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2013年09月25日 イイね!

保存版・珍車PART310

保存版・珍車PART310 310弾、コイツもすっかり見なくなりました、うちのギャランとほぼ同時期のモデル、4半世紀も前で決して数多く販売されたモデルでもなかったし当然ですが…⇒『平成2年(1990)4代目GD6P型カペラセダン1600』!!

カペラ、1970年にマツダがコスモ、ファミリアに続いてREエンジンの普及を期待して市場に投入した“風のカペラ”が初代ですね。(初代に関してはBigチェンジもあり78年までの長寿、文献他によってはBigマイチェン以降を2代目としている例もあります)

横綱のコロナやブルーバードのみならずカリーナやバイオレット、ギャランなどのクラスをも相手に廻し既存のファミリア-ルーチェ間を埋める中級ファミリーカーとして期待を込めて発売されましたがOILショックをきっかけに販売、人気はガタ落ち、2代目以降はREを廃止してレシプロの正統派セダン(HTやクーペもあり)として仕切り直しますが最大のアピールだったREを無くし2代目以降、常に地味な存在であり決して悪いクルマではなかったと思いますが並いるライバルをかき分けて表舞台に躍り出る出る力は遂に最終6代目までなかったような…

3代目(CG型)はCOTYを受賞したり海外大物俳優のA.ドロンを起用したりし“たまらなくテイスティ”(CGのCMコピー)なクルマでしたが期待した程の成果はなかったと思います(*_*;

CG以降はオートラマ店扱いの双子モデル「フォードテルスター」もラインナップされていましたがこちらもカペラ以上に目立たないクルマでしたねー。

さて、現車ですがそのAドロンまで起用した気合の?次期型でバブル真っ只中の87年デビュー、時期が時期だけにクルマの造り、クオリティーは一気に高まり歴代カペラの中では様々な側面から見て尤も充実していたモデルに感じます。

一例を挙げれば当時流行の4WSの採用やSC付Deエンジン、ビズカスカップリングLSD付フルタイム4駆、マツダスポーツモデルの称号となる∞グレードの設定等、テンコ盛りの充実度!

ボディも欧州風6ライトのセダンと5HB、ブリスターフェンダーで武装する前衛的な『C2』と呼ばれるクーペ、そしてカーゴ(バン)/ワゴンというラインナップを誇りました。
セダンでは教習車でも結構多かったような…クリーンなスタイルはいかにも見切り良さそうですしね、これで運転を学んだ方も多いのでは?と思います。

ワゴンはほぼ同時期デビューの富士重のレガシィツーリングワゴンにより火がついたステーションワゴンブームに乗りレガシィに次ぐRV雰囲気やオシャレ感がウけセダン系を上回る人気を獲得、メインのセダン系が94年に一旦廃止以降もワゴン/カーゴは99年まで原型をそのままにMCを繰り返しながら生き残りカーゴはローライダー等のカスタム派に、ワゴンはRV派に高い人気を誇っていました。

出品車はH2年のモデル、1.6Lの廉価モデルですが12万㎞オーバーとよく頑張りました!
走った割には不具合もそうはまだ出ていない様子で内装C外装Dながら年式/走行的に考えると総合3はいい評価をもらっていますネ(^.^)

↓外装を主に痛みは年式並のようです。


残念ながらこの出品会場は内装画像がありませんのでC評価の真偽は不明、外装は“それなり”って感じでしょうか?
しかしまだまだ潰しではもったいない!0円売り切りなのでどこかの外人が買って行くのが期待されますね^^;

↓懐かしいRrビュー、当時の上級ルーチェやともすると170系コロナにも見えます…


カペラというクルマは数奇なモデル、出品車の次世代であるGD/GV型をもって91年で一度製廃(カーゴ/ワゴンを除く)となり“カペラ”の名前はセダン系でが途絶えますがご承知の通りこれの後続が例の5チャンネル時代に突入した『クロノス』でした。

しかしコンセプトの甘さや社名変更による曖昧さ、乱立する同クラスモデルが足を引っ張り合いクロノスは他の同社バブリーモデル同様に販売不振を極めた事から94年にクロノスを表舞台から引っ込めて再び“カペラ”のネーミングを復活させ再登板、現アテンザ登場の2002年まで5/6代目が生存しました。

メインモデルが一度ネーミング消滅して復活というのは我が三菱を始め結構ありますがマツダではこれの他に軽のキャロル(しかも復活版は完全マツダオリジナルではなかった…)以外例はなくあんちょこな車名変更が招いた悲劇をカペラは不名誉にも晒してしまいましたorz…

個人的にはこの代のカペラ、結構好感持っていました!
コロナやブルに較べても遜色ない安心感と誰でも扱える気軽さ、C2はスタイリング的にも迫力もそこそこありスタイリッシュでしたしね、セダンも嫌味がなく視界もいい派手さは無いながらも秀逸なデザインに感じます。
動力性能も際立つ訳ではないにせよ必要充分に性能を誇りSC付Deに及んではDeの概念を変えるマツダらしい革新を感じたモノです。

しかし初代からどうしてもこのクルマは地味な存在で保守層が多く“マツダ地獄”に敏感な層でもある点と初代の“REの先鋒”的イメージが常につきまとっていた点、そして伝統的Bigネームが多いクラスでの闘いと言う事で歴代、あまりパッとした印象はないですね~…

↓出品は広島ではなく東北は福島から!額は一応赤字にならない解体価格+αで無事落ちています。


当時マツダがあまり強くない東北の地でのカペラ、さぞ珍しい目で見られてきたと思いますが今後はどこで余生を送るのでしょうね?多分海外組だと思いますがひとまずの延命に拍手です(^.^)/
Posted at 2018/12/19 19:50:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ

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