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2019年02月12日 イイね!

珍車PART812

珍車PART812長い事業者オークション出品から珍車取り上げてきてますがもしかしたらコレは初めてかもしんない…!?

ワタシの生息地、神奈川県が産んだ名車、このため地域性もありますがこのクルマ、旧い割にはよく見かけるしあんまり珍車とか旧車ってイメージ、ワタシにはないんですよねー、いや、間違いなくもう製廃から40年近く経過してるし絶版車には間違いないのですが現役時代からの高評価が幸いして解体率がかなり低く残存も結構あるとの事で満更“珍しくない”っていう感覚、間違いではないかとも思われます。

⇒『昭和51年(1976)PA95型117クーペ1800XC』!!

出品車、この中期型=117は大きく分けて3タイプが存在、デビューの1968~1973年の前期(ハンドメイド)、1973~1977年の中期(丸目4灯)1977~1981年(角目4灯)の後期となる訳ですが現在比較的目にし残存が多いのは圧倒的に後期角4モデル、一番新しい?ってのもあるけど前期がハンドメイドで一部富裕層のみが手にできる高級クーペ、中期で量産化し廉価モデルを含む広くラインナップするもそれでも高級グレードは当時としては高額のクラウン、セドリック並みの200万に手が届くという事から前期に較べれば普及はするもやはりそうやたらに生息するってレベルではなかった、なので現存する中期はかなりレア度は高いと思われますしワタシも業オク発見はお初かも!?!?

しかし後期になるとユーザーの所得も上がり幅広く普及版グレードも充実、ハンドメイド時代に憧れたマニアも手にできるようなラインナップとなり一番世に出たのが後期型、現在でも愛好家の多くはこの後期ではないでしょうか…。

ハンドメイド時代の117、庶民の手にはどうあがいても届かなかった夢の高級クーペ


77年~の117クーペ最終型、量産化低価格化により広く生息


68年、当時稀代の不人気車だったフローリアンをベースにJアローの美しいデザインを着た117クーペ、そのデザインの評価は半世紀を経過した現在でも継続、傑作国産車の一つに数えられる程の名車となっているのはご存じの通り、「デザインの美しいクルマは?」の答えとして日本ではコンテッサクーペとこの117は必ず挙げられる程です。
117は弱小メーカーの性で13年に渡りFMCが行われなかったにも関わらず最後まで、いや、後続ピアッツァがデビュー後も飽きられるどころか再登板の声が続くほどでなかなかこんなクルマは他にはなかったです、いつまでも色褪せない魅力がありますね~!

出品車はそんな117中期型の最も普及したXCグレード、この下にXT(最廉価)、上にXC-J(76年追加)<XG<XEというラインアップ、TOP2は当時では貴重なDOHC搭載モデルで往年の117を彷彿させる高価格帯でしたがXC-J以下はライバル他車(セリカ、スカイライン、ギャランΛ、コスモ等)と並ぶ価格で一般訴求、クルマがクルマだけに最廉価XTはあまり見かけず必要な装備がほぼ満足できるXCが一番の売れ線、排ガス対策以前はツインキャブでそこそこのスポーツ度を持ちXTとは一線を画していましたがこの出品車はI・CASと呼ばれるいすゞ排ガス適合モデル(51年規制)になるのでXTと同じG180型SOHCシングルキャブエンジン搭載車となります。

走行不明でR点内外評価はD,Cとなりますが最早そういった評価は関係ないレベルの出品車!


ワタクシ個人的にはこの中期型が一番の好み、後期の似合わない角目4灯は論外ですしハンドメイド時代のモノはFrのターンシグナルがバンパー上ってのがやたら古臭く見えるしテールのデザインもベースのフローリアンと大差なくイマイチ、インパネなんかは後期型が現代的で良かったのですがね、何せ前中期は各S/Wがノブ式(後期はマルチユースレバー=ライトワイパーの集中型)でしたし空調もエアミックスではなくクーラーしか付かないという6~70年代丸出しでしたし…

D評価の内装、ダッシュに割れ補修があるようでこの評価ながらシートや内張は充分にまだ綺麗!


ズラリと並ぶ7連メーターのコクピットは値段の割に前中期は素っ気なかったながらそのドラポジはストレッチアームでシフトが直立気味に出ており手首のスナップでシフトチェンジを行うのがスペシャリティ感満載!ただ、設計年度が古いので仕方ないですが80年代になってもステッキ式のサイドブレーキってのだけはヤレんでしたが(^^;)

いすゞのクルマに共通しますがこの117ってのも見かけによらず走るとちっともエレガントではない、エンジンは結構ガサツだしワタシはI・CASのG180W(DOHC)しかドライブ経験ありませんがベレットGT-Rのそれを知ってましたんであのワイルドなエンジンがこの美しいクーペに!!と思うとある意味そのギャップに味わってみたかったと思います、I・CASモデルはトヨタ同様に牙抜かれてました。

Rrはリーフだしハンドルは旧式ボールナット、所謂ゴム捩じりってヤツですが昔はこれでも高級パーソナルクーペ、当時でもその乗り味は外観とは裏腹の荒々しさを残すモノだったと記憶しています。

年式としては高評価のCが付く外装、この世代の117にブラックはないのでALLペン車ですが綺麗に保たれています!


グリルのメッキ化は非オリジナル、これ以外はホール含め(黒塗りは非オリジナル)ノーマルの様子!


出品は九州、落札は117とすれば安いかな?てか117は残存があるのでハンドメイドモデルを除いてそうバカみたいな金額にはなっておらず定番旧車のように新車時の2倍3倍それ以上なんて事はまずありません、現車も三桁にも乗らずですが角目に較べたらかなりそれでもレア度はあるので117好きにはタマらない逸品だと思います(^^)/
Posted at 2019/02/12 02:53:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | いすゞ | クルマ

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