• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

元Gureのブログ一覧

2017年10月29日 イイね!

珍車PART735

珍車PART735
これも元々が数出てるクルマではなかったし再販時期にはその性格上ほぼ海外送りとなってしまい国内で見れるのは稀になってしまいました…

このモデルを紹介するに辺りお約束の一言は「パナソニックのカーナビじゃありません」が一部にはお馴染みなんすがねw

これも一般にはなかなか馴染みがないレアモデル、しかし菱ファンやクロカンマニアにはそこそこ注目を集めていたモデルでした!

⇒『平成7年(1995)K34T改型初代ストラーダ』!!

かつて海外だけではなく日本でも人気/需要のあったボントラ、三菱の訴求したのがこのストラーダ、これ自体は初代の86~97(86~91は海外専売)、2代目の97~05(99年以降は海外専売)という20年に満たない歴史ながら以外に古くかつ最近まで名前を変えて存在、前任はフォルテ(78~86)、後継はトライトン(06~現行 但し2011年以降は海外専売)でした。

フォルテの時代から広く普及しているセダンをベースとしたトラックであるという点は先人であるハイラックスやダットラ、ファスターと同様、フォルテは初代ギャランΣのトラック版的存在でベースが国産セダンにはなかったモダンでスタイリッシュな部分がウケ大人気を誇りましたがフォルテもΣを継承、途中(83年辺り)で巻き起こった4WDピックアップブーム期には4駆モデルを投入、三菱らしいゴツイ4駆RV的な存在感を示しましたしこれがベースとなりデリカスターワゴン4WDが開発されRVブームを牽引した事はご承知の事と思います。

↓ストラーダ前身のフォルテ


出品車と同じ初代ストラーダになってからもそのRV的イメージは健在、フォルテ時代はシングルキャブでしたがストラーダ以降は実用にも優れるWキャブを採用、当時のE30系ギャランのイメージをどことな彷彿させる出で立ちは菱ファンとしては“らしさ”を充分に満喫できましたっけ!

ただ、この分野は古くから存在するダットラが天下でしたしいち早く4WDをピックアップに投入しアメリカで人気を得たハイラックスも強敵、国内ではこれら2強に歯が立たない状況、車体が大柄で1ナンバーとなり維持費が国内では高い点、96年以降のチャレンジャーベースの2代目K74型が不評だった事もありライバルより先に国内からは姿消しましたが三菱4駆の支持が以前から高いASEAN諸国では高い支持を得ており上記の通り国内販売がなされない時期でもしっかりと海外需要に応える存在でした。

日本でのピックアップモデル、ボントラモデルの衰退以降各社このテのモデルは海外専売となり王者ダットラですら国内ラインナップから外れていったボントラ不遇の中、2005年にストラーダ後継のトライトンがタイで発売、これが好評のため2006年からは久々に国内にも投入、数少なくなったWキャブRVマニアには唯一無二の存在でしたネ。

↓トヨタ、日産が撤退したWキャブボントラ市場に蘇ったトライトン


現在ハイラックスが再販されるなどの兆候もあり三菱のトライトンやいすゞD-MAX(ファスターやロデオの後継)も海外では爆発的人気ですし日本でも再びこれらがブームになるかもしれない?
エコだEVだ気取ったSUVとかいかにも“イイ子ちゃん”的クルマ全盛期だからこそ以前の野性味、漢を感じさせるこういったモデルが再び注目されるのも解る気がします…。

現車、22年経過でよくぞ頑張った45万㎞!初代ストラーダは国内はデリカスターワゴンの4D56型ターボディーゼルのみの設定(海外にはガソリン2~2.4LやV6ガソリンも存在)、このエンジンは旧世代の頑強エンジンですんで排ガスやパワーには現代では無理があるも最低限のメンテさえしていれば50万、70万㎞も耐えるモノなんでこの辺りを見越してもうひと踏ん張り現役続行かな!?

↓距離が示すようにかなりのくだびれモードではありますが外人ヨダレもののDeマニュアルです、国内は無理でも海を越えてまだ活躍しそう!


外装評価は入っていませんがDレベル位は保持してるかな?このテのクルマですから荒れていて当然ですがC評価の内装含めて割と丁寧に扱われていた印象…

↓当時の三菱トレンドであり嫌味なくかつ機能的デザインのインパネ、劣化はあるも割れなどは見受けられずイイ状態!


菱ヲタ元Gureとしてこのストラーダを見るとデリスタやパジェロでRVブームを巻き起こし三菱の一番良かった過去をどうしても思い起こしてしまいます、RVブームをきっかけにラグジュアリーカー(ディアマンテ)、スポーツ(GTO/FTO/エクリプス、ギャランVR-4~ランサーエボ)、ミニ部門(ミニカ、パジェロミニ)とどの分野でもHIT、No3の立ち位置を確保し王道の?トヨタ・日産ではなくマツダ、ホンダ、スバルとも違う敢えて三菱車を選択する!と言う事がツウを感じさせる、一時ではありましたが確かにそんな時代も存在したんですよね~、このストラーダにせよありふれたハイラックスやダットラではなく敢えてストラーダっていうプライドが持てた時代、確かにあった(^_^)v

↓テールゲートに社名をローマ字表記するのがRVピックアップのお約束でした!


ハイラックスやダットラのように純商用のシングルキャブ4ナンバーが存在しなかったストラーダ普及や売り上げ的にはそれが苦しい部分でもありますがその分本格RVかつ硬派のイメージが強くて好きなモデルの一つ、もうこれもなかなか見れずマイナー車ですが隠れ三菱名車だと信じて疑わないです(隠れの方が多い気が…笑)

↓無骨ながらワイルドで漢らしい雰囲気が魅力!


出品は北関東、年式と距離からして値段は厳しいと思いきやかなりいい値段で落ちており間違いなく貿易でしょう、この場合エンジン目当ての可能性もありますが絶滅危惧種ですんでねぇ、例え海外でも現役を願いたいっす(^^;)
Posted at 2017/10/29 20:42:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ

プロフィール

「オウチ弄り記 2025.6/14 http://cvw.jp/b/2682511/48485636/
何シテル?   06/14 18:18
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2017/10 >>

1234567
8910111213 14
15 161718 19 20 21
2223242526 2728
29 3031    

リンク・クリップ

あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
2015年導入、当時凝っていた菱旧車集めの1台で一時息子に乗らせながら共同所有、2022 ...
三菱 eKスポーツ 三菱 eKスポーツ
2023年11月より愛用、常に2~3周遅れで三菱軽を愉しむワタクシ、パジェロミニVR-Ⅱ ...
ヤマハ XJR1300 ヤマハ XJR1300
単車らしいオーソドックスな80年代風ネイキッドスタイルはやはりワタシの年代には刺さる!! ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
次男坊が初購入の新車!我が家として平成9年のエボⅣ以来24年ぶりの新車迎い入れ! 次男 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation