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2014年05月09日 イイね!

保存版・ 珍車PART401

保存版・ 珍車PART401400番代に突入した珍車シリーズ、性懲りもなくまだまだやりますヨ(*^^)v

てな訳で401弾はコレです⇒『昭和54年(1979)MA45型セリカXX2000G』!!



いやー、まだいましたね初代XXが!このコーナーでも初めての取り上げで現在でも超人気の2代目A60系は何度か取り上げていますがその60系の影に隠れ旧車と言えども人気も薄く話題にもされずの初代XX、忘れ去られていますが健在車がいたとは驚きです(@_@)

初代XXは1978年のデビュー、さすがのワタシもまだ中坊ですw

当時はXXのような高級スペシャリティー/パーソナルクーペなんつーカテゴリはこの分野では伝統的ないすゞ117クーペ、75年に初代のスポーツ→から転換した2代目マツダコスモ、同様にこの分野に片足入れたとも解釈できる日産フェアレディZ2by2位しかありませんでしたがこれらが高額ながらも一定の需要があり収益も大きいモデルの為、トヨタもこれに乗っかったのがXXでした。

トヨタの従来車ではクラウンの2HTがこれに近い存在でしたがクラウンですと当時はまだ公用イメージもあり完全プラベートカー=金持ちの遊びクルマとしては高い年齢層に設定されていた事もあり元々が若者向けである2代目A40セリカLBをベースに鼻/ホイールベースを延ばしクラウンやマークⅡのM型6気筒2L/4M型同2.6Lを搭載(後期は5M2.8L)し各部をベースのセリカを大人っぽくリファイン、顔付は母体のセリカに先駆けて当時流行の角目4灯にトヨタ2000GTをモチーフしたT字グリルを装着、2代目A60があまりにもカッコ良く人気でしたので影が薄らいでいますが初代XXも当時としては大胆で非常にエキサイティングさを醸し出しかつ上品なハイグレード感も漂わせかなりの話題となりました。これを契機に三菱もギャランΛ2600、日産はレパード、そしてトヨタソアラ等が後に続々とデビューしていきますので言わば初代XXがこのカテゴリーを活性化したと言ってもいいと思います!

ただ、やはり方向性が被る81年デビューの初代Z10型ソアラ、直系の2代目XXはパーソナル部分をソアラに譲りスーパースポーツ的な方向に行きましたがどちらも一世を風靡する人気車種でしたのでね、初代XXはこれらの代替に下取りされるケースもあり後年これらの影響から人気も薄く比較的早く巷からは姿を消してしまった感がありますネ、80年代後半にはかろうじていましたが90年代になるとすっかり姿を消しましたねー、2.6はともかく2.0はスタイルだけで53年規制を受けたてのM-EUはどうしようもなくトロいエンジンでしたし81年~の新開発1G-EUと較べると同じ2000か?って程でした。
これも下取り他幾度となくドライブしましたがうっとりするような豪華な内装とスポーティな着座位置からなるイメージとは間逆の遅さでこの走行性能の違いも初代XXが早々に消えた要因の一つかと思います、クラウンやマークⅡはそれでも我慢したとしてもこのスタイルで眠たいのはオーナーとしては辛いでしょうしね(笑)

そんな40XXですから今回の現存には驚愕です、R点で走行不明、E/gオイル漏れや冷却水漏れなど結構深刻な不具合もある感じで正直、程度は悪く普通ならば部品取りレベルですが何せくどいですが今となっては希少な個体、こんな満身創痍でも流通の1線に出てきても不思議はないです^_^;

↓出品票だけでも手に入れたらレストアレベルを予測できますがマニアにはたまらん逸品でしょう…


リストにはグレード不明となっていますが内外の意匠や装備で最高グレードのGと推察します。
このXXでは2000(M-EU)に下からL、S、Gを、そして2600(4M-EU/5M-EU)にS、Gを設定していましたがワタクシが入社前ながら販売店におりましたので当時の記録を見たり聞いたりの限りでは売れ線はほぼGだった様子、性格的にそりゃそうですよね、これを買う層にわざわざ廉価版を選ぶ人種もおらんでしょうし事実現役時代もSがたまにいる程度、Lなんて殆ど見た記憶はないです。

↓D評価の内装ですが画像の限り年式からするとイイ状態でCレベルを付けてもいいかな!?と。


尚、このXXは母体の40セリカデビュー(77年)の1年遅れの登場、このため40セリカ→60セリカが通常の4年サイクルでFMCしいますがXXも60FMCはベースと時を同じくした関係上僅か3年の存在、この中で80年にMCを受けリアサスをベースのセリカ同様に日産勢に対抗するためセミトレ独立に変更(前期はリンク式リジット)型式を前期MA40系、後期MA50系と変更しています。

出品車は79/5登録ですから前期型となりますね、ベースのショートノーズセリカが好評初代ダルマやLBと較べ丸味帯び鈍重感がありイマイチ評判が芳しくない時期、堂々のロングノーズと戦闘的なマスクにショートにはない気品あるテールは眩しくこの代のセリカのイメージを変えるに値するモノだったと思います。

↓後期型で似た意匠にはなりましたがショートにはない彫が深いテールランプがXXを印象付けていました!


このXXの出品地は広島、落札も無事になされていますが程度悪が響き落札価格は二桁の大きく手前で落ちています。

部品取りでしょうかねー、レストアベースになる事を祈りますが!?!?

↓出品票ほどの外装悪さは感じませんが確かにシャッキっと感もない感じ!純正A/Wも今となっては超貴重品!


いずれにせよ希少過ぎる初代MA45セリカXX、存命を切に願います(^.^)/
Posted at 2018/03/18 14:24:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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