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2017年08月07日 イイね!

珍車PART714

珍車PART714
2輪珍車です、ハイ(^^;)

ウオッ、唯一の1台出品でしたがこれがまだ出てきていました、当時多くの中免(現在の普通2輪免許)の憧れであったこのバイク!




⇒『昭和56年(1981)4UO型ヤマハRZ350』!!

400キラーと言われたご存じRZ250の兄貴分、250から約1年遅れの81年にデビュー、こちらの異名は“ナナハン・キラー”!

ヤマハの2stロードスポーツはAX、DXを先祖とし我々世代で馴染み深いのはRD250/350、カワサキのSS/KH250、350.400やスズキのGT/RG250、380に対抗するモデル。

カワサキが全排気量で3気筒、スズキは380が3気筒であるのに対しRDはDX時代から最後までツイン(2気筒)で通し70年代~80年代のマルチ化には見向きもせず操縦性、軽量に拘る施策を突き通しツイン好きには長く支持をされましたが一般、特にワタシのような当時軟弱なミーハー高校生はシリンダーは多ければ多い程エライ!って感じだったので正直RDは自分のバイクとしては対象外でしたねー。

この時代はある意味贅沢な時代で2stに否定的な?ホンダを除き各社2stと4stのロードスポーツが選べました。このクラスは中型免許発足により一番売れるカテゴリーでしたし海外では排ガス規制の絡みもあり4stをメイン化しておりまだそれが2輪では国内では緩いのもありこうした贅沢なラインナップ…

ヤマハの場合4st版はGXシリーズ(250/400/500/750)をラインナップ、スズキはGSシリーズ(400/550/750)、カワサキはZシリーズ(200/250FT/400/400FX/550FX/750TWIN/750RS/750FOUR他)、スズキとカワサキ、そしてホンダが比較的小排気量(400)でも4発を揃える中、ヤマハはGX750に3気筒を与えたのみで他は全てツインという軽量+操縦性に拘り大衆迎合しない頑固さがヤマハマニアには熱い視線が注がれていましたっけ。。。

ただ世はマルチ時代、販売的、一般の人気度は低くやや3社に押され気味、そんな中で各社250は400の我慢車、車検制度をかいくぐり維持費の安さだけを取柄とし400のオーバーウェイトボディにスケールダウン、若しくはマルチ→ツインとした非力なエンジンを載せるモデルが乱立、そこで本来クォーター(250)と言うものは軽快に、気軽に、誰でも愉しめるモノだ!と言う論理から開発されたのがRZ250でした!!

↓クォーターの世界に新風を注いだRZ250!


カッコはいささか野暮ったい(私感)ながら前任のRD250もこのクラス1、2を争う俊足でしたが所詮350/400ありきの250、ここを見つめなおしRZは250として専用設計しレースで実績あるTZの技術をフィートバック、クラス初の水冷エンジンを搭載しヤマハの哲学であるツイン(並列2気筒)のエンジンは当時の250としては驚愕の35psというスペックで登場、この馬力は400ccクラスの数字でありこれを139㎏という軽い車体でパワーウェイトレシオ3.97㎏という常識外れの高性能はそれまで4番手人気だったヤマハクオーターを一気にクラスNo1の人気を獲得、ワタシもこれの発表時は親しくしていたバイク屋に行き試乗、そのバカっ速には命の危険を感じる程の衝撃受けたのを未だ忘れませんネ~、ご同輩のバイク好きも恐らく同じ思い、なさってるんでしはないですか!?

ヤマハの攻勢はこれだけに留まらず翌年にはハイスケールとされた出品車である『RZ350』を発売、“サンパン”と呼ばれましたが当時、70年代に各社に存在した350とか380とかいう排気量が400に統一されてきた中で今更半端なサンパン?に違和感ありましたが実力はその400以上、スケールUPだけではなく足回りを強化、ブレーキもFrが250がシングルディスクだったのに対しWディスクとし従来の大排気量から小排気量を派生させるのとは逆に各部の強化でヤマハの矜持を見せつけるに相応しい内容、2st2気筒は250同様ですが100ccの排気量UPにより出力は45ps、これは当時の400~600cc位の数値であり軽量ボディとの組み合わせで“ナナハンキラー”の異名を取りました!

↓RZ350


しかしこちらは車検があるせいで250程の爆発的普及がなく街で見かけるのも稀、ヤマハ好きの友人が持っていたのでチョクチョクと借りれた立場でしたがこれで流すとかなりの注目を浴びたのも懐かしい想い出です、箱根の峠道なんか行けば400~750軍団に突かれるツツかれる(*_*;

しかし250も350も速かったです、簡単にウイリーする軽量さはピカイチで♪ドロドロドロドロボヤーン!!の加速音はスズキやカワサキに較べ低音で迫力不足ながらRG/GTやKHのけたたましさがなく後ろにつかれるとこれが不気味だったりと(笑)

さて、この辺で出品車を見てみますが実働ではあるも評価1でエンジン~足回りは全てE評価、つまりは乗り出しにはそれなりのメンテが必要な訳ですが40年近く時を経たバイクとしては動くだけでも儲けモノでしょうw

↓状態は決して良くはなさそうですが4輪と違い2輪は再生も比較的弄りも金額もそれほど掛からないのが魅力!


スタイリングはいかにもヤマハらしくRDの影を引きずりどこか野暮ったく個人的には決して好きではなかったですがこのバイクはスタイルとかは二の次、一度乗るとその性能に舌を巻き確かにスタイルではスマートな他社ライバルの中では地味ながらそんな見栄えはどうでもいい、そんな風に心から感じるモデルでしたねー、2輪も4輪も恒に見栄と二人連れの若き日のGureでしたのでこんな感じに思えるのは数少ない1台です!

↓2輪のオドは全くアテにはなりませんがメーターケース、しっかりしています!若き日、水温系の装備にトキメキましたわw


↓今の目線ですとラジエーターが異様にデカいですが250の水冷、驚きでした!


カラーリングは250と350で分けられ250が白/赤デカールをイメージにしていたのに対し350は白/水色デカールがカタログモデル、この350のカラーリングは250より軽量感を覚え好きでしたねー、250をこれに替えてコケ脅ししている小僧も多かった、ナンバーでバレバレなのに(笑)

↓外装E評価ですがそこそこ綺麗ですね、外装はこのままでも充分に乗れそうに思います。



RZは350こそ短命でしたが250は人気あり売れましたから長寿、MCとFMCで10年という2輪としては驚異の長生きでしたし後続もRZを立派に継承したR1-Z、こちらはネイキッドで性格もRZよりはかなりマイルドになっていますがヤマハ最後の2stロードスポーツであり他社がレプリカ全盛期にネイキッドを守り通しRZデビュー時の「気軽に、愉しく乗れるクォーター」というヤマハの神髄は不変でした…。

あっ、出品車ですが昨今の旧車ブームもあり素晴らしい金額で落札、バイク屋の軒先にビシッと整備されて並べば7~80万、ヤフオク辺りの現状売りでも5~60万で出てもおかしくない、そんな感じでした(^_-)-☆
Posted at 2017/08/07 21:30:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヤマハ | クルマ

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