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2014年09月03日 イイね!

保存版・ 珍車PART455

保存版・ 珍車PART455
この珍車コナーでも何台か取り上げたフェアレディZですが今回のはもしかしたら一番珍しいZかもしれない?って感じのレアモデルの登場!

⇒『昭和58年(1983)2代目S130型フェアレディ200Z-Tターボ 2シーター』!!


何たってS130のターボは実際1年も販売されなかったモデル(82/10~83/9)、市販車初のターボモデルを79年に430セドグロで発売以来、ターボラインナップを推し進めこれにより一時代造った日産ですが本来はこれを一番先に出したかったんじゃないか?と当時を知る世代には想像には容易いですよねー…

何せ79年なんて時代は頭の固い当局が高性能車=暴走族=反社会的 というイメージしか持たない頃ですからね、430のターボもほぼそれまでの最高峰2800と互角の性能ながら排気量が小さいので省燃費!という無理矢理なお題目でようやく時の運輸省の認可を取り付けたモノでしてその後同じ理屈で矢次早に発売される同社のターボモデル群でしたが一番スポーツカーのイメージの強いZには特に運輸省からの圧力等はなかったとの事ながらある意味自主規制!?的にこれだけは避けるようにラインアップを見送っていました。

しかし世は第二次ハイパワーブームとなりライバル他社も次々に高性能スポーツを発売、82/10、430ターボ発売から実に3年の沈黙を破ってラインナップされたのがこのターボでした。

これはZファン、モーターファンにはこの上ない朗報で排ガス規制NAPS化されたL20Eエンジンでは荷が重い以外何者でもなく長年、S30Zの走りを知る人を落胆させ続けたのでファンは積年の思いを持ってこのZターボ誕生を見た筈です!

中身は430やC31ローレルでもうお馴染みのL20ET型145psを搭載し特に目新しさはありませんが待たせた代わりに?認可が下りたばかりの国産初、60扁平タイヤを標準装備、新デザインの手裏剣型A/Wが新鮮でNA時代に人気の的だったTバー、そしてマンハッタンの2トーンカラーをも一層映えさせる効果がありその出で立ちにはかなりソソるものがありましたねー(^^)

現車はその希少な手裏剣ホイールも含めほぼオリジナル、外観で手が加えられているのは輸出仕様のRrサイドマーカー位でしょうか?まず純正アルミは履き替えられるこの種のモデルでは非常に珍しいと思います!

出品票ではR点表示、内装Cの記載しかありませんが画像の限りRA、内外Cレベルは維持しているかなぁと。

↓走行約13万kmですが致命傷はナシ、オマケに5MTというのが萌えますネ!


S130になってからZもS30時代の“スポーツカー”から単なるグランドツーリングカーに性格が代わりこれを表すようにS30では滅多になかったAT比率が非常に高まったのを記憶しています。

下取りや販売で過去触ったS130も半分はATだった感じで特に280Zについてはこれ、ターボはトヨタがターボモデルがATオンリーだったのもあり比較的MTが多かった印象です。

もはやこの時代では強力なライバルがひしめきZもターボとは言えその走りに驚くって事はなかったですしドッカンターボのL20ETは発進はカメ、低速域も扱いにくくこの辺も先発日産ターボモデル同様、しかし5ナンバーながら中速域以上ではもちろん速く当時としては秀逸な脚回りはようやく水を得た魚?のようにS130をキビキビと走らせてくれました。

ドライブフィールはそれでも280Zのトルクで走る頼もしさには敵いませんが合法節税という観点からしたらターボで充分、本来のZの魅力は間違いなく味わえたと思います。

↓専用オーディオパネルは現代の1DINに交換、ダッシュ上をカーボン調にカスタマイズされた室内


前述の通り83/9には次期型のZ31がデビュー、ほんの僅かな生産期間でしたし当時はセリカXX、ソアラ等新鋭のライバル車が売れに売れている時期、モデル末期となっていたS130、日産やファンの期待ほど台数は出ず当時でも今でももしかしたらこれより15年以上旧いながら絶版車人気の高いフェアレディSR311の方がまだ見るんじゃね?って程少ないレベルでZの中ではZ432に次ぐ希少車種ではないかと個人的に思っています。

↓Rrビューも問題なくボディは未再生ならばかなりの手入れ&保管がされていた感じ!


S130って現役当時は先代S30Zをブクブクと太らせてデカくなり過ぎ!と決していい評価ではなかったですが個人的には2シーターのスタイルはかなり好物、もちろんS30Zの2シターには負けますがロングネーズ、ショートデッキ、えぐれたライト部のデザインは見事にS30の魅力を継承、Z31以降からどんどん“フェアレディZ”のイメージから遠ざかっていくのを見てしまうとS130もこれぞZ!ZらしいZ!なんて思ったりします(^^ゞ

↓やはりファエアrディZと言えばこの顔!よくぞオリジナル度の高さを維持してくれたと感動!!


Tバー、2シーター、フェンダーミラーに純正アルミ…しつこいですがここまでオリジナル度の高いZ-Tターボはまず滅多やたらにはないモノ、気になる落札額は高い?安い?70万円に近いレベルですので店頭プライスはこれの倍位になってもおかしくない、解る人には解る希少性、高額でもこれは130Zマニアにはタマランものに思いますしね。

出品は希少車銀座、変態車銀座の愛知会場!またやらかしてくれましたネ~(^^)/
Posted at 2018/02/01 20:52:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

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