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2014年06月03日 イイね!

保存版・ 珍車PART411

保存版・ 珍車PART411珍車シリーズ、今回のヤツもよく残っていたな~と。

一部に熱狂的マニアさんはいるらしいですがワタシの周りには幸い?(爆)おらず大昔ならともかく大企業の下請けになって以降はあまりソソられるメーカーではないので助かってますが^_^;



そんな今回の主役はコレ⇒『昭和60年(1985)2代目G11型シャレード』!!

“Roock`nディーゼル”が有名なコピー、デビュー時は大々的にこれを全面に押し出しましたよね~、懐かしい。。。

元々シャレードは初代(G10型 77~83y)がトヨタ下請け編入後初の完全オリジナル自社開発であり当時他社は全て排ガス規制で苦しむ中、小排気量でそれのクリアが難しく1Lという排気量が空白の時代に3気筒、1L 低燃費をうたい文句に颯爽とデビュー、専門家にも大いに褒められた後にも先にもダイハツNo1の意欲作と言っていいでしょう。

モデルのセーラを使いCMもお洒落感満載、クルマそのものもトヨタの呪縛を離れ以前のダイハツらしいセンスを感じさせとかくこのクラスは“安物”“単なる足”“貧乏臭い”というイメージになり易かった中でシャレードはそういったマイナスイメージを払拭、使い勝手の良い2BOXのハッチバック4ドア(3ドアHBの『クーペ』も後追加で存在)でファーストカーとしても充分な走行性能と積載力を誇示しながらその手軽さ、安価な部分で軽自動車に代るセカンドカー需要にも対応、立位置的にこれの前任ながらスターレット、パブリカのバッジ換えだったコンソルテに較べ大幅に販売台数を伸ばしさすがのトヨタも当時KP61スターレットをボトムにこのカテゴリーで優位に立っていましたがシャレードの好調さには慌てたという経緯があります。

そんなシャレードはダイハツというメーカーの事情もありますが高人気も助けになり6年の長寿を誇り商品寿命が弱まってきた83年にFMC、現車であるG11型2代目がデビューしました。

初代がエポックメーキング的存在で難しいFMCでしたがG11もダイハツらしい工夫と技術を訴求、ボトムカーとして要求される面はほぼクリアの上で更に果敢に世界最少排気量でありある意味シャレードの売りである“1L3気筒”にこだわったディーゼルエンジンを開発(CL10型De、CL50型Deターボ)、搭載しこのスモールディーゼルは絶賛されました。

当時スポ車しか目の無いワタクシですからこれに全く反応はしませんでしたが今振り返ってみると凄いです、僅か1LでDeなんてダイハツだからできたエンジン!

実際これも一度下取りで乗りましたがハンパない振動と騒音は閉口しましたしこれは“ロックどこの騒ぎじゃない、踊って跳びはねる?モンキーダンスだべ?”なんて思える出来映えでしたがともかく小排気量、3気筒のDeってだけでも賞賛できるエンジンだったと思います。
これが後年の時代の移り変わりや日本に於けるDe乗用の理解の乏しさから消えたのは残念な事と切に思いますね~…

さて出品車はそんな2代目のちょうどこの年85yに切り替わった後期型ですね。

出ましたまたまた驚きの低走行、29年間で実走11834kmとは乗らなさ過ぎも程がある!って感じですが(笑)

↓距離の割にそこそこ不具合が多い様子ですが部品さえ出れば修復可能レベルですね!


内装はC評価、外装は無記入ですが画像の限り致命的損傷もなくDレベルは普通に付くでしょう。

この代のシャレードはかなり気張っており前述の経済性を最大にアピールしたDeとは間逆のスポーツモデルも充実、『926ターボ』や『デトマソ926R』=ショーモデル(DOHC 12バルブ 120ps)なども現れ個人の主観ですがおよそ先代から繋がるシャレードのイメージに合わないモデルに驚いたモノです、まっ、初代のデトマソショーモデルを見てますので衝撃度はなかったですがまさかダイハツのような立場のメーカーがでこのようなモデルを造るとは別の意味で信じられませんでした、70年代の親からの規制の中でもがく同社を知っていますので。。。

その初代時代のシューモデルデトマソ、デトマソ社とエンジン供給の提携を結び同社のチューンしたショ-モデルがモーターショーで出品されワタシもこの目で見て大きく期待しましたがこれは結局市販されずダイハツファンは涙を飲むも2代目でこれのリベンジかの如く派手派手で登場したデトマソ系、結構な注目でながらそれ程普及する事なく街で見かける事も非常にレアだった気がします、例によって乗っているのはダイハツ関係者だけ?ってレベルでした…

初代が丸味帯びたデザインで女性的(実際ターゲットも女性)だったモノに対し2代目は直線基調の男性的出で立ち、上記スポーツモデルは御多分に漏れず意匠やカラーリングで派手派手、ファミリーグレードは先代の大人しさ=上品さは消えながらも80年代らしいシャープでクリーンなデザインが割と好みでした。

これの次期3代目G100型からはあまりのエキゾチックさ、派手さが個人的にはハナに付きましたがね、2代目は歴代シャレードの中で一番好感持ちます。

↓室内、清掃すればかなり映える?ダッシュ割れもなくイイ状態の感じます!


初代で1Lを売りにして好評だったシャレードですがその後日産から強力なライバルとなるマッチのマーチがデビュー、富士重もジャスティ、スズキカルタスなどいつの間にやらこの“リッターカー”というカテゴリーも戦国時代?に突入、これらの影響もあり2代目は商業的に成功ではなかった感があります、関西はともかく関東でなかなか現役時代でも拝めませんでしたしね、初代はかなり目撃できましたが…。

↓外装はくたびれモードですが凹、傷はなく再塗装すればかなりイケますね!



出品は変態度の高いクルマが多く現れる愛知、落札額は解体+αで残念ながらプレミアにはまだ程遠いようです。

シャレード、これの後は2世代に渡りダイハツの普通車では比較的メジャーになりながらも2000年で製廃、その後はトヨタのバッジ変え(実際開発製造はダイハツ)であるストーリアやブーンとなって現在に至りますが初代デビュー時の華々しく脚光を浴びた時代を見ているだけ惜しいクルマです、やたらネーミングを使い捨てするダイハツですがこれほど永きに渡り親しまれた同社普通車のネーミングもなく後続車種がこれを名乗っていたらかつてのコンソルテと同じ評価しかない=“トヨタ下請け”ストーリア、ブーン等もまた違った展開になっていたかもしれませんね~(^.^)/
Posted at 2018/03/11 15:46:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダイハツ | クルマ

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