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2014年11月03日 イイね!

保存版・ 珍車PART478

保存版・ 珍車PART478
珍478、最近このシリーズも何かテンション下がりやる気しないのですがストックもありますしキリのいい500までは頑張ろうと思います、後22回…

な訳で今回取り上げるのはバブリーカーの代表的存在のこちら!


⇒『平成7年(1995)4代目JCES型ユーノスコスモ20B』!!

この3連休、主に北関東~東北に買取行脚してきたのですがその中にも13Bながら1台ありました、詳細は書けませんがなかなかイイ状態のクルマだったんですがね、調べたらビックリする位流通価格は安くてオーナーさんはここまでかなりの維持費をかけたきた割には報われず気の毒に感じます。
個人的には富士重のSVXとかこのユーノスコスモはソアラ/レパードみたいなミーハー的薄っぺらの高級度ではなく失礼ながら弱小メーカー(当時)が社運を賭けながら自社の技術の塊を惜しみなくつぎ込んだ秀作で歴史的価値も高いと思われます、しかし何せバブル期の贅を尽くしたこれらモデルは維持にも金かかるし古くなってきた現在では尚更ですからね、憧れてもなかなか手の出せるクルマではないので見るヒトが見れば価値モノでもなかなか現代の世相ではこれの維持、取引は難しいです…。

さて出品車は最高峰20Bエンジン搭載、ご存知マツダ最初で最後の市販3ローターのコスモ!
これだけでもマツダファンにはヨダレ物でしょうがこいつもかなり安い落札でした。

これも何度か乗りましたが下のトルクがないREでは12Aや13Bに比較して厚みが増えた印象、わざわざデチューンして出力を抑えに抑え280psにしたという20Bエンジン、見る見るフューエルメーターが減るのは当時でもヤレんでしたが今ですとその度に顔が青くなりかねませんがパワーだけは凄まじいモノがありました。
この大パワーを受け止めるクラッチがないという理由でATのみのラインナップでしたがそんな事はなにも問題にならない位そのパワーに圧倒、相変わらずモーターのようなスムーズさはREの最大の魅力で3Lだろうが4LだろうがV8と言えどもこのスムーズさには適わない!そんな感じでしたねー。
スムーズすぎて“大パワー、大トルクのクルマに乗っている”という緊張感がなかなか持てず気がつくとスゲェ領域に入ってた、なーんてクルマでしたが個人的にはそのスムーズさが逆に迫力もなくRE独特な特性が好きになれませんでしたがまっすぐをひたすらに加速するだけでの“速い”というだけならZもNSXもこれには適わなかったのではないかと思います(笑)

↓11万km走行してますので20BREはやや不安、OH前提で手に入れたいですね!


現車、R点で内装D、外装記載はないですが外装もC~D程度ではないかな?と感じます。
軽いカスタマイズはなされていますが機関的には致命傷はない様子。

ユーノスコスモ、90~96年のモデルライフでしたが開発はバブル真っ只中、デビューはその終盤くらいですぐに崩壊し結果は散々でした。
高額車輌でしたし維持費も相当、狂乱景気が去り冷静になった市場でなかなかこれを受け入れられる空気はなくセンセーショナルにデビューした割には商業的には失敗で気合の3ローターもたった6年でお蔵入りという出た時期的な部分で悲運のモデルでしたがマツダRE史上忘れられないモデルだと思います。

↓当時のマツダアイディンティだった室内の一体感を強調するラウンド型インパネは今見ても美しいです!


初代のコスモスポーツから始まり常にマツダのフラッグシップクーペの地位を継承しましたがこれの時代は例の無謀な5チャンネル政策の頃、ユーノスブランドにしたのもあまりいい結果を産まなかった要因だと思いますが贅を尽くされたその質感はメジャーなソアラやレパードよりもプレミア感は高かった気がします。

↓全体のフォルムやテールはコスモスポーツをイメージしたデザイン!ノーマル20Bは4本出しマフラーがカッコ良かったです!


新車時が相当な高額車輌ですからね、今回買い取りに訪れたお客さんもそうでしたがどうしてもその頃のイメージがあると皆さんクルマ屋目線で言えば無謀な買取価格を要求するしがち(*_*;

イイ機会なので書きますがみんカラでも買取屋に持っていったら驚きの低価格にキれた!なんて書いてる記事を時々見ますがどんな高級車だろうが原価償却の6年を過ぎれば基本査定は0、クルマ好きとすれば“そんなバカな”とふてくされ無謀なクレーム付ける輩もいますが業者目線で言えばもう少し相場勉強せーや!!が正直な感想、買取屋はボランティアではないので多少の情はかける事あっても赤字でまでして商売しないですからね、ワタシのギャランだってワタシは勿論、好きな人間には価値モノだって世間的にはクズ同然でしょう、本人には宝でもね、なかなか価値が付くクルマなんてないですよ現状…
このユーノスコスモも業界的には価値はまだ認めらないのが当たり前、現在持て囃される所謂ハチマルヒーローのモデルでもポンコツ扱いの時期は必ずありましたからね、そんな苦しい時期にほぼ解体されるのが常ですが希少な20Bコスモ、何とか延命して欲しいモンですナ(^_-)

↓外見に大きな痛みもなくなかなかイイ状態、コスモのようなクルマは生き難い世の中ですが取り合えず落札されて良かったです!


出品は東、金額は13Bのゴミ値に較べればまだいい二桁超えは達成しているので今の時代としては立派?な金額だと感じます、予測込み乗り出し価格は高くても50万しないかな?その価格で20Bの大パワーを体験できるのは安い買い物、これもあと10年したら“キューマルヒーロー”として大注目され3桁とかなる?んでしょうしREマニアマツダマニアの方、今のうちですヨー(^_^;)v
Posted at 2017/12/23 19:12:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ

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