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2019年01月22日 イイね!

珍車PART805

珍車PART805そろそろバイクやりたいんですが4輪も続々とネタ仕入れ中なので暫くクルマで行こう!って感じですかねw 

今回のお題車、往時は結構な人気で数多く見かけた40XXでしたが次世代の60系XX、そしてその次となる70スープラがより高い人気でしたんで40XXはこれらの代替えでほぼ下取りされその頃にはすっかり時代遅れ感だけが目立つ単なる型遅れの扱い、再販もせいぜい1度か2度位って感じで90年代にはこれもすっかり見かけなくなっておりました…

⇒『1978年(昭和53年)初代MA45型セリカXX2000G』!!

現在復活が秒読みになってきているスープラのご先祖様がセリカXX、セリカとしては2代目(A40/50系77~81年)の時代に主に北米ディーラーからフェアレディZに対抗できるセリカを!の要望からデビューしたモデル、初代A20/30セリカがカリーナとシャシ共有する4気筒専用モデルだったところ輸出先の米国でも人気を博しましたがあちらでは6気筒のフェアレディZがそれを大きく上回る人気、“打倒Z”の期待を込めてデビューしたのが6気筒版セリカ=XXでした!

XX登場前夜である74~77年頃っていうのはOILショックから始まり暴走族問題、そして排ガス対策とクルマ界にとって冬の時代、その大きく括って3点に引っ掛かるスポーツモデルというカテゴリーがまるで社会悪のように言われOILショック前夜はあれほど賑わせたスポーツモデル/スポーツクーペ(HT含む)が次々と消えてしいました。

その中でもフェアレディZは中身は排ガス対策で牙抜かれまくりながら取り合えず見てくれだけでも?スポーツカー(クーペ)の様相を維持、アメリカも似たような状況の中、同じようにマスキー法=排ガス規制を潜り抜けた日本のZがそのまま輸出され”Zカー”の愛称で大人気を維持しておりそんなZのこのカテゴリー一人勝ち?に待ったをかけるべく登場したXX、40セリカの鼻を延ばしマークⅡやクラウンのストレート6 M型エンジンを搭載、セリカ初の3ナンバーモデルとなる2600cc(4M-EU SOHC 140ps)もラインナップされZの2800cには及ばないもののアメリカの広いハイウェイ、広大な土地にトルク/psでも対応したのが特徴、日本では旧税制時代のため3ナンバーは極少数の富裕層向け、普及したのは5ナンバー2L M-EU125psの方である事は勿論ですが国内では2600、当時2ドアスペシャリティのイメージリーダー的存在として注目度は高かったです!
尚、アメリカでは”XX”は卑猥を意味するため『スープラ(セリカ・スープラ)』として輸出されており86年の70系で初めて国内でスープラを名乗りますがそれ以前、8年も早くこの名は採用されていた訳です。

Zにしても当時はグランドツーリング的存在、マツダがサバンナRX-7を内外でぶつけジャパニーズスポーツの座を奪いにかかり性能的にはZ(200Z)を上回るもまだまだ日本もアメリカも石油事情が芳しくない時代、REはやはり嫌う層も多く内外で好評ではあるも売れ行きはZを凌駕するまではいかなかったのが実上、トヨタは当時としてはDOHC等ハイパワーエンジンは4気筒の18R-GEUが2L最高峰、Zに対抗するには直6が必要という事で対RX-7やスカイラインには従来通り4気筒セリカの2000GTで対応、XXはZ、国内ではコスモや117クーペも被せた高級パーソナルクーペで訴求しました。

後のソアラの前身的存在だったMA45セリカXX!


従来の40型セリカLBに三菱ギャランΛにより流行りとなる角目4灯をOFFセット気味に配しそこにトヨタ2000GT風のT字グリル纏い大型のウレタンバンパーで締める精悍な顔付き、スラッと延びた鼻先はスマートでしたねー、内装も超豪華で40となってから人気を落とした4気筒版セリカがイマイチの中、XXは素直にカッコ良かった!
40セリカでは猫背のようにボテッとしたスタイリング(LBの場合、ノッチバックのクーペもあり)に思えたシルエットもロングノーズににより見違えるようなスタイリッシュを表現、現代目線ですとやたら細長く幅が足りないアンバランスな出で立ちに思えるかもしれませんが当時はスカイランGT系もサメブル、ブルG6(意味不明のG4ってのもありましたが)も併せてコレが良かったんす、ハイ。

まっ、これも乗るとTTC=排ガス対策の初期ですんで2600ならまだしも2000のM型は最悪、息つくしトルクはないしMTなら何とか辛抱してもATだともうジレッたい程回らず・加速せずで見かけた倒し、尤もより重量のあるマークⅡ(MX30/40)、クラウン(MS100)の2000も同じエンジン、これらに較べたらマシながらセリカ2000GTと較べると高級車に振るので足も柔くて頼りない、しかしATではクラウンと共に日本初の4ATを搭載、この分野での評価、実力は完全にZを上回りイージードライブ派には高い支持を受けました!

