~がいすゞOEMに切り替わり後も2010年まで設定された。
・上級大排気量モデルは先代同様いすゞエンジンを搭載。
・2~4tクラスはいすゞとの提携によりトラックとしては短命な僅か4年のモデルライフ
・CNG車や排ガス新短期規制適合モデル等を追加設定
・安全装置の追加やグレードアップを実施。
・ライバルはトヨタダイナ/トヨエース/ハイエーストラック、日野デュトロ/レンジャー2、三菱ふそうキャンター/キャンターガッツ、いすゞエルフ/エルフ100、日産アトラス、UDコンドル10~30、ダイハツデルタ


『3代目タイタン(1989~2000)』
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・前期が丸目4灯、中期角目2灯、後期(画像)が角目4灯
・パワステ、キャブサス、ATモデルをラインナップ
・平成6年排出ガス規制適合時に併せ大排気量、高出力車にはいすゞ製エンジン(4HF1/4HG1型)型を搭載。
・ライバルはトヨタダイナ/トヨエース/ハイエーストラック、日野レンジャー2、三菱ふそうキャンター/キャンターガッツ、いすゞエルフ、日産アトラス、UDコンドル10~30、ダイハツデルタ


『2代目タイタン(1980~1989)』
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・副変速機でギア比を選択でき空荷と積載時でのパワーコントロール可能な2wayシフトが特徴的。
・初代タイタンの拡大版(3.5~4t)が「ボクサー」という別車種だったが2代目でこれを廃盤とし3.5~4tもタイタンに統一。
・前期(画像)が丸目4灯、後期が角目4灯
・ライバルはトヨタダイナ/トヨエース/ハイエーストラック、日野レンジャー2、三菱ふそうキャンター/キャンターガッツ、いすゞエルフ、日産アトラス、UDコンドル10~30、ダイハツデルタ


『初代タイタン(1971~1980)/ボクサー(1969~1980)』
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↑初代タイタン

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↑ボクサー

・タイタンは従来のマツダ製キャブオーバートラック「Eシリーズ」の後継モデルであり71年デビュー、この代からそのネーミングとなるタイタンの元祖
・ボクサーは2tモデル主体だったEシリーズの上級として69年デビュー、3~4tモデル。
・72年には下級の1.5tモデルだった「クラフト」の後継としてタイタンライトを追加、これがタイタンダッシュ~現行タイタンLHRの元祖。
・ライバルはトヨタダイナ/マッシーダイナ/トヨエース/ハイエーストラック、三菱キャンター、いすゞエルフ、日産キャブオール/クリッパー/キャブスター、UDバイソン、ダイハツデルタ


『Eシリーズ(E2000/E2300/E2500 1964~1972)/クラフト(1965~1977)』
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↑Eシリーズ

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↑クラフト

・マツダDシリーズ(D1100、1500、2000)の後継となりEシリーズがD2000、クラフトがD1100/1500の原型。
・Eシリーズが2~3t積、クラフトが1t積。
・E2000/2300がガソリン、E2500がDeエンジン、クラフトは1.5Lガソリン。
・ドクロ、強盗顔とも言われた強烈な強面が特徴的。
・Eシリーズ、平ボディは標準(一方開)、平床3方開、ロングが基本、ダンプや糞尿車など様々な加装に対応、クラフトは小口配送が主。
・ライバルはトヨタダイナ/トヨエース/、三菱キャンター、いすゞエルフ、日産キャブオール/クリッパー/キャブスター、ダイハツデルタ


『ロンパー→Dシリーズ(D1100/D1500/D2000 1958~1964・1965)
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・戦後の商用車メジャーであった3輪トラック、より安定性、快適性を求めて50年代の「Tシリーズ」3輪トラックをベースに4輪にて開発された最初のモデル、当初「ロンパー」のネーミングでデビューし59年にD1100/D1500となる。
・積載は1t、追加で1.5tが設定される。
・ロンパー時代は空冷V型2気筒OHVガソリン1.1Lのみ、Dシリーズ変更後は水冷直4OHVガソリン1.5Lを追加
・小型枠改正に伴い62年に2Lモデルを追加、1.1Lを廃止しD1500/2000の2本立てとなる。
・ライバルはトヨタダイナ/トヨエース/、三菱ジュピタージュニア、いすゞエルフ、日産キャブオール、プリンスクリッパー、ダイハツベスタ

