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2016年08月18日 イイね!

保存版・珍車PART652

保存版・珍車PART652今回の取り上げモデルもワタシ自身“珍”という概念がまだ沸かないながら最近ではめっきりと見なくなってしまいました…
これ、数ある日産車の中でも秀作です、間違いなく!

このため平成2年の初代登場以来非常に人気が出て街角で溢れる、までは行きませんでしたが往時はかなりの生息でしたしかなり売れたクルマ、しかしながら初代最終から20年を経過、エゴカー減税の影響もありこの2〜3年で急激に姿を消した感じ。

⇒『平成7年(1995)初代P10型プリメーラ1.8Ciクルーズ』!!

ピーテンですよピーテンw

プリメーラと言えばやはりこの初代P10、これは間違いなく近年の名車の一つでしょう。

これは私も思い入れ深い、以前の会社で専用社有車で与えられておりその会社、太っ腹でしたので通勤は勿論私用流用してもガソリン含めお咎めなし、バブル時代とは言えマイカーと遜色なく使用していたのでこのクルマ、長所も短所も知り尽くしています!

↓Gure家でマイカー同然だったP10プリメーラCiクルーズ!


プリメーラ、元祖はあの?70年代不人気車の代表みたいな『710型バイオレット』!

当時カリーナに対抗してブル〜サニー間を埋める車種として登場、ブルが2L級に格上げされた後の旧510型ブルの後釜という最初からハードルの高い立ち位置に投入、日産らしく軽快なクルマでしたが当時日産が凝るインポブルメントデザインが災い、その背むしのようなデザインは悪評しか得ずあの故・徳大寺御大に「こんな車でも買う人がいるから不思議」と言わせカリーナのライバルとは恥ずかしくて語れない程の稀代の不人気車でした。

↓初代710バイオレット(セダン)


この初代バイオレットが後々まで祟り?90年までの17年間、プリメーラ前身の710→A10→T11の3代に渡るバイオレット(T11はバイオレットリベルタ)及びT11途中で遂にバイオレットは廃盤となりその後を受けたT11→T12のオースター/スタンザ(T11はそれぞれJX/FXのサブネームあり)が全てコケルという有様!

↓2代目A10バイオレット/オースター/スタンザ


↓3代目になるバイオレットリベルタ/スタンザFX/オースターJX


↓あまりの不評で消えていったバイオレットを引き継ぐT12型オースター/スタンザ(画像はオースター)


このようにマイナー、変態道を長きに渡り突き進んだ末、プリメーラに改称し前身が信じられない程のヒットになったのがP10プリメーラですネ(^^)v

このP10はとにかくいい意味で日本車離れしたモデル、先代のT12でかなり欧州車寄りの展開はしていましたがそれはあくまでグレード名や外観のみの訴求、しかしP10は脚廻り、ハンドリングの味付けやトランクの開閉の仕方まで欧州テイストが詰め込まれこのクルマに初めて乗った時は唸りましたね、明らかにこれまでの日本車とは違う、日産スゲェと感じました。

しかし残念ながらやや堅い脚とコンパクトなボディに難癖付けるのもやはりいて2代目プリメーラ以降ではP10の硬派さはどんどん影を潜めてしまい単なる小型車に堕落、後にも先にもこのクラスのFFでこれだけ走りが楽しく感じたのはP10だけですのでFMCが非常に悔やまれた、そんなクルマでした。

現車は94年に設定された1800の上級Ciクルーズ、これは最上級2.0Teの外観そのままにエンジンのみ1800にダウンした所謂お買い得モデルでしたが1800と言えども良く走りました。

SR18DE型DOHC 16Vの125ps、Te他2000はSR20DEの150psですんでこれには及びませんがプリメーラの重量(1.2t程度)では充分なパフォーマンスを発揮、SR型エンジンも名機と言われるモノでその吹け上がりの鋭さとパワフル感はL16/18で排ガス規制NAPSを受けて以来、Z型、CA型とイマイチ元気のなかったこのクラスに新風を起こすエンジンでした。

2000でしたらもう“速い”レベル、この2.0Teを乗った時は目から鱗、ツインターボだの3Lだのと大排気量、200ps超えのスペックでなくとも軽量で脚回り、ハンドリング、剛性を煮詰めれば150ps程度でもこれほど面白いクルマができるのかと…

これ位P10プリメーラはエポックでした(^^♪

さて、現車の内容ですが19万km以上走るメーター改ざん車、RA評価で内外CBですのでイイ状態とは言い難い、但し現状機関系統に問題は出ていないようですがやはり旧い日産車、電装系が怖いのと距離が距離、AT含め総チェックは欠かせないと感じます。

↓電装とATが古い日産は恐怖なので簡単には手出しできませんが外装Bは魅力!


P10は後期辺りが“イチロ日産”とか言って現在の自動運転推しのように全車エアバック付きをアピールしていた頃ですので95年とうい年式でも運転席のみエアバック装備、RA(事故落ち)はバックパネルのようですのでエアバックは開いていないようですね、これが開いた実績あると極端に価値下がりますし。。。

↓C評価の年式並みの室内、手入れによってはB評価程度にはなる予感!


外装は非常にイイ状態、20年落ちでもこの艶は車庫保管を推測、この外観だからこそ最初に出品した時から実に18万3000kmもメーター巻き巻きしたのかもしれません、まだアナログオドの時代でいくらでも巻けるとは言え巻き過ぎだろ、コレは!!!!

↓往年の日本車離れした美しいスタイルが健在の出品車!


前からも後ろからも画像の限り年式以上に綺麗なP10、もしかしたら途中で全塗とかやってるかもしれませんがこの時期頃から日産の塗装、例のフッ素塗装等も採用、Ciクルーズにそれをやっていた訳ではないながら急激に塗装の質が上がりましたので手入れによっては新車からの劣化最小限の出品車のような個体も多いかと思います。

↓Frも問題なし、目立つ傷、凹皆無の様子でボディだけでも生かしたいです!


出品は東、落札は距離が響き解体+α程度でした。

外装がいいので中身入れ替えで生かしたと思いますねー、エンジンはスワップ、脚廻りや機関を可能な限りOHしたい、そんなP10プリメーラ、ゴーン体制以前の最後の名作ですから存続を願わずにはいられません(^^)/
Posted at 2017/12/03 21:40:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

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何シテル?   06/09 21:43
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