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2018年06月12日 イイね!

珍車PART770

珍車PART770
デヘヘ、珍車通常営業(^_^)v

デリカ特集やってる間に業オクで結構ネタ仕入れてるんで順次UPしていこうかと…

今回はそこそこ大物!クルマそのものはサブロクの小物ですが(笑)

⇒『昭和49年(1974)4代目LC20型フロンテ4ドア360』!!

いやー、もうこんなの絶滅したかと思いきやどっこい生き残りがおりましたヨ、軽くショックカルチャーショックですわw

このLC20フロンテ、先代があのスティングレイルックでイケイケのLC10Ⅱ型、サンダーウェーブラインを纏うLC10Ⅱは見かけも中身も非常にスポーティで大変人気がありこれをベースにJアローの美しいデザインを載せた名車、フロンテ・クーペも誕生、先々代から継承したパンチのあるスズキならではの2st3気筒はレーシングサウンドと言っていい程迫力の音質、時代的にもスポーティが持て囃された時代でしたし、フロンテ、クーペ共主に若年層には高い支持を得ました!

反面その派手な出で立ちは中高年層、ファミリー層からは敬遠、特に軽自動車にも利便性の高い4ドアの訴求も始まり一早く軽4枚を出したダイハツフェローMAX、そして続くスバルレックス、ホンダライフにこれらユーザーはなびき軽No1を自認するスズキは73年のFMCでフロンテもメインを4ドアとしスタイリングもオーバルシェルなる卵型の可愛らしいイメージに変更、先代の派手さは皆無となりスポーティ版は継続するクーペに移行させる施策を取りました。

ただ、先代同様トリプルキャブの37psバージョン(GT等ツーリスモバージョン)も先代やクーペからそのまま継続、相変わらずのトリプルサウンドはフロンテらしさを失いません、さすがに先代ではラインナップしていた空冷は消え水冷1本になりましたが他社がまだ2気筒オンリーの中でトリプルを訴求、他社が排ガス対策を睨み続々と2st→4stに移行する中、スズキの意地?でLC20時代は2st1本で頑張っていましたっけ、さすがに排ガス対策や新規格切り替え時はこれの対応が間に合わず最大のライバルであるダイハツからMAXクオーレ用の4stOHCエンジン(AB型OHC2気筒=排ガス対策済)を購入して搭載するなど一時期混乱はありましたがね、しかしそれらが落ち着いた78年以降は自社開発の4st(F5A型3気筒OHC)と意地の2stエンジン(T4A型3気筒)の二刀流となり既に他社が2stを諦めた以降も長い事2stを訴求したのはスズキの強い拘りと意地、そして技術力に感心したものでした。

76年のBigチェンジで新規格に対応、ネーミングも『フロンテ7S』と変更、2/4stの2タイプを選べ排ガス対策も完了しました。


※7-Sでは型式変更となりSS10→SS20型となる。

それでは現車です、まだサブロク時代の4代目初期、大人しくなった印象が災いし先代程の人気と販売はなされなかったので往時でもそれほど普及せずでした、現存も今でもスティングレイルックに人気があるLC10Ⅱはイベントなどでも目撃されるもLC20はまずいない、かなりのレア度と感じますね~。

R点評価ながら内装はC、外装もCレベルを維持している感じで44年経過の軽自動車としては異例な美車!

走行も※マークないので実走行の様子、44年で2万㎞台って!!このフロンテは生涯ほぼ停まっていた感じですねー。
機関部はご愛敬のOIL漏れ程度、まだまだ走れそうですナ。

さすがにグレード特定はできません、てか忘れましたw資料見れば特定可能ですがその資料が山梨ヤードなんでご勘弁、内外の意匠からファミリー向け低グレードと推測します。

ラジオの有無が不明なので特定できませんがこれがなければCL(だったかな?一番安いヤツw)のような気が…


C評価だけあり内張破れやダッシュ割れはなさそうです、出品票によれば運転席シートに破れあるらしいですがあって当たり前!ここまで綺麗ならば文句言っちゃいかんですヨwww

LC10Ⅱから一転した柔和なイメージ、ガラスハッチをフロンテ初採用し利便性もUPしたRrビューも綺麗!希少小板88ナンバーがイイ!


カクカクが好きなワタクシ、個人的にはLC20~SS20は大の苦手、やはり先代のスパッとしたイケイケスタイルが好きだったんでこれにFMCした時は子供心に大いに嘆いたモノでした、商用にフロンテハッチというのがラインアップされたましたが何とそっちは荷室を活かすためにフロンテのRR方式から一転してFR、このためスタイルはLC20の面影はあるもロングノーズとなり幾分角張っていたのでワタクシはハッチの方がササりましたネ、当時小学校低学年、その頃にセダン版フロンテではなく商用バンに心惹かれた変なガキでした(笑)

アルト前夜のフロンテ商用=フロンテハッチ


未再生で長年車庫保管でしょうかね?艶は消えてますが大傷や凹もなくイイ状態、珍度は物凄いのでこれで走ったら皆振り向くでしょう、子熊みたいな可愛らしさは子供ウケもいいかも(^^)


出品地は北、落札は無事なされますがこれだけ珍しくてもやはり人気ないですから値段はまぁまぁ、ワタシでも買える程低額落札…
しかしこれもビシッと整備してよりお化粧直ししてやれば映えますよ、スズキマニアの方如何ですかい!?!?

(^^)/
Posted at 2018/06/12 20:59:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | スズキ | クルマ

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「”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第45弾!! http://cvw.jp/b/2682511/48584972/
何シテル?   08/06 15:57
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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