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2017年10月20日 イイね!

珍車PART733

珍車PART733久々にデカいの行きますか(^_^)v

普段業務で積載車に乗る事が多いので気になる車載の中型をチョイス!

この型も地方でもさすがに現役はもう少ないと思います、排ガス規制の緩い所では勿論現役もいるでしょうが最終型でも34年前、現存していたとしてももう充分に働いてきている筈、それでも過去貿易にて発展途上国に多く出ましたのでそこではまだまだ一線で稼働していますしね、ホント日本製のトラックの頑強さには感心します、国内でも石原法を始めとする排ガス規制が仮になかったり緩かったりしればこの年代でもまだ現役を貫いている事でしょう…

⇒『昭和57年(1982)初代三菱ふそうFK-116JZ型車輛積載車』!!

出品票に「ファイター」の文字がありますがこの代=ふそう4tクラスが初めて今に通じるFKを名乗る ではまだファイターの車名はつきませんので記載ミスですね、正式名称が『ふそうFK』となります。

元々ふそうトラック、大型も中型も頭文字が「T」で統一、Tシリーズと呼ばれていましたが70年代になり見直されました。
大型がまずF♯(♯部には駆動、軸数等で様々な記号が入る→例:FS/FU/FV等)と変貌、そして76年までTシリーズで残っていた4tクラスがFKとなった訳ですね(因みに旧Tはトラック、新Fはキャブオーバーを意味しています)
このFKの2代目(84~)が大人気を誇った初代ファイター(中型)/グレート(大型 現スーパーグレート)に発展しますがこのファイター/グレートは従来トラックなんてもんは積めればいい、スタイルや使い勝手、快適性は二の次という考えが造る側にも乗る側にも常識だったところに使い手は勿論、スタイリングや快適性をも最大限に訴求、従来のトラックにあったイメージを一新する人気と販売を誇り日野、いすゞを抑えディーゼル4社(トラックメーカー4社)のTOPを取りました!

ファイター/グレートの素地は現車である初代FKや大型の初代F♯で既に示されており70年代当時でここまで垢抜けたスタイリングは他に類を見ませんでした、この事もありあの大ヒット映画の「トラック野郎」では主人公の星桃次郎(菅原文太氏)が蹴る愛車である一番星号はふそうFU(大型)がベースになっていましたね(^_^)v

↓ヒット作~トラック野郎~の劇用車、一番星号はふそうFU!


初代FKは先発である大型F♯がベース、フレームこそ4t用が使われますが外板パネル、キャビン等は共通部品も多く現在でも各社そうですが大型と中型を可能な限り共有化しコストを引き下げる手法の走りと言ってもいいでしょう。

現車はそんなFKの車載車、速度表示灯がある事からタイヤプライアップ等で大型登録していた様子(若しくは増t改造)、上物は記載がないので架装メーカーは実物見ないと解りませんがセルフローダー(ジャッキによる車体前部持ち上げ方式)となりますね、足の格納場所が現代の前輪後方ではなくいキャビンの真後ろってのが新鮮?上物年式も分からないので何ともですがさすがにこの時代の架装物にはなかなか触れる機会もなかったんで滅多に見れませんヨ。

状態は一応実走の様子?タコが付いてればメーター改竄になるので白ナンバーで使われていたクルマかもしれません(この場合自家用なのでタコグラフ装着義務なし)、総評はRの2点、内装はCなので年式勘案すれば上物ですね。

↓空調やルーフ穴開き他年式なみのヤレがあるようですがまだ現役続行な可能な様子!


C評価という決して低くない評価を得ているキャビン内はとても30年オーバーの働くクルマとしては奇跡的に綺麗な状態、荷台や下回りにしてもメンテをこまめにし大切に使われていたものと推測できます、重機や建機運ぶモノだと荷台はもっと荒れるしここまでもちません、荷台のみ載せ換えっていう可能性もありますがオリジナルのままだとするとこの状態をキープしているのは乗用車とかの回送という比較的軽い仕事で活躍してたんかなーと。。。

↓軽いサビや痛みは当然見受けられるもよくメンテされている下回り


↓30年経過とは思えない非常に綺麗なキャビン内


レッカー屋さん(緑ナンバーですが…)とか普通のクルマ屋で使われていた個体かな?建機屋やレンタル店の個体だとこうはいかない、10年程度でボロボロになりますからねー、トラックマニア、FKマニアにはたまらん逸品かもしれません(笑)

↓荷台や歩み板の痛みも少なくまだまだ現役です!


↓オリジナルは真っ黒なグリルで通称“ブラックマスク”と言われたこの型の後期(79~86年)モデル!


現在ではトラック・バスメーカーは実質2社、日野/いすゞと三菱ふそう/UDの布陣となり後者はダイムラーやボルボ等も噛合い純粋な日本車とは?な状況になってしまいましたが70~80年代は4社が切磋琢磨し激烈な競争の中、それぞれの個性や特性が顕著、大型では大パワーのV8やV10/V12が常識でしたし好景気、成長の時代でトラックやバスの需要も多く現代のような人口減少や排ガス環境問題なんてこれっぽっちも考えなくていい時代、のどかで大らかなのも当たり前ですが個性あるディーゼル4社、イイ時代でした(^_^)v

あっ、この出品車は無事落札されています、年式からして貿易ではないでしょうからどこか地方で使われるか上物狙い?落札額も決して安くなく現役続行も充分考えられる金額でした!
Posted at 2017/10/20 17:47:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱ふそう | クルマ

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