尚余談ですがこの4ATの開発→発売こそがこの後のトヨタと日産のシュア率が離れる要因となっていたのは事実、実際マークⅡやクラウンの4ATと較べセドグロやスカイライン、ローレルが当時まだ3ATでしたので燃費は3割以上違っていた訳ですから日産のこの頃の出遅れ、取り返し付きませんでしたね…。

2600はトルクフルでさすが3ナンバー!決して速くはないながらもストレスない走りができたのを記憶しています、80年からは5M-EUの2800になり同時に後軸が独立懸架に進化、ようやくスカイラインや
Zの4IRSに追いつく訳ですが翌81年に60XXにFMCしますんでこの後期(MA55)は1年足らずの販売でそれこそ残存はいるのか?って気がします。

XXは勿論4気筒セリカ同様ですが着座は低くセリカらしい?イメージ、潜り込むような感じで乗り込み地を這うは大袈裟でも目線も低くストレッチアーム気味のドラポジに嫌でもなる、4気筒と違うのは鼻が長いのでフェンダーミラーに写る後方が遠くなりやたら小さく見える、これは当時の6気筒車全般に言える事ですが80年代の6気筒車はミラーも大きくなり見やすくなりますが70年代のモノって4気筒のミラーをそのまま使ってたんで非常に見にくいんですよ、あの頃フェンミに慣れていてもそうだったから恐らく今の感覚しか知らんヒトは”見えない”と呟くと思いますw

さて現車、よくぞ残っていましたよね~、前述の通り60XXが高人気だった点、40は排ガス対策の初期でメーカー自体がその存在を早めに消したかった事もあり往時はお高いクルマながらかなり街にも走っていたのですが90年代に入る頃にはすっかり見かけなくなっていた感じで。なので現生に存在するのはかなり希少、同時期のスカイラインやZ(ジャパンやS130)は絶版旧車として比較的残っているしプレミア付くも40XXはすっかり忘れられている感さえありますナ。

ノークレーム現車コーナーのため評価はなし、エンジンは回るようなので実働の様子ながらブレーキがNGなので部品ないと車検すら受けれませんね~orz…


内外の状態は画像の限りそうは悪くない感じ?外装はD、内装はC位付いてもいいんではないかと…
距離は♯付き=走行不明です、5桁メーターですしね。

シート切れやダッシュに見える範囲に痛みもなくワインカラーの色褪せも酷くはなし、清掃すればCレベルは維持!?


80年代後半に訪れるハイソカーブームでお約束となるワインカラーの内装、78年のXXで既に採用されていますがこのケバケバしいのを最初に採用したのはワタシの記憶が正しければ75年のコスモ・LTD、コスモもXXもこの色、当時毒々しくやり過ぎだろ!!と思ったモノですが後にあんなブームになろとはねぇ(*_*;
ブームの頃でもこ のワインカラーの内装は苦手で自分が選ぶ時は落ち着いたグレーやブラウン系を選んでいたのを思い出しますわ。

外装はクタビレ感、劣化も見受けられるも一度位ペイントやっているでしょう、40年超えには思えないレベルを維持!フルノーマルってのも希少度高いです!



もう死に絶えたかと思っていた40XX、出品は九州、落札額はやはり日産勢のような驚愕価格ではありませんがそれでも20万円台後半で落ち手を入れ(特にブレーキ系統が厄介?パッドだけならいいですがw)整備し実働で乗れるようにするにはかなりの金額を要す感じで商品として並ぶ時には三桁に近い額にはなるでしょう、次期60のようにリトラもツインカムもターボもなくただ6気筒ってだけが売りの40XXですがレア度は60の比じゃないしイベント等ではやたらいる60に対し大ウケなのは間違いなし!トヨタマニアXXマニアの方、如何ですか(笑)

(^^)/
Posted at 2019/01/22 02:00:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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「大化けした往年のNICE MODEL VOL.3~日産C10-R32スカイライン4気筒編~ http://cvw.jp/b/2682511/47678835/
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