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2014年06月05日 イイね!

保存版・ 珍車PART413

保存版・ 珍車PART413久々コイツが出てきました!

コレも既に立派な旧車、いすゞの中では最も硬派でシブさが今も光る今回の主役

⇒『昭和60年(1985)PF60型初代ジェミニセダン1800ZZ/R』!!

前回( 珍291 )のご紹介ももう少し年式の古いクーペでしたが今回はセダン、しかもほぼ最終型PF60となります!

このジェミニについては詳細は291で触れたので割愛しますがいすゞらしく(?) 74~87年、計13年間基本を変えずに生産されたどれも長寿がイメージあるいすゞ車の中でもその在任期間はTOPクラス(トラック除く)になります。

初代ジェミニ、80年代に入ると各社このクラスはFFに転身しますがその風に乗れた?乗った?のは80年代も半ばとなる85年で最も後発、そもそもジェミニというクルマは他社がFR時代でも同クラスの中で「何でこんなに狭い?」と思うほど窮屈なクルマ、1600/1800というエンジンだけはミディアムでも寸法は大衆車、しかもそれの代表であった下級であるFR時代のカローラ(E30~E70)やサニー(B210~B310)に較べても圧倒的に狭い(+o+)
友人がこれの中期(78年型)のLSを持っていて若い頃さんざん乗りましたが小さいボディで大きめのエンジでしたので元々パワフルないすゞのエンジン、1600でも出品車のハードモデル=DOHCのZZでなくともパフォーマンスはなかなかのモノでしたがとにかく狭い印象が一番残っています(*_*;

「このサイズのFRだから仕方ねーべ!」とご意見はあると思いますがこれ、知らない方が想像する以上に狭い…

Rrシートはセダンですらファミリーカーとしては失格、足元スペースなんてFFの軽に余裕で負けてました(笑)
座面、背もたれもミニマムサイズ、ワタシはけっして大男(H174/W68)ではないのですがこのクルマのRrシートは勘弁、前席出してもらっても膝は常に前席にぶつかる、そんな感じでした。

かと言ってこれがFrシートでも足元が狭い、後席乗員に気を遣いシートを前に出そうものなら膝は余裕でダッシュにぶつかる、いや、ハマる?感じで運転席ですらペダルの間隔に余裕がなくクラッチ操作時にブレーキに干渉しないように気を遣う程でしたからねー、干渉避ければコンソロールに膝こする感じでクラッチ踏んでたし(汗)

と、まずは悪口を書き連ねましたがそんなジェミニながら13年もいすゞの表看板そ背負えたのはいすゞの十八番であるDeモデルのラインナップと当時(80y)唯一、トヨタのDOHC展開に対抗したZZシリーズのラインナップ、永いモデルライフだからこそ幾度も改良されMCも多く陳腐化を可能な限り防御したいすゞの努力以外何物でもないでしょう…

Deは現代~後年とは比較できませんが当時としては充分乗用車として許容できる音、振動に納まってましたしこの頃としては充分なパワー、そして低燃費…

ベレル/ベレットでDe乗用市場を開拓しフローリアンでそれの普及に尽力したいすゞの意地と自信のジェミニDe、専門家の評価も高く当時Deなど何ら興味のなかったワタシも後年これに乗りその完成度の高さには“さすがいすゞ!”と感心したモノです。

そのDeに反比例するかのようなZZシリーズは排ガス規制で牙抜かれたトヨタの18R-GEU(2000 135ps)や2T-GEU(1600 115ps)に比較してそれらの中間である1800cc130psを発揮するG180型DOHC+ECGIを搭載、そのパフォーマンスは18R-GEUをフィーリング的には上回りこれを小さく、1tをも切るボディに搭載していたのでランタボやR30のRSデビュー前はREエンジンのマツダを除きレシプロではクラス最速だったと思います!

85年に次期型JT系がようやくFFを得てデビューしますが好評のこのDeとDOHCはPF型を継続、さすがにファミリーモデルはFFに移行しましたがJT型デビュー後、2年も生きながらえたのはPFのDe/DOHCモデルの完成度と人気を物語っていましたネ!

↓距離は飛んでますが全体3.5に内外Cはこの類のスポ車で車としては奇跡的評価のZZ/R!


どうもこのPFジェミニ、クーペにせよセダンにしてもグローバルカーだった割には個人的意見ですがどことなく野暮ったく田舎臭くて乗れば前述の通り窮屈であまりいい印象はないのですがZZに関してはそれらが帳消しになる速さ、玄人好みのドライブフィールが無視できない存在感があり当時峠に凝っていたワタクシ、ZZ/Rはこのクルマのコツさえ掴めば尋常じゃない速さで峠攻めができる楽しいクルマでしたし当時は野暮ったく思えたスタイルも今見ればいぶし銀のシブさもありますしね、いすゞマニアでなくとも当時のスポ車好きには一目置かれたクルマでした!

出品車は次期JT系がデビュー後のモデル、但しこれは前オーナーさんの趣味か?Frマスクは79年にデビューした中期型マスクに変更されています。

PFは81年に3回目のMCにて後期型になっており本来85年モデルは異形角型ライトの顔になっていましたからね、これは現代的でスマートでしたが荒々しさは中期型にあるのでその辺の好みで変更されているのでしょう、インパネもこの後期時代に全面変更されており出品車の出で立ちでこのインパネは存在しないので間違いなくマスク替えです!

↓81年より74年から永らく使用された旧態化のインパネを現代的にリファイン、この手直しで延命効果は抜群でした!


C評価としてもこの類のモデルとしては非常に室内の状態はいいです、狭さだけは相変わらずでしたが新デザインのインパネに野暮ったさはなくこの辺もPFの陳腐化を阻止できた大きな要因でしょうね~。

外装もブラックの割には綺麗、ALLペンしている感じもありますが未再生でしたらかなり気合の入った手入れ、維持で大事にされてきたクルマだと思います。

↓凹、大傷も見られず無問題のRrビュー、出で立ちは普通のファミリーカーですがこのテールに追い付けるのは限られたクルマでした!


どちらかと言えばベレG以来でもDOHCを117クーペで維持してきましたが高級パーソナルだったこれと比較しZZ、高級装備のZZ/T、普及型ZZ/L、そしてZZ/Rが用意されていましたが特にRに関しては後のギャランVR-4に対する同RS、エボGSRに対するRSのように走りに徹した“漢”であり競技、走り屋に絶大な支持を受けたモノ、その分弄られ使い込まれ廃車というパターンが多い中、よくぞ現車、この状態で残っていたものです!

↓顔だけ見たら80~81年のZZですが実は最終型!迫力はこの顔が勝る感じ!(個人的意見)


出品地は東京、落札は…店売りならば3桁付けてもおかしくない価格で立派に“旧車”“絶版車”の価格に乗っています。

今ではトラック専業メーカーとなってしまったいすゞですが数少ない現代のクルマ好きの若い諸君!!
“いすゞというメーカーはこんな熱いクルマを造っていたんだよ~” と声高らかに叫びたい、そんなモデルの御紹介でした(^.^)/    
Posted at 2018/03/11 15:25:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | いすゞ | クルマ

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