※ここまでがタイタンの系譜となります、尚、タイタンに繋がるマツダ商用トラックの歴史はマツダ創業時に発売したオート3輪→3輪トラックとなるので広い意味でタイタンの元祖とも言えるので簡単に記載します。


『DA型オート3輪~T2000 3輪トラック(1931~1974)
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↑”ケサブロー”の愛称で今も親しまれるK360

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↑最も新しい最終型3輪のT2000

戦前の1931年、マツダ(東洋工業)の自動車製造/販売初のモデルとしてオート3輪DA型を発売、その後戦中~戦後の物資運搬等の需要に応えて軽自動車規格から大型化、50~60年代には同じ3輪メーカーであったダイハツとのシュア争いも激化し3輪1、2位を両社で独占、軽ではマツダK360vsダイハツミゼット、登録車でも競い合っていたが70年代になるとより積載性に優れ安定性も高い4輪トラックに需要は移行、ダイハツは1968年のCM型、マツダは74年のT2000を最終3輪モデルになり以降は4輪トラックに移り変わる…。


あのクルマの系譜~マツダタイタン…
Posted at 2025/11/01 18:31:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2025年10月02日 イイね!

あのクルマの系譜・その42~トヨタカローラスポーツ編~

あのクルマの系譜・その42~トヨタカローラスポーツ編~
”あのクルマの系譜”、今回は少し違った!?視点から超メジャー車種の一つのボディバリェーションに絞ってその系譜を追いたいと…

今回42弾は現行国内12代目となるE210/EA10系でカローラ名義で久々に復活した『カローラスポーツ』を取り上げます!

カローラスポーツ=カローラのHB(ハッチバック)モデル、今のカローラはセダンを年配層や業務用向け、ワゴンのツーリング(以前はフィルダー、カローラワゴンとしてラインナップ)をファミリー層に加えアドベンチャー的存在のクロス、そして若者向けにスポーツをラインナップ、しかしこのスポーツ=カローラのHBはかなり旧くから名称は違えど存在してきたのでその系譜を振り返ります…。


【現行E210/EA10系カローラスポーツ(2018~現行)】
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カローラスポーツ

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GRカローラ

・3世代ぶりに2018年にカローラ名義のHB復活、カローラシリーズは10代目で国内・国外でシャーシから作り分けられておりこの10代目時点で国外向けは3ナンバーボディを得るが国内は5ナンバーを継続、当代では国外向けモデルと再びボディを共通化、スポーツもカローラ初の国内3ナンバーとなる。
・スポーツは廃盤となった『オーリス』の後継としての立ち位置もあり従来HBの『カローラFX』と比較し大幅に車格と質感をUP
・カローラのエボリーションモデルとしてトヨタGAZOOレーシングが開発した『GRカローラ』はスポーツがベース
・ボディは5ドアHBのみ
・搭載エンジンは8NR-FTS型 1.2L 直4 DOHC VVT-iW インタークーラーターボ M15A-FKS型 1.5L 直3 DOHC 2ZR-FAE型 1.8L cc 直4 DOHC バルブマチック 2ZR-FXE型 1.8L 直4 DOHC ハイブリッド (GR)G16E-GTS 1.6L 直列3気筒DOHC12バルブ インタークーラーターボ
・駆動はFF/4WD、ミッションは6MT/CVTi-S/8DCT(GR)
・GRについては抽選販売、2シーターのレース向けモリゾウエディションも販売された。
・ライバルはマツダ3ファストバック、ホンダシビック、スバルインプレッサスポーツ


『E180系2代目オーリス(2012~2018)』
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・カローラのネーミングを離れ新車種『オーリス』となった2代目モデル、型式は先代から引続き「E」のカローラシャシ記号を持つ。
・先代がランクスから継承する丸み帯びたスタイルだったのに対しトヨタの新デザインアイコンである”キーンルック”を採用、全体的にシャープで先鋭的なスポーティなイメージとなる。
・ボディは5HBのみ
・搭載エンジンは1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC VVT-i 2ZR-FAE型 1.8L 直4 DOHC VALVE MATIC 8NR-FTS型 1.2L 直4 DOHC VVT-iW インタークーラーターボ
2ZR-FXE型 1.8L 直4 DOHC ハイブリッド
・駆動はFF/4WD、ミッションは6MT/CVT
・ライバルはマツダアクセラスポーツ、スバルインプレッサスポーツ


『E150系初代オーリス(2006~2012)』
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・カローラの国内E120→130へのFMCの際にランクスは名称変更し新たに『オーリス』となりながらカローラ一族のシャシ記号Eを継続
・立ち位置としては先代ランクスの双子兄弟車であった『アレックス』が先祖とされていたのでカローラ店での扱いではなくアレックスから続きネッツ店向けモデルであった。
・ランクス、アレックスから飛躍し3ナンバーボディとなりボディも大型化
・ボディは5HBのみ
・高級HBを提唱した『ブレイド』のベースとなったのが初代オーリス
(※ブレイドについては →こちら
・搭載エンジンは1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC VVT-i 2ZR-FE型 1.8L 直4 DOHC Dual VVT-i 2ZR-FAE型 1.8L 直4 DOHC VALVE MATIC
・駆動はFF/4WD ミッションは6MT/CVT
・ライバルはマツダアクセラスポーツ、スバルインプレッサスポーツ


『E120系カローラ・ランクス(2001~2006)』
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・9代目E100系カローラのHBモデルとして途中まで存在した『カローラFX』の後継モデル。
・120系セダンがNCVカローラとして従来型からの大幅なイメージ変更により年配層や業務用重視に方針転換された中でランクスはファミリー/若者向けとして訴求
・ボディは5HBのみ
・搭載エンジンは1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC 1ZZ-FE型 1.8L 直4 DOHC 2ZZ-GE型 1.8L 直4 DOHC
・駆動はFF/4WD、ミッションは6MT/4AT
・2006年、カローラのFMC(国内10代目E140系)と同時に廃盤となるが新車種である『オーリス』に名を変えてCセグHBは存続。
・ライバルは日産ノート、三菱コルト、ホンダシビック、マツダアクセラ、スバルインプレッサ


『3代目E100系カローラFX(1992~1995)』
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・1992年にベースのカローラのFMC(E90→E100)に遅れデビューした3代目FX=カローラのHBモデル
・ボディは3/5HB
・先代、先々代に比較してボディを大型化し居住性を拡大するもHB人気終焉により販売台数は低下、このため僅か3年で廃盤となり6年後のランクスまでカローラ名義のHBモデルは不在となる。
・搭載エンジンは4A-FE 直4 1.6L DOHC EFI 4A-GE 直4 1.6L DOHC EFI
・駆動はFF、ミッションは5MT/4AT(ECT-S)
・ライバルは日産パルサー、ホンダシビック、三菱ミラージュ、マツダファミリア


『2代目E90系カローラFX(1987~1992)』
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・先代で新たなユーザー層の開拓に成功したHB=FXの2代目、ベースはE90系カローラ
・ボディは3/5HB
・先代に比較してボディを大型化、先代が若者を主体にターゲットとしていたところファミリー層にも訴求し一般グレードの幅広い設定を行う・
・搭載エンジンは2E 直4 1.3L SOHC 5A-F 直4 1.5L DOHC 5A-FE 直4 1.5L ハイメカDOHC EFI 4A-GE 直4気筒 1.6L スポーツDOHC EFI 5A-FHE 直4 1.5L ハイメカDOHC EFI・S
・駆動はFF、ミッションは4/5MT 3/4AT 4ATECT-S
・ライバルは日産パルサー/ラングレー/リベルタビラ、ホンダシビック、三菱ミラージュ、マツダファミリア、スバルレオーネスイングバック


『初代E80系カローラFX(1984~1987)』
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・現カローラスポーツの源流となるのがこの80系カローラFX
・HOTハッチブームのこの時代に5代目カローラ(E80系)デビューの1年遅れで追加設定
・従来のHBモデルであるスターレット(EP71)、ターセル/コルサ/カローラⅡ(AL21)より1クラス上のFF HBモデル、HOTハッチとしてトヨタ、国産2BOXモデルとしては初めてTOPグレードのGTにDOHCの4A-Gを横置きに搭載、FRのレビンGT系(AE86)とはまた異なる熱い走りを提唱した。
・ボディは3/5HB、3HBはカローラセダンに2ドアが廃止されたためこれの受け皿となる。
・搭載エンジンは2E-LU 直4 1.3L SOHC 3A-LU 直4 1.5L SOHC 4A-ELU 直4 1.6L SOHC EFI 4A-GELU 直4 1.6L DOHC EFI 1C-L 直4 1.8Lディーゼル SOHC
・駆動はFF、ミッションは4/5MT 3/4AT
・ライバルは日産パルサー/ラングレー/リベルタビラ、ホンダシビック、三菱ミラージュ、マツダファミリア、スバルレオーネスイングバック


あのクルマの系譜~トヨタカローラスポーツ…
Posted at 2025/10/02 00:04:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2025年09月11日 イイね!

あのクルマの系譜・その41~いすゞD-MAX編~

あのクルマの系譜・その41~いすゞD-MAX編~”あのクルマの系譜”、アレっ、終わったんでね?とお嘆きの貴兄w 前回40弾で一区切りと思ったけどヒマな時フと思いついたんで予告通り何事もなかったかのようにシレ~っと復活しますわ、どんだけクルマの事考えてんだか💦

今回41弾はチョイ視点をズラし現在海外専売車種となっているいすゞD-MAXがお題、D-MAX!?何それ?って方も多いかと思いますが国内では乗用車、小型クラス撤退したいすゞ(但し商用バン/ワゴンのコモ=日産キャラバンOEM除く)ですが海外、特にアセアン地域では絶大な支持を得ているモデル、その系譜は古くルーツはかつては国内販売もしておりました!


国内では需要低迷から一時死滅したボントラ/ピックアップですが海外、特に道路事情の良くないアセアン地域ではメインカーとなる程の高い需要がありこのため日本メーカーも国内は廃盤となりながらもこれらの各国では継続ラインナップ、近年では国内でもその走破性、多用途性、見た目の迫力が国内でも見直されトヨタハイラックス、三菱トライトンが国内再発売がなされマニアの人気を獲得、類稀なタフネスSUVとして一定の地位を築いているので乗用撤退による販売店整理などもありいすゞファンには期待されながらなかなか国内ラインナップには踏み切れないD-MAX、大人の事情はさて置き今ラインナップされればハイラックスやトライトンといい勝負になるんじゃないかなぁ~なんて想像します…。

現行D-MAXは3代目モデルながら初代~全てが海外モデル、一部並行物などで国内にも存在しますが正規ラインナップモデルではないので簡略した記載となりますのでご了承願います。

【初代~3代目D-MAX(初代2002~2011/2代目2011~2019/3代目2019~)
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↑初代

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↑2代目

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↑3代目

・国内で販売されていたロデオ(海外名いすゞTF)の後継モデルとして海外専売で2002年発売
・タイ、マレーシアで生産されアセアン地域やイギリス、中国、南アメリカなど日本を除く各国でそれぞれのネーミングで販売
・基本ボディは初代~3代目までノーマルキャビン、スペースキャビン、ダブルキャブ、駆動はFR/4WD
・エンジンは各代にて2L~3Lのディーゼル/同ターボを搭載、ミッションはMT/AT


【3代目TF型ファスター/ロデオ(1988~1994)】
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↑ロデオ

