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2014年04月07日 イイね!

保存版・ 珍車PART391

保存版・ 珍車PART391【セドリック製廃記念!?】の第二夜ですねー(^^)v

大都会風に繋がれば“130スペシャル6”の後は230STDなのですがそう都合良く世の中いきません!!

しかし皆様のご期待に?なるべく沿うべく努力のGure(笑)頑張って探したのがコチラ⇒
『昭和50年4代目230型グロリア4HT2000GX』!!

ん?何?【セドリック製廃記念!?】じゃねーじゃん!とクレーム付けますか!?
まぁ、同じクルマです、3代目からセドリックとグロリアは今更解説もいらんでしょう、大人の事情で双子車になっていますからそう堅い事言わずに…

って昔は同じでも“GLORIA”のエンブレムにこだわる方って意外に多かったんですよねー。

そんな訳でこのククリはグロリアも含めさせて頂きますので悪しからず^^;

さて、230型はセドでは3代目ですがグロリアは4代目となります、ご承知のように日産に吸収された旧プリンスのモデルでプリンス時代にBLSI→S40→A30と3代を数えA30時代に日産とプリンスが合併しましたので高級車を二つ抱える羽目になった日産が230型以降双子として2004年の初代フーガデビューまで存続させていたものですねー。

冒頭冗談で?触れましたが由緒正しい“プリンス”の名前(詳細はwikiにて…簡単に言えば天皇陛下や皇族に納入していた為)を受け継ぐグロリアの名前にはある世代には特別な思い入れのあるものでしたのでワタクシの若い頃の年配のお客さん(現在70才以上)ではいくらセドリックと同じクルマでもグロリアの名前でないと納得しない方、多かったです。

このような背景からクルマ好きにもグロリアはセドリックよりもやや高級なイメージと捉えらていた部分があり売る側、つまり日産プリンスのディーラーさんでも事実そのような印象付けをしていたのが70~80年代だったように思います。
元来同じクルマなのにバカバカしいと思いますがね、それほど“車名”にこだわる方は多くこの世代の方がやたら名前を変える、使い捨て?の現代はさぞ嘆くのではないかな~ と。

さて、出品車ですね!

昨日ご紹介した130セドの次期型と勿論同一ですがグリルやテールランプの意匠が替えられ更にグロリアには先代A30より継承したフードマスコットやボンネットフード中央が盛り上がるコンチネンタルフードなど独自の個性が与えられていました。
セドにはないこの二つのアイテムが前述のようなグロリアに一層高級感を与えていた訳ですね。

230の在任は71年~75年の4年間、230は対クラウンとの長い激戦の中で唯一ライバルを打ち負かした事が特徴でこの時期のクラウンが“クジラ”の愛称で今でこそ個性溢れる旧車として注目されていますが当時はヘンテコ以外の何物でもないスピンドルシェイブ”という近未来的なデザインが災いして230が圧勝したという訳です。

現車は72~75年の後期型、230デビュー時はセダンとライバルのクラウンに先を越されていた2HTを遅まきながらラインナップ、その遅れを取り戻すべく72年のMCでは日本初のピラーレス4HTも追加されておりこれは大ヒットしました!
4HTはこうした車型がなかった日本の高級車の歴史に貴重な1ページを加えたと言っていいでしょう、HT好きのワタシとしても4枚は柱があるのが当たり前だった時代にスマートでスポーティで高級感漂う4HTの出現は非常に目を奪われ街で見かける度に“なんて美しいんだろー”と子供心に見とれていましたっけ!

それでは現車を見てみますが残念ながら冠水車(水没車輛)で完全なる不動部品取り及びレストアベースとなりますね…

↓『冠水車』『E/g掛からず』の文字がマニアには恨めしい事でしょう。


ワタシも今回雪害で愛車を予期せぬカタチで奪われた身、230に較べれば希少度なんて大したことではないですがここまで230を維持するのにかなりのご苦労があった筈、災害で止む無く手放した元オーナーさんのやるせなさ、他人事ではなく実感として解ってしまいます、さぞ悔しかったでしょうねー…

内装に痛みが見れますがこれが水没によるものかどうか?は不明、インパネ等は比較的しっかりしていますし外装も大傷、大錆、凹も画像の限りないですしね、Gure的評価では水没なしとすれば外装C内装Dっところでしょうか。

不動となっているエンジンはお馴染L20、80~90年代なら解体屋さんに行けばゴロゴロしていたエンジンですし今でも昔のエンジンとしてはまだ手に入り易いと聴きますのでグロリアマニアの方?L20を手に入れ復活なんて如何!?(笑)

ただ水没はどこでどう配線がショートするか解りません、火災の可能性が大きくなかなか難しいですがこのまま死なすにはあまりにも惜しいクルマですよね!

↓内張りのシミ以外は年式を考えたらかなり状態はいいように感じます!


230にはメインとなるL20型(2L直6OHC ツインキャブ/シングルの2バリエーション)に当時は最高にステータスを誇れた3ナンバーになるL26型(2.6L同)、そしてSTD(営業用)に4気筒のH20P(LPG)型、SD20型ディーゼルをラインナップ、売れ線は勿論L20シングルの普及モデルだったDX、GLでしたが当時神がかり的人気のケンメリやS30Zと同じL20ツインのラインナップはスポ車好きからも注目が高かったです。

出品車は2L最高峰となるこのツインキャブの『GX』、日産のスポーツモデルに冠される由緒あるグレード名、萌えますね~^^;

現車、バンパーオーバーライダーを装着、これは2600専用装備でしたので後で手を加えたモノですが後続330や430でもそうでしたがやはりセドグロではこれがかなりポイント上がる装備でした。

↓大型のオーバーライダーが一層迫力のRrスタイル、工芸品のようなテールにウットリしたモンです…


この230の出品は宮城県、もしかしたら東日本大震災、津波の被害車かもしれませんねー。
こうした希少車もかなり津波にやられたと聞いています、まぁ、ワタシの時も言われましたし自分にも言い聞かせました「車で済んで良かった」としか書きようがないんですが全くもっ残念ですね。

↓大事に慈しまれたきたであろう230グロリア、見かけは何ともないのが余計悔しいですね~


落札は無事なされましたが解体価格+α程度、本来ならこの金額の数十倍になる希少車なのですがやはり事故破損などと違い水没は興し屋とかニコイチ屋もなかなか手出ししませんしね、部品取りでの落札でしょう、何度も呟やきますが何とも勿体無いですね(+o+)
Posted at 2018/03/24 19:55:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

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