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2014年08月17日 イイね!

保存版・ 珍車PART448

保存版・ 珍車PART448珍448、コイツもそう旧い年式でもないにも関わらずもうすっかり見なくなってしまっています、新車時の不評がそのまま現在の残存に大きく関わっていますネー…

⇒『平成6年(1994)7代目E84A型ギャランVR-4』!!

この代のギャラン(E50、70~80系)、しかるべき情報によるとこれの先代、6代目E30系よりも残存は少ないとの事、平成4年~8年と古いモノは20年の歳月を経ていますので減って当たり前なのですが新車時、あまりにも不評で売れませんでしたから残存というより元から少ないので今となってはかなりの希少度!

ワタシが言うと嫌味になるのを承知で書けば先代のE30系があまりにも名車でしたからね、長い歴史を持つギャランの中でも現在では名車扱い、おかげさまで只今MMCが行っている “エボ&ギャランターボ総選挙” でも中間発表1位を得るなど(対象はE39A VR-4)で名誉を欲しいままにしているのに対し7代目はワタシを含めた菱ヲタの中でもすこぶる評判が悪く「駄作」とまで酷評されてしまいます。

不評の要因はE30系の男性的なマッチョさから一転した女性的なグラマラスと言えば聞こえはいいですが贅肉を蓄えブクブク太り無用な肥大化し3ナンバーオンリー、まぁ、この頃はバブルは終わりかけながら設計はその真っ只中、しかも先代のVR-4はランサーエボリューションという立派な後継が現れたためギャランがスポーツセダンでなくてもよくなった時期ですので贅沢路線に進んだ訳ですがライバルの富士重のようにレガシィセダンとインプのような構成が何故にでっきなかったか?と当時も現在も残念でなりません…

上には立派にディアマンテという高級車が控えていましたのでギャランがここまで背伸びする必要はなかった筈、まぁ、全ては時代の趨勢、バブルが狂わしたクルマの一例だと思います。

このイメージ大幅転換によりギャランは終わったと言っても過言ではないかもしれない、勿論この転換の失敗に気づいたMMCは時期型8代目EA/EC系でE30系のテイストを蘇らさせましたが運悪くこの時期のMMCには様々な事件、問題がありましたからね、結果として8代目ギャランは長期生産になり最後は忘れ去らたようにひっそりと姿を消してゆきましたし。。。

さっ、現車です!

内外C、総合3点はなかなかの評価、AT比率が既に高まり始めた当時でも珍しかった5MTというのがソソります!(^^)!
走行も10万kmに届いていませんからまだまだイケますね!

↓機関上の大きな不具合のないE84VR-4、MTというだけで価値モノ!


マイルド&ラグジュアリー路線になった7代目でもしっかりVR-4が存在したのがまだ三菱がファンに対する良心を持っていたと感じます、ただ実際は現役時代、先代が圧倒的のVR-4一色と言っても過言ではない状況の中、7代目ではエボの登場もありVR-4を見かけるのは稀、エンジンは先代やエボで名を馳せた名機、4G63ではなくV6 2Lの6A12型DOHC 24V ツインターボ240psというスペックは旧E39A最終VR-4と同一!

これも何度かハンドル握りましたが外観からは想像できない俊足さは先代を継承、しかしE39やエボのような暴力的味わいはなく至ってジェントル、どうかすると緊張感を伴うE39やエボと違いアクセルだけ踏めばどんなヒトでも高性能を知らぬ間に楽しめるといったグランドツーリング的味わいが特徴。

肥大化したとは言えそれに見合うエンジン、そしてブレーキはE30系よりも信頼性は上がり脚廻りはサルーンとしてもスポーツセダンとしても及第点、誰でも安心してスポーティドライブが満喫できる仕上がりでしたが反面玄人好みの部分はスポイル、平たく言えばこれならあえて三菱でなくてもいい、トヨタ的味わいが個人的には好きになれなかったですねー…

この時期の菱車はディアマンテやGTOにしてもよりトヨタ的部分は多かったながらもこれらには“三菱らしさ”をいい面でも悪い面でも認識できましたがギャランにはそれがない、設計がこれら2モデルよりも新しい分優等生的でしたので面白味もなかったです。

ただ、設計がバブル真っ只中でしたので質感は非常に高く特に内装やインパネの造り込みはE30系は比にならない上質感があり車格以上の出来栄えでした、3ナンバー化の恩恵で室内も非常に広く豪華なイメージですがしつこいながらディアマンテの存在がある以上ギャランがここまでの内容を得る必要はないと思いましたしね、ランサー(特にエボ)とディアマンテに挟まれ迷走気味だったような気がしてならないです、豪華になりながらも先代までのスポーツセダンの影も捨てきれない…

↓インパネの状態もいいですね!E30よりもE5~80系が優れていると思うのは唯一室内の造り込みでした!


7代目ギャランはコンセプト変更から特に後半、後期型となる平成6年頃からは極端に販売不振となり可変バルタイ2L NA MIVEC搭載モデルや4HT版のエメロード、当時流行のRV風味を持たせたVR-4同様のツインターボエンジンを積む5ドアモデル、ギャランスポーツ(GTRV)など次々にラインアップしますがどれも人気回復に寄与する事なく比較的モデルライフの長い三菱(先代E30系は5年)の中で通常の4年でFMCしています。

↓Rrビュー E30系や初代ディアマンテのイメージを継承しますがいかんせん丸過ぎてNGでした…


しかしコレも当時~後年はFMCを恨む程嫌いましたが今の時代での目線で見ると充分スポーツセダンとしての魅力が高い!
4駆ツインターボ、MTというだけで今ではなかなか有り得ないモデル、現行エボ製廃ニュースが流れて以来、三菱の4駆スポーツモデルがジワリと中古価格を上げてきている中、E84も例外ではなく一時はVR-4と言えども桁価格の時期がありましたがこれ、程度もいい事からなかなかの高額落札(ボトムの時期と比較してという意味)がなされ驚きました!

↓Frフェイスもしっかりギャランらしく2分割ではありますが蝉?バカボンオマワリ?苦手ですw


出品地は新潟、落札額は25万オーバー…

これはE39Aよりも少ないですから希少価値も将来付くか?まぁ、その可能性は少ないですがレア度は確実に上、菱ヲタのド変態さんには意外に人気あったりもしますしGTRVと共にVR-4は今後の動体保存が望まれます(^。^)y-
Posted at 2018/02/04 19:30:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ

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