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隣町の中古屋さんに以前から展示してあったコレ→『B12サニーカリフォルニア』!!

B12はサニーとしては６代目ですがカリフォルニアとしては３代目、またこれ以降のサニーはB13〜となりますがカリフォルニアは商業車ベースのワゴン化（ADバン＝Y10）となり現在のウィングロードに至りますのでセダン派生の5ドアワゴンとしては最後のモデルでした！
言ってみれば現在のインプレッサやアクセラスポーツなんかの先祖的モデルですから先見の明アリ！って感じですね、なのでY10以降が惜しい気がします…
カリフォルニアは4代目B310の前期末期（79y）にカローラ/スプリンターLB（KE/TE30〜60、76y発売）に対抗して送り出されたサニーの多用途車でカローラとの最大の違いはカローラが3ドアHBタイプだったのに対してサニーはより使い勝手のいい5ドアHBという点!!

上級車にはネーミングの示すようにアメ車ステーションワゴンよろしく外装に木目調パネルを設定したり全高をクーペ並の低さに抑えたりサニーの伝統であるスポーツグレード『GX』を設定したりとB110から持つサニーのスポーティなイメージをそのまま注入するなど気合の入ったモデルでした。
当時はまだワゴン＝４ナンバーバンと混同されこの手のモデルはあまり注目されなかった為”これはセダンです”的な気合の入れようだった感じがします。。。
ただやはり時代が早く310のカリフォルニアはその佇まいからサニー4ドアバン（VB310）とさほどイメージが変わらずまだまだバン的な需要が多かった感がありますね〜。
商業的にも逆に3ドアだったカローラ/スプリンターLBの方がスポーツワゴン的受け入れがなされており（2T-GEU DHHC搭載のGTもありましたし。。。汗）”バン”イメージのカリフォルニアはライバルを上回る事はできませんでした。

5代目サニー（B11=81y〜85y)ではFF化した事によりセダン/クーペでは大幅なイメージチェンジが行われたもののカリフォルニアは310のキープコンセプト、またこの頃からレオーネのツーリングワゴンが火をつけたRVブームが始まり310時代の”バン”という目線では自分も含めて業界でも見られなくなっていきました！ようやくカリフォルニアが乗用車としての市民権を得た感じですネ(^^;)

さて現車は上記2代が開拓した市場を受け継ぐべく85ｙに登場したB12の後期モデル（87y〜90ｙ）でエンジンがこれまで2バルブ（A14/15、E15型）を止め90カローラのハイメカツインカムに対抗した新エンジン、GA15 3（12）バルブに換装されたモノ、若干ローダウンされグリルやバンパー（北米5マイル仕様）をブラックアウト、タイヤをBFグットリッチ、ホイールを鉄チン+ホイールリングというチョイ悪にカスタマイズはされていますがライトブルーの塗装は多分オールペン？でしょうがビカビカでした。内装も綺麗なのでプライスカードはビックリの値段が付いておりﾜﾀｸｼめが最初に目撃してから半年近く展示してあるのでちょっと無理がある価格だろーな　と思いますが今後の存在→販売を注視したいと思います(^^)v　

売れるかな〜？？？