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2014年04月29日 イイね!

保存版・ 珍車PART398

保存版・ 珍車PART398さーて、今日の【セドリック製廃記念!?】はコチラ

⇒『昭和60年(1985)7代目Y30型グロリア4HT200Vターボブロアム』!!

Y30型はココでも過去取り上げていますがね、まだかろうじて街でも見かけたりバン・ワゴンは長期生産(1999)までされておりそのクラシカルな出で立ちがウけて愛好家も多くそれほど“珍”って感じはしませんがやはり1987年に次期Y31にFMCしたセダンや4HTの場合、流通に乗る事はそう多くなくそれでもご紹介してきた230や330に較べ注視していれば見つけられますが4~5年前に較べかなり少なくなってきています。

バン/ワゴンに関してはまだまだ業オク1開催でどこかで必ず1~2台は出品されますがこれ(セダン/4HT)はバックオーダー抱えても素早い回答は不可ですね~…

今回見つけたのは『グロリア』!
230~430までに較べるとかなりセドリックとの差が控えめになってきましたがそれでもグロリア独自の車種展開(Jニクラウスバージョンやグランデージ、アスロード等)も行われセドリックユーザーとは差を付ける車種編成は健在で従来型から継承する頑固なグロリアファンをまだまだ大事にしていました。

出品車輛は2Lの高グレードであるターボブロアム、Y30は83~87年の在任(セダン系)でしたが85年MCが施されており現車はMC後の後期型、2000ターボ系は前期同様VG20ETながら可変ノズル式ターボ(日産ではJETターボと名乗っています)に換装、ドライバビリテイ的に乗り較べると低速域では明らかに扱い易い設定となり旧VG20ETは“ドッカン”だった430までのL20ETのフィーリングに近かったのですがJETターボでは現代的なロープレッシャーも充分実用に使え79年にデビューしたL20ET、そして他社のターボ概念を変えるに相応しいモノだったと思います。

Y30になってからの大きな特徴はメインエンジンが全てV6になった事が有名ですね!130セド以来永らく日産縦6の歴史を支えたL20もいよいよセドグロでは廃版(営業用除く)、日本で初めて縦6→V6に移行した記念すべきモデルでした。
ただそのV6(VG20/VG30系)は決して縦6より優れていた感じは個人的にはなくこの頃既に20年を経過し排ガス規制の後処理を受けたL型に較べればもちろんパワフルで軽快感はありましたが燃費、そしてスムーズさ、静粛性ではL型、そしてトヨタのM型に比較してもそう“大進歩”って程でもなかった…その後のRBやVQの出来映えを知るとやはりV6最初のエンジンですかね、その辺割り引かないといけませんが。

現車、60/12という後期デビュー後半年のモデル、字光式『土浦55』は当時モノ?確か横浜では字光55は56~58年頃だったと記憶しているので土浦ですと当時物ワンオーナーの可能性あります!

↓走行は約30年で実走5万㎞台!総合4、内外Cはこの車がいかに大切にされてきたかが分かります。


出品票記載事項で気になる点はA/C不良かな?この類のクルマでA/Cが壊れてるのは少々辛いですよね、いくらピラーレスHTでも(笑)

他は特に大きなトラブルもなくA/Cさえ目を瞑ればY30ファンにはいいタマだとお薦めって感じ、このY30も結構人気ありましたがこれは前作430は好評だったためキープコンセプト、個人的にはセダンは絶対430、4HTは尻下がりが矯正されたY30のスタイルが好きですがこの頃の日産は前作が高評価ですとそれをキープコンセプト、そこはいいとしても新作がどれも旧型の美しくバランスのいいデザインをブチ壊してしまう事が多い中でY30のHTは成功例に感じますねー。
例えばブル910→U11とかR30スカイライン→R31などは個人的に失敗作にどうしても捉えてしまいますし市場の評価もそれに準じていたと…

この会場も内装写真はなしなので室内の様子は現車確認ですがこの外観からしてそんなズボラな元オーナーではないでしょうしね、Cが付いていますし期待できる状態だと思います。

↓Rrビューも無問題、艶もあり塗装もまだまだ大丈夫そうです!


Y30になるとさすがにアクションドラマではもう石プロ関係のイメージはなくあぶない刑事でパパ(山西道弘氏)が乗りまわしたり特捜最前線の末期の印象、いや、西部警察でも末期は前期型Y30も黒パトで出ていましたがやはりあちらは230~430がイメージ強過ぎて(笑)

出品車の2Lターボはナンバー枠の関係で更に上級に3Lモデル、最高級ブロアムVIP(3Lのみ)の出で立ちに較べるとどうしても迫力、豪華さは後退、廉価モデルにも見えてしまいますがハリボテ3ナンバーの時代ですので内装は2Lも3Lも変わらずY30もブロアムの名がつけばかなりの豪華絢爛!

高級グレードのブロアムVIPやJニクラウスではこの時代でエアサスによる車高補正=オートレベライザーも装備、ただ、これは中古になると壊れている個体も多くレベライザーがタチ悪い壊れ方すると走行姿勢変化に過敏な反応を示しサスが落ち着かず修理にかなり高額な投資が必要になるので中古屋としてはあまり触りたくないモデルだったりします、日産の電子制御は古くなると不安なんですよねー…

Y30はまだまだクラウンに追い付くため盲目的にセドグロがクラウンを意識していたモデルなので下手すると成金趣味的な嫌悪感すら抱かせるバブリーさでしたがそこがこの時代のセドグロがヤング層に人気だった部分、日産は330時代からこの作戦で常にクラウンを追いかけクラウンよりも若年層に支持されていました。

ただ、次期型Y31ではそんなクラウン=アメリカン的派手派手豪華!という亡霊をキッパリと捨てヨーロッパ的な大人のシックさを身に付けた姿を見た時は日産の方向転換に思わず拍手を贈りましたがね、Y30までのやり方は正直鼻についていた感じ。。。

↓どうしてもクラウンに豪華さを上回ろうとしてY30も前期→後期はより派手な成金趣味でした~


それにしてもこの出品車はイイ状態です、後発のY31~33でも滅多に総合4点は少ないのでかなりの極上Y30、希少です!

出品地は茨城、落札は二桁を少し超えた位なのでまだお求め易いですねこの辺ですと。

しかし店頭並べば50や60は付けるでしょう、それでもこれはマニアなら購入対象でしょうね~、旧型の税制UPも甚だしいですがこの悪政により3Lなんて維持するにはかなりの資力も必要な時代、旧車入門には非常に良いモノではないでしょうか(^.^)/~~~
Posted at 2018/03/24 19:01:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

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