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2013年10月29日 イイね!

保存版・珍車PART332

保存版・珍車PART332コロナばかりをUPしてますと”BC戦争”のもう一つの主役、ブルーバードも取り上げないと不公平!

てな訳でこれまた珍しくなったブルーバードを探してきましたよ~(*^^)v⇒『昭和59年(1984)PU11型ブルーバード・マキシマセダンVX』!!



ブルマキシマ!しかも現役時代でもそうは見なかった前期のセダンですからねー、こんなモデルがったのすら忘れかけてます、もうコレも何年見てない事か…!?!?

ブルマキシマ、元々は対米輸出専売モデルでして先代の910ブルの時代、L20型縦6を搭載してあちらではラインナップしておりました。

当時、国土の広いアメリカでは最低でも6発が日本車にも求められ始めておりこれに対応したものですがブルには610型サメブル時代に国内でも6発を採用、続く810でも610のGTシリーズから810G6シリーズにネーミング/キャラ変更しながら存続しましたが610ではスカイラインGTの、810ではローレルのキャラと被りどうしても“格下”のブル人気/販売は芳しくなく910ではこの中途半端な?6発をリストから落とし再び510までの純粋な小型ファミリーに回帰した事が功を制し大成功!
この事から83年のU11へのFMCでも6発はラインナップされていませんでした。

しかし海外でも売れ線であったブル、向こうさんのマーケット、要望は無視する事はできずにベースがU11にFMC後、610/810同様にブルのノーズを延長しそこにセドグロやローレル用のVG型を押しこみ新型マキシマとしてアメリカデビューさせ好景気の日本でも新たな顧客獲得に!とブルーバードにサブネーム『マキシマ』を与え国内でも1世代ぶりに6気筒ブルをラインナップしました。

※国内用はVG20ET V6ターボのみ、海外用は3L NAのVG30Eも用意、ネーミングでは海外用はブルーバードがなく単に『マキシマ』

性格付けは810Gシリーズ同様にベースのU11ブルにはない贅沢さ、豪華さ、そしてV6ターボによる余裕のロングツーリングを対象にしたモノで810時代と同じくローレルに近い立位置でした。

ただ、FF+V6ターボは国内初の試みでFR縦置きのローレルとは性格は似ていても全く異なるドライブトレーンであったため以前と同じ轍を踏む失敗はないかと?デビュー時はメーカーさんは思った事でしょう…

しかし当時の日本では小型/軽では普及したFFながらまだまだミディアムクラス以上はFRが本質でありFFは“ゲテモノ”扱いでしたからね、後にカムリ(プロミネント)やデボネアVなどもFF高級車がデビューしますがどれもこの部分がマキシマ含めてマイナス評価であった事も少なからずありました、初代ディアマンテの成功まではなかなかこのクラスのFFは受け入れられなかったですね。

そんな時代ですから当然の如く?ブルマキシマ、個人的には4発の910の焼き直しのデザインよりはノーズが長い分、迫力、押し出し感もあり好きでしたがこのクラスを選ぶ層はただでさえ保守的でありやはり値段が大して変わらず上級感が浸透じていた古典的FRのローレルに喰われた事もブルマキシマの不調の要因でした。

現車、内外Cながら総合3.5が付いておりますのでこの年式としては状態、結構イイ方だと思います!

↓下回りのサビやキズ、ダッシュ割れ等はありますが機関上問題なさしうですね。


走行も10万㎞をやや出た程度、一度整備かければ頑丈で秀逸なVG20ですからまだイケます!
惜しいのはこの会場も内装画像はナシなのでダッシュ割れは確認できなませんが外観の程度からいってそう悪くはないのでは?と推察します。

610/810のロングノーズとは明らかに違う存在のU11ロングノーズ=ブルマキシマでしたが日産の意気込みに反して成績は芳しくなく後半では輸出用と同様“ブルーバード”の名を削り(87y)『マキシマ』単独化を行いベースのブルU11が87年にU12へFMCされた以後も継続生産/販売されました。

ただ88年にはマキシマもFMC、一応2代目J30がデビューしますがこれも地味な存在でして94年にはセフィーロに統合、ブルマキシマ時代から一度もパッとする事なく消滅してしまいました…。

『マキシマ』というネーミングは元々はあの『スタンザ』のグレード名、日産はよくこれをやりますが(一例:ウィングロード…元々はブルワゴンのグレード名)日本では消えましたがその後アメリカでは生き続けており日産はよほど思い入れのあるネーミングなんでしょうね、しかし先祖?がスタンザでは日本では売れない理由も納得できたりして(爆)

↓610/810同様にマキシマはFr/Rrとも専用デザイン!


ブルマキシマは84~86が前期、86~88が後期となりますが街で少ないながらも見かけたのはある程度FFが認知されてきた86~の後期型が殆どだった気がします、後期はベースの4気筒U11同様に若干のスラントノーズ化とより豪華な意匠のテールになっていましたが個人的には直立グリル+薄い角目の押し出し感強い前期が好みでしたねー、ベースは後期派でしたが…

↓ライト分が斜めっていて薄い目と迫力のグリルが好きでした!


↓スラント気味にMCされた後期型4HT


出品車、外装も大きな傷、凹は画像の限り見当たらない感じで綺麗なクルマに思います、落札はもうちょいで二桁というプレミアにはまだまだ程遠いです、今となっては地味になっていますしね、新車時人気/不人気は後々にも祟るいい例です、既に同年代のーレル(C32)やスカイライン(R31)は高額になり始めていますし…。

出品地域は千葉でした~(^.^)/
Posted at 2018/09/01 15:15:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

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