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2017年04月11日 イイね!

珍車PART687

珍車PART687
またこれは変態臭バリバリの逸品が出てましたヨ~(^^)v
変態車マニアが泣いてよろこぶんじゃね?って感じのメジャートヨタさんの超マイナー車のお出ましです!

⇒『昭和60年(1985)AL25型2代目ターセルセダン4WD1500VL』!!(グレードは推定)

まだ残存してたとは驚愕のAL25、この型はHBは人気がありかなり売れたんですが当時でもセダンは超レアな存在、初代AL10型がトヨタ初のFFとして鳴り物入りでデビュー、結果は泣かず飛ばずでしたが80年代初頭のFFブームの中で名乗りを上げた初FFはそれなりの足跡を残し82年にこの2代目にFMC、このクラスでFF2BOXブームを巻き起こしていたマツダファミリアを模倣したようなスタイリング(但し中身は別物)が好評を呼び一気にこのクルマの知名度を高めました。

↓トヨタ初のFFである初代ターセル(コルサ)


初代は兄弟としてペット扱いの『コルサ』(ターセルはカローラ店)、2代目は三つ子/四つ子になる『カローラⅡ』『スプリンターカリブ』(4WDワゴン)を追加、カリブはオート店、カロⅡをカローラ店扱いとしターセルはビスタ店に移されていました。

このモデル、どうしても売れ線の2BOXHBのイメージがありますがAL10時代から3BOXのセダン(2/4ドアセダン)もラインナップ、2代目にも2ドアは廃止されながらも継続、まだスターレットもカローラもFRの時代でしたのでトヨタのこのクラスでは唯一のFFセダンでしたが華やかなHBに比較して地味な存在でした。(セダンはターセル/コルサのみの設定)

↓メインのHBは2代目ではかなりの高人気!(カローラⅡ)


初代~2代目はFFながらもまだFR全盛時代、保守層が多いトヨタユーザーの為にエンジンを縦置きし2階建て構造という凝ったミッションまで造り搭載、FRから乗り換えてもそう違和感を覚えなくて済むようにとトヨタはかなりの努力をしコストを掛けた造り、その甲斐あり先発のシビックやパルサー、ミラージュに比較すると素直なハンドリング、違和感ないミッション等FRと大差なく扱え特に2代目ではマツダの2番煎じみたいな見かけに眉ひそめるも乗ってみるとFR世代としてはなかなかの好印象なクルマでした。

そんな2代目AL20のセダンですが84年から4WDを追加、同じシャーシのワゴンモデルでカリブがありましたので単なるボディチェンジでしたがそれまでどうしても4WDと言えばジープやクロカンが主だった雪国需要をこの分野のパイニアであったスバルレオーネ独断場の当時、レオーネより1クラス下のセダン4駆としてそれなりに注目されましたが雪国以外ではまず見かける事のない(FFは少数ながら生息)レアモデルでした。

しかし縦置きによる素直かつ扱いやすいサイズ、意外に高い走破力(当時として)という部分に少ないながらもファンは多く次世代の3代目L30時代もMCでセダンのみは残り84年~90年ラインナップという長寿でした。

↓2世代に渡りラインアップされたセダン4WD


そろそろ出品車を見てみますがよくぞ残っていましたねー、この類のモデルは2~3オーナー、せいぜい10年位の寿命、使い捨て感すらあるカテゴリーなので2000年代に入る頃にはもうまず見ないクルマ、32年経過車としてはなかなかの状態で残っています。

↓総合3、内外C、走行14万㎞という年式勘案すると上物レベル!


出品票によると雨漏れがある様子ながら機関的に致命傷になりうる記述はなし、A型エンジンも名機と呼ばれる頑強さもあるので手入れは要ながらまだイケる感じ…

↓C評価の内装は経年劣化はあるもオリジナルで綺麗な状態!


AL20系はHB同様セダンも80年代らしいカクカクのぺキぺキスタイル、HBベースのデザインにセダンは無理矢理トランクを付けた感じでアンバランス感があり私的にはあまり好みではなかったですが当時のこのクラスとしては室内に広々感はありましたね、加えて4駆は背高でしたので少々の積雪ならカリブ譲りの走破性で普通の小ぶりなセダンが雪にも強い!この部分が最大の売りでしたがスバルの牙城には届かなく往時、雪国では圧倒的にレオーネ天下だったのを思い出します。

↓白のボディには艶も残り4駆の割には下廻りも痛みも少ない感じ!


あれだけ多かったHBですらもう見かけない現代、コイツ乗り回してたらかなりの注目度でしょうね(笑)
出品は東北かと思いきや関東のワタクシの生息地近くなんですよ、雪国セダンのイメージがあるのですぐそこでこんなの出てくると驚きますがディーラー下取り初出品との事、大事に維持されてきたんですね~。。。

↓素地バンパーの経年劣化以外はまだまだ綺麗でいいコンディション!


落札は無事なされますがこのテのクルマはプレミアも付きにくく一桁中間位、部品取りには勿体無いし貿易にももう行かない、近所で実働個体として出会える事を期待したい、そんな1台でした(^^)/
Posted at 2017/04/11 20:53:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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