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↑ロデオキャンピングカー

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↑ファスター

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↑初代ミュー

・伝統的にラインナップ(国内)していたいすゞ製ボントラがファスターとなりこのモデルが最終型
・この代より2WDモデルが「ファスター」、4WDモデルは先代までのファスターロデオ→ファーストネームを取り去り「ロデオ」と分ける。
・ファスターは海外向けにはスペースキャブ、Wキャブを設定するも国内はシングルキャブのみ
・ロデオはレジャーの多行化により注目を一部に集め始めキャンピングカーベースとされ横浜モーターセールス製が業界ではメジャーなキャンピングカーとなる。
・ロデオにはシングル/Wキャブの設定、ファスターは純粋な商用向け、ロデオがSUVの訴求。
・エンジンは初代ビッグホーンイルムシャー(UBS55系)から換装された4JB1型 2.8 L直4 直噴ディーゼルターボエンジンを搭載、ミッションは5MT/4ATフロア、コラム
・ロデオをベースとしたよりレジャー志向の「ミュー」を1989年に設定、Bピラー部まではファスターとロデオのボディを使う兄弟車、遊び志向のミューとボディ前半が共通のためファスターはも商用モデルながらブリスターフェンダーやこの時代ではもう珍しい開閉式三角窓を採用した個性派のボントラ
・ファスター、ロデオとも国内販売を94年に中止、以降は海外専売となり2002年のD-MAXが後続となるも2016年まで国より併売された。
・ライバルはトヨタハイラックス、日産ダットサントラック、三菱トライトン、ストラーダ、マツダプロシード

ミューに関しては訴求ユーザーが異なりメーカーも別モデル扱いの為この項では割愛。


【2代目KB型ファスター/ファスターロデオ(1980~1988)】
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↑ファスター

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↑ファスターロデオ

・先代が乗用フローリアンのボディ前半を使うもフローリアン廃盤によりこの代から専用設計となる。
・先代同様に2WDをファスター、4WDをファスターロデオとする。
・米・GMとの提携によりアメリカやオーストラリア(ホールデン)でも販売。
・ボディはシングルキャブ、エンジンは G160型 1.6Lガソリン、C180型 1.8L ディーゼル、C223型 2.3L ディーゼル、4JA1型 2.5L ディーゼルを搭載、ミッションは4速/5速MTフロア、コラム
・ライバルはトヨタハイラックス、日産ダットサントラック、三菱フォルテ、マツダプロシード


【初代KB・KBD20型ファスター/ファスターロデオ(1972~1980)】
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↑ファスター

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↑ファスターロデオ

・ベレットのトラック版であった「ワスプ」の後続として1972年にデビュー
・当初はガソリン1.6Lモデルのみで登場、GMとの提携後初の米供給モデルであり「シボレーLUV(ラブ)」としてアメリカでは人気を博す
・ボディはシングルキャブのボンネットトラック、Bピラーまでは乗用フローリアンのボディを使いBピラー以降を荷台とする。
・1978年に折からのRVブームに乗りMCを機に4WD版を追加、これをファスターロデオの名称とする、一部マニアに人気だったRVとして内外でハイラックス4WDやダットラ4WDと並び一定の人気を博す。
・エンジンはベレット、フローリアンのG160型1.6L、後にフローリアン、117クーペのC180型1.8Lディーゼルも追加、ミッションは4速MTコラム
・ライバルはトヨタハイラックス、日産ダットサントラック、三菱フォルテ、マツダプロシード


【KR・KRD10型ワスプ(1963~1971)】
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・現行D-MAXのルーツとなるのがワスプ、50~60年代に一世を風靡した3輪トラックの次世代を担う商用小型トラックとしてデビュー
・Bピラーまでは乗用ベレットの外板やドアを流用しコストダウン、ベレットと同時発売ながらベレットがモノコックボディだったところワスプは頑強フレーム構造
・エンジンはベレットのG130 直4ガソリン1.3L、C180直4 ディーゼル1.8Lを搭載、C180は小型ディーゼルのパイオニア的存在
・ワスプは国内専売、駆動はFR、ミッションは4速MTコラム
・日産ダットサントラック、トヨペットコロナピックアップ、日野ブリスカ、三菱ジュピタージュニア


あのクルマの系譜~いすゞD-MAX…
Posted at 2025/09/11 17:45:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2025年08月12日 イイね!

あのクルマの系譜・その40~トヨタプロボックス編~

あのクルマの系譜・その40~トヨタプロボックス編~
自己満全開の”あのクルマの系譜”も第40弾!キリのいいところで一旦終了となります、但しまた思いついたりしたら気まぐれでシレ~っと復活するかもしれんので宜しくどうぞ💦


今回はほぼ絶滅危惧種となってしまった現在では一強・唯一の小型ボンネントバンであるトヨタプロボックスの系譜を振り返ります…。

かつては各メーカー、大衆モデル~ミディアム、ラージクラスにベースとなるセダンモデルに倣いきめ細かく設定されていたボンネットバン(ボンバン)、今やライバルは日産ADのみとなりそのADも年内生産終了のアナウンスがなされトヨタOEMのマツダファミリアバンを含み実質プロボが唯一のボンバンとなりますネ。

60~90年代は「貨客兼用車」=平日は仕事に、休日はレジャーにとまだ私用商用と分けて維持できなかった貧しい時代には持て囃されたボンバン文化=プロボックスの系譜とも言えますのでその足跡を振り返ります!
※同一ボディのワゴン(スイッチワゴン含む)も時期により存在しますがバンを主題にした記載しとします。


【現行2代目プロボックス(2014~現行)/2代目サクシード(2014~2020NCP160/NLP160系】
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現行プロボックス

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サクシード(2014~2020)

・2002年のプロボ/サクシードデビュー以来12年ぶりのFMC、しかしスタイリングに変更なくMCの認識ながら基本シャーシや型式改定によりFMC2代目扱いとされる。
・先代同様生産はダイハツに委託
初代との主な変更点はFrマスク、インパネ、HV設定、ミッションをトルコン→CVT化し燃費向上
・先代の初代ヴィッツ基本のシャーシからE170系11代目カローラ(フィルダー)ベースに変更
・各安全装備を充実
・先代のワゴンを廃止し4ナンバー商用モデルのみのラインナップ
・ボディは5ドアライトバン400㎏積
・搭載エンジンは1NR-FE型 1.3L 直4 DOHC、1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC、1NZ-FXE型 1.5L 直4 DOHC+モーター(ハイブリッド=HV)
・駆動はFF/4WD ミッションはガソリンモデル=CVT、ハイブリッドモデル=電気式無段変速機
・トヨタの販売店統合により2020年をもって双子兄弟車のサクシードは廃盤となる、尚初代ではボディ寸法に違いがあったが2代目ではボディもプロボと共通化。
・ライバル=日産AD、マツダファミリアバン(日産OEM/トヨタOEM)、三菱ランサーカーゴ(日産OEM)


【初代プロボックス(2002~2014)/初代サクシード(2002~2014)NCP50/NLP50型系】
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初代プロボックス

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初代サクシード

・長い歴史を持つカローラバン(スプリンターバン)のFMCとして新たなネーミングで2002年デビュー、これによりのプロボ単独車種としてセダン基本のカローラと決別してライトバン(5ナンバーワゴンも当初設定)専門単独モデルに進化。
・兄弟車種としてサクシードもデビュー、サクシードはプロボのFr/Rrリデザインの双子ながらコロナバン→カルディナバンの継承をさせる意味もあり全長(荷室スペース)を拡大、積載量もプロボの400㎏に対し450㎏積となっていた。
・旧カローラバン/スプリンターバンのSW(スイッチワゴン=4ナンバーの1年車検を嫌うユーザー向けのバン仕様の5ナンバー)を継承し5ナンバーワゴンも設定。
・ボディは5ドアライトバン400/450㎏積とワゴン
・搭載エンジンは2NZ-FE型 1.3L 直4 DOHC、1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC、1ND-TV型 1.4L 直4 SOHC ディーゼル(~ 2007年をもって廃盤)、1NZ-FNE型 1.5L 直4 DOHC CNG
・駆動はFF/4WD ミッションは5M/4AT
・プロボはカローラバン/スプリンターバンの後続のため販売店はこれを継承、サクシードはカルディナを扱っていたトヨペット/トヨタ店扱い。
・生産はダイハツに委託
・ライバル=日産ADバン、三菱ランサーカーゴ(日産OEM)、マツダファミリアバン(日産OEM)、ホンダパートナー、三菱ランサーカーゴ(自社)、三菱リベロバン


【6代目カローラバン/2代目スプリンターバンEE/CE100系(1991~2002)】
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EE100カローラバン

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EE100スプリンターバン

・長い歴史を持つカローラバン(スプリンターバン)の最終6代目モデル
・ベースのセダンで3代目70系とこの100系で発売期間が異なり70系が80系時代も70のまま継続されたため5代目80系以降セダンとは代目数えが異なる。
・セダン7代目となる110系から8代目120系までキャリーオーバーされモデルライフは11年
・先代で設定された兄弟車種のスプリンターバンはグリル、エンブレのみ異なる双子モデルでカローラバン=カローラ店、スプリンターバン=オート→ネッツ店扱い
・両モデルに4ナンバーの1年車検を嫌うユーザー向けのバン仕様の5ナンバー=SW(スイッチワゴン)を設定、完全ファミリーモデルの5ナンバーワゴンモデルに較べタイヤ、サスペンション設定をバンと同一としていた。
・ワゴンブームに伴い米・フォードトーラスに似たテールゲートが大きく傾斜するスタイリングが好評でワゴンと共にバンも人気が高かった。
・ボディは5ドアライトバン400㎏積とワゴン
・搭載エンジンは3E型 1.3L 直4 SOHC12バルブ(~94)、4E型 1.5L 直4 SOHC12バルブ(~94)、3E-F 1.3L 直4 DOHC16バルブハイメカ(94~)4E-FE型 1.5L 直4 DOHC16バルブハイメカ、2E型 2L 直4 SOHC ディーゼル、3C-E型 直4 SOHC ディーゼルEFI
・駆動はFF/4WD ミッションは4MT/5MT/3AT/4AT
・燃費/性能向上から94年以降は商用には例の少なかったガソリンモデルをDOHCハイメカツインカム化。
・ライバル=日産ADバン、三菱リベロバン、マツダファミリアバン(日産OEM)、ホンダパートナー


【5代目カローラバン/初代スプリンターバンEE/CE90系(1987~1991)】
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EE90カローラバン

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EE90スプリンターバン

・長い歴史を持つカローラバンは5代目モデルで1987年登場、1年遅れでセダンモデルに倣い双子兄弟のスプリンターバンも設定(スプリンターバンとしては初代)
・この代よりFR→基本FF化
・ベースのセダンで3代目70系がバン/ワゴンが80系時代も毛キャリーオーバーしていた関係からこの90系でセダンとは代目数えが異なる。
・兄弟車種のスプリンターバンはグリル、エンブレのみ異なる双子モデルでカローラバン=カローラ店、スプリンターバン=オート→ネッツ店扱い
・両モデルに4ナンバーの1年車検を嫌うユーザー向けのバン仕様の5ナンバー=SW(スイッチワゴン)を設定、完全ファミリーモデルの5ナンバーワゴンモデルに較べタイヤ、サスペンション設定をバンと同一としていた。
・ボディは5ドアライトバン400㎏積とワゴン
・搭載エンジンは3E型 1.3L 直4 SOHC12バルブ、4E型 1.5L 直4 SOHC12バルブ1C型 1.8 直4 SOHC ディーゼル
・駆動はFF ミッションは4MT/5MT/3AT/4AT
・ライバル=日産ADバン、三菱リベロバン、三菱ランサーバン/ミラージュバン、マツダファミリアバン(日産OEM/自社)、ホンダパートナー、スバルレオーネバン、いすゞジェミネットⅡ


【4代目カローラバンKE /TE/CE70系(1979~1987)】
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KE70カローラバン(前期)

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70カローラバン(後期)

・セダンと同時に1979年にFMCし4代目となりこの代がFR最終モデル
・トヨタの小型車FR→FF化の過渡期モデルのためバン(ワゴン)とスポーツモデル(レビン)はFRで残され更にバン(ワゴン)においては次期80系時代も旧70系をMCの上キャリーオーバー、このためモデルライフは8年の長寿。
・83年にセダン系が次期型にFMCした際に大幅MC、一部グレードがハイルーフ化
・ボディは3ドア/5ドアライトバン400㎏積とワゴン
・搭載エンジンは4K-J型 1.3L 直4 OHV、12T-J型 1.6L 直4 OHV、1C型 1.8 直4 SOHC ディーゼル(83~)
・駆動はFR ミッションは4MT/3AT
・ライバル=日産サニーバン、日産パルサーバン、日産(サニー/パルサー/ダットサン)ADバン、三菱ランサーバン/ミラージュバン、マツダファミリアバン、ホンダパートナー、スバルレオーネバン、いすゞジェミネットⅡ


【3代目カローラバンKE/TE30系(1974~1979)】
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KE30カローラバン(前期)

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TE30カローラバン(後期)

・セダンと同時に1974年にFMCし3代目となる。
・先代20系バンも一部グレードのみ77年まで併売
・30系では排気量によるグリル/テール差別化が行われバンも1200と1400ではFrマスクが異なるデザイン
・排ガス規制の関係でセダン系は77年に型式を30→50系に変更されるがバンは対策が緩いのもあり30系で継続
・ボディは3ドア/5ドアライトバン400㎏積及びワゴン
・搭載エンジンは3K-J型 1.2L 直4 OHV
、T-J型 1.4L 直4 OHV
・駆動はFR ミッションは4MT/2AT/3AT
・ライバル=日産サニーバン、日産チェリーバン、三菱ランサーバン、マツダファミリアバン、マツダグランドファミリアバン、ホンダシビックバン、スバルレオーネバン、スバルff-1バン


【2代目カローラバンKE/TE20系(1970~1977)】
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KE20カローラバン(前期)

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20カローラバン(後期)

・セダンと同時に1970年にFMCし2代目となる。
・セダン系がイヤーモデル制を採用していたため前期・中期・後期の3モデルが存在
・セダン系と共に74年にはFMCし次期30系バンが登場以降も77年まで一部グレードのみ併売
・ボディは3ドア/5ドアライトバン400㎏積及びワゴン
・搭載エンジンは3K-J型 1.2L 直4 OHV、T-J型 1.4L 直4 OHV
・駆動はFR ミッションは4MT
・ライバル=日産サニーバン、日産チェリーバン、三菱ランサーバン、マツダファミリアバン、マツダグランドファミリアバン、スバルレオーネバン、スバルff-1バン


【初代カローラバンKE10系(1967~1970)】
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KE10カローラバン(前期)

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10カローラバン(後期)

・現行プロボックスのルーツがこの初代カローラバン
・新車種カローラ(2ドアセダン)発売後1年遅れの1967年に4ドアセダンと同時にバンを追加発売
・セダン系がイヤーモデル制を採用していたため前期・中期・後期の3モデルが存在
・ボディは3ドアライトバン400㎏積及びワゴン
・搭載エンジンはK型 1.1L 直4 OHV(~69)、3K型 1.2L 直4 OHV(69~)
・駆動はFR ミッションは4MT
・ライバル=日産サニーバン、三菱コルトバン、マツダファミリアバン、ダイハツコンパーノバン、スバル1000/ff-1バン


あのクルマの系譜~トヨタプロボックス…
Posted at 2025/08/12 16:54:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ

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「あのクルマの系譜・その44~UDトラックス クオン編~ http://cvw.jp/b/2682511/48794560/
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元GureのHNで活動、かつて二拠点生活していた時代や現在の本拠でののクルマ弄り記、また自己満全開の独自の企画モノをUP、企画モノでは記憶に薄い部分等はwiki...

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